2月号 - 杏林大学

2 月号
平成 28 年
No.420
学園への引き渡しが行われた井の頭キャンパス。教室、実習室などへの備品搬入が始まり4月の開校に向け引っ越し作業が本格化(2月中旬撮影)
●新年互礼会・永年勤続表彰者
2
●井の頭キャンパスが
○三鷹だより
● 第 一 内 科 学 教 室 乾 俊 哉 大 学 院 生 が 第 20 回 ア ジ ア 太 平 洋
施工会社から本学園へ引き渡される
3
呼 吸 器 学 会 学 術 講 演 会 で Travel Award を 受 賞
7
● 2016 年 度 一 般 入 試 が ス タ ー ト
3
●女医復職支援講演会を開催
7
● 27 年 度 COC 事 業 を め ぐ り
●国立台湾大学医学部付属病院
羽村市等連携 3 市と意見交換
4
●最終講義 4
雲林分院の看護師と検査技師が当院で研修
医学部小児外科学教授 韮澤融司
○文化・スポーツ
● 平 成 28 年 春 の 火 災 予 防 運 動
総合政策学部教授 阿久澤利明
佐 々 木 宰 さ ん、 山 川 佳 高 さ ん
○教職員紹介(33)
● 定年にあたって 患 者 サ ー ビ ス 室 課 長 上 野 文 英
5
○八王子だより
●関東国際高等学校との高大連携協定に調印
● 平 成 27 年 度 外 国 語 学 部 熊 谷 奨 学 金 伝 達 式
・井の頭キャンパス建設募金 寄付者芳名 ・各種助成金
6
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・学園関係著作物の紹介 ・寄付金寄付申込者芳名
・教職員メディア情報
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10
新年互礼会・永年勤続者表彰が行われました
うことに批判が出るのであれば、私はあえてそれを受
けようと思います。大学は社会の外にある特別な組織
ではありません。大学は社会の中にあり、社会の厳し
さを直に受ける企業(機関)の一つです。社会が変化
するとそれに伴う新しい分野の人材が必要になりま
す。本学はその社会の変化に伴って必要となる人材を
育成していくのが目的であり、その目的を実行するた
めに移転します。そしてこの目的を遂行するためには
2016 年の新年互礼会が 1 月 4 日(月)夕、三鷹キャ
学園の財政基盤を確実なものにしていく必要がありま
ン パ ス・ 講 義 棟 1 階 食 堂「ア プ リ コ ッ ト」 で 行 わ れ、
す」と新キャンパス開設に伴う考えを述べ、職員に協
松田博青理事長と跡見 裕学長は井の頭キャンパス開
力を呼びかけました。
設にあたり、杏林大学の新たな歴史づくりに向けての
次 い で、 跡 見 学 長 は、2016 年 は 杏 林 学 園 に と っ て
考えを表明しました。
大きな節目の年となること、 三鷹市の市報 " 広報みた
互 礼 会 に 先 立 ち、 永 年 勤 続 者 表 彰 と し て、40 年 表
か " の新年号に井の頭キャンパスの写真が大きく取り
彰 2 名、30 年 表 彰 14 名、20 年 表 彰 27 名 の 合 計 43
上 げ ら れ た こ と に 触 れ、「三 鷹 市 は 井 の 頭 キ ャ ン パ ス
名の表彰が行われ、松田理事長から一人ひとりに表彰
の開設に大きな期待を寄せており、我々はそれに応え
状と記念品が手渡されました。
て い か な け れ ば な り ま せ ん。 本 学 は 文 科 省 か ら『 地
互礼会で松田理事長ははじめに、 年末年始(12/28
(知) の 拠 点 整 備 事 業』 に 採 択 さ れ て ま す の で、 三 鷹
~ 1/4 朝 ) の 病 院 の 外 来 患 者 数(1,518 名、 昨 年 比
市とともにどのように発展していくかなどを考えてい
937 名 減 )・ 入 院 患 者 数(108 名、 昨 年 比 56 名 減 )・
るところです。これから引越しが始まり大変な時期に
救急車受入れ台数(142 台、昨年比 5 台増)を報告し
なりますが、教職員一同力を合わせてこれらをクリア
ながら、長期休日のさ中に勤務にあたった職員へ労い
していきましょう」と呼びかけました。
の言葉を述べました。
この後、跡見学長の音頭で一同乾杯を行った後、賀
続く新年の挨拶で松田理事長は、井の頭キャンパス
詞交換会に入り、教職員そろって和やかなひと時を過
は 1 月 15 日 に 竣 工 し、3 月 12 日 に 落 成 式 を 行 う こ
ごしました。この様子はテレビ会議システムを介して
と を 報 告 し た 上 で、「日 本 で 少 子 化 が 続 く 中 で、 あ え
八王子キャンパスにも中継されました。
て新しいキャンパスを建設するという大きな投資を行
永年勤続者表彰
◆勤続 40 年
氏 名
斉藤 宏美
関 恒一
2 KYORIN GAKUEN
※敬称略
14 名 ◆勤続 20 年 2 名 ◆勤続 30 年
27 名
所 属
氏 名
所 属
氏 名
所 属
医学部
浅野 紀子 臨床検査部
阿部 淑子
医学部
総務部付
浅間 泉 臨床試験管理室
石井 礼奈 3 -7病棟
市川 浩三
放射線部
大河戸光章
保健学部
大島かずみ
医学部
大森こずえ 腎・透析センター
加藤 英世
保健学部
小倉 航 臨床検査部
小林 博子
保健学部
小山内華代 看護部 外来
小山登志美 看護部 外来
加藤千代美 看護部 外来
佐藤 英樹 臨床検査部
加藤 知子 医事課(入退院)
繁田佳緒理 臨床検査部
川上俊一郎 臨床工学室
首藤 淳
放射線部
北原るり子 医療安全推進室
武内 啓誌
放射線部
久保麻喜子
保健学部
春木真由美
内視鏡室
今野 里美 看護部 外来
松山 真理 臨床検査部
佐藤 恵理 看護部 外来
森 美穂子 看護部 外来
杉山 政則
医学部
髙𣘺 由典 臨床工学室
田上麻里子 医事課(外来)
中野 貴仁 医療安全管理部
中村 香織 S-ICU/S-HCU 病棟
並木 明子 看護部 外来
庭山 由香
看護部
羽鳥 志穂 3-6病棟
堀 哲朗 臨床工学室
松川 恵美 病院事務部
森 俊幸
医学部
山田 慎
医学部
山村 素子 3-8病棟
容 明代 1-3病棟
井の頭キャンパスが施工会社から本学園へ引き渡される
庶務課、大学事務部、総務課、経理課、井の頭キャン
パス開設準備室の職員が出席し、株式会社松田平田設
計 軍司 均主席設計長、株式会社竹中工務店 大内 裕作
業所長から建設工事が無事完成した旨の報告を受けま
した。これに対し経理部荒木利直部長は、建設に携わっ
た 方 々 へ の 謝 辞 と 共 に、「 本 学 園 は 創 立 50 周 年 を 迎
えるにあたり、新キャンパスを開設するという大きな
決断をしました。このキャンパスをこれからしっかり
管 理、 維 持 し て い き ま す」 と 述 べ ま し た。 こ の あ と、
2014 年 6 月 5 日の着工以来 1 年半にわたって建設
担当部署に分かれ、保守用図書引渡確認書の内容確認
工事が続いていた井の頭キャンパスは、1 月 15 日(金)
と 各 棟 の 教 室 等 施 設 の 鍵 合 わ せ が 行 わ れ、 マ ス タ ー
に竣工を迎え、設計会社・施工会社から本学園への引
キー等が引き渡されました。
き渡し手続きが行われました。
井 の 頭 キ ャ ン パ ス で は、3 月 12 日(土) に 落 成 式
この日、井の頭キャンパス医学部・共用棟で行われ
が行われ、関係者による神事のあと、外部の人達を招
た引き渡しでは、本学から施設課、八王子キャンパス
いて、内覧と祝賀会が行われることになっています。
杏林大学一般入試がスタート
2 月 1 日~ 3 日に実施した東京ドームプリズムホールでの保健学部一般入試のようす
杏 林 大 学 の 学 部 一 般 入 試 の ト ッ プ を 切 っ て 1 月 22
て 92 名 で、 こ れ に 対 し て 2,649 名 が 約 29 倍 の 難 関
日 ( 金 )、医学部の 1 次試験が行われました。
に挑みました。
週初めに降った大雪の残雪も消え、この日は真っ青
他の学部では、総合政策学部と外国語学部の一般入
な青空が広がる好天に恵まれ、交通機関の乱れもなかっ
試 A 日 程 が 25 日 と 26 日 に 行 わ れ、 保 健 学 部 の 一 般
たため、試験は予定通り午前 10 時から始まりました。
入 試 が 2 月 1 日、2 日、3 日 の 日 程 で 行 わ れ ま し た。
今 年 度 の 1 次 試 験 は 五 反 田 の TOC ビ ル の 一 会 場 の
総合政策学部と外国語学部についてはそのあと B 日
み で 行 わ れ、 試 験 開 始 の 1 時 間 半 前 か ら 受 験 生 が 白
程の入試が 2 月 7 日に行われ、C 日程の入試が 3 月 6
い息を吐きながら次々と訪れました。
日に行われます。
今年度の医学部一般入試の募集人員は地域枠を含め
KYORIN GAKUEN
3
本学の 27 年度 COC 事業をめぐり羽村市等連携 3 市と意見交換
力を失っているのではないかという不安が広がってい
る中で杏林大学の存在は大きく、本日のフォーラムで
CCRC 事業が多様に広がっていることを実感した」 と
述べるとともに、
「 地域住民を対象にした本事業の『生
きがいづくりコーディネーター制度』については、市
として参加した方々が活躍できる場を提供しないとい
杏林大学の 27 年度の COC 事業を報告し、羽村市な
けない」と語り、受け皿を検討する考えがあることを
ど連携 3 市との間で今後の活動の在り方などについ
示唆しました。
て意 見 交 換 す る 第 3 回杏林 CCRC ラウンドテー ブ ル・
また、 フォーラム終了後の杏林 CCRC ラウンドテー
第 4 回 CCRC フ ォ ー ラ ム が 2 月 13 日( 土 )、 関 係 者
ブルⅡ部ではそれぞれの実務担当者が一堂に会し、具
約 40 名が参加して羽村市生涯学習センター「ゆとろ
体的な活動事例をもとに事業の発展に向けて意見が交
ぎ」で開かれました。
わされました。この中で、大学側から自治体に対して、
こ の う ち 第 4 回 杏 林 大 学・ 地( 知 ) の 拠 点 整 備 事
協働による各活動のブラッシュアップとともに「学生
業 CCRC フ ォ ー ラ ム で は、「 大 学 全 体 お よ び 教 育 の 地
の地域活動への参加は社会からの学びとなって反映さ
域 志 向 化 」「 研 究 」「 社 会 貢 献 」 の 3 つ の 観 点 か ら、
せなければいけないので、学生を育てるという視点で
地域交流推進室長の古本泰之外国語学部准教授、杏林
協力をお願いしたい」と要請しました。これに対し自
CCRC 研 究 所 所 長 の 蒲生忍保健学部教授、 地域交 流 推
治体側からは各市の事業への本学の協力を求めると
進 室 副 室 長 の 石 井 博 之 保 健 学 部 准 教 授 が そ れ ぞ れ 27
も に、「学 生 に と り 活 動 参 加 が 真 に 糧 と な ら な け れ ば
年度の活動実績などを報告しました。
いけない。地域で揉まれて社会に出ることが必要であ
これらの活動に対して 3 市の市長らから意見が述
り、大学にとっても自治体にとっても良い関係を続け
べられ、このうち三鷹市の清原慶子市長は「地域が活
ていきたい」などと応じていました。
最終講義
医学部小児外科学 韮澤融司教授
本年 3 月で退職される医
性に関する研究、遺伝子異常に関する研究などについ
学部小児外科学教室 韮澤融
て解説しました。韮澤教授はこの研究のさ中に大病を
司教授の最終講義が 1 月 5
患 わ れ た こ と に 触 れ、「命 が 救 わ れ た こ と に 感 謝 す る
日午後、大学院講堂で行われ
反面、志半ばになってしまって悔いが残る」と述べ講
ました。
義を終えられました。
韮 澤 教 授 は 1986 年 に 杏 林
講 義 の あ と、 韮 澤 教 授 の 日 ご ろ の 指 導 に 感 謝 し て、
大 学 に 赴 任 さ れ、30 年 間 に
小児科、麻酔科、外科、小児病棟スタッフ、小児外科
わ た り 杏 林 大 学 で 診 療、 教
の OB の先生方など多くの関係者から次々と花束が贈
育、研究に携わってこられました。赴任前から継続し
られました。
て Hirschsprung 病( * ) に つ い て 研 究 を 行 っ て き た
小児外科学教室は昨年、 教室開設 20 周年という記
ことから最終講義のテーマは「Hirschsprung 病ととも
念すべき年を迎えましたが、これも韮澤先生の杏林大
に」と題して行われました。
学での 30 年という長きにわたる多大なる貢献の賜物
こ の 中 で 韮 澤 教 授 は、 最 終 講 義 に 集 ま っ た 医 学
と思っております。今後も先生の指導を守りながら教
部 4 年 生 を 前 に、 ま ず 大 学 の 使 命 は 教 育、 研 究、 診
室員一同努力していきたいと思います。
療 で あ る と 説 い た 上 で、 ご 自 身 の 研 究 テ ー マ で あ る
(医学部小児外科学教室助教 渡邉佳子)
Hirschsprung 病の検査や診断、研究の歴史などについ
てわかりやすく説明しました。講義の後半では、先生
ご自 身 が 行 っ て き た研究について述べ、Hirschsprung
病 無 神 経 節 腸 管 に お け る catecholamine 、 そ の レ セ プ
ターならびに神経支配に関する研究、細胞質と酵素活
4 KYORIN GAKUEN
* Hirschsprung 病
腸 管 壁 の 粘 膜 下 神 経 叢 (Meisner’ s plexus) と 筋 層 間 神 経 叢
(Auerbach’ s plexus) の 中 の 神 経 節 細 胞 が 先 天 的 に 欠 損 し 正
常 な 腸 の 蠕 動 運 動 が な い た め に 腸 閉 塞 症 状 を 示 す 病 気。 出 生
5,000 人に 1 人の頻度とされている。
総合政策学部 阿久澤利明教授
とされていたこともあって、阿久澤教授が受け継いだ
ものです。
阿久澤教授は、民法財産法の分野が専門で、特に団
体 法、 法 人 論、 中 で も 権 利 能 力 な き 社 団 に 関 し て は、
我が国の第一人者として知られています。総合政策学
部及び大学院国際協力研究科では、民法総論、物権法
を長く担当されました。
本年 3 月を以て定年退職を迎える阿久澤利明教授
最終講義は、大学・大学院時代の思い出話から始ま
の最終講義が 1 月 15 日行われました。
り、ケルン大学のハナウ教授も含めて恩師への思いを
阿久澤教授は、総合政策学部の名称変更前の社会科
語りました。そして、ひたむきに進めてきた団体法の
学部が創設された昭和 59 年 4 月に杏林大学に奉職し
研究についての話、さらには労働法分野全般にわたる
て以来、長く学園・学部の発展に貢献されました。
話をされました。
『労 働 法』 の 後 期 最 後 の 講 義 が、 阿 久 澤 教 授 の 最 終
今後は、自宅のある高崎で晴耕雨読の落ち着いた研
講 義 と な り ま し た。『労 働 法』 は 学 部 創 設 時、 阿 久 澤
究 生 活 を 始 め る と 語 ら れ ま し た。 我 々 後 輩 ス タ ッ フ
教授のお父様である阿久澤亀夫先生が担当されていた
も、今後折に触れて指導いただけることを期待してお
科目で、亀夫先生が急逝された後、労働法も研究対象
ります。 (総合政策学部教授 橋本雄太郎)
定年にあたって
平成 28 年 2 月末日をもちまして定年を迎えられた、患者サービス室 上野文英課長より学園での生活を振り返
られての感想などをお寄せいただきましたので、ご紹介します。
永年にわたり学園の発展に寄与していただきありがとうございました。
前患者サービス室課長 上野 文英
昭 和 51 年 4 月、 杏 林 大 学 医
いう実情とよく似ていたためです。
学 部 庶 務 課 に 奉 職 し て 39 年
定年目前にして、職務や部活を通じて経験した事が
11 ヵ 月、 月 並 み な 表 現 で す が
活かされ、患者サービス室において病院内の苦情やク
光陰矢の如くして定年を迎える
レーム対応へ冷静に対処するまでになりました。幾つ
に あ た り、 初 代 理 事 長 松 田 進
か印象に残る事柄を列挙いたしますと、医事課にいた
勇 先 生、 現 理 事 長 松 田 博 青 先
昭 和 54 年 6 月 は「医 事 会 計 の 電 算 化」 の 始 ま り で し
生をはじめ、ご指導いただいた
た。その当時慣れないコンピューター入力で半年近く
教職員の皆様、同僚の皆様にこ
は夜遅くまで業務をしました。就職室では社会科学部
の場を借りて厚く御礼申し上げます。
1 期生のために約 2,000 社の求人票と会社案内を取り
去 る 平 成 27 年 12 月 6 日、 私 が ク ラ ブ 活 動 を 創 設
寄せ資料作りをしました。教務課へ異動した時は、「大
して以来 38 年を迎える杏林大学少林寺拳法部の OB・
学院国際協力研究科の設置認可及び教職課程の設置承
現 役 生 の 有 志 が 一 堂 に 会 し、「監 督 勇 退 式」 を 催 し て
認」のための申請書類作成に苦慮しました。社会科学
くれました。この勇退式は、私の人生にとって大きな
部の一般入試で 2,000 名以上の受験願書の受付処理を
「サ プ ラ イ ズ」 で あ り ま し た が、 そ の 式 の 中、 祝 辞 と
こなしたことさえ精一杯でしたが、今では良い思い出
して恩師や教え子が語ってくれた「上野監督は、弟子
です。各部署に順応出来たことは、私の大きな誇りで
に恵まれ育てられた」との一言が深く心に響き、印象
すが、周囲のご理解とご協力あってこそのものです。
に残りました。それは本学入職以降、社会科学部就職
最後に、理事長をはじめ教職員の皆様方へ厚く感謝
室、社会科学部教務課、学生課、用度・管財課、医事
申し上げますと共に、杏林大学の益々の発展を期待致
課、 患者サービス室など、 計 11 ヵ所の部署を担当し
し ま す。 ま た、38 年 に 渡 り 指 導 し た 少 林 寺 拳 法 部 の
た中で「良き上司、良き部下に恵まれ育てられた」と
卒業生共々その一旦に寄与できれば幸いです。
KYORIN GAKUEN
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八王子だより
関東国際高等学校との高大連携協定に調印
協定書にサインし、今後も連携を深めていくことを確
認しました。
関東国際高等学校は、世界に通用する外国語教育を
その教育の大きな柱に掲げ、英語はもちろん、中国語、
ロシア語、韓国語といった近隣諸国の言語を学ぶこと
で、グローバルな時代を牽引する人材育成を行ってい
ます。 同校は杏林 AP ラウンドテーブルの場にも出席
していただいておりますが、この度本学に対して中国
語の接続教育等の要望が出され、更なる連携を目指し
協定書を交わす藤倉校長と跡見学長
て協定締結に至ったものです。
杏 林 大 学 と 関 東 国 際 高 等 学 校(東 京 都 渋 谷 区) は、
協定により本学と関東国際高等学校は、以下の活動
1 月 15 日(金)、高大連携の協定書に調印をしました。
に取り組んでいきます。
本学三鷹キャンパス本部棟 11 階貴賓室で行われた
(1)大学の授業科目への特別聴講生の受け入れ
調印式には、関東国際高等学校から藤倉秀測校長、黒
(2)大学の各種公開講座への聴講生の受け入れ
澤眞爾副校長、石島智則外国語科学科長が、杏林大学
(3)大学教員による高校への出張講義
か ら は 跡 見 裕 学 長、 ポ ー ル・ ス ノ ー ド ン 副 学 長、 坂
(4)教育についての情報交換及び交流
本ロビン外国語学部長、稲垣大輔高大接続推進室長が
(5)その他、双方が協議し同意した事項
(地域交流課〈高大接続推進担当〉)
出席し、それぞれの代表として藤倉校長、跡見学長が
平成 27 年度 外国語学部熊谷奨学金伝達式
の パ イ オ ニ ア で も あ り、 杏 林 大 学 を 代 表 す る 先 生 で
した。 採用されたあなた方も、 それぞれの留学先で 1
年 間 過 ご す こ と で、 必 ず 結 果 が 出 せ る と 信 じ て い ま
す。私たちはあなた方を応援しています」と激励しま
した。
稲垣大輔教務部長は「語学は一朝一夕で身につくも
のではありません。自分自身が力をつければ、留学先
での経験はより豊かなものになるので、より良いもの
外国語学部教員とともに。前列左から甲斐さん、渡辺さん
になるよう、準備をしておいてください。そして、留
学から帰って来てからも後輩へ引き継げるよう頑張っ
1 月 12 日 ( 火 )、 外 国 語 学 部 熊 谷 奨 学 金 ( 以 下「熊
てください」と期待を込めた言葉を送りました。
谷奨 学 金」) 授 与 式 が外国語学部長室にて行われ ま し
甲斐さんを推薦した宮首弘子准教授は「甲斐さんは
た。 本 年 度 は、 中 国 語 学 科 1 年 の 甲 斐 里 奈 さ ん と、
中国語学科からは2人目の熊谷奨学生となり、大変嬉
英 語 学 科 1 年 の 渡 辺 紗 由 さ ん の 2 名 に 決 定・ 給 付 さ
し く 思 い ま す。 ま た、 既 に 中 国 語 検 定 2 級 を 取 得 し
れることとなりました。
て い る の で、 留 学 を 通 し て、 更 な る 中 国 語 の レ ベ ル
熊谷奨学金は、熊谷文枝杏林大学名誉教授の寄付を
アップとともに英語も学び、杏林大学を代表する学生
原資に平成 20 年に設立され、 留学を希望する学生を
になってほしいと思います」と伝えました。
対象とした外国語学部独自の奨学金です。
渡辺さんを推薦した小林輝美講師は「海外留学の目
伝達式は、終始和やかな雰囲気の中で行われ、各教
標として、勉学だけではなく、多くの海外の友人を作
員から励ましの言葉が送られました。
り、視野を広げてほしいと思います」と助言しました。
坂本ロビン学部長は「熊谷先生は日本の女性研究者
6 KYORIN GAKUEN
(学生支援課)
三鷹だより
第一内科学教室 乾 俊哉大学院生が
第 20 回アジア太平洋呼吸器学会学術講演会 Travel Award を受賞
マレーシアのクアラル
を受賞しました。
ン プ ー ル で 昨 年 12 月 3
発表では、大気汚染の気管支喘息や慢性閉塞性肺疾
日から6日に開催され
患への影響をテーマとした臨床研究の病態メカニズム
た、 第 20 回 ア ジ ア 太 平
に関与する研究成果を報告しました。
洋呼吸器学会学術講演会
受 賞 し た 乾 医 師 は、「国 際 学 会 に て 栄 誉 あ る 賞 を い
で、 大 学 院 生 の 乾 俊 哉
ただき、大変光栄に思っております。ひとえに、滝澤
医 師 が「Influence of gene
始教授をはじめとした呼吸器内科スタッフの方々のご
polymorphism on biological
指 導 と ご 助 力 の 賜 物 で あ り、 深 く 感 謝 を 申 し 上 げ ま
markers in patients with
す。これからも本研究に積極的に取り組み、少しでも
asthma and COPD associated
社会に貢献できる研究成果が得られるよう努力してい
with air pollutants」 の 研 究
きたいと思います」と語っています。
発 表 を 行 い、Travel Award
(第一内科〈呼吸器内科〉)
女医復職支援講演会を開催
女医のワークライフマネージメント」 と題して行わ
れ、キャリアを維持するために、周囲の支援や自身の
ポジティブシンキングで乗り越えてきた体験を話され
ました。自身の心身ともに健康を維持すること、家族
や同僚とのコミュニケーションの大切さ、くよくよし
ないこと、両方の完璧をめざす必要がないことをこつ
と し て あ げ ら れ ま し た。 参 加 者 か ら は、「宮 川 先 生 の
女医復職支援講演会が 1 月 29 日(金)17 時 30 分
ライフスタイルがこれからの女医のロールモデルにな
から当院外来棟 10 階第 1 会議室で開催されました。
り、 参 考 に な っ た 」「 子 育 て し て い る 時 は も ち ろ ん、
今回の講演会は、女医復職支援委員会と男女共同参
健康が重要であることは再認識できた」などの意見も
画推進室の共催で行われ、講師に法政大学人間環境学
出され、講演会は幕を閉じました。
部の宮川路子先生をお招きしました。講演は「子育て
(女医復職支援委員会委員長 副島京子)
卒業式・学位記授与式および入学式日程のお知らせ
【平成 28 年 3 月 卒業式・学位記授与式】
日時:平成 28 年 3 月 15 日(火)11 時開始
会場:八王子キャンパス
【平成 28 年 4 月 入学式】
日時:平成 28 年 4 月 10 日(日)11 時開始
会場:三鷹キャンパス
※どちらの会場にも駐車場はありません
平成 27 年 3 月卒業式のようす。
八王子キャンパスでの卒業式は今回が最後となります
KYORIN GAKUEN
7
国立台湾大学
雲林分院の看護師と検査技師が当院で研修
医学部付属病院
護師長の Yuwen Su 氏と臨床検査技師 Yu-han Yeh 氏は、
松田剛明副理事長等に迎えられ、研修場所の確認をし
ました。
研 修 で は Su 氏 は、 透 析 セ ン タ ー、 腎 臓 内 科 病 棟、
ICU 等を見学し、 ケアマネジメントをはじめ看護シス
テム等を学び、Yeh 氏は、 検体検査室や微生物検査室
で、検査室の感染管理や輸血管理、臨床検査の自動化
システム等について学びました。
研修終了前日に、岩下光利病院長から労いの言葉と
雲林分院からの感謝状と共に、右から齋藤副院長、CICU 小川雅代副師
長、Su 氏、Yeh 氏、高城靖志臨床検査部技師長、関口久美子副技師長
共に 2 人へ修了証書が授与され、 最終日の 1 月 28 日
に は、 研 修 者 2 人 か ら お 礼 の 言 葉 と 共 に、 同 病 院 雲
1 月 4 日(月) か ら 28 日(木) の 間、 国 立 台 湾 大
林分院長からの感謝状が当院を代表して齋藤副院長へ
学医学部付属病院 雲林分院の看護師と臨床検査技師
送られました。
各 1 名が当院で研修を行いました。
研修を終えて、Su 氏は、「看護師、 医師、 技師等医
同 病 院 と の 交 流 は、 同 病 院 林 明 燦 副 院 長 が 当 院 齋
療スタッフのチーム連携がしっかりしている点が印象
藤英昭副院長の教え子であることがきっかけで始ま
的 で し た 」 と 話 し、Yeh 氏 は、「 検 査 関 連 の 機 器 や シ
り、2010 年 に は 両 者 間 で 学 術 交 流・ 研 究・ そ の 他 の
ステムなど、初めて目にするものが多くあり、皆さん
活動に関する協定が締結されました。それを受け、今
に丁寧に教えていただきました。また、患者の検査結
回医療スタッフの研修受け入れが行われました。
果や診療情報の管理が素晴らしいと思いました」と感
昨 年 12 月 30 日( 水 ) に 来 日 し た 一 般 病 棟 統 括 看
想を述べていました。
年末年始診療記録
昨 年 12 月 28 日 午 後 4 時 30 分 か ら 本 年 1 月 4
(表Ⅰ)
日午前 9 時 00 分までの年末年始期間中に、けがや
患者数(人)
急病で 1・2 次救急外来に来院された患者数は 1,518
救急車台数
人、前回の同時期に比べて 937 人減となりました(表
3 次救急
Ⅰ)。診療科別患者数などは(表Ⅱ)のとおりです。
3 次救急患者数(人)
(病院庶務課)
(表Ⅱ)
診療科名
患者数(人)
診療科名
患者数(人)
8 KYORIN GAKUEN
ATT
430
皮膚科
122
内科系
124
形成外科
80
外科系
36
泌尿器科
55
精神科
1・2 次救急
27 年度
1,518
26 年度
2,455
142
137
24
38
31
36
※ 26 年 度 は 12 月 27 日 午 後 12 時 30 分 か ら 1 月 5 日 午 前 9 時
小児科
小児外科
脳神経外科 心臓血管外科
241
10
49
3
耳鼻咽喉科 産科婦人科
SCU
眼科
102
97
21
20
2
整形外科
126
合計
1,518
文化・スポーツ
「火災から尊い生命を守ろう」
平成 28 年
春の火災予防運動
1. 目的
防火防災に関する意識や防災行動力を高め、火災の発生を防ぎ、万一発生した場合にも被害を最小限にとどめ、
火災から尊い命と貴重な財産を守ることを目的に実施します。
2. 期間及び防火標語
平成 28 年 3 月 1 日(火)~ 3 月 7 日(月)〔7 日間〕
防火標語「無防備な 心に火災が かくれんぼ」「火の始末 油断しないで 最後まで」
3. 火災予防対策の推進
本学園は、病院、大学、看護専門学校、研究施設、事務施設等があり、巨大地震や火災等発生時には大きな被
害が予想されます。災害を未然に防止することや被害の軽減を図るため、次のとおり重点推進項目を定め、火
災予防対策を積極的に推進します。
火災予防対策の推進要領
重点推進項目
火災事例から学ぶ
実施時期
実施内容
(対象)
期間中 病院や学校施設の出火原因の上位は、「放火」「たばこ」「電気」が占めています。これ
(全部署) らに起因する 7 つの火災事例を各部署あてに事務連絡票により送付しますので、教訓
として活かし、自主防火点検、自衛消防訓練等に積極的に取り組み、火災予防対策を
自主防火点検
3 月中
推進しましょう。
①「自主点検票」※1 による点検
(全部署) 担当区域内(各部屋)の火元責任者は、自主点検票により自主点検を行い、防火防災
管理者に報告(提出)して下さい。
期間中、三鷹キャンパス全棟について、自主点検の実施状況を確認するため、
防火防災管理者、電気主任技術者等が巡回指導を実施します。
②「防火担当責任者・火元責任者(選任・解任)届出書」※2 の提出
防火担当責任者及び火元責任者に変更がある場合、所属責任者は、
「防火担当責任者・
火元責任者届出書」を防火防災管理者に提出して下さい。
③ロッカー、棚等の転倒・移動防止対策の実施
ロッカー、棚等の転倒・移動防止対策が未実施の部署は、施設課に「工事修理請求書」
自衛消防訓練
3 月中
を提出し改善を図って下さい。
①病院においては、休日、夜間に発生した地震とその後の火災を想定し、身体防護、
(全部署) ライフライン等の確認、初期消火、警備室への通報、避難誘導等について訓練を実
施して下さい。
②地震時の初動措置、二方向避難路の確認、消火器、屋内消火栓、消火用散水栓、
スプリンクラー制御弁、避難施設、排煙設備、防火扉の取扱い等を実施して下さい。
③「自衛消防訓練計画書」※2 の作成及び報告
自衛消防訓練は、
「自衛消防訓練計画書」を事前に作成し、防火防災管理者(総務部・
広報活動
期間中
防災訓練担当 川﨑〈内線 3375〉経由)に報告して下さい。
①あんず NET、本誌および事務連絡票により普及啓発を図ります。
②火災予防ポスター及び立看板を構内に掲出します。
※1~3の各様式等は、総務課ホームページ(警備・消防関係)―杏林学園消防計画―からダウンロードできます
(総務部 防火防災管理者)
KYORIN GAKUEN
9
職 員 紹 介
教
第
33 回
杏林学園で働いている様々な職種の皆さんを紹介していきます。 実はこんな人だった…!など、 新しく教職員の輪
が広がる、 そんなコーナーです。
● ま か わ よ し た か)
● ● ● (や
● ● ● ● ● ● ● (さ さ き●
お さ む)
●八王子事務部教務課係長
山川佳高
●薬剤師 佐々木 宰
薬剤師の太田裕士さんから
ご紹介をいただきました、薬
剤師の佐々木 宰です。 平成
25 年 4 月 に 入 職 し、 現 在 で
は化学療法調製室で抗がん剤
のミキシング、外来化学療法
室で患者さんへの指導を行っ
ています。
化学療法調製室では入院と
外来の抗がん剤を準備してい
ます。朝から入院分の調製を始め、外来分は依頼があ
り次第順次調製しますが、二つが重なる忙しい時には
特に間違いがないようにダブルチェックを徹底してい
ます。外来化学療法室では外来で抗がん剤治療を受け
る患者さんに対し治療内容の説明、処方薬のチェック
等を行っています。外来では患者さん自身のセルフケ
アが重要になるため、限られた時間でケアの意義を理
解して頂けるように丁寧かつ簡潔な説明に努めていま
す。まだまだ看護師さんや先輩方に助けてもらってい
る状態なので、もっと頼られるよう、これからも日々
の業務と勉強に努めていきます。
趣味は大学から始めた
弓道です。一人静かに集
中して弓を引く雰囲気が
好きで、今も大学時代の
同級生や後輩と共に月一
回ほど行っています。本
当はもっと練習したいの
ですが、団体に所属して
練習する時間もないの
で、放浪の旅のように各
地の道場を転々としなが
弓 道 場 で 仲 間 と。 最 前 列 中 央 が 私
ら楽しんでいます。
また、就職して
から音楽のライブ
やフェスに行く機
会 が 増 え ま し た。
職場の先輩や同期
に誘われて行った
フェスが楽しく
て、今では一人で
見に行くことも
昨年末のカウントジャパン・フェスで
時々あります。
好きなバンドはアジアン・カンフージェネレーション
です。 今年結成 20 周年を迎えるので、 出演するライ
ブ や フ ェ ス を 探 そ う と 思 っ て い ま す。 昨 年 末 に 幕 張
メッセで行われたカウントダウン・ジャパンフェスは
まさにお祭りといった雰囲気でとても楽しかったで
す。今年は目指せフジロック!
次回は、同じ薬剤部の丹沢彩乃さんを紹介します。
10 KYORIN GAKUEN
総合政策学部の木暮健太郎
准教授から紹介いただきまし
た、八王子事務部教務課の山
川佳高です。本学外国語学部
を 卒 業 し、 入 職 18 年 目 に な
ります。現在は、教務課で総
合政策学部を担当し、学籍管
理、定期試験、シラバスなど
の業務に携わっています。ま
た、 英 語 が 少 し 使 え る と い
う 理 由 か ら ネ イ テ ィ ブ の 先 生 方 へ の 連 絡 役 を 任 さ れ、
日々悪戦苦闘しています。
こ れ ま で で 印 象 に 残 っ て い る の は、3 年 9 ヶ 月 間
経験させていただいたキャリアサポートセンターでの就
職 支 援 の 業 務 で す。 沢 山 の 学 生 の 人 生 の 転 機 に 関 わ
り、自分自身の視野もかなり
広がりました。元々は教員を
目指していて教員免許も所
持 し て お り、 人 生 の 岐 路 の
相 談 に 乗 る と い う の は、 興
味を持っていた仕事の一つ
で し た。 就 職 支 援 の 奥 深 さ
に 惹 か れ、2015 年 5 月 に は
キャリアカウンセラーの資格
である CDA(Career Development
Adviser:2016 年 4 月 よ り 国 家 資
格キャリアコンサルタントに移行 ) 学 生 か ら 卒 業 時 な ど に 頂
い た 手 紙。 読 み 返 す と 力
を取得し、日本キャリア開発 が 湧 い て き ま す
協会に所属しています。残念
ながら合格通知を受け取る直前に現部署に異動になり
ましたが、資格を人のために役立たせたいという想い
か ら、 大 学 生 や 第 二 新 卒 者 に 対 す る キ ャ リ ア カ ウ ン セ
リ ン グ、 就 職・ 転 職 支 援 な ど を 学 外 で ボ ラ ン テ ィ ア と
し て 行 っ て い ま す。 こ れ は 自 身 の ラ イ フ ワ ー ク と 捉 え
ています。
就職支援で関
わった卒業生たち
とは今でも親交が
あり、会って仕事
の話を聞かせても
らったり、悩み事
の相談に乗ったり
し て い ま す。 皆、
中には似顔絵入りの凝ったものも!
様々な悩みを抱え
ていますが、仕事を通じて成長した姿を見られるのは
何よりも嬉しい瞬間です。
趣味は高校時代から続けているバレーボール、 と書き
たかったのですが、昨年 10 月プレー中にアキレス腱を
断裂してしまい半永久的に活動休止中です ( 笑 )。
次回は、総合政策学部藤原 究准教授を紹介します。
井の頭キャンパス建設募金 寄付者ご芳名一覧
杏林学園
50 周年記念
平 成 26 年 6 月 1 日 か ら 始 ま っ た 募 金 は、 平 成 28 年 1 月 31 日 現 在 ま で に 1,058 件 370,597,328 円 の 寄 付 を
いただきました。1 月 1 日から当日までにご寄付いただいた個人、企業・法人の皆様のご芳名を掲載いたします。
ご協力誠に有難うございます。なお、ご芳名一覧は冊子のみの公表とさせていただいております。
【井の頭キャンパス建設募金事務局】
TEL:0120-50-1665(フリーダイヤル)
平日(月~金)9:00 ~ 17:00 mail:[email protected]
KYORIN GAKUEN 11
◆
各種助成金
◆
◆
公益財団法人明治安田厚生事業団 第 32 回(2015 年度)若手研究者のための健康科学研究助成
白土 健
医学部衛生学公衆衛生学教室助教
白土 健
医学部衛生学公衆衛生学教室助教
2 型糖尿病マウスにおける慢性炎症に対する運動の効果とメカニズム―マク
ロファージの O- 結合型 N- アセチルグルコサミンに着目して―
公益財団法人中冨健康科学振興財団 平成 27 年度(第 28 回)研究助成金
学園関係著作物の紹介
◆
◆
運動による慢性炎症性代謝疾患改善効果:マクロファージのグルコース代謝
経路に着目して
50 万円
150 万円
◆
最新 英語学・言語学用語辞典
めざましい発展を遂げている英語学・言語学研究について、音声学、音韻論、統語論、意味
編著 中野弘三(監修)ほか、八木橋宏勇 外国
論などの主要分野はもちろん、歴史言語学、社会言語学、認知言語学、英語教育、コーパス
語学部准教授(社会言語学分野)ほか
言語学などの様々な関連領域における重要な用語約 3,200 語を取り上げて、11 の分野に分け
出版 開拓社
て簡潔・明解に解説する。 用語間の相互参照を多く設け、分野内・分野間の有機的連関を図
定価 4,968 円
るよう工夫された学習者・研究者にとって必携の用語辞典。
発行 2015 年 11 月 25 日
頁数 552 ページ
比較思想から見た日本仏教
人類が大きな危機的状況を迎える中、従来の哲学の在り方を根源から問い直し、新しい哲学
編著 末木文美士(編)
、
の在り方を確立することが不可欠である。その際、従来の西洋中心的発想を改め、他の諸文
上野景文 外国語学部客員教授
(一部執筆)化圏に目を向けることを考える必要がある。かかる視点に立って、日本の仏教思想を見直す
出版 山喜房佛書林
べく、国際日本文化研究センターでは、共同研究「日本仏教の比較思想研究」(平成 25 - 26
定価 10,206 円 A 5 判
年度)が実施された(代表:末木文美士教授)。本書はその研究成果である。
発行 2015 年 12 月 28 日
頁数 547 ページ
Family Violence in Japan: A Life Course Perspective グローバル社会に向けて、日本の家庭内暴力(=家庭内に存在する暴力)をライフコースの
著者 熊谷文枝 杏林大学名誉教授 ほか
視点に基づき、総括的に情報発信する。ここでいう「家庭内暴力」は、西洋で学術的に捉え
出版 Springer
る個人の一生を通じて考える「ライフコース」の視点に基づく。
定価 Hardcover:US$129.00 本書では、子ども虐待、親密な間柄の暴力(IPV)、青少年の親虐待、高齢者虐待を考察。そ
eBook:US$99.00
れら各々の家庭内暴力を、個人及び家族世代間要因とともに、歴史的・現在・将来にわたっ
ISBN Hardcover:978-981-10-0055-3
て考察している。日本文化社会を特色づける七つの要因と関連させ、各形態の家庭内暴力誘発・
eBook:978-981-10-0057-7
抑制原因を各分野の専門家である日本人社会学者5人が解説する。社会学、心理学、文化人
発行 2016 年 1 月 18 日
類学、比較家族研究の理解の一助となる書。
「歴史とは何か」の歴史
歴史叙述、史学概論、歴史理論の史学史を日本と世界の文化交流の視点から検討。第 I 部「東
著者 楠家重敏 外国語学部教授
アジアと日本」では歴史と道徳、
「西欧と日本」では歴史と科学の関係がポイント。第 II 部「史
出版 晃洋書房
学概論と歴史理論」では日本の近代歴史学の特徴と問題点を重要著作の解題で解明。
定価 2,376 円
第 1 部 東アジア・西欧と日本(歴史書の歴史(東アジアと日本)/ 歴史書の歴史(西欧と日本))
発行 2016 年 2 月 10 日
/ 第 2 部 史学概論と歴史理論(史学概論と歴史理論の歴史(1)(1870 年~ 1940 年)/ 史
頁数 210 ページ
学概論と歴史理論の歴史(2)
(1926 年~ 1970 年)/ 史学概論と歴史理論の歴史(3)
(1971
年~ 2015 年)
寄付金申込者芳名
12・1 月分
このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとうございます。
皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
教育研究募金
金 300,000 円 本田 恒雄 様 お名前のみ 毛利 ソノヱ 様
医学部 奨学寄付金 匿名寄付 62 件 61,400,000 円
外科学Ⅰ、外科学Ⅱ、眼科学、救急医学、形成外科学、高齢医学、産科婦人科学、耳鼻咽喉科学、腫瘍内科学、整形外科学、精神神経科学、
内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、内科学Ⅲ、脳神経外科学、脳卒中医学、泌尿器科学、皮膚科学、放射線医学、臨床検査医学
12 KYORIN GAKUEN
教職員メディア情報
田久保忠衛
新 聞・ 雑 誌・ テ レ ビ な ど マ ス コ ミ の 取 材 を 受 け、 テ レ ビ に 出 演 し た り あ る い は 記 事 に 掲 載 さ れ た 教 職 員 の
皆さまをご紹介します。(広報・企画調査室で把握したものを掲載しています)
12 月 28 日
「JINF 今週の直言」 で、“「ルペン=トランプ現象」 は時代の産物 ” と題して論説
杏林大学名誉教授 国家基本問題研究所 Web サイト
1 月 3 日 産経新聞
「正 論 新 春 対 談」 で、“「新 冷 戦」 下 で 日 米 緊 密 に ” と 題 し て ジ ェ ー ム ス・E・ ア ワ ー
氏と新春対談
1 月 4 日 産経新聞
1 月 5 日 産経新聞
解説コラム 「正論」 の中で、“ 秩序混乱の暴挙に危機感高めよ ” と題して論説
「産 經 抄」 で、 イ ラ ン と 欧 米 な ど の 6 ヵ 国 の 「核 合 意」 に つ い て、「今 回 の 合 意 は、 地
域の安定を一層危険にする」 という氏の指摘が現実になったとして紹介される
雑誌「郷學 第 94 号」
「新・世界の中の日本」で、“ 八方塞がりのロシア-どこに国益を見出すか-」と題して論説
1 月 18 日
「JINF 今週の直言」で、“ 出てきた「日米台」対中国の構図 ” と題して論説
国家基本問題研究所 Web サイト
古賀良彦
1 月 3 日 NHK ラジオ第 1「マイあさラジオ」のからだのキモチのコーナーで、“ マジック・セブンで脳トレ ” をテーマに解説
医学部教授
1 月 15 日 産経新聞
グレープフルーツは香りによる相乗効果もあり、グレープフルーツジュースをホットにするこ
とで脳をより活性化する作用があると解説
1 月 19 日 日本テレビ
「NEWS ZERO」で、塗り絵の効用について解説
1 月 25 日 週刊女性
“ こんなに危ないかくれ不眠 ” と題して解説
わかさ 2 月号別冊プレミア
“ 癒し効果が抜群!番号に応じて彩色すると隠れた絵が浮かび上がる[パズルぬり絵]が評判 ”
脳活道場 vol.6
と題して解説
2 月 8 日 Web サイト「シゴトサプリ」アイスクリームが脳機能へ与える影響について解説
PRESIDENT WOMAN 3 月号 アロマストラテジーの可能性についてアロマセラピスト山口由紀氏と対談
杏林大学病院
杏林大学
1 月 10 日 読売新聞
「病院の実力」で、脳卒中治療実績が掲載される
2 月 1 日 朝日新聞出版
「週刊朝日ムック」の「手術数でわかる『いい病院全国地方別ランキング』
」で当院 14 診療分野が掲載
2 月 7 日 読売新聞
「病院の実力」で、不妊治療実績が掲載される
1 月 10 日 大學新聞第 127 号 昨年 12 月 7 日に開催されたグローバル企業との情報交換の模様が掲載される
2 月 1 日 東京新聞
「ぶら~りキャンパス」で、本学でのボッチャ同好会の取組みが掲載される
2 月 12 日 東京新聞、17 日 読売新聞 井の頭キャンパス開設で三鷹商工会が歓迎フラッグ掲揚の記事が掲載される
高木徹也
1 月 23 日 日本テレビ
医学部准教授
上野景文
りの人の突然死などについて解説
1 月 29 日 毎日新聞
外国語学部客員教授
金田一秀穂
バチカン・イラン関係を分析したコラム「金言」の中で、上野客員教授の著書『バチカンの聖
と俗』での論説が紹介される
1 月 30 日 NHK E テレ
「SWITCH インタビュー 達人達(たち)」で、厚切りジェイソン氏と共演し、日本語と英語の表
2 月 4 日 読売新聞夕刊
「耳より講座」で、口からのむ超小型カメラを内蔵したカプセル内視鏡について解説
外国語学部教授
林田真理
「世界一受けたい授業」で、法医学的観点から近年増えている 30 代から 40 代といった働き盛
現の違いについて解説
医学部付属病院医員
木暮健太郎
2 月 4 日~ 10 日
総合政策学部准教授 テレビはむら
跡見 裕
2月8日
杏林大学長
日経産業新聞
古本泰之
2 月 8 日 むさしの FM
選挙権年齢満 18 歳に引き下げに伴い、羽村高校で、羽村市選管と東京都選管が模擬イベント
を行い、そのアドバイザーとして参加したことが紹介
「2016 年度焦点を聞く」のコーナーで、3 学部移転の背景と今後の展望についてインタビュー
を受ける
「本日のお客様」で、井の頭キャンパスへの移転や地域交流など本学の取り組みを紹介
外国語学部准教授
浮山越史
2 月 10 日 テレビ東京
ドラマスペシャル「最上の命医 2016」で、医療監修を担当
医学部准教授
松村讓兒
2 月 13 日 朝日新聞 be
「献体の仕組みについて」の記事に取材協力
久松理一
2 月 1 日~ 29 日
「ミヤリサン製薬プレゼンツ 腸から始まる健康ライフ」で、5 週にわたり大腸がんや脂肪肝に
医学部教授
TBS ラジオ
ついて解説
高木徹也
2 月 25 日
特集ドラマ「クロスロード」(全 6 回)で、法医学監修を担当
医学部准教授
NHK BS プレミアム
医学部教授
吉田昌記
医学部学内講師
◇ お 願 い◇ 広報・企画調査室を経由せずに、 取材や出演を直接受けられた場合は、 広報 ([email protected]) までご連絡下さい。
KYORIN GAKUEN 13
左、 右上) 三鷹商工会が三鷹駅前商店街などの街灯に約 300 枚のフラッグを取り付けてくれました。 白地に青色で書かれた文字が
目を引きます。4 月末までの掲出予定です。 右下)1 月末に更新した、 吉祥寺駅コンコースの丸柱に掲出された本学の広告。
路上の積雪と、雪の重みで倒れ掛かる木に行き先を阻まれた八王子キャンパス I 棟裏の坂道(1/18)
発 行 平 成 28 年 2 月 29 日
あんず編集委員会
東 京 都 三 鷹 市 新 川 6-20-2
連 絡 先 ℡ 0422-44-0611
杏林大学広報・企画調査室
14 KYORIN GAKUEN