市原市立地適正化計画 ~骨子(案)~ 平成29年1月 第3回市原市都市再生協議会 1 0.策定スケジュールの見直し 当初の策定スケジュール 平成 27年度 ◆市原市の現状分析 ◆都市構造上の課題の分析 ◆まちづくりの方針 平成 28年度 ◆立地適正化の基本的な考え方 ◆都市機能誘導区域 平成 29年度 ◆居住誘導区域 ◆目標指標・とりまとめ 2 0.策定スケジュールの見直し ■都市計画運用指針における都市機能誘導区域 の基本的な考え方 ○都市機能誘導区域は居住誘導区域内に重複して設定されるものであり、 都市機能と併せて居住を誘導することが基本となる。 ○居住誘導区域と都市機能誘導区域は、同時に設定することが基本とな るが、都市機能誘導区域の法律上の効果を早期に発揮させる必要性が 高く、かつ、住民への丁寧な説明等のために居住誘導区域の設定に時 間を要する場合等には、都市機能誘導区域の設定が居住誘導区域の設 定に先行することも例外的に認められる。 「第8版 都市計画運用指針」より 本市の立地適正化計画において、都市機能誘導区域は居住誘 導区域と合わせ、平成29年度に設定することとします。 3 0.策定スケジュールの見直し 国の方針を踏まえた策定スケジュールの見直し 平成 27年度 ◆市原市の現状分析 ◆都市構造上の課題の分析 ◆まちづくりの方針 平成 28年度 ◆立地適正化の基本的な考え方 ◆都市機能誘導 区域 平成 29年度 整合 ◆居住誘導区域 ◆目標指標・とりまとめ 4 1.市原市立地適正化計画 骨子(案) 目次構成 1.はじめに 2.関連計画の整理 3.市原市の現状分析 第1回協議会 で検討 4.都市構造上の課題の分析 5.まちづくりの方針 6.立地適正化の基本的な考え方 7.都市機能誘導区域 第2回協議会 で検討 第3回協議会 で検討 8.居住誘導区域 具体的な区域設定、誘導施設、誘導施策の検討は、平成29年度 5 2.まちづくりの方針 (1)コンパクト・プラス・ネットワークの考え方 五井駅~市役所周辺を「中心都市拠点」、姉ケ崎駅周辺・八幡宿駅周辺を「都 市拠点」、ちはら台駅周辺・上総牛久駅周辺を「地域拠点」に位置づけ、選択 と集中による各拠点機能とそれを繋ぐネットワークの形成に取り組みます。 至木更津 袖ヶ浦 至千葉 都市拠点 都市拠点 中心都市拠点 住宅地 住宅地 至千葉 地域拠点 集落 集落 地域拠点 至大多喜 6 2.まちづくりの方針 (2)目指すべき将来都市構造 目指すべき将来都市構造 都市の賑わい・交流、市民が安心できる生活の実現に向けた 持続可能なまちづくり 都市機能誘 鉄道駅を中心に、都市機能の役割に応じた特 導の役割 色ある拠点の形成 居住誘導の 拠点を中心に、歩いて、安心して住み続ける 役割 ことができる居住地の形成 公共交通ネッ 拠点間や地域間で機能を補完し合う交通ネッ トワークの役割 トワークの強化 7 2.まちづくりの方針 (2)目指すべき将来都市構造 《拠 《 点》 軸 》 《土地利用》 8 3.立地適正化の基本的な考え方 (1)都市機能誘導の方針 都市機能誘導の方針 都市機能誘導の役割 鉄道駅を中心に、都市機能の役割に応じた 特色ある拠点の形成 方針① 中心都市拠点における市の顔としての高次都市機 能の誘導 方針② 鉄道駅を中心に交通利便性が高い地域への都市機 能の誘導 方針③ 都市機能が集積しており地域の拠点となっている 地域への都市機能の維持・誘導 9 3.立地適正化計画の基本的な考え方 (2)居住誘導の方針 居住誘導の方針 居住誘導の役割 拠点を中心に歩いて、安心して住み続けることができる 居住地の形成 方針① 日常生活に必要な機能が整った地域への居住誘導 による生活機能や地域コミュニティの維持 方針② 交通利便性が高い地域への居住誘導による子育て 世代の定住や高齢者等が安心して暮らせる地域の 実現 方針③ 災害対策等に配慮して誘導区域を検討 10 3.立地適正化計画の基本的な考え方 (3)交通ネットワークの方針 公共交通ネットワークの方針 公共交通ネットワークの役割 拠点間や地域間で機能を補完し合う交通ネットワークの強化 方針① 都市拠点・地域拠点とその他の地区間のネット ワーク強化に向けた総合的な交通体系の構築 方針② 鉄道駅を中心とした乗継機能の強化 方針③ バス路線網の再構築による公共交通の利用促進 方針④ 自家用車に頼らない移動手段の多様化への検討 方針⑤ 公共交通事業者との連携の強化 11 3.立地適正化計画の基本的な考え方 (4)区域設定の範囲 市街化区域内において 都市機能誘導区域及び 居住誘導区域を設定 12 4.都市機能誘導区域 (1)都市機能誘導区域・誘導施設について ■都市機能誘導区域とは・・・・ 医療・福祉・商業等の都市機能を都市 の中心拠点や生活拠点に誘導し集 約することにより、これらの 各種サービスの効率的な提供を図る区域 出典:改正都市再生特別措置法等について(国土交通省資料) ■誘導施設とは・・・・ 都市機能誘導区域ごとに、立地を誘導すべき都市機能増進施設。居住者の 共同の福祉や利便性の向上を図るために必要な施設を、人口構成や施設の充足 など、区域や都市全体の状況を勘案し定める。 13 4.都市機能誘導区域 (2)拠点の位置づけと役割 ■都市機能誘導区域の設定 今後も都市や地域の拠点としても役割を担う拠点、一定の 人口密度があり日常生活に必要な機能が集積している拠点 を都市機能誘導区域として設定します。 都市計画マス タープランで の位置づけ 中 心 都 市 拠 点 拠点 広域 交流 拠点 五井駅 行政・ 文化 拠点 市役所 周辺 周辺 役割 ○本市における都市活動の中心的な役割を果た す拠点 ○市原市の玄関口としての強みを生かし、人口 密度及び就業者密度が極めて高く、商業・医 療・教育・娯楽・交流など多様でかつ生活に 身近なサービスから広域的なサービスまで、 広範な都市機能が集積し、市民や来訪者が行 き交う拠点 区域 ― 五井駅周辺 都市機能誘 導区域 市役所周辺 ○人口密度が高く、行政・商業・業務・芸術文化・ 都市機能誘 交流など多様なサービスを享受できる拠点 導区域 14 4.都市機能誘導区域 (2)拠点の位置づけと役割 都市計画マス タープランで の位置づけ 拠点 役割 八幡宿駅 周辺 都市拠点 姉ケ崎駅 ○JR線や平成通りを生かし、人口密度や就業者 密度が高く、商業・業務・福祉等の都市機能が 比較的高く集積し、日用品の購入や医療等の日 常的な生活がほぼ満たされる拠点 周辺 ちはら台 駅周辺 地域拠点 上総牛久 駅周辺 生活拠点Ⅰ 辰巳台 うるいど南 有秋台 生活拠点Ⅱ 若宮 光風台 等 ○人口密度が高く、周辺地域の日常生活を支える 商業・業務・福祉等の都市機能が一定程度集積 し、かつ、他の拠点へ容易にアクセスでき、圏 域内で不足する医療等のサービスも享受でき る拠点 ○一定の人口密度及び日常生活を支えるスーパ ー等の他、特色のある都市機能を有し、他の 拠点へ容易にアクセスでき、圏域内で不足す るサービスも享受できる拠点 ○一定の人口密度及び日常生活を支えるスーパ ー等の利便施設を有し、他の拠点へ容易にアク セスでき、圏域内で不足する商業、医療等のサ ービスも享受できる居住系の土地利用を主体 とした拠点 区域 八幡宿駅周 辺都市機能 誘導区域 姉ケ崎駅周 辺都市機能 誘導区域 ちはら台駅 周辺都市機 能誘導区域 上総牛久駅 周辺都市機 能誘導区域 辰巳台都市機能 誘導区域 うるいど南都市 機能誘導区域 都市機能誘導 区域を設定し ない 15 4.都市機能誘導区域 (2)拠点の位置づけと役割 ②各拠点のまちづくりの方向性 五井駅周辺都市機 能誘導区域 姉ケ崎駅周辺都市 機能誘導区域 市役所周辺都市機 能誘導区域 八幡宿駅周辺都市 機能誘導区域 ちはら台駅周辺都 市機能誘導区域 辰巳台・うるいど南 都市機能誘導区域 上総牛久駅周辺都 市機能誘導区域 16 4.都市機能誘導区域 (3)各拠点のまちづくりの方向性 ①五井駅周辺 【まちづくりの方向性】 市の玄関口となる五井駅周辺の賑わいと市全体の魅力の 向上に向けた拠点づくり ■五井駅周辺都市機能誘導区域の検討範囲 17 4.都市機能誘導区域 (3)各拠点のまちづくりの方向性 ②市役所周辺 【まちづくりの方向性】 市の行政サービス・文化交流が集積した生活利便性が 高い拠点づくり ■市役所周辺都市機能誘導区域の検討範囲 18 4.都市機能誘導区域 (3)各拠点のまちづくりの方向性 ➂八幡宿駅周辺 【まちづくりの方向性】 広域的なアクセス性を活かし定住・交流につながる 拠点づくり ■八幡宿周辺都市機能誘導区域の検討範囲 19 4.都市機能誘導区域 (3)各拠点のまちづくりの方向性 ➃姉ケ崎駅周辺 【まちづくりの方向性】 子育て世代の定住と高齢者にやさしい 拠点づくり ■姉ケ崎駅周辺都市機能誘導区域の検討範囲 20 4.都市機能誘導区域 (3)各拠点のまちづくりの方向性 ⑤ちはら台駅周辺 【まちづくりの方向性】 子どもから高齢者まで多様な世代が生活する 拠点づくり ■ちはら台駅周辺都市機能誘導区域の検討範囲 21 4.都市機能誘導区域 (3)各拠点のまちづくりの方向性 ➅上総牛久駅周辺 【まちづくりの方向性】 地域コミュニティを維持し住み続けられる南部の 拠点づくり ■上総牛久駅周辺都市機能誘導区域の検討範囲 22 4.都市機能誘導区域 (3)各拠点のまちづくりの方向性 ➆辰巳台・うるいど南 【まちづくりの方向性】 居住と日常生活が一体となった住み続けることができる 拠点づくり ■辰巳台都市機能誘導区域の検討範囲 23 4.都市機能誘導区域 (3)各拠点のまちづくりの方向性 ➆辰巳台・うるいど南 【まちづくりの方向性】 居住と日常生活が一体となった住み続けることができる 拠点づくり ■うるいど南都市機能誘導区域の検討範囲 24 4.都市機能誘導区域 (4)都市機能誘導区域設定の考え方 都市計画マスタープ ランでの位置づけ 広域交流 中 心 拠点 都 市 拠 点 行政・文化 拠点 都市機能誘導区域 中心施設 区域の範囲 五井駅周辺 JR 五井駅 中心施設から徒歩圏域 800m圏 域の範囲を基本として設定 市役所周辺 市原市役所 中心施設から徒歩圏域 800m圏 域の範囲を基本として設定 八幡宿駅周辺 JR 八幡宿駅 中心施設から徒歩圏域 800m圏 域の範囲を基本として設定 姉ケ崎駅周辺 JR 姉ケ崎駅 中心施設から徒歩圏域 800m圏 域の範囲を基本として設定 ちはら台駅周辺 京成線 ちはら台駅 中心施設から徒歩圏域 800m圏 域の範囲を基本として設定 上総牛久駅周辺 小湊鉄道 上総牛久駅 中心施設から徒歩圏域 800m圏 域の範囲を基本として設定 辰巳台 バス停 辰巳団地 うるいど南 バス停 帝京平成大学 都市拠点 地域拠点 生活拠点Ⅰ 中心施設から徒歩圏域 500mを 基本として、800mを超えない 範囲で設定 中心施設から徒歩圏域 500mを 基本として、800mを超えない 範囲で設定 25 4.都市機能誘導区域 (4)都市機能誘導区域設定の考え方 ■都市機能誘導区域界の指定条件 〇拠点となる施設から徒歩圏域800m圏域の範囲を基本と して設定(生活拠点においては500mを基本として、 800mを超えない範囲で設定) 〇徒歩圏域に近接する場所に市有地や公共施設、ターゲッ トとする誘導施設の立地がある場合は、都市機能誘導区 域に含める 〇用途地域の土地利用制限の境界や大規模施設の敷地界、 道路・河川等の地形・地物を参考に区域界を設定 ※具体的な区域界の設定は居住誘導区域の設定と合わせ、 平成29年度に行います。 26 4.都市機能誘導区域 (6)都市機能誘導区域外の建築物等の届出 開発行為 誘導施設を有する建築物の 建築目的の開発行為を行お うとする場合。 開発行為以外 ① 誘導施設を有する建築 物を新築しようとする 場合 ② 建築物を改築し誘導施 設を有する建築物とす る場合 ③ 建築物の用途を変更し 誘導施設を有する建築 物とする場合 出典:改正都市再生特別措 置法等についての説明資料 (国交省) 27 5.居住機能誘導区域 (1)居住機能誘導区域について ■居住誘導区域とは・・・・ 居住誘導区域は、人口が減少しても一定エリアにおいて人口密度を維持す ることにより、日常生活のサービスや公共交通、また地域コミュニティが持続 的に確保されるよう居住を誘導すべき区域 28 出典:改正都市再生特別措置法等について(国土交通省資料) 5.居住誘導区域 (2)居住機能誘導区域設定の考え方 方針 【方針①】 ○日常生活に必要な機能が整 った地域への居住誘導によ る都市機能や地域コミュニ ティの維持 【方針②】 ○交通利便性が高い地域への 居住誘導による子育て世代 の定住や高齢者等が安心し て暮らせる地域の実現 【方針③】 ○災害対策等に配慮して誘導 区域を検討 具体的方策 一定の人口密度を 維持し、居住利便性 の評価が高い地域 への居住誘導 設定条件 ⅰ.将来も現状の DID 人口密度(33.0 人/ha)を維持すべき地域に居住誘 導を図る ⅱ.居住利便性の高い地域(生活利便 性に近接している地域)に居住誘導 を図る ⅲ.都市基盤が未整備で、今後も整備 が見込まれない地域については、誘 導区域に含めることについて慎重 に判断する 鉄道駅やバス停周 辺への居住誘導 ⅳ.鉄道駅から 1km圏内、バス停から 500m圏内を中心に居住誘導を図る 工業系用途地域や浸 水想定区域等におけ る安全性に配慮した 居住誘導 ⅴ.工業専用地域、工業地域は居住誘 導を抑制し、準工業地域において は、現状の土地利用を踏まえ居住誘 導を検討する ⅵ.土砂災害特別警戒危険区域は居住 誘導を抑制し、浸水想定区域におい ては、地域の安全性を考慮し居住誘 導を検討する 29 5.居住誘導区域 (3)居住誘導区域外の建築物等の届出 開発行為 建築等行為 30
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