参考資料 2-4 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 原子力科学技術委員会(第 18 回) H29.1.6 原子力科学技術委員会への御意見 【核融合科学技術委員会からの意見】(11/28~12/5) ○<第 2 章Ⅳ. (6) 「社会との関係深化」②核融合科学技術分野>と<第 5 章Ⅱ. (5)「社 会との関係深化」②原子力科学技術分野>は、連携すべきである。 第 2 章Ⅳ.(6)「社会との関係深化」②核融合科学技術分野 ・・・さらには、将来の核融合エネルギーでは安全性の問題が課題となるため、 人文社会系の専門家とも連携協力し、放射線やトリチウムなど核融合が社会に対 してどのような課題があり、どのように解決していくのかを示していくことによ り、信頼を得るように努めることが重要である。 第 5 章Ⅱ.(5)「社会との関係深化」②原子力科学技術分野 我が国の原子力利用には、原子力関連施設の立地自治体や住民等関係者を含めた 国民の理解と協力を頂くことが必要である。そのため、安全や放射性廃棄物、放 射線の人体への影響など国民の関心の高い分野を含めた積極的な情報の公開や対 話、学校教育の場などにおける放射線等に関する教育への取組支援及びアウトリ ーチ活動等の強化による社会からの信頼確保に取り組む。また、研究開発成果の 社会還元や、社会とのリスクコミュニケーションの観点を考慮しつつ、丁寧な広 聴・広報・対話活動等を行い立地地域からの理解と信頼を得る。 【核融合科学技術委員会からの意見】(~11/25) ○第5章Ⅰ.2(2)③「原子力の基礎基盤研究」に関連して、核融合炉用材料の開発にお いても、原子炉による中性子照射が期待されている。 <研究開発計画(案)における記述> 第5章Ⅰ.2(2)③「原子力の基礎基盤研究」 核工学・炉工学・燃料工学など原子力の推進に必要な基礎基盤研究及び幅広い科 学技術・学術分野における革新的成果の創出につながる中性子利用研究等の推進は 重要である。特に、原子力分野の研究には大規模・特殊な施設の利用が不可欠であ る。例えば、基礎基盤研究の推進に当たっては、高速中性子による燃料・材料開発 が実施できる高速実験炉「常陽」、中性子利用のための JRR-3、及び中性子照射によ る治療等に資する KUR をはじめとした施設が必須である。・・・・
© Copyright 2024 ExpyDoc