かけがわ K AKEGAWA 市議会だより 4 政 策 議 会 報 告(抜粋) 11 月定例会は政策議会と位置づけ、掛川市の各課題について常任委員会協議会で話し合われました。今後 の行政施策の道筋のひとつとされます。 総務委員会協議会 災害時の避難勧告体制及び地域防災力の強化について 市の防災ガイドブックは災害についての詳しい内容が明記されている。分かりやすくて良い資料 だが各家庭での認知度が低いと思われる。 地域防災力の強化は、日頃の備えが大切である。情報発信や自助・共助の体制づくりを、行政主導 から地域主体に移すためには行政として、どの程度のフォローをすべきか考えることも必要なことで ある。防災力を更に高めるため、地区まちづくり協議会などと一緒に進めることが効果的との意見が 交わされた。また、いつ起きるかわからない災害に対応するため、毎回同じような訓練にとどまらず、 夜間訓練等も検討する時期にあるのでモデル的に実施することや、「防災リーダー養成」も急務であ ることを求めた。この他、地域防災組織のあり方や、非常時の飲み水問題など、多岐に渡り意見が述 べられた。 人口減少時代を見据えた公共施設マネジメントについて 少子高齢社会に対応した公共施設のあり方や、小中一貫教育を推進するには学校の統廃合は避けて は通れない課題となる。市民が納得するプロセスをどのような手順で行ったら良いのか意見を交わ した。 学校施設には、経過年数が経っている建物が多い。小中一貫教育の推進は施設整備と併せた検討が 必要で、モデル地域を選んで検討すべきでないかとの意見が述べられた。また、このほか、若者が定 住しやすい子育て支援と住宅支援のため、文化施設のあり方や、空き教室の利用方法等多岐に渡る意 見交換をした。一方、老朽化一途の公共施設維持管理を検討するには、掛川区域と大東・大須賀区域 を一つのくくりとして2区域の枠組みを基本とした考えで進める必要性も述べられた。 環境産業委員会協議会 指定管理者のあり方について 指定管理者は、民間のノウハウを活用した市民サービスの向上、経費削減や職員の人員削減など、 メリットが上げられる中で、指定管理者制度に移行する施設と移行してはいけない施設がある。また、 市の施設であるので、労働条件や賃金等、細部にわたる監督が必要であり、管理台帳を用いた報告制 度の構築が必要ではないかと意見が多く出された。当局からは、掛川市の施設で働いている方の多く は掛川市民であるので、厳しい条件になってはいけないと思っている、市として、しっかり監督して いくと述べられるなど、指定管理者制度に関する全般的な意見が交わされた。 土木インフラ等の耐震化について 橋梁に関しては、耐震化と長寿命化の考え方があり、市内には、1217 橋あるため、今後の維持管理 が大変である。今後は、地区まちづくり協議会などと検討しながら減らしていくことも必要であると の議論がされ、当局からは、今ある橋を減らしていくことは大変難しいが、例えば、新しい道や、新し い橋梁をつくる場合には、旧道の橋は撤去するなど、一定のルールを作り、地域住民の合意形成を図っ ていくことが必要であるとの意見が出された。 総論賛成、各論反対で苦労すると思うが、減らしていかないと財政的にも厳しいので、市としての 方針や基準は必要であるとの意見が出された。
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