本校の体力・運動能力,運動生活習慣向上の取組についての評価

本校の体力・運動能力,運動生活習慣向上の取組についての評価
糸島市立長糸小学校
はじめに
本校の特色として,校区には多くの自然があり,外で走り回ったり、友だちと一緒に遊
んだりできる環境が充実している。また,登下校時における車の送迎が少なく,学校まで
の長い距離を毎日歩く姿が見られる。その一方で,休み時間において積極的に外で遊ぶ子
どもと,そうでない子どもとの2極化が顕著に見られる。そこで,継続的な体力・運動能
力の向上を図る取組等を通して,児童一人一人が,運動することのよさや楽しさを実感す
ることで,日常でも運動しようとする意欲や態度を養うことをねらいとした。
1
効果のあった取組
○朝タイムを活用した体力アップの取組
毎週,水曜日の朝タイムに「体力アップタイム」を位置づけ,
継続的に柔軟性を高める運動を行った。柔軟性を高めることで怪
我をしない体や基本的な運動能力を支えるための体づくりを目指
した。また,手軽に柔軟性を高めることができるメニューにする
ことで,家庭でも取り組めるようにしたり,毎週,継続的に取り
組んだりすることができるようにした。このことによって,自ら
の体の様子や状態について知ったり,見つめなおしたりする機会
となった。
○チャレンジフェスタに合わせた取組
チャレンジフェスタ(なわとび・持久走)に向けて,自分の目標(跳ぶ回数やタイム)
を設定し,中休みの時間になわとびと持久走の練習を行った。この取組を通して,寒さ
によって外で遊ぶ子どもが少なくなる中で,目標達成に向けて主体的に体を動かす機会
をつくり,運動技能や持久力を向上させる場となった。
○全校遊びの会
児童会総務と健康委員会とが中心になり,児童会活動として1
・2学期に1回ずつ「全校遊びの会」を行った。全校遊びの会で
は,全学年混合の4チームをつくり,3種類のゲームで競い合っ
た。ゲームの中で,協力したり,運動の仕方を工夫したりするこ
とを通して,異学年との交流が深まり,昼休みも異学年で遊んだ
り,運動したりする雰囲気づくりができた。
○外部講師の招聘
体操教室の先生を招き,器械運動の指導をして頂くことで,運
動技能の向上を図った。器械運動における技のポイントをおさえ
た繰り返しの指導により,一人一人の技能の向上が図られ,器械
運動に対して自信をもつ児童が増えた。また,教師が専門的な指
導内容を参観することで,器械運動に対する指導力向上にもつ
ながった。
2
改善を図る点
今後,児童が生活の中で運動に親しんでいくために,運動するよさや楽しさを更に実
感させていく工夫が必要であると考える。そこで,児童が主体的に運動に取り組むよう
にするために,以下のような改善を図っていく。
① 体力向上の取組において,児童が自分の課題をもち,解決に向けて進んで取り組んだ
り,学級で目標をもって協力して取り組んだりすることができるようにする。
② 取組の成果が分かる場(機会)の設定を行う。
3
①
今後の体力・運動能力,運動習慣等の向上に対する取組
休み時間や体育科の授業の中で活用できるような,遊びや具体的な指導方法につい
て学んだり,ノウハウを共有したりするような研修を設定する。
② 運動することに対して消極的な児童が,自分の体力向上に対する目的意識をもって
運動したり,友だちとかかわり合いながら運動する楽しさを味わったりすることがで
きるように,教職員に対して,福岡県子どもの体力向上広場HP「スポコン広場」チ
ャレンジランキングゾーンへの参加を促す。
③ 学校だけでなく家庭や地域と連携しながら,日常生活の中にも継続的・発展的に運
動する機会がうまれるような取組の在り方について,検討していく。