週刊株式アウトルック

2017 年 2 月 17 日号
週刊株式アウトルック
来週の見通しと投資ポイント
CONTENTS
1. 日本株式 .............................................................................................. 1
2. 注目テーマ① 目線は来期好業績銘柄へ ................................................ 2
3. 注目テーマ② 自動車電装化の進展 ....................................................... 3
4. 注目テーマ③ NISA 関連 ...................................................................... 4
5. ドル円相場 ............................................................................................ 5
6. 米国株式 .............................................................................................. 5
7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6
8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7
9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7
10. チャート分析 .......................................................................................... 8
11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9
投資情報部
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
1.日本株式
横山 敦史
【日経平均の推移と来週の見通し】
21,000
(円)
(兆円)
<来週の予想レンジ:18,800~19,600円>
12
11
20,000
19,600円
10
日経平均(左軸)
19,000
18,800円
18,000
9
8
7
17,000
25日移動平均(左軸)
6
75日移動平均(左軸)
16,000
5
15,000
4
3
14,000
2
13,000
1
東証一部売買代金(右軸)
12,000
8/30
2016年
9/20
10/12
11/1
11/22
12/13
1/5
2017年
1/26
2/15
3/7
0
(月/日)
注:予想はSMBC日興証券
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
目先の日経平均は狭いレンジ相場が続こう

来週の日経平均は18,800~19,600円と引き続き狭いレンジでの推移を予想する。

各国で良好な経済指標が相次ぐなど世界的な景気回復の局面は継続しており、足元の企業業績が堅調な
ことも相まって、日本株は底堅い状態が続こう。ただ、トランプ米大統領の政策に対する不透明感や、3月以
降に欧州政治イベントを控えていることがさらなる投資家心理改善を阻む要因となっている。
気になるドル円の膠着感

今週行われた半期議会証言でイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が早期利上げの可能性を示し
たことに加え、1月分のCPI(消費者物価指数)や小売売上高が良好な結果だったことから、3月や6月の会合
における米利上げ確率が上昇した。

それにもかかわらず、ドル円の反応は限定的となっており、1ドル=115円を前に足踏みが続いている。NYダ
ウや新興国株が堅調に推移し、リスクオフムードがマーケットに広がっている様子もみられないだけにドル円
の上値の重さは気がかりと言えよう。
プレミアムフライデー始まる

一方、国内では来週末金曜日に初めてのプレミアムフライデーを迎える。小売りや旅行業者を中心に消費
拡大を狙った施策が相次ぐが、早帰り導入企業はまだ少なく、株式市場への影響は限定的となろう。
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
1
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
2.注目テーマ① 目線は来期好業績銘柄へ
図表1. 経常利益と日経平均の推移
45

国内3月期決算企業の経常利益は、17/3期は前
期比1.1%の減益見通しだが、18/3期は同8.3%
の増益見通しでリーマン・ショック後の最高益を3
期ぶりに更新する見込みだ(2/14時点の東洋経
済予想)。

企業の経常利益と日経平均を重ねると、概ね連
動していることがわかる(図表1)。国内企業の経
常利益は、リーマン・ショック前の07/3期にあげた
利益を、アベノミクスの追い風に乗って14/3期、
15/3期に連続で更新。その後は、中国経済の減
速や為替が円高に進行したことなどで、一旦は
利益水準を落としていた。為替など日本企業の
業績サポート要因は15/3期と比べ追い風ではな
いものの、販売量の増加やコスト削減などの企業
努力によって、TOPIXの12ヵ月先予想EPSでも
(図表2)、利益水準の拡大が予想されている。

好調な業績が予想されるなか、来期久しぶりに
経常最高益を更新する銘柄を探った。図表3は
TOPIX1000採用企業で、(1)実績10期間、予想
2期間(今期・来期)の計12期間で来期予想経常
利益が期間中最高、(2)今期予想及び前期実
績で対象期間中の最高益を更新していない銘
柄、との条件を満たす銘柄のうち、時価総額上
位10社を並べた(期間中に変則決算がある銘柄
は除く。予想は2/14時点のQUICKコンセンサス
予想)。

既に今期及び来期以降の利益の増加を見越し
て、直近で2007年以降の高値を更新している銘
柄もあるが、リーマン・ショック前の2007年や、ア
ベノミクス以降の2015年につけた高値を上抜け
ていない銘柄もある。日本株市場は、米国の政
策を巡る不透明感を懸念する向きもあるが、具
体的な計画が判明するにつれて、徐々に懸念は
払しょくされ、堅調な業績というポジティブな点に
目線が移っていくと考えられる。このため、来期
業績の水準に焦点をあてた銘柄選別は、有効な
戦略の1つといえよう。
(円) 22,000
(兆円)
経常利益(左軸)
20,000
40
日経平均(右軸)
35
石田 卓也
18,000
16,000
30
14,000
25
12,000
20
10,000
15
8,000
6,000
10
07/3期
09/3期
11/3期
13/3期
15/3期
17/3期(予)
注: TOPIX採用 3月期決算企 業 のうち、継続 的 にデータ取得可 能な
1,338社。予想は2/14時点の東洋経済予想で、決算期の変更を予
定している銘柄は、今期を17/3期、来期を18/3期として集計
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
図表2. TOPIX12ヵ月先予想EPS
(円/ドル)
130
120
110
120
100
90
110
TOPIX12ヵ月先予想EPS(左軸)
80
70
100
60
ドル円(右軸)
90
50
40
80
30
20
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
70
17(年)
注:予想はIBES予想
出所: DatestreamよりSMBC日興証券作成
図表3. 主な来期最高益銘柄
銘柄
銘柄略称
コード
2/16
終値
(円、A)
2007年
来期予想
BからAの
高値を
経常利益
以降の
騰落率
つけた年月
(百万円) 高値(円、B)
(%)
8058
三菱商
2,632.0
604,386
3,950.0
2008/05
-33.4
6503
三菱電
1,705.5
329,826
1,802.0
2017/02
-5.4
4503
アステラス薬
1,539.0
286,106
2,047.0
2015/03
-24.8
8802
菱地所
4901 富士フイルム
2,311.0
164,116
4,070.0
2007/05
-43.2
4,410.0
217,925
5,710.0
2007/11
-22.8
8035
東エレク
11,300.0
175,787
12,000.0
2017/01
-5.8
7011
三菱重
444.9
283,108
905.0
2007/07
-50.8
3407
旭化成
1,097.5
167,138
1,260.0
2015/03
-12.9
5802
住友電
1,875.5
190,500
2,037.0
2015/06
-7.9
7202
いすゞ
1,560.5
191,692
1,836.0
2013/05
-15.0
注: 米国会計基準とIFRS採用企業については、税引き前利益を経常
利益とする。来期は18/3期
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
3.注目テーマ② 自動車電装化の進展
図表1. 各国における自動車のCO2排出量規制
240

2017年3月期決算企業の第3四半期決算発表が
ほぼ終了した。業績が好調だった企業の決算を
みると、部品・素材関連では円高修正やFA(工
場の自動化)、半導体メモリー関連の他に、自動
車向けが業績拡大に寄与していることが窺える。

具体的には、日本電産やマブチのモーター、住
友電工や古河電工のワイヤハーネス(電線を束
にしたもの)、日立マクセルの光学部品(カメラレ
ンズ等)、ロームの半導体、アルプスの通信機器
やセンサー等であり、自動車の電装化が追い風
となっている。

自動車電装化の背景には日米欧中など世界的
に進む燃費・排ガス規制強化の流れ(図表1)や、
欧米で搭載が促進(一部義務化)されている
ADAS(自動ブレーキや車線逸脱警告システム
等の先進運転支援システム)の普及拡大などが
あるとみられる。

前者については、自動車メーカー各社が燃費の
改善策の一つとして電動化を進めている。例え
ば、ブレーキやパワーステアリング等の動力は従
来の油圧から電気へと変わりつつある (注)。アイド
リングストップ(停車時エンジン停止)やハイブリッ
ド車、電気自動車の普及拡大も電動化につなが
っており、電気を動力に変える際に使われるモ
ーターの需 要が拡 大している(図 表 2)。また、
ADASは人や障害物、車線などをカメラ・センサ
ーで電気的に検知し、対応動作をブレーキやハ
ンドルに伝えるため、電動のシステムが求められ
る。
(CO2 g/km)
実績値
220
目標規制値
米国
200
180
中国
EU
160
日本
140
120
100
80
02
武田 泰典
04
06
08
10
12
14
16
18
20 (年)
出所: ValeoよりSMBC日興証券作成
図表2. 車載モータの市場規模
160
(百万台)
電動オイルポンプ
140
120
電動水ポンプ
100
電
動
ブ
レ
80
ー
60
40
キ
等
電動パワーステアリング
(ハンドル操作の補助機構)
20
0
2015
2016
2017
2018
2019
2020(年)
注: データは日本電産による推定
出所: 日本電産資料よりSMBC日興証券作成
図表3. 自動車電装化関連銘柄
コード
銘柄名
終値
(円)
予想
PER(倍)
概要
電線首位で、光ファイバーなど通信インフラで首位
クラス。自動車用ワイヤハーネスは世界2位。
5802 住友電
1,885.5
13.4
6592 マブチ
6,280.0
小型精密モーター大手で自動車向けの売上高比
18.8 率は約7割。ミラー、ドアロック向けの世界シェアが
高く、パーキングブレーキ向けは世界首位。
6594 日電産
10,680.0
パワーステアリング用モーターで世界首位。車載
25.1 カメラ・電動オイルポンプも提供。車載事業の売上
高比率を20年に約3.5~5割に引き上げる計画。
6770 アルプス
3,415.0
6810 日立マクセル
2,246.0
6902 デンソー
5,076.0
6963 ローム
7,710.0
注:油圧式は常時動かす必要があるが、電動式は必要
な時だけ動かせる(制御可能)ため、省エネになる。電動
式は重量が軽いこともプラス。
売上高の約7割が車載向けの通信機器やスイッ
16.3 チ、センサー等電子部品・情報機器。車内用
Bluetooth®モジュール(通信機器)はシェア1位。
車載カメラ用光学レンズやTPMS(タイヤ空気圧監
17.5 視システム)用電池、車載電池用電極、LEDヘッ
ドランプ用レンズなどを手掛ける。
世界首位級の自動車部品メーカー。顧客はトヨタ
15.3 中心に幅広い。自動ブレーキ等ADASの開発に注
力。センサーやソフトウェアまで広く手掛ける。

車載向け半導体に注力。アイドリングストップ車や
24.6 電気自動車、ハイブリッド車などの電源やモーター
等に使われる。センサーも手掛ける。
注: データは2/15時点。予想PERはQUICKコンセンサス来期予想
出所: QUICK、会社資料、東洋経済などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
3
自動車電装化は各国政府の政策や社会の要請
を受けた自動車メーカーの中長期的な経営戦略
の一つとなっており、来期以降も部品・素材各社
の業績をけん引しよう(図表3)。
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
4.注目テーマ③ NISA関連
西尾 浩一郎
図表1. NISAの勘定設定口座数と総買付額の推移
550
(兆円)
(万)
NISA総買付額(右軸)

NISAは2014年1月に導入され、主要証券10社
の2016年12月末時点のNISA口座数は、約509
万口座にまで増加、総買付額は約4.7兆円となっ
ている(図表1)。2018年には、積立NISA(年間
投資上限額40万円、非課税期間20年、現行の
NISAとは選択適用)が創設される見込みで、個
人投資家の長期投資意欲を高めるきっかけとな
る可能性がある。

そうした中、日本株市場に目を転じると、トランプ
大統領の発言や政策が投資家心理を冷やし、
軟調な展開を余儀なくされている。一方、3月期
決算企業の第3四半期決算発表では、通期計画
の上方修正が相次ぐなど企業業績は良好な内
容である。米国を中心に世界景気は回復傾向に
あり、国内企業を取り巻く事業環境はさらに改善
していくと考えられ、世界景気敏感株としての性
格が強い日本株の優位性は高まろう。株式市場
に漂う不透明感が後退するにつれ、個別銘柄を
物色する意欲は強まるとみられる。

NISAを利用して投資をする上で、銘柄選別にあ
たっては業績の安定感や高配当利回り株が人
気を集めている。超低金利の状況が続いている
ことも踏まえると、安定的なインカムゲインに対す
る一定の需要はあると考えられ、特にこの時期は
3月期末接近で配当取りが強く意識されるタイミ
ングでもある。

以上を踏まえNISA関連銘柄を探った。図表3は
TOPIX採用企業で、(1)今期予想経常利益が
5%以上の増益かつ予想PERが20倍以下、(2)
今期予想配当が増配かつ予想配当利回りが2%
以上、との条件を満たす銘柄のうち、時価総額
上位10社を証券コード順に並べたもの(予想は2
月15日時点で、利益はQUICKコンセンサス予想、
配当は日経予想)。ここに挙げた銘柄は、業績
堅調が予想され、流動性も考慮されている。また、
配当利回りの水準も魅力的に映るとみられ、個
人投資家が手掛けやすいと考えられる。
5.0
4.5
500
4.0
450
3.5
3.0
400
2.5
350
2.0
1.5
300
1.0
250
0.5
NISA勘定設定口座数(左軸)
0.0
200
14/1
14/5
14/9
15/1
15/5
15/9
16/1
16/5
16/9
(年/月)
注: 調査対象:大手証券会社5社、インターネット専業証券会社5社
出所:日本証券業協会よりSMBC日興証券作成
図表2. 超低金利下で配当利回りは魅力的
3.0
(%)
TOPIX予想加重平均配当利回り
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
10年国債利回り
-0.5
10/1
11/1
12/1
13/1
14/1
15/1
16/1
17/1
(年/月)
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成。予想は日経予想
図表3. 主なNISA関連銘柄
予想
予想 予想1株 予想配当 2月15日
株式
予想
増益率
銘柄略称
経常利益
PER 当たり配当 利回り
終値
コード
決算期
(%)
(百万円)
(倍)
(円)
(%)
(円)
1925 大和ハウス 2017/03
275,970
18.1
11.3
85.0
2.71
3,132.0
4503 アステラス薬 2017/03
276,133
5.5
15.9
34.0
2.20
1,545.0
7267 ホンダ
950,158
49.5
11.5
92.0
2.53
3,631.0
3.41
1,613.5
2017/03
8001 伊藤忠
2017/03
500,625
55.1
6.9
55.0
8035 東エレク
2017/03
149,216
25.0
18.2
305.0
2.64 11,550.0
8591 オリックス
2017/03
414,604
6.0
8.4
51.0
2.93
1,742.5
8604 野村HD
2017/03
305,802
85.2
12.0
16.0
2.10
761.2
9432 NTT
2017/03 1,490,220
12.1
12.3
120.0
2.52
4,767.0
9433 KDDI
2017/03
913,757
11.5
13.1
85.0
2.86
2,967.0
9437 NTTドコモ
2017/03
956,177
22.9
14.8
80.0
2.98
2,681.0
注:米国会計基準とIFRS採用企業については、税引前利益を経常利益
とする
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
4
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
5.ドル円相場
龍 翔太
【ドル円相場の推移と来週の見通し】
(円/ドル)

この1週間は、イエレンFRB(連邦準備制度
理事会)議長の半期議会証言を受けた早
期利上げ期待の高まり等から、ドル円は一
時115円手前まで上昇したものの、週後半
にかけて押し戻される展開となった。

日米首脳会談を無難に通過し、市場の不
安心理はやや後退したが、トランプ政権の
経済政策具体化にまだ時間がかかること
や、欧州政治の不透明感が強いことを踏ま
えると、当面は一段と上値を追う展開には
なり難いとみている。

来週は目立った材料に乏しい中、注目のト
ランプ大統領の施政方針演説(28日)が近
づくに連 れ、 ドル円 は 様 子 見 モ ードから
徐々に方向感に乏しい値動きとなろう。

なお、世論調査による仏大統領選のルペ
ン氏の支持率動向は、リスク要因として注
意したい。
<来週の予想レンジ:111.50~115.00円>
120
118
116
115.00円
114
112
111.50円
110
108
106
104
102
100
98
9/1
9/22
2016年
10/13
11/3
11/24
12/15
1/5
1/26
2017年
2/16
(月/日)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
6.米国株式
田中 浩介
【S&P500構成業種の指数推移】
(2016/12/30=100)

今週は、トランプ政権への期待や米経済
指標の力強い結果を材料に、NYダウなど
主要株価指数が史上最高値を更新した。

今週は、消費、物価、住宅、企業景況感に
関わる複数の経済指標が市場予想を上回
る結果を示した。また、イエレンFRB議長が
議会証言で、利上げを「長く待ち過ぎれば
危険」なほど米経済が堅調とし、市場が織り
込む3月の利上げ確率は週初時点の3割程
度から15日に一時4割超に上昇した。

ただ、市場の焦点は金融政策でなく新政権
の政策動向に移っており、景気の裏打ちが
ある中で利上げを警戒する向きは限定的で
ある。先週トランプ大統領は法人税改革の
「驚異的」な策を2、3週間以内に発表すると
し、28日には施政方針演説も予定されてい
ることから、これらの内容が市場の期待を上
回るかにより目先の株価は左右されよう。
情報技術
108
ヘルスケア
一般消費財
106
S&P500
104
102
不動産
公益
100
98
96
94
S&P500
公益
一般消費財
素材
電気通信
情報技術
金融
不動産
生活必需品
ヘルスケア
資本財
エネルギー
92
12/30 1/5 1/10 1/13 1/19 1/24 1/27
2016年 2017年
エネルギー
電気通信
2/1
2/6
2/9
2/14
(月/日)
出所:BloombergよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
5
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
7.投資部門別売買動向
長谷川 景子
2月第2週の投資部門別売買動向(現物・先物)

海外投資家が1,408億円の買い越し。日米首脳会談を控え、トランプ米大統領による日本企業や為替に対す
る発言への思惑が交錯する中でも、海外投資家は日本株選好の姿勢をみせた。

一方で、個人投資家は▲2,260億円の売り越しと手じまい姿勢に転じた。

事業法人は550億円と2週連続で買い越し。

信託銀行は▲180億円と2週連続の売り越しとなった。
【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】
(億円)
15,000
事業法人(左軸)
(円)
日経平均株価(右軸)
信託銀行(左軸)
19,500
海外投資家(左軸)
個人(左軸)
10,000
18,500
5,000
17,500
0
16,500
▲ 5,000
15,500
14,500
▲ 10,000
16/8/13
16/9/17
16/10/22
16/11/26
16/12/31
17/2/4
(年/月/日)
注: 売買動向は2016年8月第2週から2017年2月第2週まで、株価は2017年2月16日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、
225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
6
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
8.個人投資家の買付動向
髙山 裕介
【買付代金上位10銘柄(2/10~2/16、銘柄コード順)】
コード
銘柄名
市場
業種
2/9終値
(円)
2/16終値
(円)
騰落率
(%)
1306
TOPIX投
東証
ETF
1,554.0
1,590.0
2.3
1570
日経レバ
東証
ETF
14,150.0
14,790.0
4.5
3436
SUMCO
東証1部
金属製品
1,868.0
1,754.0
-6.1
6502
東 芝
東証1部
電気機器
225.5
202.7
-10.1
7203
トヨタ
東証1部
輸送用機器
6,255.0
6,457.0
3.2
7270
富士重
東証1部
輸送用機器
4,229.0
4,344.0
2.7
7717
Vテクノロジー
東証1部
精密機器
17,950.0
16,890.0
-5.9
7974
任天堂
東証1部
その他製品
23,405.0
23,120.0
-1.2
8306
三菱UFJ
東証1部
銀行
740.0
770.7
4.1
9984
ソフトバンクG
東証1部
情報・通信
8,734.0
8,657.0
-0.9
注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外
取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成

ブル型を含め市場連動型のETFが2本、買
付け上位にランクイン。個人投資家の強気
姿勢が強まってきている様子。

SUMCO(3436)は、新日鉄住などの持ち
合い株売却の発表を受け、株価は下げた
ものの、好調な業績への期待感などから個
人投資家の押し目買いが入った様子。

トヨタ(7203)や富士重(7270)の自動車株
は日米首脳会談で貿易摩擦問題が触れら
れなかったことで見直し買いの動き。

Vテクノロジー(7717)は、17/3期通期の業
績と配当予想を上方修正したことを好感
し、個人投資家の買いが集まった様子。

ソフトバンクG(9984)は、好決算を受けて
複数の証券会社が目標株価を引き上げた
ことで買い安心感が強まった様子。
9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部)
髙山 裕介
【値上がり率上位10銘柄(2/10~2/16)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
9418
7244
5218
2389
5105
3445
3656
6728
6640
1435
U-NEXT
市光工
オハラ
オプトHD
洋ゴム
RSTECH
KLab
アルバック
第一精工
インベスターC
業種
情報・通信
電気機器
ガラス土石製品
サービス
ゴム製品
金属製品
情報・通信
電気機器
電気機器
建設
2/9 終値
(円)
769.0
409.0
870.0
724.0
1,281.0
4,240.0
627.0
3,960.0
1,325.0
3,830.0
2/16 終値 値上がり率
(% )
(円)
1,327.0
72.6
554.0
35.5
1,168.0
34.3
949.0
31.1
1,662.0
29.7
5,410.0
27.6
800.0
27.6
5,040.0
27.3
1,678.0
26.6
4,785.0
24.9
【値下がり率上位10銘柄(2/10~2/16)】
コード
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
3681
3694
6624
2170
6330
3756
6502
6740
7618
3291
銘柄名
ブイキューブ
オプティム
田淵電
LINK&M
洋エンジ
豆 蔵
東 芝
JDI
PCDEPOT
飯田GHD
業種
情報・通信
情報・通信
電気機器
サービス
建設
情報・通信
電気機器
電気機器
小売
不動産
2/9 終値
(円)
743.0
6,090.0
404.0
473.0
306.0
1,004.0
225.5
317.0
612.0
2,031.0
2/16 終値
値下がり率
(% )
(円)
639.0
-14.0
5,240.0
-14.0
348.0
-13.9
418.0
-11.6
274.0
-10.5
900.0
-10.4
202.7
-10.1
286.0
-9.8
553.0
-9.6
1,837.0
-9.6
注: 対象は東証1部銘柄
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
7

日経平均は2/10~2/16の間、2.3%上昇。

U-NEXT(9418):
有線放送大手のUSENを買収すると発表
したことを材料視。

洋ゴム(5105):
16/12期実績、17/12期会社計画ともに営業
利益が市場予想を上回ったことを好感。

アルバック(6728):
17/6期業績予想の大幅上方修正を好感。

洋エンジ(6330):
17/3期営業利益予想の下方修正に加え、
配当を未定に修正したことを嫌気。

東芝(6502):
米原子力事業の巨額損失に対する不透
明感が強まったことを嫌気。
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
10.チャート分析
石田 卓也
【S&P500のRSI】

2,400
【日経平均のストキャスティクス】

連日で最高値更新をみせるS&P500は、RSIが買
われ過ぎとされる水準まで上昇した。S&P500が
「買われ過ぎ」となる場面は少なく、昨年12月に発
生した際は、横ばい推移の日柄調整となった。
(pt)
日経平均は足元でストキャスティクスがデットクロス
しており、売りシグナルが点灯。来週は上値の重さ
が意識される場面もあろう。ただし下げたとしても、
テクニカル面での下値は18,800円までであろう。
200 20,000
2,300
175
S&P500(左軸)
300
19,000
日経平均
(左軸)
18,000
2,200
325
(円)
275
250
150
2,100
125
2,000
1,900
225
16,000
200
175
100 15,000
(%)
75 14,000
RSI(右軸)
1,800
17,000
1,700
125
100
(%)
13,000
50
1,600
75
12,000
25
1,500
150
50
11,000
1,400
16/2
16/4
16/6
16/8
16/10
16/12
0
17/2(年/月) 10,000
16/10
出所:BloombergよりSMBC日興証券作成
%D
16/11
25
%SD
16/12
17/1
0
17/2 (年/月)
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
【日本株市場関連データ(2/16時点)】
指数
日経平均株価
25日移動平均
75日移動平均
200日移動平均
売買高(東証1部、万株、①)
25日移動平均
2/16
前週末比 前週末比
(%)
(円)
終値(円)
19,347.53
-31.40
-0.16
19,118.53
移動平均
18,676.24
乖離率
17,339.38
指数
TOPIX
1.19
JPX日経400
13,917.90
41.49
0.30
3.59
東証2部指数
5,582.30
47.82
0.86
11.58
東証マザーズ指数
1,025.98
21.95
2.19
日経JASDAQ平均
2,912.22
23.65
0.82
東証REIT指数
1,793.22
-15.42
-0.85
202,794
190,823
売買代金(東証1部、億円、②)
22,549
東証1部予想配当利回り(%)
25日移動平均
22,907
東証1部予想PER(倍)
売買単価(円、②/①)
2/16
前週末比 前週末比
(%)
終値(円,pt) (円,pt)
1,551.07
4.51
0.29
1111.96
1.92
16.87
東証1部PBR(倍)
1.29
東証REIT指数予想分配金利回り(%)
3.80
 東証2部指数が史上最高値を、日経JASDAQ平均
【テクニカル指標】
が昨年来高値を更新するなど、中小型優勢の展開 騰落レシオ(東証1部、25日)
が続いている。
サイコロジカル(TOPIX)
ストキャスティクス(TOPIX)
RSI(TOPIX)
[単位:%]
判定
103.56
―
58.33
―
77.80
買われ過ぎ
―
50.58
注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平
均。テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下
が売られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
8
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
11.来週・再来週の主なスケジュール
長谷川 景子

来週、国内では貿易統計が発表予定。大統領選後の急速な円安は一服したものの、世界経済は引き続き拡
大傾向にあり、輸出のサポート要因となろう。

また、24日に第1回のプレミアムフライデーが実施される。各社が相次いで消費喚起策を打ち出しており、内
需の拡大をサポートするか、注目される。

海外では、米国で住宅関連指標が発表予定。金利上昇も一服しており、良好な雇用環境に支えられ、高水
準を維持しよう。
【来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
日本
2月 20日 (月 )
米国
欧州
タイ
ロシア
日本
2月 21日 (火 )
米国
ユーロ圏
米国
2月 22日 (水 )
2月 23日 (木 )
2月 24日 (金 )
2月 25日 (土 )
2月 26日 (日 )
ユーロ圏
独
英国
マレーシア
ブラジル
メキシコ
南ア
米国
豪州
独
韓国
日本
米国
-
-
市場予想
1月
1月
1月
1月
1月
全国コンビニエンスストア売上高(前年比)
貿易収支( 季調済)
貿易収支
輸出( 前年比)
輸入( 前年比)
-
米国市場休場(大統領の日)
-
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
10-12月期 実質GDP(前期比)
1月
実質小売売上高(前年比)
1月
全国百貨店売上高(前年比)
1月
全国スーパー売上高(前年比)
11-1月期 決算:ホーム・デポ
2月
サービス業PMI(速報)
2月
製造業PMI(速報)
1月
中古住宅販売件数( 前月比)
10-12月期 決算:モービルアイ
11-1月期 決算:TJXカンパニーズ
FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨(1月31~2月1日開催分)
-
1月
消費者物価指数(前年比、確報、前回値は速報値)
IFO景況指数
2月
10-12月期 実質GDP(前期比、改定値、前回値は速報値)
1月
消費者物価指数(前年比)
-
政策金利
10-12月期 実質GDP(前期比)
2017年度予算案発表
-
12月
FHFA住宅価格指数(前月比)
10-12月期 民間設備投資(前期比)
10-12月期 実質GDP(前期比、確報、前回値は速報値)
-
政策金利
-
「プレミアムフライデー」(月末の金曜日限定の消費喚起運動)実施開始
1月
新築住宅販売件数( 前月比)
2月
ミ シ ガン大学消費者信頼感指数( 確報、 前回値は速報値)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.6%
▲5.5%
-
-
-
-
-
1.1%
前月・ 前期・ 前年
0.5%
3,567億 円
6,404億 円
5.4%
▲2.6%
9
-
53.7
55.2
▲2.8%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
96.0
-
▲10.4%
95.7
-
-
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年2月16日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
-
-
0.6%
▲5.9%
▲1.7%
▲2.0%
-
-
-
1.1%
109.8
0.6%
1.8%
13.00%
0.6%
-
0.5%
▲4.0%
0.4%
1.25%
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック

再来週、国内では鉱工業生産指数が発表予定。世界経済は拡大傾向にあることに加えて、円安による輸出
押し上げもあり当面は堅調な推移となろう。

また、3月3日には全国消費者物価指数の発表が予定されている。12月の全国コアCPIは前月よりマイナス幅
を縮小しているが、引き続きエネルギー下落幅の縮小がどの程度寄与するか注目されよう。

海外では、トランプ米大統領の施政方針演説を控えている。同演説は、大統領が自らの政策課題を表明する
一般教書演説に代わるもので、減税政策に対する発言がなされるか注目される。
【再来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
米国
2月 27日 (月 )
ユーロ圏
日本
2月 28日 (火 )
米国
ユーロ圏
英国
NZ
日本
米国
3月 1日 (水 )
英国
中国
3月 2日 (木 )
豪州
インドネシア
タイ
ユーロ圏
豪州
マレーシア
北アイルランド
日本
3月 3日 (金 )
米国
3月 4日 (土 )
3月 5日 (日 )
ユーロ圏
ロシア
トルコ
-
日本
中国
市場予想
1月
1月
1月
10-12月期
1月
2月
1月
1月
-
10-12月期
12月
2月
2月
10-12月期
2月
2月
1月
10-12月期
10-12月期
2月
-
1月
1月
耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比、 速報)
耐久財受注( 前月比、 速報)
中古住宅販売成約指数(前月比)
プライスライン・グループ゚決算
マネーサプライM3(前年比)
経済信頼感指数
小売業販売額(前年比)
鉱工業生産指数( 前月比、 速報)
トランプ大統領、 初の施政方針演説( 上下両院合同会議)
実 質 GDP( 前 期 比 年 率 、 改 定 値 、 前 回 値 は 速 報 値 )
S&P/ ケ ー ス シ ラ ー 住 宅 価 格 指 数 ( 前 年 比 )
シカゴ購買部協会景況指数
コンファレンスボード消費者信頼感指数
センプラ・エナジー決算
消費者物価指数( 速報、 前年比)
全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日)
貿易収支
設備投資( 法人企業統計、 ソフトウエ ア 除く 、 前年比)
設備投資( 法人企業統計、 ソフトウエ ア 含む、 前年比)
新車販売台数(除く軽自動車、前年比)
地区連銀経済報告( ベージ ュ ブッ ク)
個人所得(前月比)
個人支出(前月比)
PCEコア ・ デフレータ
1月
( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比)
2月
自動車販売台数(年換算)
ISM製 造 業 景 況 指 数
2月
2月
製造業PMI
2月
製 造 業 PMI
2月
非製造業PMI
10-12月期 実 質 GDP( 前 期 比 )
2月
消費者物価指数(前年比)
2月
消費者物価指数(前年比)
1月
失業率
1月
貿易収支
-
政策金利
-
自治議会選
1月
全国消費者物価指数( 生鮮食品除く 、 前年比)
1月
家計調査-実質消費支出(前年比)
1月
有効求人倍率
1月
失業率
2月
都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比)
-
任天堂からNintendo Switch発売
2月
ISM非製造業景況指数(総合)
-
イエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長が講演(シカゴ)
1月
小売売上高(前月比)
2月
コンポジットPMI
2月
消費者物価指数(前年比)
-
-
-
自民党党大会(総裁任期延長承認)
-
全国人民代表大会(全人代、10日間程度)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
前月・ 前期・ 前年
0.5%
▲0.5%
1.6%
-
5.0%
107.9
0.7%
0.7%
-
1.9%
5.27%
50.3
111.8
-
1.8%
4.3%
▲0.41億NZドル
▲1.4%
▲1.3%
8.6%
-
0.3%
0.5%
1.8%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
3.00%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
1.7%
1,748万台
56.0
55.9
51.3
54.6
▲0.5%
3.49%
1.55%
9.6%
35.11億豪ドル
3.00%
-
▲0.2%
▲0.3%
1.43倍
3.1%
▲0.3%
-
56.5
-
▲0.3%
58.3
9.22%
-
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年2月16日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
10
2017 年 2 月 17 日(金)
週刊株式アウトルック
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びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお
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各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財
務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元
本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。
なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ
ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共
に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過
損リスク)があります。
また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。
上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ
くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。
商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商
品取引業協会
(2015/04/09 版)