Tシャツでもバイオ燃料ができる!

Michihiko Iwamoto
岩元 美智彦
日本環境設計株式会社
代表取締役会長
【会社所在地】〒100-6005 東京都千代田区霞が関 3-2-5霞が関ビルディング 5F
【事業紹介】消費者が使い終えたものをリサイクル回収し、ケミカルリサイクルにより循
環できる素材へとリサイクル、その素材を原料に製品を作る循環型社会のインフラ、サ
プライチェーンの構築をてがける。
トウモロコシで
【PROFILE】
1964 年生まれ。
北九州市立大学 経済学部卒業。
前職 繊維商社
バイオ燃料が作れるのであれば、
Tシャツでもバイオ燃料ができる!
繊維商社で制服などを扱っていた際、一定期間使用したものは
焼却しなくてはならず「何か資源にできないのか」と強く感じて
いました。そんななか容器包装リサイクル法が施行され、ペットボ
トルリサイクル業者と連携し、地域の学校をまわり、ペットボトル
2015年 アショカ・フェロー選出
【座右の銘】
地上にある資源を循環して、
地下資源に頼らない世界を!
を集めると服ができる!ということを実演したところ、みなさんの
心が動くのを感じました。消費者の行動で社会を変えられると実
感し、繊維リサイクルに取り組むため起業しました。
会社の特徴
経済的に自立する循環型社会の形成
環境貢献事業がそのまま経済貢献にもつながるサーキュラーエコノミー( Circular Economy )
というコンセプトの実現を目指しています。このコンセプトに共感いただけるパートナーの協力を
得る機会に恵まれ、1つのリサイクルプロジェクトに業界を越えた150 の企業の参加を得るまでに
なりました。そこに消費者の参加も加わり、
「 循環」という1つの軸で繋がるビジネスモデルを構築
している点です。
▲プロジェクト参加企業の店舗で消費者から服の回収を行う
事業・サービスの強み
「あなたの服を地球の福に。」
「プラスチックを地球のプラスに。」
インフラ整備や技術開発を軸にしたリサイクル事業を進めています。お店にリサイクル品の回収ス
ポットとして参加いただき、回収したリサイクル品に適した技 術を用いて燃料化や再生資源化を
行っています。夏には、使用済みのポリエステルを新しい(石油由来同品質の)ポリエステルに戻す
画期的なケミカルリサイクルの技術を導入した新工場の完成を予定しており、リサイクル品が全く
新しい服に生まれ変わるプロジェクト「BRING」が本格的にスタートします。
▲再生ポリエステルの新技術を導入した新工場