平成 29 年 2 月 17 日 首都圏新都市鉄道株式会社 当社社員が不正乗車を行っていた件について(続報) 平成 29 年 1 月 17 日、休暇中の当社社員が JR 線を利用した際に不正乗車を行っていた件 に関しては、改めて、東日本旅客鉄道株式会社様をはじめとする関係者の皆様方及び当社線 をご利用いただいているお客様に多大なご心配とご迷惑をお掛けいたしましたことを深く お詫び申し上げます。 当該社員の不正乗車については、当該事案発生時、本人は今回が初めてである旨供述して いると説明をしましたが、その後の社内調査で複数回の不正乗車を繰り返していることが判 明しました。 これに関し、本人からの更なる事実確認や駅務機器の解析等を行ってまいりましたが、当 社社員の関与や当社線の端末機を悪用した形跡等は見られませんでした。 当該社員については、会社内に設置された賞罰審査委員会において本人から事情聴取を行 ない、当委員会で調査・審議のうえ、2 月 17 日付けで当社就業規則に基づき「諭旨解雇」 処分といたしました。 今後は、失われた信頼を取り戻すために全社員が一丸となって綱紀の保持と再発防止に取 り組んでまいります。 記 1 当該社員の所属等 鉄道事業本部 運輸部 2 乗務管理所 乗務員 20 歳代 男性 事件発生後の調査内容等 (1)当該社員は、当初、不正行為は初めてであると供述していたものの、その後の当社調 査によって、約 1 年 10 ヶ月前(平成 27 年 4 月頃)から、月に 2~3 回程度、JR 線の 東京近郊区間内で不正乗車を行っていたことが本人からの供述等により判明しました。 なお、前日 1 月 16 日の同様の不正行為については、記録により明らかとなりました。 (2)不正行為を行った際の鉄道利用目的は、趣味である鉄道写真を単独で終日撮影するた めでした。 (3)また、自社の端末を悪用している疑いがあるとの一部報道がありましたので、当該社 員からの聴取や当社が所有する駅務機器端末の記録及び当該社員が所持していた IC カ ードの入場記録の解析等の調査を可能な限り行なってまいりました。 その結果、入場記録を取り消すために当社の駅務機器が使用された形跡や当社の社員 が関与した事実は確認できませんでした。 3 再発防止策について (1)全社員に対して、法令を遵守し、社会人として、また、鉄道に従事する者として、厳 正な綱紀の保持に努めるよう、社長からの社告を発出しました。 (2)本社及び現業の管理職者合同会議が開催され、社長から、厳正な綱紀の保持と鉄道員 としての職責の再認識、並びに再発防止の徹底等を指示しました。 (3)各職場での点呼時に、コンプライアンス遵守の徹底、法令等に基づいた職務の厳正な 遂行等について、教育・指導をしました。今後とも、引き続き教育・指導を徹底してま いります。 (4)今後、実施される社員との個別面談の機会等を捉え、職場の管理者から、再発防止の 徹底とコンプライアンスの遵守等について再教育することとしています。 以 上
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