子どもや保護者の前でペープサート(人形 劇)を披露する柳内さんと須田さん。 「英語に携わりたい」 夢を叶えてサークル運営 ゆ き す だ か 子どもと英語、好きなもの まとめて楽しむサークルに やなぎうち よ こ 翌 年 に は サ ー ク ル と は 別 に「 ホ ー キ ー ポーキー」というグループも立ち上げ、子ど もの通う幼稚園にお願いして英語遊びのボ ランティアを始めました。大好きな英語と 幼稚園児の子育てに追われながらも「英語 く自治会の子育てサロンなどにも呼んでも 英語遊びのボランティアは幼稚園だけでな 子ども、両方と触れ合えるようになりまし 柳 内 由 貴 さ ん( 二 町 町 )と 須 田 佳 代 子 さん(伊勢町)はずっと英語が好きでした。 た。 子 ど も が 卒 園 し た 後 も、 活 動 は 続 き、 に携わりたい」という気持ちが強くありま らえるようになりました。 サークル活動も5年目に入りました。子 どもが成長するにつれて、サークル仲間も した。そこで、ママ友親子が集まり、子ど もの友だちの外国人パパに先生になっても らって「親子英会話サークル」を立ち上げま した。 へんせん 増え、先生は2代目のケイシー・ネドリー さんになるなど、いろいろ変遷はありまし たが「子どもの成長を見守り、自分も勉強し ながら、楽しく気軽に英語に触れたい」とい う発足当時の思いはそのまま。活動日にな ると守山公民館の和室から子どもたちの元 気な英語と笑い声が聞こえてきます。 先生とコミュニケーション サークル運営も英語の勉強 子 ど も が 人 近 く に 増 え た サ ー ク ル は、 幼稚園や学校の終わる時間に合わせて、3 が同じ子育て中のママだから、温かい目で 来ても泣くか寝るかでした。でも、みんな 3年前から参加している親子は「入った ばかりの頃、子どもは3歳で、サークルに くのだとか。 て「私ももっと勉強しなくちゃ」と意欲が湧 ているか時々心配になるそうです。そうし ちなど細やかな部分までちゃんと伝えられ との会話はできているけれど、感謝の気持 き 見てくれていました。今はすっかりなじん ふん い い ま し た。 サ ー ク ル の 和 や か な 雰 囲 気 に、 子どもたち も「 一 番 好 き な 習 い サークル 運営の中で 見ながら名前や色、大きさなど、英語で学ん す。食べ物や動物などのイラストカードを 事」と笑顔。 も、ケイシー だ 事 を 使 っ て、「 色 遊 び 」や「 か る た 」、 る事は、 柳内 ション を と ベ ン ト を 取 り 入 れ た り、「 ホ ー キ ー ポ ー そのほかにも、ハロウィーンなど季節のイ げたり部屋を走り回ったりしていました。 遊んで触れ合う英語は、大変だけど楽しいよ ろう きたいと思います」と話していました。 が、何かの形でサークルをずっと続けてい も成長してゆくし、先の事は分かりません 口になってほしいと思っています。わが子 触れ合いがいろいろな世界に目を向ける窓 の成長を見るのはうれしいです。英語との 国人との垣根がなくなったり、子どもたち かった子が一番前で手を挙げていたり、外 柳内さんと須田さんは「サークル運営は 大変なこともあるけれど、人見知りの激し 触れる工夫をしています。 披露 したりと、子どもたちが楽しく英語に ひ キー」で準備したペープサート(人形劇)を さんと須田 ミ ュ ニ ケ ー 「じゃんけんゲーム」などで遊び、歓声をあ 先 生 と コ ケイシー先生と一緒に歌う「ハローソン グ」で、各クラスのサークル活動が始まりま 遊び・学び・世界を広げて 子どもたちの成長が喜び でみんなと一緒に遊んでいます」と話して さんの重要な役割です。柳内さんは、先生 一緒に参加することもあります。 もたちの後ろで、ママや兄弟たちが見守り、 クラスに分かれています。英語で遊ぶ子ど 30 お母さんも わたしも 楽しい すごく なんだか ホーキーポーキーによる 「英語で遊ぼう」 立命館守山高等学校 非常勤講師(アメリカ) 英語と子どもとの触れ合 い、両方を楽しむ親子英会話 サークル代表の柳内 由貴さん ( 左 後 )と 須 田 佳 代 子 さん親子 英語が大 好きな ママ友が始めた 動だから サークル活 C ケイシー・ネドリーさん 6 2017.3.1 No.1211 広報もりやま 広報もりやま 2017.3.1 No.1211 7 ◆親子英会話サークル 日本に住んで11年。親子英会 話サークルの先生になって3年 になります。小さい子どもを教 えるのはエネルギーが要ります。 疲れますね。でも、学ぶ気持ち で接してくれるので私も楽しい です。 覚えるのが早い子、遅い子、明 るい子、恥ずかしがり屋さんの 子など、いろいろな子がいて面 白いです。アメリカも日本も変 わりませんね。 普段教えている高校生とは全 然違いますが、集中力が切れな いよう興味が続くよう、テンポ 良く楽しい時間になるよう工夫 をしています。 子どもたちにとっては、ゲー ムなど遊びの延長で、英語を楽 しいと感じてもらう事が〝学び〟 になると思っています。 楽しく英語と触れ合う サークルの様子 英語で触れ合う親子の時間 A・B
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