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News Release
平成29年2月13日
各位
電解水素水の細胞内活性酸素除去能力は
水素水の5倍。水素を除いても3倍あることが判明。
九州大学・東京大学との共同研究論文が、米国科学誌に掲載
整水 器シ ェア No.1の日本 トリ ム( 本社 :大 阪市、 代表 取締 役社 長: 森澤紳 勝) は、 九州 大学 農学
研 究院 およ び東 京大 学大学 院工 学研 究科 、同 大学 政 策ビ ジョ ン研 究セ ンター と共 同で 、 電 解水 素水
整 水器 から 電気 分解 して 生 成さ れる アル カリ 性 電解 水素 水 ( 以下 、電 解水素 水と いう 。) の培 養細
胞 内の 活性 酸素 除去 能力に つい て 研 究を 実施 し、 そ の論 文が 2月9日に 米国科 学誌 PLOS ONEに掲 載さ
れ まし た。
共同 研究 では 、細 胞内の 活性 酸素 に対 する 除去能 力を 、電 解水 素水 および 水素 ガス をバ ブリ ング
し て生 成し た水 素水 (以下 、水 素水 とい う。 )など 主に 7種類 の水 にお いて 比較 しま した 。 そ の結
果 、水 素含 有水 の生 成方法 の違 い に より 活性 酸素除 去能 力 が 異な る こ とが判 明 し まし た 。 溶存 水素
濃 度が 同じ 0.9ppmの 電解水 素 水 と水 素水 で比 較をし たと ころ 、電 解水 素水の 細胞 内の 活性 酸素 除去
能 力が 水素 水の 約 5倍 と高 く、 また 電解 水素 水は水 素 ガ スが 抜け ても 活性酸 素除 去能 力が 約 6割 残る
こ とが 分か りま した 。 この こと から 、 電 解水 素水の 活性 成分 は水 素ガ スだけ で は なく 、他 の活 性物
質 が存 在 し 、電 解水 素水は バブ リン グで 生成 した水 素水 より もよ り 抗 酸化性 が高 い水 であ ると 考え
ら れ、 電気 分解 によ って 生 成す るこ とが 有効 である と考 えら れま す。 今後は 人体 内で の電 解水 素水
と 水素 水の 効果 の差 を明確 にす る研 究を 進め 、さら に機 能性 解明 に 取 り組ん でま いり ます 。
昨 今、 水素 水の 効果 の真偽 を問 う非 常に 多く の情報 が流 れて おり ます が、当 社と いた しま して は
消 費者 の皆 様に 正し い情報 をお 伝え する ため に、更 なる 研究 の強 化、 推進が 重要 と考 え、 基礎 研究
に 加え 、飲 用の 臨床 試験を 行う など 、エ ビデ ンス蓄 積に より 一層 注力 して参 りま す。
図1:溶存水素濃度が同じ電解水素水または水素水で作成した培地処理後の
細 胞 内 活 性 酸 素 量 の 比 較 ( 水 素 水 は 純 水 + H2、 浄 水 + H2で 表 記 。 論 文 よ り 一 部 改 編 掲 載 )
■共同研究概要
これまでの当社の研究において 、電解水素水(電解水素水整水器から生成したアルカリ性の 水素含
有 水 ) に は 活 性 酸 素 除 去 能 力 ( 抗 酸 化 活 性 ) が あ る こ と を 明 ら か に し て き ま し た ( *) 。 当 研 究 で
は、電解水素水の細胞内活性酸素消去活性が、水素に起因することを検証するため、ヒトの培養細
胞(ヒト組織から分離され培養器内で 生育できる細胞)を用い、細胞内活性酸素を計測する蛍光染
色 法に て実 施、 調査 対象水 7 種 で比 較 い たし ました 。 そ の結 果、 下記 が明ら かに なり まし た。
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(1)電解 水素 水は 同濃 度 ( 0.9ppm) の水 素水 (バブ リン グ) より も細 胞内活 性酸 素除 去能 力が
約 5 倍 高い
(2)水 素 水 ( バ ブ リ ン グ ) と 電 解 水 素 水 で 水 素 が 抜 け た 状 態 の 細 胞 内 活 性 酸 素 除 去 能 力 を 確 認 し た
際 、水 素水 には 活性 がなく なっ たが 、電 解水 素水に は 約 6 割活 性が 残っ た ( この 活性 は水 素水 の
約 3 倍 の活 性に 相当 ) 。
(3)電解 水素 水に は水 素以 外の 細胞 内活 性酸 素消去 因子 があ るこ とが 分かっ た 。
( ご く わ ず かで は あ るが、 電 解 強 度 に応 じ て 白金ナ ノ コ ロ イ ド 量 も 増 えるこ と が 分 か って い るこ
と から 白金 ナノ コロ イド と 推定 )
*1 : 1997 年 「 Biochemical and Biophysical Research Communications 」 発 表 論 文 「 Electrolyzed-Reduced Water Scavenges Active Oxygen Species and
Protects DNA from Oxidative Damage 」 ( 和 訳 : 電 解 水 素 水 は 活 性 酸 素 種 を 消 去 し 、 DNA を 酸 化 損 傷 か ら 保 護 す る ) な ど
共 同 研 究 関 係 者( 各 機 関の 代 表 者 名 )
・ 九州 大学 農学 研究 院
濱 崎武 記准 教授
・ 東京 大学 大学 院工 学系研 究科
坂 田一 郎 教 授
・ 東京 大学 政策 ビジ ョン研 究セ ンタ ー
古月 文志 特 任教 授
試験方法
・ HT1080 によ る試 験(ヒ トの 培養 細胞 に活 性酸素 一種 であ る過 酸化 水素を 加え て 細 胞内 の活 性酸素
濃 度を 増や し、 そこ に調査 対象 水で 作成 した 培地 で 処理 し 、 細胞 内活 性酸素 量の 変化 を調 査)
調査対象水
・ 電解 水素 水レ ベル 2(生 成方 法: 電気 分解 、水素 濃度 0.3ppm)
・ 電解 水素 水レ ベル 3(生 成方 法: 電気 分解 、水素 濃度 0.5ppm)
・ 電解 水素 水レ ベル 4(生 成方 法: 電気 分解 、水素 濃度 0.9ppm)
・ 水素 水( 生成 方法 :浄水 に水 素ガ スを バブ リング 、水 素濃 度 0.9ppm)
・ 水素 水( 生成 方法 :純水 に水 素ガ スを バブ リング 、水 素濃 度 0.9ppm)
・ 純水
・ 浄水
細 胞 内 活 性 酸 素除 去 能 力の 試 験 方 法
蛍 光染 色法
電 解 水 素 水 生 成器
電 解水 素水 整水 器ト リムイ オン HYPER(医 療機器製 造販 売認 証番 号: 226AGBZX00012000)
■ 他 の 主 な 図 の解 説
水 素 水 ( バ ブ リン グ ) と電 解 水 素 水 ( 電気 分 解 )に お い て 、 “ 水素 が 抜 けた 状 態 ” の 細 胞内 活 性 酸
素 除 去 能 力 を 確認 し た 際、 水 素 水 に は それ が な くな っ た が 、 電 解水 素 水 には 一 部 残 っ た 。
電 解水 素水 の 細 胞内 活性除 去能 力 は 脱気 して 水素ガ スを 除い た場 合で も、約 60%の 活性 が残 ってい
ま した (こ の能 力は 水素水 の約 3 倍の 細胞 内活性 酸素 除去 能力 に相 当しま す) 。 一 方で 、 脱 気した
水素水には活性は残っていませんでした。電解水素水中には微量の白金ナノコロイドが 存在するた
め 、そ の影 響 に よる ものと 推測 され ます 。
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図 2:脱 気処 理に よる細胞 内活 性酸 素量 の変 化
■論文概要
タイトル
「 Electrochemically-reduced Water Exerts Superior Reactive Oxygen Species
Scavenging
Activity in HT1080 Cells than the Equivalent Level of Hydrogen -Dissolved Water」
( 和訳 :電 解水 素水 は同水 素濃 度の 水素 水に 比べ HT1080 細 胞の 細胞 内活 性酸 素消 去能 が強 い)
掲載先
欧 米科 学誌 PLOS ONE 12(2): e0171192 (2017)
▼ オー プン アク セス 論文の ため 下記 より ご覧 いただ けま す( 英語 サイ ト)
http://dx.doi.org/10.1371/journal.pone.0171192
※:上記論文内容は細胞試験の結果であり、ヒトへの 効果効能を証明しているものではありません。
■日本トリムとは
日本トリムは、電解水素水整水器販売を主軸とした事業を展開し、これまでに85万台を超える販売実績が
あります。当社は世界に先駆け水が持つ機能に着目し、国内外の研究機関との産学共同研究により電解水素
水の新たな可能性(機能)を追求しています。電解水素水の活用は飲用にとどまらず、血液透析へ応用した
『電解水透析®』や、農作物の灌水・散布に利用した『還元野菜®』の栽培など、医療や農業分野への様々な
応用を実現しており、今後も電解水素水をベースに世界へ挑戦するオンリーワン企業を目指します。
■会社名/株式会社日本トリム
□設立年月日:1982年(昭和57年)6月12日
□代表取締役社長:森澤 紳勝 (もりさわ しんかつ)
□資本金:992,597,306円
□従業員数:487名(関連会社等を含む)
□企業ホームページ:http://www.nihon-trim.co.jp/
<本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ・ご質問>
株式会社日本トリム 広報窓口 平井・浅尾 TEL:03-5511-8660|080-4781-8164
<本研究に関するお問い合わせ・ご質問>
日本トリム MD室 樺山 TEL:06-6456-4633
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