平成29年度 1 子どもを育む文化創造事業 業務委託仕様書 事業の目的 平成28年4月に施行した京都府少子化対策条例の基本理念に基づき、府民一人 ひとりが家庭を築き、子どもを生み、育てることに対する関心と理解を深めるとと もに、社会全体で子育てを応援・実践する気運を醸成する府民運動を展開する。 2 契約期間 平成29年4月1日から平成30年3月31日まで 3 委託業務内容 委託業務は、企画立案・執行、広告枠の確保や関係団体との交渉、広報物の作成等、 キャンペーン及び情報発信に係る業務全般とし、制作物は本府ホームページ並びに京 都府少子化対策府民会議及びきょうと婚活応援センター主催のイベントなど、少子化 対策事業全般に活用できるようにすること。また、著作権、肖像権等の権利関係が発 生すれば調整を行うこと。 なお、29年度末時点での本事業の努力目標は、下記のとおりとする。 ・府民運動の認知度 目標 60% 結婚や子育てを応援する行動の実現 ・「きょうと育児の日」の認知度 目標 30%(60%×0.5) 目標 60% 「きょうと育児の日」を意識した行動実現 目標 30%(60%×0.5) (※京都府が、府内各地域・年代ごとに、事前に登録した方を対象として京都府広 報モニターアンケートを実施し計測する。) Ⅰ 特設ポータルサイトの運営及び内容更新 平成28年度に立ち上げた本事業の特設ポータルサイトを運営・維持管理し、京都 府をはじめ、府民会議構成団体の少子化対策に係るプラットフォームとして運営する とともに、下記Ⅲの各実施事業の効果的な情報発信を行うこと。 また、契約期間終了後も、京都府が本ポータルサイトを切れ目なく運用できるよう、 次年度へ円滑に引き継ぐこと。 内容更新にあたっては、京都府と協議の上、府民にとって見やすく訴求力のあるビ ジュアルのページ構成とすること。 ※システム要件については、別添参照 Ⅱ 年度を通じた気運醸成の継続的広報 「きょうと育児の日」の普及啓発やキャンペーン作品等(28年度府民参加型キ ャンペーン事業の成果物を含む)を活用した、府民の気運醸成のための継続的広報 (情報発信)を企画立案の上、効率的・効果的に実施すること。 実施に当たっては、府民に訴求する、核となるキャッチコピー等を設け、少子 -1- 化対策に係る府民運動全体が見える形で、SNS等も活用しながら府民に浸透で きるよう、各種の情報を効果的に発信できる仕組みを検討すること。 Ⅲ 各実施事業 (1) 京都府少子化対策府民会議 社会全体で少子化対策を推進する気運を醸成するため、京都府、事業者、市町村、 結婚支援団体、子育て支援団体、教育関係機関等で構成される府民会議を28年1 1月に設置したところであり、29年度においても普及啓発活動の推進や情報共有 ・情報交換、京都府との事業協働等を実施する。 なお、下記①から③の事業執行にあたっては、府民会議の活動をさらに発展させ るとともに、その活動を府民に広く浸透させることを念頭に、効果的な事業提案を 行うこと。 ① 講演、シンポジウム等の開催 社会全体で少子化対策を推進する気運を醸成する府民運動を展開するため、府 民会議総会の開催に合わせ、講演、シンポジウム等の催しを実施すること。 (※下記(3)第11回子育て支援表彰と同時開催) ② 特設ページの運営 Ⅰの特設ポータルサイト内で、本事業のページを運営し、本会議の概要や構成団 体の取組をわかりやすく掲載するとともに、参画団体の「応援メッセージ」を掲載 すること。 ③ 内容の逐次更新 上記内容を充実させるため、参画団体やその取組内容に変動があった場合は、逐 次速やかに内容を更新すること。 (2)子ども育み応援団(企業、事業所等) 「きょうと育児の日」における定時退社の促進や地域社会におけるボランティア 活動参加等、子育て応援に賛同する企業を「子ども育み応援団」として継続募集し、 賛同企業の「行動宣言」を特設ページに掲載する。 ① 特設ページの運営 Ⅰの特設ポータルサイト内で、本事業のページを運営し、本応援団の概要や構成 企業等の取組をわかりやすく掲載するとともに、賛同企業の「行動宣言」を掲載す ること。 ② 内容の逐次更新 上記内容を充実させるため、また、賛同企業等やその取組内容に変動があった 場合は、逐次速やかに内容を更新すること。 (3)第11回子育て支援表彰に係る講演、シンポジウム等の開催 子育て支援に寄与する企業・団体を知事から表彰する第11回子育て支援表彰の 記念式典開催に合わせて、講演、シンポジウム等の催しを開催し、子育てを応援す -2- る気運醸成を図る。(※上記(1)少子化対策府民会議総会と同時開催) ① 催しの実施 多くの府民が参加し本事業の趣旨が十分に伝わるものにするとともに、催しにつ いて効果的に企画・制作の上、実施すること。また、効果的に事前広報を行うこと。 (年内実施、参加規模200名程度) ② 特設ページの運営・内容の逐次更新及び子育て応援企業・団体の事例紹介 Ⅰの特設ポータルサイト内で、本事業のページを運営し、第11回受賞企業・団 体の取組事例及び催しの開催結果・概要をわかりやすく掲載するとともに、前年度 掲載内容から変動があった場合は、逐次速やかに内容を更新すること。 (4)府民参加型キャンペーン事業の実施 (「一緒にしあわせ!」キャンペーン) 若い世代の人が結婚や子育てにポシティブなイメージを持ち、自身のライフデザ インを描くための意識醸成を図るとともに、結婚や子育てについて社会全体で応援 する気運を醸成するため、府民参加型のポシティブキャンペーンを実施する。 なお、本事業の努力目標は、府民参加者数 1,000 人とする。 ① 企画立案・執行 下記の2事業を実施することとし、本事業の実施に伴う事前及び事後の広報はも とより、「きょうと育児の日」の普及啓発や年度を通じて行う継続的広報と連携し た府民の気運醸成に係る普及啓発について、効率的・効果的に検討・提案すること。 なお、著作権、肖像権等の処理については、28年度と同様とする。 ア 一緒にしあわせ!学生ショート動画コンテスト(動画募集) (28年度から継続実施) 本事業への学生参加を図るとともに、若い世代に向けた効果的なPRコ ンテンツとして京都府の広報に活用するため、学生を対象にしたキャンペ ーン動画コンテストを実施する。 ○ 作品の募集及びコンテストの実施 「一緒にしあわせ部門」「子育て部門」に分け、結婚や子育てに前向 きになれる動画(30秒程度)をエピソードやメッセージとともに広く 募集する。募集対象は高校生、大学生、大学院生、専門学校生とし、学 生が参加しやすい手法と効果的な広報方法を用いることとする。 受賞作品については、審査員の審査および学生の投票によって決定する。 審査員による審査は5名程度で1回の実施を想定し、委員は京都府と協議 の上選定すること。なお、委員に対する報償費・旅費の支払いは委託経費 の範囲内とする。 提案にあたっては、コンテスト名及び受賞賞品や著名な審査員の活用等 の参加者へのインセンティブを含めた企画内容についても提示すること。 ○ 受賞作品を活用した広報 受賞作品を活用し、訴求ターゲット(20代の未婚者)に伝播する広報 -3- を実施する。受賞作品をシネアドやCM等に活用する際には、受託者にお いて府政情報を組み合わせた映像媒体を制作することとし、放送名義は京 都府少子化対策課とする。提案にあたっては、受賞作品の効果的な活用方 法や広報媒体を提示すること。 ○ 表彰式・上映会等の実施 受賞作品を広く発信するためのイベントを実施する。京都府少子化対 策府民会議による府民運動の展開等、府の関連事業と十分に連携したも のにすること。 府民会議総会関連キャンペーン イ 府民会議総会開催にあわせ、府民に家庭や家族の絆の大切さについて改め て考えてもらうため、 府内各地でライトアップ等のキャンペーンを実施する。 ○ 府内各施設のライトアップ 各施設やライトアップ業者との連絡調整を行い、府内各地6施設以上でライ トアップを行うこと。 (28年度実施施設) ①京都府庁旧本館 ②京都タワー ③元離宮二条城(東南隅櫓) ④京都府立医科大学旧図書館棟 ⑤福知山城 ⑥南丹市国際交流会館 ○ 看板シートの作成 京都府庁旧本館のライトアップにあたり、下記の仕様で看板シートを作成す ること。 ①体裁 タテ180cm×ヨコ60cm ②部数 1枚 ③印刷 フルカラー ④紙質 上質紙 ※校正は京都府が校了とするまで行うこと。 ※PDF及びJPEGファイルも京都府に納入すること。 ○ 街頭啓発 ①日時 府民会議総会開催日 17時30分~18時30分頃 (※日没時間により実施時間は変動あり) ②場所 京都タワー前 塩小路烏丸交差点 ③内容 ・スタッフ10名配置(啓発ティッシュ配布) ・準備物の搬入 -4- ② 特設ページの作成及び逐次更新 Ⅰの特設ホームページ内で、本キャンペーンのページを作成し、事業及び取組内 容をわかりやすく効果的に掲載するとともに、取組内容の進捗に合わせて、逐次速 やかに内容を更新すること。 協賛団体・事業者等の募集 ③ 本事業の協賛団体・事業者等を募り、広報協力を依頼すること。 (5)子ども育み応援隊(学生) 子育てを応援するボランティア活動を行う大学生、大学院生、専門学校生を「子 ども育み応援隊」として募集し、各応援隊の活動内容を特設ページに掲載する。 ○ 特設ページの運営及び逐次更新 Ⅰの特設ポータルサイト内で、本事業のページを運営し、事業内容や各応援隊の 活動内容をわかりやすく掲載するとともに、掲載内容に変動があった場合は、逐次 すみやかに内容を更新すること。 (6)京都府との調整 受託者は、業務の遂行にあたり、京都府と定期的な打ち合わせを行うこと。 また、本事業の実施にあたって不明な点や執行上の疑義が生じた場合は、府と協 議して行うこと。協議が整わないときは、京都府の指示するところによるものとす ること。 (7)関係機関・団体との連携・協働 受託者は、府内子育て支援団体、企業、大学等の関係機関・団体と連携・協働し ながら本事業を実施することとし、事業の応募対象者及び訴求対象者に浸透できる よう働きかけを行うこと。また、広報にあたっては、各機関・団体の取組を積極的 に活用するなどの方法により企画・実施すること。 4 提案内容 本事業の趣旨を踏まえ、下記の点について効果的な方法を提案すること。 (1) 年度を通じた気運醸成の継続的広報 (2) 京都府少子化対策府民会議及び子育て支援知事表彰にかかる講演、シンポジウ ム等の企画内容 (3) 府民参加型キャンペーン(「一緒にしあわせ!」キャンペーン)の企画内容 (4) その他、本事業の趣旨を踏まえ、効果的と思われる事業の提案 5 その他 (1) 本業務により得られた成果は、原則として府に帰属する。 (2) 本事業が完了したときは、京都府の定める方法により報告書を提出すること。 (3) 受託者は、本業務(再委託をした場合を含む)を通じて知り得た情報を機密情 -5- 報として取り扱い、目的外の利用、第三者に対する開示、漏えいをしてはなら ない。契約終了後も同様とする。 (4) 受託者は、本業務(再委託をした場合を含む)を履行する上で個人情報を取り 扱う場合は、個人情報保護法等を遵守しなければならない。 (5) 受託者は、業務の一部を第三者に再委託することができる。その場合は、再委 託先ごとの業務内容、再委託先の概要及びその体制と責任者を明記の上、事前 に書面にて報告し、府の承諾を得なければならない。 (6) 本業務の実施に伴い第三者が与えた損害は、京都府の責に帰すべきものを除 き、全て受託者の責任において処理することとする。 (7) 本業務に固有の手法、資料の著作権は京都府に帰属するものとする。 (8) 受託者は、本業務の遂行に必要な情報を自主的に収集し報告するとともに、京 都府に有益な提案を積極的に行うこと。 -6-
© Copyright 2024 ExpyDoc