隣保館周辺地域巡回懇談会について

隣保館周辺地域巡回事業
資料 2
隣保館周辺地域巡回懇談会について
1 事業目的
隣保館職員が市内各地域に出向き、同和問題をはじめとする様々な人権課題について、地域の実情を把握し、今後の隣保館事業に反映させる。
2 実施方法
(1)実施単位:自治会
(2)参加者:地域 自治会役員・人権学習推進員等3名以上
隣保館 所長・係長・隣保館館長・相談指導員
3 懇談内容
(1)地域における人権課題等について意見交換
地域の人権課題や生活課題(環境・仕事・福祉・教育等)
(2)隣保館事業について説明
講座や交流事業についての意見や要望の聞き取り
4 実施状況
地域
生活環境等
生活面
衛生面
住宅面
地域面
市島地域
・部落内の道路が狭
い【都市計画により
少しずつ改善してい
く。】
・某事業所から悪臭
がする【担当部署に
繋ぐ。】
・空き缶や生活ゴミ
の不法投棄が目立
つ
・台風等で土砂が川
に流れてきて堤防が
削られている(復興
部中心に各部署対
応)
氷上地域
青垣地域
・中学校や南区のご ・ハード面は整備さ
みステーション周辺 れてきた
に夜のうちに何度も ・空き家が増えた
ゴミが捨てられてお
り、対応に苦慮
・空き家が3件
氷上地域
・空き家対策
・空き家で潰れかけ
で放置し、所有者不
明な物件もある
・家を潰すと土地の
固定資産税が高くな
る【市の空き家対策
説明、また土地の固
定資産税は潰さなく
ても危険空き家判定
になると特例が外れ
る。:国方針】
・豪雨に対する不安
・当地区は浸水・冠
水を繰り返している
・避難時に水路道路
が分からなくなる
氷上地域
春日地域
柏原地域
・空き家が増えてお
り、10年先にはもっと
増えている【人口(子
ども)減少や空き家
対策は、全国的な問
題となっている。丹
波市建設部(空き家
対策)での取組を説
明。】
地域
市島地域
氷上地域
・20代で引きこもりに ・アパートは自治会
なっている若者がい に参加していない
る
(家主が自治会費を
負担)
自治会
福祉
氷上地域
・結婚を機に部落外
から人も入ってきて
おり、人数は増えて
きている
・差別は解消して
いっていると感じて
いる
氷上地域
春日地域
柏原地域
・戸数が減少してき
ており、子供も少な
い【人口の減は、丹
波市のみでなく全国
的な問題となってい
る。大きな課題と認
識している。】
・隣保館の使い勝手
が悪い(市になり、予
約が必要になった)
【市の施設である位
置づけについて理解
を依頼。】
・地元が自由に使え
ないのであれば無い
ほうがよい
・子どもが減少して
おり、自治会事業も
できなくなってきてい
る【福祉部(子育て
支援や婚活)での取
組を説明。】
・高齢化や独居老人
が増えている
・デイサービスに
行った時、同和地区
の人が差別的な発
言を受けて、いたた
まれない思いをした
ことがある
・青空学級は差別を
助長した
教育
青垣地域
・子どもに期待し、人
権教育をする
・高齢者に対しても
人権教育をする
・相手の痛みを想像
できるようになる教育
をする
・50年で解決できな
かった。子ども達に
勉強させて何が生ま
れるのか
・学習会への積極的
参加の呼びかけ
・人権意識調査は過 ・人権学習でも同和 ・人権学習は行って
去との比較が重要 と聞くと拒否反応
いるが、同和と聞くと
【前回平成24年度に
昔に立ち返るのかと
実施している。次回
ういう思いになる
実施時には比較の
・子ども達の会館で
重要性を考慮す
の学習も親の意見で
る。】
なくなっている【差別
意識は目に見えるも
のではない。地域を
差別する知識がは
いってきて、差別が
芽生えてしまう可能
性がある。知らずに
いるより、問題に向
き合っていく必要が
あるのではないかと
考える。】
地域
人権
市島地域
氷上地域
青垣地域
氷上地域
氷上地域
春日地域
柏原地域
・差別する側の状況
を調べてほしい
・高齢者の方が差別
発言が多い
・就職のとき面接を
断られた
・同和地区に優遇措
置をしてほしい
・優遇措置は余計に
差別を生む
・若い人の学習する
機会が少ない
・土地が売れないの
に固定資産税が高
い
・子ども達への同和
学習は必要【学年に
応じた同和学習を
行っている。】
・昔は同和地区内の
者同士で結婚相手
を探していたが、今
では関係なく若い人
が入ってきている
・部落問題は何年
経っても進まない
・学習会によって相
手の立場を考えられ
る人を育成すること
が必要
・年配の人は考えを
なかなか変えられな
い
・差別の種類に関わ
らず人を作っていく
道徳が必要。
・部落差別の心理は
優越感に浸ること
・何となく差別を感じ
る
・人権学習のあり方
・地域の人は被害者
意識があり、受け身
になっている
・どうすれば同和問
題は解決するのか
・差別されている意
識がないので、積極
的に関わるテーマで
はなく、私の中で差
別はないと思ってい
る
・部落解放同盟の県
連、市連協の情報が
少ない【同盟組織内
部のことは掌握して
いない。】
・部落解放同盟の脱
退について検討、脱
退後に不便はあるの
か【同盟には同盟の
運動の特徴がある。
未だに残っている差
別問題にどのように
向き合えばよいの
か、という観点も大
切にしなければなら
ないのではない
か。】
・差別問題、人権問
題の現状を教えてほ
しい【同対事業がは
じまってから一定の
成果は収めている
が、意識調査の中で
は、土地差別や部落
に対する忌避意識
が解消されたとはま
だ言えない。差別は
見えにくくなっている
が、問題はあるとの
認識。アンケートに
も表れている。】
・同和問題は実際に
あるのか【同和問題
は見えにくくなってい
るが、インターネット
上の問題などがあ
る。意識調査の中で
は、部落の土地に関
する意識は数字で
残っている。】
・同和問題への拒否
意識があり、見て見
ぬふり
・部落解放同盟の活
動や団体数の減な
どの情報を教えてほ
しい【同対審答申が
出て行政の果たす
役割が明確になっ
た。それ以前からの
運動団体の活動が
ある。行政、運動団
体の差別の解消に
向けたそれぞれの
役割があり、協議し
ながら進めている。
支連協等の組織内
部については掌握し
ていない。】
・同和地区出身とい
う引け目がある
・世代が代われば同
和問題は薄らぐ
・同和問題について
の学習は不要(子ど
も達は知らなくてもよ
い)
・同和問題を知った
時に対応すればよい
【インターネット上で
の問題(地名総鑑や
ネットを使った個人
非難等)など。自分
の知らないところで、
様々な情報が飛び
交う可能性があ
る。】
・生活水準は変わっ
てきているが、差別
意識が未だにあるな
ら、意識改革が必要
地域
隣保館事業
市島地域
氷上地域
青垣地域
氷上地域
氷上地域
春日地域
柏原地域
・隣保館施設の譲渡
や廃止が行われて
いるが、解放同盟が
譲渡を受けられるの
か【施設のある自治
会へ譲渡している。
譲渡を希望される自
治会には対応してい
く。市直営で国補助
金を受けながら運営
していく予定。事業
の一部をNPO等へ
委託することは可
能。】
・人間形成につい
て、取り組みやすい
ことを講座で行う
・青垣には隣保館が
ないので、隣保館も
隣保館事業もピンと
こない
・歴史の話はしなくて
も現実の話をしてほ
しい
・市民の隣保館事業
に対する意識が低い
・周知方法や事業の
やり方を検討
・隣保館の必要性
・子ども向けの映画
(アニメ人気作)上映
はどうか(親もついて
くる)
・今は女性と子供の
心を掴むことが大事
・時代が変わってき
ているので事業内容
の見直しが必要(人
のつながりを重視し
た事業)
・相談業務のうち、人
権相談は多いのか
【相談業務は、人権
相談・生活相談・就
職相談・その他家庭
内の相談があり、人
権相談は1/3。】
・交流事業の周知方
法を検討【広報やチ
ラシ、ホームページ
などで募集。周辺地
域だけでなく市内か
ら参加があり、参加
者からは好評であ
る。】
・若者に出会いの場
などを提供するよう
な事業が出来ないか
【市としても子育て支
援、女性の活躍、婚
活事業等への取り
組みの強化、周知の
徹底などが必要。】
・隣保館事業の効果は
あるのか【歴史講座、
セミナー、交流事業等
実施時のアンケートに
おいても好評であり、
人権を考える機会に結
びつけたい。】
・差別があった時の相
談窓口は何処に行け
ばよいのか【氷上文化
センター、七日市会館
には相談窓口がある。
法務局には人権擁護
委員による相談があ
る。各場所を利用して
ほしい。】
・青少年の居場所づく
りは市内全域か【市内
全域の小学5~中学3
年生を対象】
・隣保館とはどういうも
のか【福祉の向上や人
権啓発、住民交流の
拠点となる施設であ
り、生活上の各種相談
事業や人権課題の解
決のための事業を行っ
ている。】
・名称変更できないか
・交流事業の開催日を
検討(休日等)【参加の
状況を考慮しながら、
平日夜間や土日の開
催等検討。】
・交流事業や各種教
室等への男性参加
率は以前から低い
【地域等での要望を
お聞きしながら、各
種事業を充実させて
いきたい。】