ニュースリリース全文はコチラ

News Release
平成29年2月2日
各位
日本初※1の電解水設備を導入した
最先端のオランダ式園芸用大型ハウスが竣工。
官民学の連携により「還元野菜プロジェクト」が本格始動
パプリカ、ピーマンを年間132トン栽培
整水 器シ ェア No.1の日本 トリ ム( 本社 :大 阪市、 代表 取締 役社 長: 森澤紳 勝) が連 携協 定を 結ぶ
高 知県 ・南 国市 ・ JA南国市 ・高 知大 学の 4者と の官 民学 によ る「 還元 野菜プ ロジ ェク ト」 のも と、
高 知県 南国 市に 日本 初 *の 電解 水設 備を 導入 したオ ラン ダ式 園芸 用大 型ハウ スが JA南 国市 によ り建
設 され 、 2月 1日 に落 成 式が 行わ れま した 。
当 施設 は、 高知 県、 南国市 から の補 助金 など 約 3.4億 円で 建設 され 、湿 温度 自動 管理 、二 酸化 炭
素 制御 、環 境制 御設 備など 最先 端設 備を 備え るオラ ンダ 式高 軒高 ハウ スに、 さら に当 社の 農業 用電
解 水素 水整 水器 を導 入した もの です 。還 元野 菜 ®( パプ リカ 、ピ ーマ ン)を 年間 132ト ン栽 培す るこ
と を計 画し てお りま す。当 ハウ スの 設立 によ り、「 還元 野菜 プロ ジェ クト」 が本 格的 に始 動い たし
ま す。 当プ ロジ ェク トは、 農林 水産 省補 助事 業の助 成金 ※ 2 も 得て おり 、今後 、電 解水 素水 によ る高
品 質、 高付 加価 値野 菜の栽 培技 術の 確立 及び 育成 効 果の 実証 を精 力的 に推進 し、 国内 普及 のみ なら
ず グロ ーバ ルな 展開 を目指 して まい りま す。
※ 1:オ ラ ン ダ 式 園 芸 用 大 型 ハ ウ ス で 、 電 解 水 設 備 を 備 え た 施 設 は 国 内 初 の 試 み と な り ま す
※ 2:農 林 水 産 省 補 助 事 業 「 農 業 界 と 経 済 界 の 連 携 に よ る 先 端 モ デ ル 農 業 実 証 事 業 」 ( 平 成 28年 度 ) に 採 択 。 3年 間 の 研 究 費 に 対 し 、 2,500万 円 助 成 金
ハウス内観
ハウス内設置還元野菜整水器(6台)
■ オ ラ ン ダ 式 園芸 用 大 型 ハ ウ ス 概 要
オ ラン ダは アメ リカ に次ぐ 世界 第 2位 の農 業生 産物 輸出 国で あり 、狭 い国土 を有 効活 用し 高収 益
を あげ る農 業手 法を 確立し てき まし た。 当ハ ウスで は、 その オラ ンダ 式農業 手法 の 1つ であ る高 軒
高 設計 を採 用し 、限 られた 土地 での 高収 量を 目指し ます 。ま た自 動温 度管理 、環 境デ ータ 測定 器な
ど 最先 端技 術を 導入 するこ とで 天候 の影 響を 受けに くく 、安 定的 な収 穫が期 待で きる とと もに 、研
究 用デ ータ の取 得環 境とし ても 適し てお りま す。
・ 規模 :ハ ウス 面積 約 6,928 ㎡ (約 70 ア ール )、軒 高 5.5m
・ 建設 費: 3.4 億 円(高知 県補 助金 46% 、南 国市 補助 金 31%、 他事 業者 負担 )
・主な付帯設備:自動温度湿度管理設備、炭酸ガス発生設備、環境制御設備、環境データ測定 装置、
養 液栽 培シ ステ ム 一 式、還 元野 菜整 水器 ( 6 台)な ど
<本件に関するお問い合わせ・ご質問>
1
株式会社日本トリム 広報窓口 平井・浅尾 Tel:03-5511-8660|080-4781-8164
■ 栽 培 品 目 に つい て
栽 培品 目に は、 南国 市の基 幹品 目で ある ピー マンに 加え 、新 たに パプ リカ を 栽培 いた しま す。 パ
プ リカ 、ピ ーマ ンは 、日射 量の 確保 が収 穫量 増加に 繋が ると 言わ れて おり、 日射 量が 国内 でも トッ
プ クラ スの 高知 県は 栽培に 適し た地 域で す。 特にパ プリ カは 、近 年、 抗酸化 性が 高い 野菜 とし て注
目 が集 まる とと もに 、料理 の彩 りの 側面 から も広く 利用 され て 年 々消 費量が 増え てお り、 今後 も需
要 は拡 大し てい く見 通しで す。 さら に、 現在 日本国 内で 販売 され てい るパプ リカ の約 90% が韓 国や
オ ラン ダか らの 輸入 品であ るの に対 し、 国内 生産す るこ とで 、完 熟出 荷によ る鮮 度や 食味 の良 さで
差 別化 を図 るこ とも 可能で す。 これ は、 日本 の自給 率向 上に 寄与 する ことに もな りま す。
・ 栽培 品目 :パ プリ カ(栽 培開 始: 2月~ 、収 穫開 始 : 5月~ )
ピ ーマ ン( 栽培 開始 : 2月 ~、 収穫 開始 : 4月 ~)
・ 栽培 方式 :オ ラン ダ栽培 方式 (大 規模 、水 耕栽培 、高 軒高 、二 酸化 炭素制 御等 )+ 電解 水栽 培
・ 年間 計画 収穫 量: パプリ カ 52トン 、ピ ーマ ン 80ト ン
ハウス外観
落成式前のクレーン試乗の様子
■ 落 成 式 祝 賀 会で の 関 係者 に よ る ご 挨 拶
高知県知事
尾﨑 正 直 知事 ( 味元 農業振 興部 長に よる 代読 )
高 知県 では 「地 域で 暮らし 稼げ る農 業」 の実 現を目 指し 、高 知県 農業 の強み をさ らに 磨き 上げ な
が ら、 「生 産」 、「 流通販 売」 、そ して それ を支え る「 担い 手の 確保 ・育成 」の 3 つ の取 り組 みを
強 化し 、農 業の 拡大 再生産 の好 循環 の実 現に 取り組 んで いま す。
ま た、 今年 度か ら、 新たに 、生 産拡 大を 核と し、そ の周 辺に 関連 産業 を集積 させ る「 農業 クラ ス
タ ー」 を形 成し てい くこと で、 さら なる 付加 価値を 生み 出す とと もに 、 1 次 産業 から 3 次 産業 まで
の 様々 な雇 用を 増や し、地 域地 域で 、若 者が 暮らし 稼げ るよ う、 県内 各地で 7 つ のプ ロ ジ ェク トを
進 めて いま す。 南国 市では 、そ のプ ロジ ェク トの 1 つ とし て、 「還 元野菜 ブラ ンド 」の 生産 拡大を
核とした「南国市還元野菜プロジェクト」を進めております。本日の次世代型ハウスの落成により、
パ プリ カと ピー マン の良質 で安 定的 な生 産が 可能と なり 、産 地の 強化 が図ら れま すこ とを 、大 変嬉
し く思 いま す。
一方で、還元野菜の生産拡大はもとより、関連する産業への横展開や新たな雇用の拡大をめざし、
産 学官 連携 によ り、 「還元 野菜 」里 づく りに 取り組 んで いる とこ ろで す。 引 き続 き、 生産 強化 、販
路 拡大 、直 販所 、レ ストラ ンと の連 携、 さら には観 光面 への 好循 環に つなげ てい くた め、 クラ ス
タ ープ ロジ ェク トの 具体化 に向 け、 全力 で取 り組ん でま いり ます 。
南 国 市 橋 詰 壽 人市 長
当 ハウ スは 、現 代農 業技術 の粋 を結 集し た、 最先端 の園 芸 施 設で す。 南国市 は稲 作と とも に施 設
園 芸、 路地 栽培 がと もに盛 んで 、年 間を 通し て多種 多様 な農 産 物 が栽 培でき る土 地柄 です 。高 齢化
が 進ん でい ます が、 地区内 外か ら新 規就 農者 の受け 入れ など によ り、 地域農 業の 担い 手も 育っ てき
て おり 、 当 施設 稼働 に伴い 、新 たな 雇用 も期 待して いま す 。 また 本市 の農産 物を さら に PR する と
と もに 、 地 元産 野菜 の 単な る 販 売で はな く季 節野菜 果物 の旬 のお いし い食べ 方の 提案 など 販売 拡大
を 行い 、 農 家の 所得 向上に 繋げ てい ただ きた いと考 えて おり ます 。
2
南 国 市 農 業 協 同組 合 高田 幸 一 理 事 組 合長
南 国市 は 、 県内 で最 も優れ た農 業立 地条 件で あり な がら 農業 者減 少、 販売高 減少 など 近年 厳し い
状 況が 続い てお り、 今後の 農業 振興 や所 得増 大、生 産拡 大に 取り 組ん でおり ます 。そ のよ うな 中、
県 の農 業振 興策 の一 つとし て 当 施設 は建 設さ れまし た。 生育 状況 を自 動管理 可能 な装 置導 入 に より
高 品質 で高 収量 が期 待でき るこ とや 、ま た電 解水素 水を 活用 した 還元 野菜と して 付加 価値 を高 め る
こ とが でき ます 。地 域農業 の 将 来を 見据 えた 園芸農 業の モデ ル施 策と して期 待し てい ます 。
今 後、 南国 市の 一次 産業の 核と して 、生 産拡 大、地 産地 消の 拡大 と、 加工販 売や 直販 店 、 学校 給
食 やレ スト ラン への 食材供 給な ど地 域貢 献と 農業所 得増 大に 向け 、さ らに努 力を 続け る所 存で す。
■ 日 本 ト リ ム の農 業 事 業に つ い て
水 を電 気分 解し て生 成した 電解 水素 水 を 農業 に活用 する こと で、 農作 物の 収 穫量 向上 や 、 抗酸 化成
分 、糖 度な どの 質の 向上 が これ まで の研 究や 農家で の実 証に より 解明 されて きま した 。 現 代の 農家
の 高齢 化・ 低収 益 等 の問題 を解 決す るた め、 野菜に 必要 不可 欠な “水 ”に焦 点を 当て た新 しい 農業
手 法を 提案 する こと で 、日 本の 農業 への 貢献 を目指 して いま す 。
▼ 還 元 野 菜 整 水器 に つ いて
http://www.nihon-trim.co.jp/products/trim_ag_series/
■ 「 電 解 水 素 水を 活 用 した 還 元 野 菜 プ ロジ ェ ク トに つ い て
2015 年 7 月 に高 知県 、南 国市 、 JA 南国 市、 高知 大学 、日 本ト リム の 5 社 間で 推進 連携 協定 が結ば
れ た当 プロ ジェ クト は、 高 知県 南国 市 の 地域 の活性 化、 市の 創生 実現 のため の 「南 国市 まち ・ひ
と ・し ごと 創生 総合 戦略」に おけ る農 業振 興策 の柱 とし て、 JA 南 国市 とと もに 推進 して おり ます。
■日本トリムとは
日本トリムは、電解水素水整水器販売を主軸とした事業を展開し、これまでに85万台を超える販売実績が
あります。当社は世界に先駆け水が持つ機能に着目し、国内外の研究機関との産学共同研究により電解水素
水の新たな可能性(機能)を追求しています。電解水素水の活用は飲用にとどまらず、血液透析へ応用した
『電解水透析®』や、農作物の灌水・散布に利用した『還元野菜®』の栽培など、医療や農業分野への様々な
応用を実現しており、今後も電解水素水をベースに世界へ挑戦するオンリーワン企業を目指します。
■会社名/株式会社日本トリム
□設立年月日/1982年(昭和57年)6月12日
□代表取締役社長/森澤 紳勝 (もりさわ しんかつ)
□資本金/992,597,306円
□従業員数/487名(関連会社等を含む)
□企業ホームページ/http://www.nihon-trim.co.jp/
<本件に関するお問い合わせ・ご質問>
3
株式会社日本トリム 広報窓口 平井・浅尾
Tel:03-5511-8660|080-4781-8164