早稲田大学 基幹/創造/先進理工学部 物理 講評

早稲田大学 基幹/創造/先進理工学部 物理 講評
出題形式
マーク・記述併用
試験時間
120分(志望学部・学科により、物理・化学・生物から2科目選択)
特徴・その他
昨年より易化。分量は多い。
〔大問別講評〕
番号
出題内容
〔Ⅰ〕 プリズムの光学系と結像など
コメント
難易度
作問者はフレネルレンズのことを思い浮かべていた
難
のだろうか。もちろん、その原理をあらかじめ知って
おく必要はない。ただ入試問題はむしろ次年度への教
材に使われてこそ生きるのかなと思った次第。それは
さておき、
この問題の前半は多数のプリズムを置くこ
とで凸レンズの結像を聞いている問題である。ただ、
懇切ていねいな誘導が逆に徒となって、
むしろわかり
辛い箇所があるのは致し方ないのかもしれない。な
お、入試終了後に、早稲田大学より、問7については
答えが複数ある旨告知された。もちろん、受験者にと
って不利な取り扱いにはならない。
解法はさほど難し
くはないのだが、題意の読み取りに苦しむことがある
かもしれない。また、時間制約はきついと思う。4割
りできれば合格圏内か。
〔Ⅱ〕 箱の中の衝突の問題
特に大きなひねりもなく、
たんたんと解ける問題であ
標準
る。計算が好きな受験生は少し遠くからながめると計
算が省略されて楽かもしれない。
ここでは7割は取り
たい。
〔Ⅲ〕 電磁気に関する種々の問題
前半は容易。ここで点数を稼ぐべきである。後半はボ
ーアの水素原子モデルの演習を行った者は迷うこと
なく答えが導けるだろう。7割はほしい。
1/1
標準