2017 年 2 月 24 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式 .............................................................................................. 1 2. 注目テーマ① 米国の法人税減税で恩恵を受ける銘柄 ............................. 2 3. 注目テーマ② 高進捗率で 3Q 好業績の銘柄 .......................................... 3 4. 注目テーマ③ 来期好業績で低 PER 銘柄をピックアップ ........................... 4 5. ドル円相場 ............................................................................................ 5 6. 米国株式 .............................................................................................. 5 7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6 8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7 10. チャート分析 .......................................................................................... 8 11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9 投資情報部 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 21,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:19,000~20,000円> 20,000円 20,000 12 11 10 日経平均(左軸) 19,000 19,000円 18,000 9 8 7 17,000 25日移動平均(左軸) 6 75日移動平均(左軸) 16,000 5 15,000 4 3 14,000 2 13,000 1 東証一部売買代金(右軸) 12,000 9/6 2016年 9/28 10/19 11/9 11/30 12/20 1/13 2017年 2/2 2/22 3/14 0 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 三角保ち合いからそろそろ上放れか 来週の日経平均は19,000~20,000円とイベントを通じて徐々に上値を試す展開を予想する。 日経平均はチャート面で下値切り上げの三角保ち合いが続いており、当面は19,500円を上抜けるかがポイ ント。来週のトランプ米大統領による「税に関する驚くべき発表」がそのきっかけとなる可能性があろう。 仏大統領選を巡る不透明感が重石に 足元では4~5月に行われる仏大統領選を巡る不透明感などが日本株の重石となっている。世論調査などか らは、反EUを掲げる極右政党のルペン候補が全体の支持率で首位にあるものの、上位2者による決選投票 では敗れる公算が高いとみられており、過度な懸念は杞憂に終わる可能性が高い。 しかし、昨年の英国民投票や米大統領選の結果から、事前の世論調査に対する市場の信認は低くなって いるとみられ、結果が判明するまでは投資家心理の改善を阻む要因となろう。 米法人税減税発表となれば日本株の上値抑制要因が1つ払拭へ トランプ米大統領は2月28日の施政方針演説で法人税減税など税制に関する発表をすると見込まれてい る。具体的な税率や実施時期についてはトランプ米大統領と議会共和党との間で隔たりがある部分も多く、 どこまで踏み込んだ発言がされるかに注目が集まる。 減税策に対してなんらかの発表があれば、日本株の上値抑制要因の払拭が一歩進むこととなろう。 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 1 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① 米国の法人税減税で恩恵を受ける銘柄 図表1. 議会演説で想定される減税策等 横山 敦史 今週の最大の注目イベントは、2月28日のトラン プ米大統領による経済などの基本政策を示す議 会演説だ。トランプ米大統領が今月9日に、2~3 週間以内に「税に関する驚くべき発表」をすると 発言し、マーケットでは月末の議会演説で減税 策の具体案が示されるとの期待が高まりつつあ る。 トランプ氏が掲げる政策のうち、今回発表される 可能性が高いのは、法人税の引き下げ(35%→ 15~20%)と考える(図表1)。ほかにも国境税調整 や本国投資法、所得税改革などが税制改革とし て掲げられており、法人税減税と併せて言及さ れる可能性があるため、どこまで踏み込んだ内 容となるかが注目される。ただ、国境税調整をは じめ、米議会共和党との調整が難航している部 分も多く、発言の有無と実現性については分け て考える必要はありそうだ。 実際に米国で法人税減税が実現した場合、米 国に現地法人を持つ日本企業も法人税減税の 恩恵を受けることが予想される。有価証券報告 書の所在地別売上高情報では、米国などに拠 点を置く現地法人における売上高や営業利益な どが観察可能で、米国売上高比率の高い銘柄 は相応に恩恵を受けると考えられる(図表2)。ト ランプ米大統領が今回減税に言及すれば、株 式市場でも期待が先行するかたちで関連銘柄の 物色が進もう。 具体的には、自動車大手の中でホンダ(7267)は 米国売上高比率が48.5%と相対的に高い。米国 内での生産比率も約7割と高く、国境税調整の 影響を受けにくいため期待は高まりやすいと考 える。その他では、売上の9割をホンダが占める TSテック(7313)や、測量・計測機器に強みを持 つトプコン(7732)、ミニショベルで世界2位の建 設機械メーカーである竹内製作所(6432)、米国 最 大 手 級 の ド ア メ ー カ ー を 買 収 し た 三 和 HD (5929)などが挙げられる。 法人税減税 ➢ 国税に当たる連邦法人税を35%→15~20% 程度に大幅引き下げ ➢ 減税分だけ企業利益を押し上げへ 国境税調整 ➢ トランプ案:輸出品を非課税、輸入品は20%の課税 ➢ 下院共和党案:輸出を非課税とする一方で輸入コストの控除を禁止。 輸入品に対しては実質的に15~20%の課税に ➢ 両案ともWTO(世界貿易機関)ルール違反の可能性も 本国投資法 ➢ 海外留保金を米国内に還流させる際の税率を35% →10% 程度に減税 ➢ 議会とは比較的調整しやすい 所得税改革 ➢ 最高税率の引き下げや、所得控除の拡大などが柱 ➢ 支持者(ブルーカラー)の多くが恩恵を感じやすい政策の1つ 出所: 各種報道よりSMBC日興証券作成 図表2. 米国法人税減税の恩恵を受ける主な銘柄 コード 銘柄略称 NEEDS業種小分類・ 主業種 7313 TSテック 自・部品(内外装) 時価総額 (億円) 米国売上高 金額(億円) 比率 2,009 2,471 49.9% 48.5% 7267 ホンダ 自動車(乗用車) 65,556 85,371 7201 日産自 自動車(乗用車) 47,209 65,004 40.9% 2,183 586 32.5% 7732 トプコン 計測・分析機器 6432 竹内製作 建設・土木機械 7203 トヨタ 自動車(乗用車) 3382 7&I-HD コンビニエンスストア 5929 三和HD 建材(窓・サッシ) 9370 郵船ロジ 国際貨物 4704 トレンド ソフト(一般・汎用) 1,150 408 31.1% 212,193 110,520 31.0% 39,376 18,553 30.7% 2,593 1,101 30.1% 513 1,177 24.2% 7,001 387 24.2% 6465 ホシザキ 業務用厨房機器 6,416 618 22.7% 6135 牧野フ 工作機械 1,313 476 21.8% 4914 高砂香 香料 712 325 21.0% 3405 クラレ 原料樹脂 6,207 1,219 20.7% 7864 フジシール パッケージ・ラベル印 1,333 289 20.2% 注:直近本決算で米国現地売上高比率が20%以上の銘柄のうち、主な 銘柄を掲載。米国現地売上高比率は、所在地別売上高情報で所 在地に北米や米国などの表記がある売上高を集計。時価総額は2 月22日終値ベース 出所: QUICKなどよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② 高進捗率で3Q好業績の銘柄 図表1. 主な業種の業績修正状況と10-12月期増益率 2017年3月期第3四半期(3Q)決算発表がほぼ 出そろった。決算発表時に同時に公表される通 期会社予想の修正状況は、資源価格の上昇な どを追い風に鉱業や石油・石炭製品などで上方 修正が散見された(図表1)。また、世界的な景気 回復や円安進行などから電気機器や輸送用機 器の一角にも上方修正の動きが見られた。一方、 小売業などではインバウンド消費や個人消費が 振るわず、通期予想の下方修正を発表する企業 が見られた。 16年12月末時点の会社の通期計画に対する第 3四半期までの業績の進捗率は、営業利益ベー ス で 80.6% 、 経 常 利 益 ベ ー ス で 83.5% だ っ た (TOPIX採用の継続的にデータが取れる1,244社 ベース)。直近5年のデータと比較すると、相対的 に進捗率は高いことがわかる(図表2)。背景とし ては、トランプ米政権の動向など外部環境に不 透明感が強く、より保守的な会社想定を置いて いた企業が多かったことや、10-12月期に急速に 円安が進んだことで業績が上振れたことなどが 挙げられよう。 決算を終えて業績の進捗率が高かった銘柄は すでに物色が広がっている可能性がある。ただ、 進捗率の高さは足元の事業環境が会社の想定 より好転していることを示唆しており、株価も当面 は底堅く推移することが見込まれる。本決算や来 期に向けても注目が集まりやすいだろう。 2017年に入ってから日経平均はボックス圏での 推移となっている。しかし、決算動向を加味した 個別ではまだ上昇余地のある銘柄も多い。マー ケット全体が方向感に乏しい時こそ、好業績銘 柄の見極めが肝心となろう。図表3では、3Q終了 時点で業績進捗率が高く、過去の平均進捗率よ りも水準が高かった銘柄をスクリーニングした。投 資の参考とされたい。 通期会社予想修正率 10-12月期増益率 2017年3月期 (前年同期比) 営業利益 経常利益 営業利益 経常利益 TOPIX 3.0% 3.0% -0.6% 11.3% 製造業 4.5% 5.3% -4.2% 9.8% 石油・石炭製品 20.6% 16.8% 黒字転換 黒字転換 電気機器 3.4% 3.9% -16.9% -10.6% 輸送用機器 7.6% 7.8% -20.3% -8.4% 非製造業(除く金融) 1.1% 2.0% 4.9% 18.8% 鉱業 19.4% 23.5% 7.0% 36.6% 小売業 -3.0% -2.8% -4.0% 1.7% 注:2017年3月期の会社予想は2月14日時点の会社予想、未公表の銘 柄は東洋経済予想を集計。会社予想修正率は2016年12月末時点 の会社予想で算出(未公表の銘柄は東洋経済予想) 出所: QUICK、東洋経済新報社よりSMBC日興証券作成 図表2. 第3四半期終了時点の進捗率の推移 90% 85% (兆円) 営業利益(3Q累計、右軸) 経常利益(3Q累計、右軸) 営業利益進捗率(左軸) 経常利益進捗率(左軸) 30 25 20 80% 15 75% 10 70% 65% 5 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 0 注:各年度の2月16日時点のデータ。進捗率は各年度12月末時点の会 社計画に対する進捗。継続的にデータを取得できるTOPIX採用の3 月期決算企業で12月末時点で営業利益と経常利益の会社計画を 発表している1,244社が対象 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 図表3. 17年3月期3Q好業績銘柄 3Q累計営業 営業利益 5期平均 利益(億円) 進捗率 進捗率 4516 日本新薬 医薬品 175 129.6% 85.4% 6460 セガサミー 機械 351 125.2% 76.2% 2281 プリマ 食料品 132 112.9% 97.5% 7832 バンナムHD その他製品 602 105.5% 99.4% 2810 ハウス食G 食料品 113 102.7% 91.1% 2201 森永 食料品 169 102.3% 96.1% 2871 ニチレイ 食料品 263 101.3% 89.4% 2531 宝HLD 食料品 127 101.1% 98.1% 9401 TBSHD 情報・通信業 169 99.3% 83.5% 4403 日油 化学 188 98.8% 83.2% コード 銘柄名 横山 敦史 業種名 注: TOPIX採用3月期決算企業のうち、17/3期3Qの営業利益と経常利 益が黒字、17年に入ってから会社予想を下方修正していない、時価 総額1,000億円以上、営業利益進捗率が直近5期の平均を上回って いる、今期来期ともに増収増益予想(東洋経済予想)との条件を満 たす企業を営業利益進捗率が高い順に掲載(進捗率は16年12月 末時点の会社予想に対する進捗) 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 3 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ 来期好業績で低PER銘柄をピックアップ 図表1. TOPIXの予想EPSとPERの推移 35 (倍) TOPIXの12ヵ月先予想PERは米大統領選以降、 上昇傾向にあったが、足元では14倍程度まで低 下してきている(2/17時点)。 TOPIXの予想PERは、リーマン・ショック前の業 績拡大局面では、概ね15~20倍程度のレンジで 推 移 し て い た が 、 2012 年 以 降 の 予 想 PER は 10~16倍と低い水準に留まっている(図表1)。特 に直近では、予想EPSがリーマン・ショック前の水 準を上回り、業績拡大が見込まれるものの、米国 の政策や欧州政治を巡る不透明感から、バリュ エーションが切り上がりづらい状態が続いている。 しかし、これらの不透明要因の市場への織り込 みが進むにつれ、バリュエーションが切り上がっ ていこう。また、コーポレートガバナンス・コードな どにより、日本企業の株主還元姿勢が強まって いることなどを踏まえると、日本株市場に対する 期待値が上昇(=PERの上昇)するのではないだ ろうか。 来期好業績でPERが比較的低位に留まる銘柄 を探った。図表3はTOPIX採用企業で、(1)今期 予想経常利益、税引利益がともに赤字でない、 (2)来期予想経常利益、税引利益がともに15% 以上増益、(3)来期予想PERが20倍以下かつ、 来期予想ROEが8%以上、との条件を満たす銘 柄のうち、時価総額上位10社を抽出した(予想 は2/22時点のQUICKコンセンサス予想)。 外需企業が多く並んだが、来期は円高の影響が 一巡することが一因であろう。また、国内外の景 気拡大の影響もあると思われる。個別では、ソニ ーの来期業績は、「プレイステーション」の世界 的なヒットで営業利益が過去最高となった98/3期 以来の利益水準が予想される。また、東京エレク トロンは半導体製造装置の受注が好調で来期は 営業最高益更新が予想され、期待値の上昇で PERが切り上がる余地は多分にあろう。 120 110 12ヶ月先予想EPS(右軸) 30 石田 卓也 100 90 25 80 20 70 60 15 50 40 10 30 12ヶ月先予想PER(左軸) 5 02/1 04/1 06/1 08/1 10/1 12/1 14/1 20 16/1 (年/月) 注:予想はIBES予想 出所: DatastreamよりSMBC日興証券作成 図表2. TOPIX予想EPSから試算した日経平均レンジ 30,000 (円) EPS×20 EPS×18 25,000 EPS×16 20,000 EPS×14 日経平均 EPS×12 15,000 10,000 5,000 00/1 02/1 04/1 06/1 08/1 10/1 12/1 14/1 16/1 18/1 (年/月) 注 : TOPIX の 12 ヵ 月 先 予 想 EPS を 基 に 、 NT 倍 率 を 用 い て PER ご と (12~20倍)の日経平均(週足の水準を試算。予想はIBES予想) 出所: DatastreamよりSMBC日興証券作成 図表3. 主な来期増益・低PER銘柄 2/23 経常 予想 経常利益 増益率 終値 決算期 (億円) (%) (円) 3,515.0 2018/03 4,723 119.2 銘柄 コード 銘柄略称 6758 ソニー 10.3 17.4 6981 村田製 16,375.0 2018/03 2,534 17.4 13.7 18.4 6503 三菱電 1,707.0 2018/03 3,298 15.5 11.6 15.8 7270 富士重 4,292.0 2018/03 5,668 31.2 23.7 8.4 8053 住友商 1,533.5 2018/03 2,608 26.9 8.1 9.9 8035 東エレク 11,355.0 2018/03 1,761 18.1 20.2 14.6 4755 楽 天 1,125.5 2018/12 1,494 17.8 10.8 18.1 5802 住友電 1,869.5 2018/03 1,926 17.6 8.1 13.2 ROE (%) PER (倍) 6702 富士通 657.3 2018/03 1,793 30.6 13.9 11.6 7202 いすゞ 1,550.0 2018/03 1,913 18.1 13.9 10.6 注: 米国会計基準とIFRS採用企業については、税引き前利益を経常 利益とする 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 4 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 5.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) この1週間は、週前半に113円台後半を回 復したが、FOMC(連邦公開市場委員会) 議事要旨や米財務長官の発言などを背景 に押し戻された。 来週はトランプ米大統領の施政方針演説 (28日)が焦点。大規模な減税策への詳細 な説明があった場合は、トランポノミクス期 待の再浮上でドル高での反応が想定され るが、新政権がオバマケアの見直しを最優 先としているとの見方は根強い。具体的な 説明がなければ、期待剥落によるドル安が 予想され注意したい。 もっとも、演説で詳細な説明がなくとも、経 済政策は3月上中旬に提出予定の予算教 書で明確化される。それに向けて期待の 再浮上が見込まれ、ドルをサポートしよう。 したがって、今回の演説でドル安に振れて も一時的なものに留まるとみている。 <来週の予想レンジ:111.50~114.00円> 120 118 116 114.00円 114 112 111.50円 110 108 106 104 102 100 98 9/1 9/22 2016年 10/13 11/3 11/24 12/15 1/5 2017年 1/26 2/16 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6.米国株式 田中 浩介 【S&P500構成業種の指数推移】 ※「トランプ・ラリー」は継続中だが、トランプ氏が共和党提案の国境調整税は 「雇用創出につながる」などとしたことで、小売株(一般消費財)が下落、大規 模インフラ政策の審議後ずれ観測から素材や資本財が足元で下落している。 今週は、NYダウが23日時点で10連騰を記 録し、史上最高値を更新した。 ここ1~2週間の米国株の上昇は、トランプ氏 が法人税改革の「驚異的」な策を2、3週間 以内に発表すると9日に発言したことが起 点となっている。また、堅調な決算内容、合 併、自社株買いのニュースも寄与している。 一方、23日にトランプ氏が共和党提案の国 境調整税を部分的に支持したことや、大規 模インフラ政策の審議が遅れるとの一部見 方が関連銘柄の株価の重石となっている。 投資家の買いポジションが増加していると の指摘もあり、目先は株価調整リスクを意識 したい。来週28日には、トランプ大統領の 施政方針演説が行われるが、市場が期待 するほどの詳細が発表されない可能性があ る。同イベント通過後は、3月3日のイエレン FRB議長講演や、10日の雇用統計などの 重要経済指標発表に焦点が移ろう。 (2016/12/30=100) 109 107 S&P500 公益 一般消費財 素材 電気通信 情報技術 情報技術 金融 不動産 生活必需品 ヘルスケア 資本財 エネルギー ヘルスケア 一般消費財 S&P500 素材 資本財 105 103 101 99 電気通信 97 95 エネルギー 93 12/30 1/5 1/10 1/13 1/19 1/24 1/27 2/1 2016年 2017年 2/6 2/9 2/14 2/17 2/23 (月/日) 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 5 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 7.投資部門別売買動向 長谷川 景子 2月第3週の投資部門別売買動向(現物・先物) 2月第3週は、海外投資家が▲1,040億円の売り越しに転じた。NYダウが連日過去最高値を更新する中、海 外投資家は日本株に対して売り姿勢をみせ日経平均は19,500円を前にもみ合いとなった。 一方で、個人投資家は1,084億円の買い越しに転じた。事業法人は47億円と小幅ながら3週連続で買い越し、 信託銀行は▲758億円と3週連続の売り越しとなった。 ジャスダック市場では、海外投資家が6週ぶりの大幅買い越しとなった。 【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】 (億円) 15,000 (円) 日経平均株価(右軸) 事業法人(左軸) 信託銀行(左軸) 19,500 海外投資家(左軸) 個人(左軸) 10,000 18,500 5,000 17,500 0 16,500 ▲ 5,000 15,500 14,500 ▲ 10,000 16/8/20 16/9/24 16/10/29 16/12/3 17/1/7 17/2/11 (年/月/日) 注: 売買動向は2016年8月第3週から2017年2月第3週まで、株価は2017年2月23日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、 225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 【日経ジャスダック平均と主な投資部門別売買動向の推移】 100 (億円) (円) 3,100 信託銀行(左軸) 80 60 日経ジャスダック平均(右軸) 事業法人(左軸) 3,000 海外投資家(左軸) 個人(左軸) 2,900 40 2,800 20 2,700 0 2,600 ▲ 20 2,500 ▲ 40 2,400 ▲ 60 ▲ 80 2016/08/20 2,300 2016/09/24 2016/10/29 2016/12/03 2017/01/07 2017/02/11 2,200 (年/月/日) 注: 売買動向は2016年8月第3週から2017年2月第3週まで、株価は2017年2月23日までのデータ 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 6 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 8.個人投資家の買付動向 髙山 裕介 【買付代金上位10銘柄(2/17~2/23、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 市場 業種 東証 ETF 2/16終値 (円) 1570 日経レバ 6502 東 芝 東証1部 電気機器 7201 日産自 東証1部 7203 トヨタ 7270 2/23終値 (円) 騰落率 (%) 14,790.0 14,830.0 0.3 202.7 215.0 6.1 輸送用機器 1,123.5 1,112.0 -1.0 東証1部 輸送用機器 6,457.0 6,498.0 0.6 富士重 東証1部 輸送用機器 4,344.0 4,292.0 -1.2 7717 Vテクノロジー 東証1部 精密機器 16,890.0 16,440.0 -2.7 7974 任天堂 東証1部 その他製品 23,120.0 23,205.0 0.4 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行 770.7 764.2 -0.8 8316 三井住友 東証1部 銀行 4,580.0 4,481.0 -2.2 9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信 8,657.0 8,642.0 -0.2 東芝(6502)は分社後の半導体新会社の 企業価値を2兆円以上で見積もるよう提案 したことが伝わり、財務改善への期待感が 高まった。 株価の出遅れ感から日産(7201)、トヨタ (7203)、富士重(7270)といった自動車株 には引き続き個人投資家の押し目買いが 入った。 Vテクノロジー(7717)は17/3期通期利益見 通しの上昇修正で材料出尽くし感から一 旦調整も、個人投資家の押し目買い意欲 は強い様子。 大ヒットスマホゲーム「Pokémon GO」の大 幅リニューアルの発表を受け、収益拡大期 待から任天堂(7974)に買いが集まった様 子。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介 【値上がり率上位10銘柄(2/17~2/23)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 1726 6240 9880 2170 2772 3648 3385 6055 4704 3649 BRHD ヤマシンフィルタ イノテック LINK&M ゲンキー AGS 薬王堂 Jマテリアル トレンド ファインデクス 業種 建設 機械 卸売 サービス 小売 情報・通信 小売 サービス 情報・通信 情報・通信 2/16 終値 (円) 300.0 1,671.0 654.0 418.0 5,870.0 1,814.0 2,216.0 1,468.0 4,395.0 950.0 2/23 終値 値上がり率 (% ) (円) 355.0 18.3 1,944.0 16.3 755.0 15.4 482.0 15.3 6,730.0 14.7 2,052.0 13.1 2,506.0 13.1 1,659.0 13.0 4,960.0 12.9 1,071.0 12.7 【値下がり率上位10銘柄(2/17~2/23)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 7248 9418 8361 8107 3778 3415 6387 5423 1773 4681 カルソカンセ U-NEXT 大垣銀 キムラタン さくら トウキョベース サムコ 東製鉄 YT L リゾートトラス 業種 輸送用機器 情報・通信 銀行 繊維製品 情報・通信 小売 機械 鉄鋼 建設 サービス 2/16 終値 (円) 1,801.0 1,327.0 456.0 8.0 1,150.0 3,120.0 1,137.0 1,074.0 43.0 2,239.0 2/23 終値 値下がり率 (% ) (円) 1,284.0 -28.7 1,059.0 -20.2 393.0 -13.8 7.0 -12.5 1,020.0 -11.3 2,809.0 -10.0 1,041.0 -8.4 991.0 -7.7 40.0 -7.0 2,087.0 -6.8 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 7 日経平均は2/17~2/23の間、0.1%上昇。 LINK&M(2170): 本決算発表後に売られたものの、「働き方 改革」関連銘柄として見直し買いの動き。 薬王堂(3385): テレビ番組で投資ファンドの注目銘柄とし て紹介されたことなどを材料視。 トレンド(4704): 16/12期経常利益が計画を大幅に上回り、 17/12期も増益見通しを示したことを好感。 カルソカンセ(7248): 特別配当を差し引いたTOB価格にさや寄 せ。 大垣銀(8361)、さくら(3778): 公募増資を発表し、需給悪化懸念が高ま った。 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 10.チャート分析 石田 卓也 【米10年国債利回り】 3.0 【WTI原油先物】 米10年国債利回りは年初以降、三角保ち合いを 形成している。三角保ち合いが放れる際は直前 のトレンドを継続する場合が多い。 WTI原油先物は足元で高値54.06ドル(16/12/28) を上抜けてきた。年初にも紹介したように、逆三尊 のネックラインを上抜けていることもあり、上昇トレン ドは継続。61.43ドル(15/6/10)が目安となろう。 (%) (ドル/バレル) 65 61.43ドル 2015/6/10 60 2.5 55 50 2.0 45 40 1.5 35 30 (年/月) 1.0 15/10 16/1 16/4 16/7 16/10 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 17/1 25 15/4 17/4 (年/月) 15/7 15/10 16/1 16/4 16/7 16/10 17/1 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(2/23時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 2/23 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 19,371.46 136.84 0.71 19,176.76 移動平均 18,807.36 乖離率 17,390.87 指数 TOPIX 2/23 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,556.25 11.71 0.76 JPX日経400 13,952.96 97.49 0.70 2.99 東証2部指数 5,662.57 51.38 0.92 11.38 東証マザーズ指数 1,046.96 22.15 2.16 1.01 売買高(東証1部、万株、①) 196,106 日経JASDAQ平均 2,977.49 53.91 1.84 25日移動平均 192,177 東証REIT指数 1,817.16 22.65 1.26 売買代金(東証1部、億円、②) 25日移動平均 売買単価(円、②/①) 20,043 東証1部予想配当利回り(%) 22,410 東証1部予想PER(倍) 1022.08 1.92 16.91 東証1部PBR(倍) 1.29 東証REIT指数予想分配金利回り(%) 3.75 主要指数がもみ合いとなるなか、日経JASDAQ平均 【テクニカル指標】 は10連騰で昨年来高値を更新。国内長期金利の低 騰落レシオ(東証1部、25日) 下もあり、東証REIT指数が5日続伸となっている。 サイコロジカル(TOPIX) ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) [単位:%] 判定 113.29 ― 58.33 ― 90.48 買われ過ぎ ― 67.03 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平 均。テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:70%以上が買われ過ぎ、30%以下 が売られ過ぎ、ストキャスティクス:70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎ、RSI:70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 8 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 11.来週・再来週の主なスケジュール 山方 大輝 来週、国内では鉱工業生産指数が発表予定。世界経済は拡大傾向にあることに加えて、円安による輸出押 し上げもあり生産は当面、堅調な推移となろう。 また、3月1日には、各国の景況感指数の発表が相次ぐ。世界の株式市場が底堅く推移している背景には足 元の良好な景況感がある。2月もその傾向が続いているのか確認したい。 海外では、トランプ米大統領の施政方針演説を控えている。2月9日に税に関する驚くべき計画を公表すると しており、減税政策や各政策に対する発言が注目される。 【来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 米国 2月 27日 (月 ) ユーロ圏 日本 2月 28日 (火 ) 米国 ユーロ圏 英国 NZ 日本 米国 3月 1日 (水 ) ユーロ圏 英国 中国 3月 2日 (木 ) 豪州 インドネシア タイ ユーロ圏 豪州 マレーシア 北アイルランド 日本 3月 3日 (金 ) 米国 ユーロ圏 3月 4日 (土 ) 3月 5日 (日 ) ロシア トルコ - 日本 中国 1月 1月 1月 10-12月期 1月 2月 1月 1月 11-1月期 耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比、 速報) 耐久財受注( 前月比、 速報) 中古住宅販売成約指数(前月比) プライスライン・グループ決算 マネーサプライM3(前年比) 経済信頼感指数 小売業販売額(前年比) 鉱工業生産指数( 前月比、 速報) パーク24決算 - トランプ大統領、 初の施政方針演説( 上下両院合同会議) 10-12月期 実質 GDP( 前期比年率、 改定値、 前回値は速報値) S&P/ ケース シラー住宅価格指数( 前年比) 12月 2月 シカゴ購買部協会景況指数 2月 コンファレンスボード消費者信頼感指数 10-12月期 センプラ・エナジー決算 2月 消費者物価指数( 速報、 前年比) 2月 全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日) 1月 貿易収支 10-12月期 設備投資( 法人企業統計、 ソフトウエ ア 除く、 前年比) 10-12月期 設備投資( 法人企業統計、 ソフトウエ ア 含む、 前年比) 2月 新車販売台数(除く軽自動車、前年比) - 地区連銀経済報告( ベージ ュ ブッ ク) 1月 個人所得(前月比) 1月 個人支出(前月比) PCEコア ・ デフレータ 1月 ( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比) 2月 自動車販売台数(年換算) ISM製造業景況指数 2月 2月 製造業PMI(確報、前回値は速報値) 2月 製造業PMI 2月 製造業 PMI 2月 非製造業PMI 10-12月期 実質 GDP( 前期比) 2月 消費者物価指数(前年比) 2月 消費者物価指数(前年比) 1月 失業率 1月 貿易収支 - 政策金利 - 自治議会選 1月 全国消費者物価指数( 生鮮食品除く、 前年比) 1月 家計調査-実質消費支出(前年比) 1月 有効求人倍率 1月 失業率 2月 都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比) 任天堂からNintendo Switch発売 - 2月 ISM非製造業景況指数(総合) イエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長が講演(シカゴ) - 1月 小売売上高(前月比) 2月 サービス業PMI(確報、前回値は速報値) 2月 コンポジットPMI 2月 消費者物価指数(前年比) - - - 自民党党大会(総裁任期延長承認) 全国人民代表大会(全人代、10日間程度) - 市場予想 0.5% 1.8% 0.9% - - - 1.3% 0.4% 前月・ 前期・ 前年 0.5% ▲0.5% 1.6% - 5.0% 107.9 0.7% 0.7% - - 2.1% - - 1.9% 5.27% 50.3 111.8 - 1.8% 4.3% ▲0.41億NZドル ▲1.4% ▲1.3% 8.6% - 53.0 110.9 - - - - - - - - 0.3% 0.3% - 0.3% 0.5% 1.8% 1,760万台 55.6 - - 51.1 - - - 1.49% - - - - ▲0.1% 0.3% 1.44倍 3.1% ▲0.2% 1.7% 1,748万台 56.0 55.5 55.9 51.3 54.6 ▲0.5% 3.49% 1.55% 9.6% 35.11億豪ドル 3.00% - 56.5 - 56.5 - - - - - ▲0.3% 55.6 58.3 9.22% - 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年2月23日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 9 - ▲0.2% ▲0.3% 1.43倍 3.1% ▲0.3% 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週、国内では毎月勤労統計が発表予定。基本給はプラスが持続している。賃金の増加は家計の消費に 恩恵をもたらすため、堅調な推移を期待したい。 また、10日には法人企業景気予測調査が発表予定。前回の発表分では景況判断が大きく改善した。一方で 足元の為替等が心理的な重しとなっている可能性には注意したい。 海外では、10日に米国雇用統計が発表予定。年内は労働参加率と賃金の緩やかな上昇が予想される。引き 続き堅調な推移となるかが焦点となろう。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 3月 6日 (月 ) 米国 豪州 米国 ユーロ圏 英国 豪州 フィリピン ロシア 南ア ブラジル - 3月 7日 (火 ) 日本 3月 8日 (水 ) 米国 独 中国 ブラジル 日本 3月 9日 (木 ) ユーロ圏 中国 メキシコ 日本 米国 3月 10日 (金 ) 独 中国 3月 11日 (土 ) 3月 12日 (日 ) インド ブラジル インド 米国 1月 1月 1月 10-12月期 2月 - 2月 2月 10-12月期 10-12月期 製造業受注(前月比) 小売売上高(前月比) 貿易収支 実質 GDP(前期比、 改定値、 前期値は速報値 ) ハリファックス住宅価格指数(前月比) 政策金利 消費者物価指数(前年比) 消費者物価指数(前年比、発表日未定、~9日) 実質GDP(前期比年率) 実質 GDP( 前期比) ジュネーブ国際モーターショー(~19日) - 10-12月期 実質 GDP(前期比年率、 2次速報、 前回値は速報値 ) 1月 経常収支( 季調済) ADP雇用統計( 前月比) 2月 1月 鉱工業生産(前月比) 2月 貿易収支 2月 輸出( 前年比) 2月 輸入( 前年比) 1月 鉱工業生産(前月比) 1月 毎月勤労統計-現金給与総額(前年比、速報) ECB( 欧州中央銀行) 理事会 - - 政策金利 EU首脳会議(~10日、ブリュッセル、英国がEU離脱通知?) - 2月 消費者物価指数( 前年比) 2月 消費者物価指数(前年比) 1-3月期 法人企業景気予測調査 ( 景況判断BSI- 大企業製造業、 前期比) 1-3月期 法人企業景気予測調査 ( 景況判断BSI- 大企業全産業、 前期比) メジャーSQ(特別清算指数)算出 - 2月 民間部門雇用者数( 前月比) 2月 非農業部門雇用者数( 前月比) 2月 失業率 1月 輸入(前月比) 1月 貿易収支 1月 輸出(前月比) 2月 新規銀行融資( 発表日未定、 ~1 5 日) 2月 マネーサプライM2(前年比、発表日未定、~15日) 1月 鉱工業生産(前年比) 2月 IPCA(拡大消費者物価指数、前年比) - - 大規模地方議会選、一斉開票 夏時間入り(NY証券取引所の取引時間が日本時間でPM10:30~翌AM5:00に) 市場予想 0.9% - ▲460億ドル - - 1.50% - - - - - - - 18.5万 人 - - - - - - - - - - - 前月・ 前期・ 前年 1.3% ▲0.1% ▲443億ドル 0.4% ▲0.9% 1.50% 2.7% 5.0% 0.2% ▲0.8% - 1.0% 16,692億 円 24.6万 人 ▲3.0% 513.5億 ド ル 7.9% 16.7% 2.3% 0.5% - 0.00% - 2.5% 4.7% - 7.5%pt - 3.0%pt - 18.3万 人 17.5万 人 4.7% - - - - - - - - - - 23.7万 人 22.7万 人 4.8% 0.0% 187億ユーロ ▲3.3% 20,300億 元 11.3% ▲0.4% 5.35% - - 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年2月23日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 10 2017 年 2 月 24 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目 的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報 が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等 は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の 使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様 の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目 論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本 資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製 または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。 本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。 【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】 手数料等について 弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内 の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400 円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過 損リスク)があります。 また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。 上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。 商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号 加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商 品取引業協会 (2015/04/09 版)
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