九十九里浜の海岸侵食の現状について(4)(PDF:1644KB)

(7)これまでに行ってきた侵食対策について
① 千葉東沿岸海岸保全基本計画と整備状況( 北九十九里)
0m
未着手
0m
未着手
78m
78m
88m
88m
88m
(44m) (44m)
78m
200m
200m
200m
140m
140m
140m
(100m)
(40m)
80m
80m
80m
(40m)
(40m)
100m
着
未着手
100m
146m
146m
(HL1)
(HL2)
(HL3)
200m
200m
200m
(HL4)
2 km
200m
200m
200m
(HL5)
200m
200m
200m
200m
(HL6)
200m
200m
(HL7)
100m
着
未着手
100m
100m
未着手
着
100m
100m
着
未着手
196m
200m
196m
(HL8)
200m
200m
155m
187m
200m
155m
(HL9)
200m
187m
(HL10)
190m
183m
190m
183m
(HL11)
170m
170m
170m
(HL12)
新川
0
193m
193m
193m
100m
100m
200m
146m
100m
100m
100m
100m
着
未着手
栗山川
• 北九十九里では、旭市・匝瑳市に12基のヘッドランドを計画
• 1990年から着手、2016年現在は縦堤はほぼ整備がおわり、
横堤は5基のHLで整備を実施中。
飯岡漁港
19
(7)これまでに行ってきた侵食対策について
②千葉東沿岸海岸保全基本計画と整備状況( 南九十九里)
•
•
•
•
南九十九里では、一宮町と長生村に10基のヘッドランドを計画
1988年に整備着手し、2016年現在は縦堤はほぼ概成。
2000年に一松海岸に2基の突堤を整備。
養浜はHL4-5間で2005年~2007年に4万m3、HL2-3間で2008年から
実施(2016年までに16.9万m3)
0
2 km
1号突堤
HL1
養浜箇所
HL2
一宮川
HL3
養浜箇所
HL4
HL5
HL8 HL9 HL10
HL7
HL6
太東漁港
2号突堤
20
(7)これまでに行ってきた侵食対策について
③これまでの侵食対策(ヘッドランド等)の整備効果(一宮海岸)
【一宮海岸におけるヘッドランド設置前後の汀線後退速度】
1号
4
離岸堤 2号
3号
4号
5号
6号
7号
8号
年平均汀線変化量(m/年)
3
:1970-1990 設置前
:全区間平均:1.36m/年
2
:1990-2012 設置後
:全区間平均:0.68m/年
9号
10号
1
汀線後退速度の減少
0
ヘッドランド設置後の全区間平均汀線後退速度
0.63m/年
ヘッドランド設置前の全区間平均汀線後退速度
1.36m/年
-1
-2
養浜量
12.1万㎥
2008-2012
-3
-4
0
0.2 0.4 0.6 0.8
1
1.2 1.4 1.6 1.8
養浜量
3.9万㎥
2006-2007
2
2.2 2.4 2.6 2.8
3
3.2 3.4 3.6 3.8
4
4.2 4.4 4.6 4.8
5
5.2 5.4 5.6 5.8
6
6.2 6.4
一宮川からの沿岸距離(㎞)
一宮海岸では、ヘッドランドの設置によって汀線後退速度は、一宮海岸全域の平均で1.4m/年(1970-1990年)から
0.7m/年(1990-2012年)に低下しており、整備効果が現われている。しかし、現状でも砂浜は減少傾向を示している。
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