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残業未払い・長時間労働を変える
2・28最高裁判決
国際自動車(Km)残業代不払い裁判
2012 年 5 月、全国際自動車労組(国際全労)の組合員 15 名が給料から複雑なカラクリで差し引かれ
ていた残業代、深夜手当、休日手当、通勤手当など計 1900 万円強の支払いを求め東京地裁に提訴(第一
次訴訟)して 4 年半。裁判では、1 審・2 審とも会社に対して、1人当たり 100 万円程度の未払い残業
代(過去2年分)の支払いを命じたことに対して、会社側が上告していたこの第一次訴訟で最高裁は 12
月 6 日に口頭弁論期日を指定してきました。
最高裁での裁判にご支援を
最高裁の決定は、会社側の上告については単なる法令違反の主張として上告棄却とする一方、上告受理
申立てについては、申立理由の第3・第5の理由を排除したうえで受理するというものでした。「労基法
第 37 条の趣旨を潜脱し、民法第 90 条(公序良俗)違反」とした原審判決に対して、憲法違反ではない
としたうえで、改めて最高裁として審理を行ない、2月28日判決となりました。
国際自動車残業代不払い裁判は、第一次訴訟で勝利判決が出された後、第二~第四次まで訴訟が広がり
ました。しかし、第二次訴訟では「労基法第 37 条は歩合給の算出方法を規制していない」とした不当判
決(清水響裁判長)が出され、控訴審では 2 月 23 日判決が延期されています。下級審で異なる判断が出
されている中で、最高裁がどう判断するのか予断を許しません。
残業未払い・長時間労働を変える
国際全労の闘いは、09 年 9 月に運転手の過労防止措置を繰り返し怠ったなどとして赤坂本社が事業許
可取り消し処分を受けながら、その後も懲りない国際自動車で「違法行為に対して麻痺した会社」(指宿
昭一弁護士)を変えようとして始まりました。電通での「過労自死」事件は労働基準法違反の長時間労働
が強いられていた問題として社会的な課題となっています。「長時間残業・残業未払い」を許さない行動
として私たちは2・28行動を取組みます。緊急の行動とはなりますが、ご支援・ご協力をお願いします。
2・28国際自動車残業代不払い事件最高裁行動
日時:2017 年2月28日(火)13:30 最高裁南門前集合
13:45~最高裁前集会
*14時前後に傍聴抽選となる場合があります。
15:00~判決(第三小法廷)
*判決後、南門前で弁護団から報告があります.
(終了後、記者会見を厚生労働省で予定)
3・12最高裁判決報告集会
日時:2017年3月12日(日)14:00~
*報告集会(場所:南部労政会館)JR大崎駅下車
全国際自動車労働組合(国際全労)・首都圏なかまユニオン
大田区山王 2-1-8-405 ☎03-6429-8324
新宿区筑土八幡町 2-21-301 ☎03-3267-0266