マーケットマンスリー (マクロ経済編)

情報提供資料
2017年3月2日
マーケットマンスリー
(マクロ経済編)
マーケットの現況と今後の見通し
世界経済の注目点
・・・ 1ページ
各国・地域の経済見通し
・・・ 2ページ
国内経済動向データ
・・・ 3∼6ページ
米国経済動向データ
・・・ 7∼9ページ
欧州経済動向データ
・・・ 10∼11ページ
豪州経済動向データ
・・・ 12∼13ページ
中国経済動向データ
・・・ 14∼15ページ
経済カレンダー
・・・ 16ページ
商 号 等 / アセットマネジメントOne株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
世界経済の注目点
【日本】
生産や貿易、消費者マインドなどの経済指標には持ち直しの動きがみられます。しかし、トラ
ンプ米大統領が貿易不均衡で日本を名指しするなど米国での保護主義的な通商政策が
懸念され、企業活動が慎重になる可能性には注意が必要です。
【米国】
トランプ政権の閣僚人事の遅れなどから、例年2月に発表される予算教書が3月13日ごろ
に後ずれしており、今後のインフラ投資や減税など政策の遅れが懸念されます。
【欧州】
4~5月のフランス大統領選では、国民戦線のルペン党首、中道系のマクロン元経済産業デ
ジタル相などの候補による接戦が予想されます。特に、ルペン党首は欧州連合(EU)離脱
や反移民を訴えており、今後の動向が注目されます。
【中国】
3月上旬に開幕する全国人民代表大会(全人代)において、今年の政治・経済の運営方
針などが議論されます。秋に共産党大会を控え、経済下支えのための政策がどの程度打ち出
されるかが注目されます。
実質GDP成長率見通し(IMF)
2015年~2017年:年次
(%)
(%)
5.0
2015年
2015年
4.5
4.5
2016年(推計)
4.0
4.1 4.1
2017年(予測)
3.4
3.5
3.2
3.1
3.0
2.5
2.1
2.0
1.9
1.6
1.5
1.2
1.0
0.9 0.8
0.5
日本
先進国
新興国
世界
2017年
日本
1.2
0.9
0.8
アメリカ
2.6
1.6
2.3
イギリス
2.2
2.0
1.5
ドイツ
1.5
1.7
1.5
フランス
1.3
1.3
1.3
イタリア
0.7
0.9
0.7
スペイン
3.2
3.2
2.3
中国
6.9
6.7
6.5
インド
7.6
6.6
7.2
オーストラリア
2.4
2.9
2.7
ロシア
▲ 3.7
▲ 0.6
1.1
ブラジル
▲ 3.8
▲ 3.5
0.2
1.3
0.3
0.8
南アフリカ
0.0
2016年
(注) 2016年はIMFの推計値、2017年はIMFの予測値。
出所:国際通貨基金(IMF)“World Economic Outlook Database, October 2016”と “World Economic Outlook Update, January 2017” が提
供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
1
各国・地域の経済見通し
日本
 生産や貿易、消費者マインドなどには持ち直しの動きがみられるものの、設備投資や個人消費などへの影響は
限定的となっています。引き続き、2017年の日本経済は、金融緩和と財政拡張のポリシーミックスのもと、1%
程度の安定成長を見込んでいます。ただし、トランプ米大統領の自動車産業などを標的とした米国有利の通
商圧力の高まりは、日本経済の下押し要因となる可能性があります。
 日銀は、2月3日に、一時0.15%程度まで上昇した国内長期金利を抑えるため、あらかじめ指定した利回り
で無制限に国債を買い入れる「指値オペ(公開市場操作)」を実施しました。また、2月28日、3月の国債
購入方針を公表し、その中で購入実施日を初めて明らかにしました。購入回数や実施日について透明性を高
くすることで、過度な金利変動を抑えることが目的とみられます。
米国
 ISM製造業景況感指数が続伸し、設備投資関連指標にも改善の動きがみられます。また、雇用環境は引き
続き底堅く推移し、個人消費の下支えとなっています。一方で、自動車販売に頭打ちの兆しがみられます。米
国経済は、今後も、家計部門のバランスシート調整進展や雇用環境の改善、財政支出増加、在庫調整一
巡などを背景として、緩やかな拡大が継続すると見込んでいます。
 米連邦準備理事会(FRB)は、1月31日と2月1日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)で
政策金利(FF金利)を0.50~0.75%に据え置くことを決定しました。弊社では、物価の安定推移を前提
として、2017年の利上げペースは0.25%の小幅な利上げが年2回程度の緩慢なものになるとみています。
欧州
 2017年は、オランダ総選挙やフランス大統領選など、EUの政治的なリスクが高まっているにもかかわらず、現
在のところ、個人消費などへの影響は限定的であるとみられます。良好な雇用環境を反映し、2017年のユー
ロ圏経済は個人消費を中心として、1.5%程度の緩やかな成長が見込まれます。
 欧州中央銀行(ECB)は2017年1月の理事会で、2016年12月に変更した金融政策(2017年3月末
までとしていた資産買い入れ期間の延長と、4月以降、月々の買い入れ額を600億ユーロへ減額)の維持を
決定しました。ECBのドラギ総裁は、基調的なインフレ率は依然低迷しているとして、テーパリング(緩和の段
階的縮小)の議論はしていないと述べました。当面は、金融政策の現状維持が継続されると見込まれます。
中国
 企業景況感の改善や電力消費量の回復などから、足元の中国景気は良好と想定されます。2017年につい
ては、不動産規制強化の動きなどから、徐々に景気減速圧力が強まる可能性がありますが、秋の共産党大
会を控え景気減速は容認されないと考えられるため、財政政策の強化などによって、中国経済は底堅さを保
つものと想定されます。
 今年秋の共産党大会を控えた政治動向や米国の対中強硬姿勢などにも注意が必要です。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
2
国内経済動向データ①
実質GDP成長率
 2016年度は+1.3%、2017年度は+1.0%の
安定成長を予測しています。
見通し
(前年度比・%、寄与度・%)
2015年度
実績
実質GDP
民間最終消費支出
民間住宅
民間企業設備
民間在庫品増加
政府最終消費支出
公的固定資本形成
公的在庫品増加
2016年度
予測
 先行きは、内需の回復が期待されますが、不透明
感の強い海外要因が懸念材料となっています。企
業や家計の景況感が先行きをみるうえでのポイント
です。
実質GDP成長率
2015年4-6月期∼2017年7-9月期:四半期
2017年度
予測
2.5
+1.3
+1.3
+1.0
2.0
+0.5
+0.6
+0.6
1.5
+2.7
+6.6
▲1.9
1.0
+0.6
+1.5
+1.0
0.5
(+0.3) (▲0.2) (▲0.1) 0.0
+2.0
+0.9
+1.0
-0.5
▲2.0
+1.9
+7.9
-1.0
(▲0.0) (+0.0) (+0.0) -1.5
財貨・サービスの純輸出 (+0.2) (+0.4) (+0.1)
財貨・サービスの輸出
+0.8
+1.3
+3.5
財貨・サービスの輸入
▲0.2
▲1.1
+2.8
名目GDP
+2.8
+1.6
+1.5
GDPデフレータ
+1.4
+0.3
+0.5
(前期比年率、%)
予測
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2015年
2016年
2017年
(注1) 予測はアセットマネジメントOneによるもの。
(注2) 民間在庫品増加、公的在庫品増加、財貨・サービスの純
輸出は寄与度。
法人企業統計
 10-12月期の金融業・保険業を除く全産業の売上
高は前年比+2.0%(7-9月期:同▲1.5%)
と、増加に転じました。経常利益は同+16.9%
(7-9月期:同+11.5%)と、2期連続で増加
しました。
売上高と経常利益
(金融業・保険業を除く全規模・全産業)
2001年1-3月期~2016年10-12月期:四半期
30
(前年比、%)
(前年比、%)
売上高(左軸)
 業種別の経常利益は、製造業が前年比+25.4%、 20
非製造業は同+12.5%と、ともに2ケタの増加とな 10
りました。
120
経常利益(右軸)
60
0
0
法人企業統計
法人企業統計は、わが国における企業活動の実態を包括的に
捉えた統計。設備投資や在庫投資などの数値は四半期GDPの
基礎統計になっている。また、多くの項目が景気動向指数の構
成指数となっており、非常に重要な統計。調査は資本金1,000
万円以上の企業が対象で、四半期に一度実施される。
180
-10
-60
-20
-120
-30
01
03
05
07
09
11
13
-180
15 (年)
出所:ブルームバーグおよび内閣府が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
3
国内経済動向データ②
景気ウォッチャー調査
 1月の現状判断DI(季節調整値)は49.8と、7
カ月ぶりの低下となりました。雇用関連DI、企業動
向関連DI、家計動向関連DIすべてが下落しまし
た。
 1月の先行き判断DI(季節調整値)は49.4と、
12月の50.9から2カ月連続で低下しました。現
状・先行きともに判断DIは横ばいを示す50を下
回っています。
2003年1月∼2017年1月:月次
(DI)
60
50
40
30
20
10
03
景気ウォッチャー調査
タクシー運転手やコンビニの店長など、仕事を通じて地域の景気
動向を観察できる立場にある人を対象に、内閣府が実施する調
査。調査結果は「景気の現状判断DI」、「景気の先行き判断
DI」としてまとめている。また、①家計動向関連、②企業動向関
連、③雇用関連の3つに大別した数字も算出している。
05
07
09
11
13
15
現状判断DI(季節調整値)
17
(年)
先行き判断DI(季節調整値)
(注1)現状判断は3カ月前と比較した方向感、先行き判断は今
後2∼3カ月先の方向感。
(注2) 内閣府は2016年10月調査公表値から調査結果の動向
説明を季節調整値に変更。
景気動向指数
 12月の一致CIは、所定外労働時間指数(調査
産業計)や投資財出荷指数(除輸送機械)な
どがマイナスに寄与し、11月から下落しました。内閣
府は、基調判断を「改善※」で据え置きました。
※景気拡張の可能性が高いことを示す。
 先行CI、遅行CIともに上昇しました。
 一致DIは88.9と、好況・不況判断の節目となる
50を上回りました。
1995年1月∼2016年12月:月次
景気動向指数(CI)
140
130
120
110
100
90
80
70
60
(2010年=100)
先行指数
一致指数
遅行指数
95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 (年)
景気動向指数CI(コンポジット・インデックス)
景気に敏感に反応する指標の動きを合成することで、景気変動
の大きさやテンポ(量感)を測定することを目的として作り出され
た指数。景気に対し先行して動く先行指数、ほぼ一致して動く一
致指数、遅れて動く遅行指数の3指数がDIとともに公表されてい
る。一般的に、一致指数が上昇[低下]している時は景気の拡
大[後退]局面であり、一致指数の変化の大きさが景気の拡
大または後退のテンポを表している。
景気動向指数DI(ディフュージョン・インデックス)
CIと同じ指標のうち改善している指標の割合。景気の各経済部
門への波及の度合いを表す指数であり、景気の拡大[後退]
局面では50%を上回る[下回る]傾向がある。
100
(%)
景気動向指数(一致DI)
80
60
40
20
0
95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 (年)
(注)網掛けは内閣府の景気基準日付による景気後退期。
直近は2012年3月が景気の山、2012年11月が景気の
谷とされている。
出所:ブルームバーグおよび内閣府が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
4
国内経済動向データ③
鉱工業生産関連指数
 1月の鉱工業生産指数は前月比▲0.8%と、12
月の同+0.7%から減少に転じました。業種別にみ
ると、輸送機械工業や化学工業(除.医薬品)
などを中心に低下しました。鉱工業在庫は同
0.0%と、12月から横ばいで推移しました。
 製造工業生産予測調査では、2月の生産は前月
比+3.5%の増加、3月は同▲5.0%の減少が見
込まれています。
(2010年=100)
140
生産
2001年1月∼2017年3月:月次
予測
在庫
130
120
110
100
90
80
70
鉱工業生産関連指数
鉱工業製品を生産する国内の事業所における生産、出荷、在
庫にかかる諸活動、製造工業の設備の稼働状況、各種設備の
生産能力の動向、生産の先行き2ヵ月の予測の把握を行うもの。
01
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
(注) 鉱工業在庫指数・・・2017年1月まで。
鉱工業生産指数・・・2017年2月および2017年3月は経
済産業省「製造工業生産予測調
査」を基に計算。
貿易統計
 1月の貿易収支は▲1兆876億円と、5カ月ぶりの
赤字となりました。
 輸出は鉱物性燃料や自動車の部分品などが増加
し、前年比+1.3%となりました。輸入は原油や粗
油、石炭などが増加し、同+8.5%でした。
 地域別輸出は、アジア向けが前年比+6.0%と増
加したものの、米国向けが同▲6.6%、EU向けが
同▲5.6%と減少しました。
2001年1月∼2017年1月:月次
4,000
(前年比、%)
60
3,000
40
2,000
20
1,000
0
0
-20
-1,000
-40
-2,000
貿易統計
(10億円)
-3,000
税関に提出された輸出入の申告を集計するもので、輸出入額、
数量、および輸出入の商品別、地域別の動向をつかめる。特に、
輸出動向の変化は国内景気のトレンド転換につながることも多く、
重要である。
貿易収支(左軸)
輸出(右軸)
輸入(右軸)
-60
-80
01 03 05 07 09 11 13 15 17
(年)
出所:ブルームバーグおよび経済産業省が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
5
国内経済動向データ④
消費者物価指数(全国、生鮮食品を除く総合)
 12月の消費者物価指数(全国、生鮮食品を除く
総合)は前年比▲0.2%と、10カ月連続のマイナ
スとなりました。ただし、11月の同▲0.4%から下落
率は縮小しました。
 エネルギー価格の前年比下落幅が縮小しました。
2001年1月∼2016年12月:月次
(前年比、%)
4
3
2
1
0
消費者物価指数
消費者が購入するモノやサービスなどの価格の水準を示す指数。
サービス価格は費用に占める人件費の比重が高いため、需給関
係だけでなく賃金の影響も受けやすい。一般に物価は、経済活
動が活発となり需給がひっ迫してくると上昇し、経済活動が停滞
し需給が緩むと下落する傾向がある。このため、消費者物価指数
は「経済の体温計」とも呼ばれている。
-1
-2
-3
01
03
05
07
09
11
13
(年)
15
金融政策
 日銀は、1月の金融政策決定会合で、金融政策
の据え置きを決定しました。また、同日公表の「経
済・物価情勢の展望」では、海外経済の上振れや
円安方向への動きなどを背景に、日本の成長率見
通しを上方修正しました。
2.5
2001年1月4日∼2017年2月28日:日次
(%)
10年国債金利
2.0
1.5
1.0
 日銀は、2月28日、3月の国債購入方針を公表し、 0.5
その中で購入実施日を初めて明らかにしました。購
0.0
入回数や実施日について透明性を高くすることで、
-0.5
過度な金利変動を抑えることが目的とみられます。
0.8
01
03
05
07
09
11
日銀は2016年9月20~21日の金融政策決定会合にて、新た
な政策枠組みとして「イールドカーブ・コントロール」を導入し、操作
目標の中心をマネタリーベースから、長短金利へと変更した。短期
金利は日銀当座預金のうち、政策金利残高に▲0.1%のマイナ
ス金利を適用、長期金利は10年物国債金利がゼロ%程度で推
移するよう長期国債の買い入れを行うこととしている。
15
17
(%)
(年)
無担保コールO/N
0.6
日銀金融政策
13
金利
0.4
0.2
0
-0.2
01
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
6
米国経済動向データ①
実質GDP成長率
 10-12月期の実質GDP成長率は前期比年率
+1.9%と、7-9月期の同+3.5%から減速しまし
た。純輸出が成長率を大きく押下げましたが、個人
消費など米国内需は堅調に推移しました。2017
年は同+2.4%成長を見込んでいます。
 米国景気は、良好な雇用環境や財政支出増な
どを背景に、緩やかな拡大が継続する見通しです。
実質GDP成長率
見通し
2015年4-6月期∼2017年7-9月期:四半期
(前年比・%、寄与度・%)
(前期比年率、%)
2015年
実績
2016年
実績
2017年
予測
4.0
+2.6
+1.6
+2.4
3.0
個人消費
+3.2
+2.7
+2.8
2.5
設備投資
+2.1
▲0.5
+2.4
2.0
住宅投資
+11.7
+4.9
+3.3
1.5
在庫投資
(+0.2)
(▲0.4)
(+0.3)
純輸出
(▲0.7)
(▲0.1)
(▲0.4)
輸出
+0.1
+0.4
+0.9
輸入
+4.6
+1.1
+3.5
政府支出
+1.8
+0.8
+0.8
実質GDP
予測
3.5
1.0
0.5
0.0
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
2015年
2016年
2017年
(注1) 予測はアセットマネジメントOneによるもの。
(注2) 在庫投資、純輸出は寄与度。
雇用統計
 1月の非農業部門雇用者数は、前月比+22.7
万人と、12月の同+15.7万人から増加ペースが 11 (%)
加速しました。
 1月の失業率は4.8%(12月は4.7%)と、前月
から小幅上昇しました。
雇用統計
市場で注目度が高いのは、失業率と非農業部門雇用者数であ
る。米国の雇用統計は翌月初旬に発表される。米国金融政策
変更の際のきっかけとなることが多く、最も注目度の高い経済指
標の一つとなっている。
10
2001年1月∼2017年1月:月次
(前月比、千人)
失業率(左軸)
600
400
9
200
8
0
7
-200
6
-400
5
-600
4
-800
非農業部門雇用者数変化(右軸)
3
-1,000
01
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
出所:ブルームバーグおよび米商務省が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
7
米国経済動向データ②
消費者物価指数とコアPCEデフレータ
 1月の消費者物価指数(総合)は、前月比
+0.6%、前年比+2.5%となりました。ガソリンな
どのエネルギー価格上昇が全体の押し上げに大きく
影響しました。
 エネルギーと食品を除くコア・ベースでは、前月比
+0.3%、前年比+2.3%となりました。
2001年1月∼2017年1月:月次
6
(前年比、%)
5
4
3
2
1
米国消費者物価指数
発表される内容には、米国消費者物価指数の全体を現す「総
合指数」と、価格変動の大きい食品とエネルギーを除いた「コア指
数」がある。食品・エネルギーは特殊要因の影響を受けやすいため、
「コア指数」の注目度が高い。
0
-1
-2
-3
01
コアPCEデフレータ
個人消費支出(PCE)関連のインフレを示す指数のうち、価格
変動の大きい食品とエネルギーを除いたもの。米連邦準備理事
会(FRB)が物価目標として重視している。
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
消費者物価指数(総合)
消費者物価指数(エネルギーと食品を除くコア・ベース)
コアPCEデフレータ
金融政策
 米連邦準備理事会(FRB)は、1月31日と2月
1日に開催された米連邦公開市場委員会
(FOMC)で、政策金利(FF金利)の誘導目
標を0.50∼0.75%に据え置きました。
 FOMCの声明文では、「消費者や企業のセンチメン
トの指標は最近改善してきた」と新たに述べている
ほかは、12月とほぼ同様の内容となりました。弊社
では、2017年の利上げペースは0.25%の小幅な
利上げが年2回程度の緩慢なものになるとみていま
す。
フェデラル・ファンド(FF)金利
米国の民間銀行が、準備金の過不足を調整するために市中銀
行間で行う取引に適用される利子率のこと。民間銀行は、連邦
準備銀行に一定額を準備金として無利子で預託することを義務
付けられており、資金が不足する場合は他の市中銀行から借りて
調達する。FF金利とは、市中銀行間の短期資金のやりとりの場
である短期金融市場の実勢金利のことをいう。連邦準備銀行は
公開市場操作によってFF金利をFRBの決定した政策金利に誘
導する。
7
2001年1月2日∼2017年2月28日:日次
(%)
6
5
4
3
2
1
0
01
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
(注)2008年12月16日以降、誘導目標レンジの中心値を表記
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
8
米国経済動向データ③
ISM景況感指数
 1月のISM製造業景況感指数は56.0と、12月の
54.5から1.5ポイント上昇しました。
 また、1月のISM非製造業景況感指数は56.5と、
12月からほぼ横ばいの推移となりました。
 製造業、非製造業ともに雇用や価格などの項目が
上昇しました。
2001年1月∼2017年1月:月次
65
60
55
50
45
40
製造業
非製造業
35
ISM(米供給管理協会)景況感指数
30
01
1931年以来の伝統的な経済指標である。月初に発表されるこ
ともあり、企業の景況感をいち早く捉えることができ、景気転換の
先行指標として注目が集まる。50が製造業、非製造業部門にお
ける業況の良し悪しを測る分岐点となる。
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
小売売上高(コア・ベース)
 1月の小売売上高(季節調整済み)は、自動車、
建材、ガソリンを除くコア・ベースで前年比+4.0%
と、12月から伸び率が加速しました。
8
2001年1月∼2017年1月:月次
(前年比、%)
6
4
2
小売売上高
百貨店を含む小売・サービス業、約5,000社の月間の売上高を
集計したもの(外食は除く)。米国GDP(国内総生産)の約
70%を占める個人消費の動向を確認するうえでも重要視されて
いる。耐久財と非耐久財に大別されており、中でも自動車販売・
同部品の比重が大きく、振れ幅も大きい。そのため、自動車、建
材、ガソリンを除いたコア・ベースの小売売上高も注目されている。
0
-2
-4
-6
01
03
05
07
09
11
13
15
(注)自動車、建材、ガソリンを除く。
17
(年)
住宅着工・建設許可件数
 1月の新規住宅着工件数(季節調整済み)は、
(千戸、年率)
前月比▲2.6%の124.6万戸(年率換算)とな 2,600
2,200
りました。
2001年1月∼2017年1月:月次
建設許可件数
 住宅建設の先行指標とされる建設許可件数(季 1,800
節調整済み)は、前月比+5.3%の129.3万戸 1,400
1,000
(年率換算)となりました。
住宅着工件数
600
金利動向や住宅ローン減税などの政策措置に敏感に反応する。
住宅投資が活発になると家具や家電への需要が高まることから、
個人消費との関連も強い。建設許可件数は住宅需要の先行指
数としても注目されている。
200
新規住宅着工件数
01
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
9
欧州経済動向データ①
ユーロ圏PMIとGDP
 10-12月期のユーロ圏の実質GDP成長率は前期
2015年1月∼2017年2月
比+0.4%と、7-9月期と同じ伸び率となりました。
 2月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速
(前期比、%)
60
1.0
報値は総合が56.0と、1月の54.4から上昇し、景
況感の改善・悪化の分岐点となる50を上回りまし
た。
55
0.5
50
0.0
 2月の製造業PMI速報値は55.5、サービス業PMI
速報値は55.6と、ともに1月から上昇しました。
購買担当者景気指数(PMI)
企業の購買担当者を対象に生産意欲などのアンケート調査を行
い、指数化したもの。特に原材料などを調達する製造業の購買
担当者は、取引先の動向や自社の生産計画などを見極めたうえ
で仕入れを行うため、その景況感は数ヵ月先の景気動向を示すと
される。このことから、特に製造業のPMIは景気の先行指数として
注目を集める。一般に、PMIが50を上回ると景気拡大を示し、
50を下回ると景気後退を示すといわれる。
PMI(総合、左軸)
GDP(右軸)
45
-0.5
15/1
15/7
16/1
16/7
17/1
(年/月)
(注1) PMI(総合)は月次。
(注2) GDPは四半期毎、2015年1-3月期∼2016年10-12月期。
ユーロ圏景況感指数
 2月のユーロ圏景況感指数はユーロ圏全体で
108.0(前月比+0.1)となりました。
 国別では、スペインが前月比+1.3、フランスが同
2005年1月∼2017年2月:月次
ドイツ
イタリア
ユーロ圏全体
130
+1.1、イタリアが同+0.2と上昇した一方、ドイツ
120
が同▲0.8と下落しました。
110
フランス
スペイン
100
ユ ー ロ 圏 景 況 感 指 数 ( ESI : Economic Sentiment
Indicator)
欧州委員会が、EU域内経済全般の現況や今後の見通しから
総合的に算出する景況感指数。鉱工業(40%)、サービス業
( 30 % )、 消 費者 ( 20% )、 建 設 業 (5 % )、 小 売 業
(5%)の5分野の信頼感指数を合成し、過去の長期平均を
100として指数化したもの。EU全体やEU諸国の景気サイクルの
比較を可能にする指標として注目されている。
90
80
70
60
05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17(年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
10
欧州経済動向データ②
消費者物価指数
 1月のユーロ圏消費者物価指数は前年比
2001年1月∼2017年1月:月次
+1.8%となりました(12月は同+1.1%)。エネ
ルギー価格の持ち直しなどが上昇に寄与しました。 6
(前年比、%)
ユーロ圏
欧州中央銀行(ECB)の政策目標である「2% 5
未満で、その近辺」の水準にあります。
 1月の英国の消費者物価指数は前年比+1.8%
と、12月の同+1.6%から加速しました。輸送燃
英国
4
3
料 価 格 な ど が 上 昇 に 寄与 し 、 イ ン グ ラ ン ド 銀 行 2
(BOE)のインフレ目標範囲(2±1%)に収まっ
ています。
1
0
消費者物価指数
-1
01
ユーロ圏の公式な消費者物価は、HICP(基準消費者物価)
と呼ばれ、HICPの安定がECBの政策目標となっている。英国は、
消費者物価として、CPI(消費者物価指数)とRPI(小売物
価指数)があり、CPIの安定がBOEの政策目標となっている。
03
05
07
09
11
13
15
(注) 総合指数。
17
(年)
金融政策
 欧州中央銀行(ECB)は、1月の理事会で政策
金利を据え置くとともに、2016年12月に決定した
7
資産買い入れプログラムの内容を維持しました。
6
 イングランド銀行(BOE)は、2月の金融政策委
員会(MPC)で、政策金利を0.25%に据え置く
2001年1月∼2017年2月:月次
ユーロ圏(主要リファイナンス金利)
英国(オフィシャル・バンク・レート)
5
ことを全会一致で決定しました。インフレ率が中銀の
4
目標レンジ内で推移する中、中銀は、声明文で、
3
適切な政策スタンスの判断にあたり、インフレ率や賃
(%)
金上昇率、家計消費などの要因に注目すると言及
2
しています。
1
0
01
03
05
07
09
11
政策金利
13
15
17
(年)
中央銀行の金融政策によって決められる金利。金利の基準とな
る短期金利を中央銀行が調節することにより、預貯金やローンの
金利への波及を通して、経済や市場に影響を与える。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
11
豪州経済動向データ①
実質GDP成長率
 10-12 月 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 、 前 期 比
2001年1-3月期∼2016年10-12月期:四半期
+1.1%、前年比+2.4%と、前期比が上昇に転
2.0
(前期比、%)
じました(7-9月期は前期比▲0.5%、前年比
+1.9%)。家計最終消費支出や公的資本形成
実質GDP成長率
(前期比)
1.5
の伸びが寄与しました。
1.0
0.5
GDP(国内総生産、Gross Domestic Product)
「ある国において、一定期間に生み出された財・サービスの付加価
値の合計」のことを指す、一国の経済成長率を見る上で最も重
要な経済指標の一つ。実質値と名目値の2つが公表されるが、
成長率分析には通常実質値を用いる。豪州では、GDPの約半
分を占める家計消費が安定的に推移しており、マイナス成長に陥
りにくくなっている。産業ごとや州ごとのGDPも発表される。
0.0
-0.5
-1.0
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
雇用者数・失業率
 1月の雇用者数(季節調整済み)は12月から
1.4万人の増加となりました。フルタイム雇用者数は
減少したものの、パートタイム雇用者数は増加しま
した。
 1月の失業率(季節調整済み)は5.7%と、12
月の5.8%から小幅低下しました。
雇用統計
豪州統計局が公表する経済指標の中で、速報性が高い。主要
項目は季節調整後の失業率と雇用者増減数である。また、「完
全雇用の維持」は、豪州準備銀行(RBA)理事会の義務の
一つになっており、市場参加者の注目度は高い。
2001年1月∼2017年1月:月次
(%)
(前月比、千人)
8
100
失業率(左軸)
7
80
6
60
5
40
4
20
3
0
2
-20
1
-40
雇用者数変化(右軸)
0
-60
01
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
12
豪州経済動向データ②
住宅建設許可件数
 12月の住宅建設許可件数は前月比▲1.2%の
1.7万件と、減少しました。
 また、12月の住宅ローン承認件数は5.5万件(前
月比+0.4%)と、小幅上昇しました。
3.0
2001年1月∼2016年12月:月次
(万件)
(万件)
住宅ローン承認件数(右軸)
7
6
2.5
5
2.0
4
住宅建築許可件数
金利動向や住宅ローン減税などの政策措置に敏感に反応し、住
宅需要の先行指数として注目されている。住宅投資が活発にな
ると家具や家電への需要が高まることから、個人消費との関連も
強い。統計自体の速報性は高くないものの、豪州のGDPの約半
分を占める家計消費の動向を探るうえで重要な統計である。
1.5
3
1.0
2
0.5
1
住宅建設許可件数(左軸)
0
15 (年)
0.0
01
03
05
07
09
11
13
消費者物価指数と金融政策
 10-12 月 期 の 消 費 者 物 価 指 数 は 、 前 期 比
+0.5%、前年比+1.5%となりました。
2001年1-3月期∼2016年10-12月期:四半期
6
 豪州準備銀行(RBA)が政策運営で重視すると
5
いわれるトリム平均ベースは前年比+1.6%で、イ
4
ンフレ目標の2∼3%を下回っています。
3
 RBAは、2月の定例理事会において政策金利を
(前年比、%)
インフレ目標
2
CPIトリム平均値
1.50%で据え置くことを決定しました。声明文では、 1
インフレ率が低い水準にとどまっていることに言及する
01
一方で、2016年の早い時期に行った金融緩和の
効果を見極める姿勢を示しました。
消費者物価指数
豪州は、インフレ目標を採用しているが、CPIは四半期に1度の
発表と頻度が少なく、非常に注目されている。総合のほかに、トリ
ム平均値と加重中央値も発表され、物価の基調をみる上で、こ
の2つが重視されている。トリム平均とは、CPI構成品目の価格変
化率分布の両端から15%ずつ控除した指数。加重中央値は、
CPI構成品目の価格変化率分布のうち中央に位置する品目の
価格変動を示したもの。
CPI加重中央値
0
8
7
6
5
4
3
2
1
0
03
05
07
09
11
13
15 (年)
2001年1月∼2017年2月:月次
(%)
政策金利(キャッシュレート)
01
03
05
07
09
11
13
15
17
(年)
出所:ブルームバーグおよび豪州準備銀行が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
13
中国経済動向データ①
実質GDP成長率
 10-12 月 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 年 比
+6.8%と、7-9月期からやや加速しました(前期
比は+1.7%)。
 産業別では、第三次産業が前年比+8.3%と第
2001年1-3月期∼2016年10-12月期:四半期
16
(前年比、%)
14
二次産業の同+6.1%を上回る伸びとなり、全体
12
をけん引しました。
10
8
6
4
GDP(国内総生産、Gross Domestic Product)
「ある国において、一定期間に生み出された財・サービスの付加価
値の合計」のことを指す、一国の経済成長率を見る上で最も重
要な経済指標の一つ。実質値と名目値の2つが公表されるが、
成長率分析には通常実質値を用いる。需要項目別では、約4
割強を占める固定資本形成の大きさが中国GDPの特徴である。
実質GDP成長率
(前年比)
2
0
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
PMI指数(国家統計局)
 1月の製造業PMIは51.3と、12月から小幅下落
しました。生産指数や新規受注指数などが50を上
回った一方、原材料在庫指数や雇用指数が50を
下回りました。
 1月の非製造業PMIは54.6と、12月の54.5から
0.1ポイント上昇しました。
2007年1月∼2017年1月:月次
65
60
55
50
45
製造業PMI
購買担当者景気指数(PMI)
企業の購買担当者を対象に生産や新規受注などのアンケート調
査を行い、指数化したもの。PMIが50を上回ると景気改善を示
し、50を下回ると景気悪化を示すといわれる。国家統計局が作
成するものとは別に財新伝媒が公表するPMIもあるが、国策決
定は国家統計局の作成するほうが重要と判断。
40
非製造業PMI
35
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
(年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
14
中国経済動向データ②
鉱工業生産
 12月単月の鉱工業生産は前年比+6.0%と、11
月単月から伸び率が0.2ポイント低下しました。
 年 初 来 ( 1-12 月 ) の 鉱 工 業 生 産 は 前 年 比
+6.0%と、2015年から伸び悩んでいます。
25
(前年比、%)
2006年2月∼2016年12月:月次
鉱工業生産(年初来)
20
15
10
5
鉱工業生産
製造業や鉱業、公益業における付加価値を示す統計。製造業
の経済に占めるウエイトが高い中国では景気との関連が深く、四
半期発表のGDPと異なり、月次で公表されるため、景気の動
向を探る指標として、市場参加者の注目度は高い。
0
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年)
(注) 1月分のデータは2月分と合算して3月に発表されています。
固定資産投資
2006年2月∼2016年12月:月次
 年 初 来 ( 1-12 月 ) の 固 定 資 産 投 資 ( 都 市
部)は 、前年比+8.1%と、1-11月の伸び 率
(前年比、%)
40
固定資産投資:都市部(年初来)
(同+8.3%)から低下しました。
30
20
固定資産投資
固定資産投資は、建設投資と固定資産の購入に関する月次指
標である。対象は都市部のみだが、中国のGDPにおいて、約4割
強を占める固定資本形成の動向を推測する上で重要な統計で
ある。中間投入を含むため、付加価値ベースのGDPとは異なる
点は要注意。
10
0
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年)
(注) 1月分のデータは2月分と合算して3月に発表されています。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表などは、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
15
経済カレンダー
月
2/27
[米] 耐久財受注(1月)
6
火
28
[日] 鉱工業生産(1月)
[米] GDP(10ー12月
期、改定値)
7
[豪] RBA理事会
[欧] ユーロ圏GDP(10−
12月期、改定値)
[米] 貿易統計(1月)
13
[日] 機械受注(1月)
20
14
[中] 鉱工業生産・固定資
産投資(2月)
[米] FOMC(∼3/15)
21
[日] 春分の日
27
水
3/1
8
[日] GDP(10−12月
期、2次速報値)
[日] 景気動向指数(1
月)
15
[日] 日銀金融政策決定
会合(∼3/16)
[米] 消費者物価指数(2
月)
[米] 小売売上高(2月)
22
29
金
3
[日] CPI(1月)
[米] ISM非製造業景況感
指数(2月)
[日] 法人企業統計
(10ー12月期)
[中] 製造業PMI(2月)
[米] ISM製造業景況感指
数(2月)
[米] 個人所得・個人消費
(1月)
[日] 貿易統計(2月)
[米] 中古住宅販売件数
(2月)
28
木
2
9
[中] 消費者・生産者物価
指数(2月)
[欧] ECB理事会
16
10
[米] 雇用統計(2月)
17
[豪] 新規雇用者数・失業
率(2月)
[米] 住宅着工許可件数
(2月)
23
[米] 新築住宅販売件数
(2月)
30
[米] GDP(10−12月
期、確報値)
24
[欧] ユーロ圏PMI(3月)
[米] 耐久財受注(2月)
31
[日] CPI(2月)
[日] 鉱工業生産(2月)
[米] 個人所得・個人消費
(2月)
出所:各種資料を基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記は作成日時点のものであり、予告なく変更されることがあります。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
16
投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項
【投資信託に係るリスクと費用】
 投資信託に係るリスクについて
投資信託は、株式、債券および不動産投資信託証券(REIT)などの値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リス
クもあります。)に投資をしますので、市場環境、組入有価証券の発行者に係る信用状況等の変化により基準価額は変
動します。このため、投資者の皆さまの投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、
投資元本を割り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します。また、投資信
託は預貯金とは異なります。
 投資信託に係る費用について
[ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。]
 お客さまが直接的に負担する費用
購入時手数料:上限4.104% (税込)
換金時手数料:換金の価額の水準等により変動する場合があるため、あらかじめ上限の料率等を示すことができませ
ん。
信託財産留保額:上限0.5%
 お客さまが信託財産で間接的に負担する費用
運用管理費用(信託報酬):上限
年率2.6824% (税込)
※上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報酬額の加算に
よってご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額の水準等により変動す
るため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
 その他費用・手数料
上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認くださ
い。その他費用・手数料については定期的に見直されるものや売買条件等により異なるため、あらかじめ当該費用
(上限額等を含む)を表示することはできません。
※ 手数料等の合計額については、購入金額や保有期間等に応じて異なりますので、あらかじめ表示することはできません。
※ 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。
費用の料率につきましては、アセットマネジメントOne株式会社が運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞ
れの費用における最高の料率を記載しております。
※ 投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国が異なることから、リスク
の内容や性質、費用が異なります。投資信託をお申し込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付目論見書)をあ
らかじめ、または同時にお渡ししますので、必ずお受け取りになり、内容をよくお読みいただきご確認のうえ、お客さ
まご自身が投資に関してご判断ください。
※ 税法が改正された場合等には、税込手数料等が変更となることがあります。
【ご注意事項】
 当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が作成したものです。
 当資料は、情報提供を目的とするものであり、投資家に対する投資勧誘を目的とするものではありません。
 当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その内容の完
全性、正確性について、同社が保証するものではありません。また掲載データは過去の実績であり、将来の運用成果を保
証するものではありません。
 当資料における内容は作成時点のものであり、今後予告なく変更される場合があります。
 投資信託は、
1. 預金等や保険契約ではありません。また、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。加
えて、証券会社を通して購入していない場合には投資者保護基金の対象ではありません。
2. 購入金額について元本保証および利回り保証のいずれもありません。
3. 投資した資産の価値が減少して購入金額を下回る場合がありますが、これによる損失は購入者が負担することとなり
ます。
17