第7、8号(1941年4月)

彙 一 、會貝 研究發表 會
報
昭和十五年十一 月二 日午後一時 牛 より 東京帝圃大旱法文 經 第二
號鎔 第三 十七 番教室 に於 て本 會 會員研究畳表 會を開・、・
ヽた。畳表 希望者 が多 かっ た爲 め、
すべて の希望衵 こ發表 の機 會を與 へる事 が出来 なかっ た のは逍 憾・eあっ た; また時間
・・z
)都1・ 上一人 の我 表時間を二 十五 分以 内、 質同 時問 を五分 と制限し た£ め、我 表者li
・は時間 が短 かすぎてお氣毒で あっ た。 會 は甚 だ盛んで、聴衆百七八十名 に及 ぴ、會 橸
が狭 ますぎ た觀があっ た。小 倉副 會長 の開會 の辭 の後 に、次 の發表 がなされた。
「 こよみ」 の語苣 にっ きて 久保秀 次郎氏
「 こよみ」を「木讃 み」より来 る もの と解 する所 謂一昔一 義訛 による語 源解 釋である。
国語に於け る文章 論とセン テン スの形式 徳 田政信氏
翩語學 に於 て新しい方 法に よっ てその 文法論 を建 設 す;5こ とを 要請し た ものであっ
て、新しy・方法 による國謳 の句表示形式 研究 の一 個 のプ ロ グラムであ る。
漢字 の科學的研究 水谷龜三 郎氏
漢字 に於 け る日、月、山、川、鳥、馬等 の象形 文字 であ るこ との明白 なる もの以外 の字 の
字 源 が何物 の形態 で あるかを研究 し、 之を人艦 を根幹 とし て發 逹し た ものと なす跪
である。
日本語 の母君 と子耆 の性質 宮 内玉子氏
日本語 の君 を 唱`語 研究」第六號所載 の同氏論文「母晋 の性 質 につい てC序報」」
(三
九 頁以下)lこ沽べ もれ た方法kj: り合成し て、 之 を実験的 に再成 し たものを聽衆 に
穏 かせ た。 `
萇 語 の亂餘 と日本 語 の鳳雛 岡 野久胤氏
兩 語 の外来 語 の混 入に よる亂囃を比 較研究し て、 国語を この亂雜 よ り救亠べし とO
詒。
司 會者
本 會刮 會長小、聶遑平 氏。
一 、 山本有 三氏及 び白水 歔の好 盒 によ り振仮 名 の研究 のた’
め`本會 に寄附 せら れた金參
百圓 は、 同研究 のた め渡邉綱也氏 に交 付 せられ る事 に決定 した。
一 、昨年七 月以来 吉 召中 であっ た本會 幹事木 村彰一氏 は同年十一 月十 二日無事歸還。
一、「言語 研究」 第七號 は昭和十五 年中 に發 行 の豫定 であっ たが、最近 の印 刷艱・Dため
涓 底 年内 に間 にあは ず、や むを得 ず第八 默と合 珊にする亊にし たので す。 會 員諸氏 に
は・申 譯 芦なy`
ヽ
次 第で すが、 ぞ の澗Q事情 を御 諒察の上、御海容願 ひ ます。
彙 報
191
一、スウェーデンのウプ サラ大旱圖=翕館の依組によ 叭 同館登行の言語學閼係出版物と
「言語研究」 .
とを交換するポ となった.
1
1
−
192
會 計 報
收 入
告 (昭和十五年十二月2 十一日現在)
寄 附 金
圓
200.00
銀行利子
55.89
譬 でtニ テ( 利 子 共)
會 費 収 入{jlll:11::
1168.45
175.00
計
1599,34
支 出 雜誌代(l 號ヨリ6 號マデ)
振暇名研究費
100.00
講師斷祓
50.00
郵 秕
‘148.79
人 件 費
29.54
雜 費
90.55
2222.30
計
2362.72
前金繰込
差引 残高
1S03.42
−
但内譯
1739.76
銀行預金
1656.96
郵便貯 金
60.40
振替貯金
21.87
現 金
。53
評議員 橋 本 進 吉
幹 事 高 津 春 繁
幹 事 木 村 彰 一
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