メプチン吸入剤 メプチンエアー 10μg 吸入 100 回 メプチンキッドエアー 5μg 吸入 100 回 メプチンスイングヘラー 10μg メプチン吸入液 0.01% メプチン吸入液ユニット 0.3mL メプチン吸入液ユニット 0.5mL 正しくお使いいただくための Q &A はじめに メプチン吸入剤を正しく使用していただくために、 医療機関の皆様からよく寄せられる質問をまとめました。 患者さんへの服薬指導の参考として、お役立てください。 目 次 メプチン吸入剤共通 Q1. 喘息発作時の吸入間隔は? Q2. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)増悪時の吸入間隔は? Q3. 定期的に吸入することはありますか? Q4. メプチン経口剤とメプチン吸入剤を併用することはありますか? Q5. 吸入後にうがいは必要ですか? 1 1 2 2 2 メプチンエアー、メプチンキッドエアー、メプチンスイングヘラー Q6. それぞれの違いは? Q7. 何歳から吸入できますか? Q8. 一度使用したものはいつまで使用できますか?残った薬剤の安定性は? Q9. アルコール過敏症の患者さんへ使用できますか? Q10. 飛行機内に持ち込み可能ですか? Q11. 廃棄方法は? 3 4 4 5 5 5 Q12. メプチンエアー、メプチンキッドエアーの噴霧量が前回と違う、 ガスが出ていない、吸った感じがしない、ときに考えられることは? 6 Q13. メプチンエアー、メプチンキッドエアーの押しボタンが押せない、 カウンターが動かない、ときに考えられることは? 6 Q14. メプチンスイングヘラーの押しボタンが押せない、カウンターが動かない、 ときに考えられることは? Q15. メプチンスイングヘラーを吸った感じがしませんが、吸入確認方法はありますか? Q16. メプチンスイングヘラーを斜めにした状態で操作したときに考えられることは? Q17. メプチンスイングヘラーは、2 回連続してボタンを押すと 2 回分充填されますか? 7 7 8 8 メプチン吸入液 Q18. 開封後・開栓後の安定性は? Q19.1 日に何回まで吸入できますか? Q20. メプチン吸入液ユニットは用量を調節できますか? Q21. 体重や年齢による投与量の設定はありますか? Q22. 何で希釈すればよいですか?希釈の割合は? Q23. 吸入する際に指定のネブライザーはありますか? 各種ツールのご案内 9 9 9 9 9 9 10 メプチン吸入剤共通 Q&A Q1 A1 喘息発作時の吸入間隔は? 発作の状態によって対応が異なるため、医師の指示がある場合はその指示に従ってください。 以下の記載内容は、各ガイドラインを参考にしています。 ■成人■ 1 回分を吸入し効果が不十分であれば、最初の 1 時間は 20 分ごと、以後は 1 時間に 1 回を目安に 症状が改善するまで吸入してください。 ■小児■ 1 回分を吸入し 15 分後に効果を判定し、効果が不十分な場合は 1 ∼ 2 時間後に吸入を追加してく ださい。また、効果不良で症状が改善されない場合は、直ちに医療機関を受診してください。受診 に時間を要する場合は、20 分ごとに吸入可能です。 効果を最大限に発揮するためには吸入タイミングが重要です。発作の初期段階で使用するのが最も 効果的で、使用が遅れると発作が重症化してしまうだけでなく、吸入しても十分な効果が得られず 過量吸入につながることがあります。さらに、過度にメプチン吸入剤に頼りすぎると、受診の機会 を逃し、喘息の悪化を見逃す危険性があります。 メプチンエアー、メプチンキッドエアー、メプチンスイングヘラーの使用回数は 1 日 4 回までです。 使用回数が 1 日に 5 回以上になれば治療のステップアップ(長期管理薬の強化)が必要です。 速やかに医療機関を受診するようお勧めします。 参考) 「喘息予防・管理ガイドライン 2015」 「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン 2012」 Q2 A2 慢性閉塞性肺疾患(COPD)増悪時の吸入間隔は? 増悪時の状態によって対応が異なるため、医師の指示がある場合はその指示に従ってください。 ガイドラインでは以下のように記載があります。 ■ 家庭での対応 ■ 症状に応じて 1 ∼数時間ごとに反復投与が可能です。 気道攣縮(れんしゅく)が強く、心循環系などの問題がなければ、30 分から 60 分ごとに頻回投与 も可能です。 メプチン吸入剤だけで十分な効果が得られない場合は、短時間作用性抗コリン薬の併用が行われま す。 増悪時はできるだけ早めに医療機関を受診するようお勧めします。 参考) 「COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第 4 版」(2013 年) 1 メプチン吸入剤共通 Q&A Q3 A3 定期的に吸入することはありますか? メプチン吸入剤は、喘息発作時(喘鳴、咳嗽などの症状があるとき)、あるいは慢性閉塞性肺 疾患(COPD)増悪時(呼吸器感染症や大気汚染等による息切れの増加、咳・喀痰の増加など) に頓用で吸入しますが、定期的に吸入する場合もあります。 ■COPD では、息切れが想定される動作(起床時、労作時、運動時、入浴時など)の前や、リハビリテー ション実施前に、メプチンなど効果発現の早い短時間作用性気管支拡張薬の吸入を指示する場合 があります。(アシストユース) ■小児喘息では、メプチン吸入剤のうち、メプチン吸入液と抗アレルギー剤であるクロモグリク酸 ナトリウム(DSCG)を併用して、1 日のうち定期的にネブライザーで吸入させる方法が「小児 気管支喘息治療・管理ガイドライン 2012」に記載されています。 ただし、症状が改善したらメプチン吸入液は中止するのが基本とされています。 参考) 「COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第 4 版」(2013 年) 「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン 2012」 Q4 A4 メプチン経口剤とメプチン吸入剤を併用することはありますか? メプチン経口剤は長時間作用性β2 刺激薬(LABA)、メプチン吸入剤は短時間作用性β2 刺激 薬(SABA)です。併用する場合もあります。 喘息治療薬の位置付けでは、メプチン経口剤は長期管理薬(コントローラー)、メプチン吸入剤は発 作治療薬(リリーバー)です。 治療上、医師の判断により併用する場合もあります。 参考) 「喘息予防・管理ガイドライン 2015」 「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン 2012」 Q5 A5 吸入後にうがいは必要ですか? メプチン吸入剤を吸入した後は、うがいをするように心がけてください。 吸入後、口腔内に付着した薬剤を、唾液と一緒に飲み込むことにより、動悸や振戦のような全身性 の副作用が発現するおそれがあります。この全身性の副作用を軽減するために、うがいをお勧めし ます。 参考) Stephen P Newlman. et al.; Thorax. 36, 52-55, 1981 2 メプチンエアー、メプチンキッドエアー、メプチンスイングヘラー Q&A Q6 A6 それぞれの違いは? 主な違いは以下のとおりです。 製品名 メプチンエアー メプチンキッドエアー 10μg 吸入 100 回 5μg 吸入 100 回 メプチンスイングヘラー 10μg 吸入 100 回 写真 分類 加圧噴霧式定量吸入器(pMDI) ドライパウダー定量吸入器(DPI) 同調 要 不要 ゆっくり深く吸い込む はやく深く吸い込む 初回のみ 2 回空噴霧が必要 不要 押しボタンが上になるように持つ ラベルに表(水平)と表示 吸入方法 空噴霧 持ち方 使用前の振とう している面を上に向けて持つ よく振る 不要 使用終了時の表示 特徴(利点) ・携帯性に優れる ・携帯性に優れる ・湿度の影響を受けにくい ・アルコールを含まない ・噴霧と吸入との同調が不要 ・アルコールを含む ・湿度の影響を受けやすい ・噴霧と吸入との同調が必要 ただし、吸入補助具(スペーサー)を 注意点 用いることで、 ・同調が不要 ・口腔内への薬剤の付着軽減 ・乳幼児にも使用できる 3 メプチンエアー、メプチンキッドエアー、メプチンスイングヘラー Q&A Q7 A7 何歳から吸入できますか? ●メプチンエアー、メプチンキッドエアー 加圧噴霧式定量吸入器(pMDI)は噴霧と吸入を同調させる必要があり、おおよそ 4 ∼ 5 歳から吸 入可能と考えられます。 同調が困難な場合は、吸入補助具(スペーサー)※の使用をご検討ください。 ●メプチンスイングヘラー 吸入にはある程度の吸う力が必要であり、おおよそ 4 ∼ 5 歳から吸入可能と考えられます。 なお、小児に対しては、十分な吸入手技指導を行うとともに、特に吸入が困難な乳幼児の場合には 吸入効率の高いネブライザー(必要であればフェイスマスクを着用)を用いる吸入液への変更もご 検討ください。 ※巻末でメプチンの服薬指導をサポートする各種ツールを紹介しています。 Q8 A8 一度使用したものはいつまで使用できますか?残った薬剤の安定性は? ●メプチンエアー、メプチンキッドエアー プロカテロールの含量は、室温保存であれば使用期限内は安定です。 しばらく使用していない場合でも初回以外は空噴霧の必要はありません。 吸入器が汚れている場合は、乾いたティッシュペーパーなどで拭いてください。 また、吸入口を取り外して温水等で洗うこともできます。 ●メプチンスイングヘラー ドライパウダー製剤(DPI)のため、アルミピロー開封後は湿気の影響を受けます。高温多湿を避 けて保管してください。 使用後は防湿キャップをしっかり閉じて保管してください。 メプチンスイングヘラー 10µg 吸入 100 回アルミピロー開封後の安定性 保存条件 保存期間 25℃ 75%RH 6 箇月 30℃ 75%RH 6 箇月 保存形態 無包装* 結果 変化なし 変化なし *:1 箇月に 1 回、防湿キャップを開閉した。吸引時以外は防湿キャップを閉じて保存。 測定項目:有効粒子割合、1 吸入当たりの主薬量 メプチンスイングヘラー 10µg 吸入 100 回使用時の安定性 保存条件 25℃ 75%RH 保存期間 50 日 保存形態 無包装* 結果 変化なし *:アルミピロー開封後 50 日間に 100 回の吸引操作(1 日 2 回相当)。吸引時以外は防湿キャップを 閉じて保存。 測定項目:粒度分布(有効粒子割合)、1 吸入当たりの主薬量 ただし、過去に処方された薬剤を使用することは、処方された時と現在で患者さんの病状が変わっ ている可能性があるため、医療機関に受診されることをお勧めします。基本的には医師に処方され た期間内で使用してください。 4 メプチンエアー、メプチンキッドエアー、メプチンスイングヘラー Q&A Q9 A9 アルコール過敏症の患者さんへ使用できますか? ●メプチンエアー、メプチンキッドエアー 添加物として無水エタノールを使用しています。 アルコール飲料の摂取で喘息発作が誘発されたことがある方、アルコール代謝能力の低い小児の方、 アルコール綿で過敏反応を起こしたことがある方などは、医師にご相談ください。 ●メプチンスイングヘラー アルコールを含みません。 Q10 A10 飛行機内に持ち込み可能ですか? メプチンエアー、メプチンキッドエアーのボンベの内圧は約 3 気圧です。 飛行機内の気圧は、客室・貨物室とも約 0.7 ∼ 0.8 気圧に調節されています。 メプチンエアー、メプチンキッドエアーを飛行機内に持込むことに関して、物理的な問題はありま せん。 医薬品の飛行機内への持込等に関する詳細は、各航空会社様専用窓口にお問い合わせください。 Q11 A11 廃棄方法は? ●メプチンエアー、メプチンキッドエアー 吸入器(プラスチック製)は内部にボンベ(アルミ缶)が入っており分解できません。分解せずに 地方自治体により定められた処理方法に従って廃棄してください。 なお、カウンターが「0」の場合や、残りがある場合は、換気の良い場所でボンベを押して、中の ガスが出なくなるところまで空にしてから、分解せずに廃棄してください。 ●メプチンスイングヘラー 吸入器はプラスチック製です。使用済みの吸入器は、地方自治体により定められた処理方法に従っ て廃棄してください。 5 メプチンエアー、メプチンキッドエアー、メプチンスイングヘラー Q&A Q12 メプチンエアー、メプチンキッドエアーの噴霧量が前回と違う、 ガスが出ていない、吸った感じがしない、ときに考えられることは? A12 メプチンエアー、メプチンキッドエアーは、100 回まで噴霧量は一定です。 噴霧量が前回と違う、ガスが出ていない、吸った感じがしない、などと患者さんに言われたら以下 のことが考えられます。 押しボタンをしっかり確実に押し切っていますか? ⇒吸入時は押しボタンをしっかり確実に押し切ってください。押しボタンの押し方が弱いと、 規定の噴霧量が出てこないことがあります。 また、押しボタンを押し切らない場合、カウンターが回らない状態で弱く噴霧されることが あるため、カウンターに残数があるのに出が悪い、噴霧しない等の原因につながります。 押しボタンが押しづらいと言われる患者さんには、約半分の押す力で噴霧可能なメプチン専 用の補助レバー※をご用意しています。ご入り用の際は弊社 MR にお申し付けください。 ※巻末でメプチンの服薬指導をサポートする各種ツールを紹介しています。 空気取り入れ口をふさいでいませんか? ⇒吸入時に、空気取り入れ口をふさいでしまうと、吸入時に空 気が取り込まれず、吸入時の感覚に違いを感じる場合があ ります。薬剤を正確に吸入するために空気取り入れ口を唇 や指でふさがないでください。 押しボタンを上にして噴霧していますか? ⇒押しボタンを下や横に傾けて噴霧すると、噴霧量が少なくなる場合があります。押しボタン が上になるように容器を正しく持って吸入してください。 室温で保管していますか? ⇒0℃以下の気温の低い場所で保管した場合、ボンベ中の懸濁液が冷却され十分に気化されな いことがあります。冬季等で氷点下におかれた場合は、しばらく室温に戻してから使用して ください。 カウンターの表示が“ ”になっていませんか? ⇒この表示になってもしばらくは噴霧されますが 1 噴霧中の成分量が減少するので使用しない でください。残り 9 噴霧目から窓の左部分が赤くなります。新しい薬剤を処方してください。 Q13 メプチンエアー、メプチンキッドエアーの押しボタンが押せない、 カウンターが動かない、ときに考えられることは? A13 押しボタンが押しにくい、押しボタンの戻りが悪い、カウンターが途中で止まった、などと患 者さんに言われたら以下のことが考えられます。 携帯袋に入れて保管していますか? ⇒吸入口等から砂などが入り、カウンター部に付着するとカウンターが回らなくなることがあ ります。吸入時以外は、吸入口にキャップを付け必ず携帯袋に入れて保管してください。 落としたりしていませんか? ⇒落下等の強い衝撃を与えるとアダプター内部の部品が破損することがあります。部品が破損 すると押しボタンが押しにくくなることや、戻らなくなることがあります。 6 メプチンエアー、メプチンキッドエアー、メプチンスイングヘラー Q&A Q14 メプチンスイングヘラーの押しボタンが押せない、カウンターが動かない、 ときに考えられることは? A14 押しボタンが押しにくい、押しボタンの戻りが悪い、カウンターが途中で止まった、などと患 者さんに言われたら以下のことが考えられます。 落としたりしていませんか? ⇒吸入器に強い衝撃がかかり容器内部で薬剤が押しボタンやカウンター等の動作部分に付着す ると、押しボタンが押せなくなったり、カウンターが回らなくなる可能性があります。 押しボタンを押した後、振動させたり息を吹き込んだりしていませんか? ⇒押しボタンを押して薬剤をセットした後に正しく吸入されなかった場合、容器内に残った薬 剤が押しボタンやカウンター等の動作部分に付着して、押しボタンが押せなくなったり、 カウンターが回らなくなる可能性があります。 カウンターが「■9」になっていませんか? ⇒「■9」は吸入可能数が残っていません。押しボタンは押せません。 Q15 A15 メプチンスイングヘラーを吸った感じがしませんが、吸入確認方法はありますか? メプチンスイングヘラーは 1 回分の吸入量が微量のため、吸入した感覚はほとんどありません。 吸気流速が 20L/min 以上(ストローを吸う力と同程度)あれば吸入できる粉末です。 容器を水平にしてボタンを押し、力を抜いてボタンを元の状態に戻した後、水平にしたままの状態 で吸入していただければ規定量を吸入することができます。医師から指示された吸入回数を守って 正しく操作し吸入してください。 色付きの布(ハンカチなど)で吸入口を覆って吸入し、布に白い粉が付着すれば、きちんと吸入で きていると考えられます。 7 メプチンエアー、メプチンキッドエアー、メプチンスイングヘラー Q&A Q16 A16 メプチンスイングヘラーを斜めにした状態で操作したときに考えられることは? 吸入口を上向きにして押しボタンを押したり、カウンターの面を下や横に向けて押すと 1 回分 を正確に吸入できません。 押しボタンを押すときは、必ずラベルに【表(水平)】と表示している面を上に向けて水平に持っ た状態で押してください。そして、水平に持った状態で吸入してください。 Q17 A17 8 メプチンスイングヘラーは、2 回連続してボタンを押すと 2 回分充填されますか? ラベルに【表(水平)】と表示している面を上に向けて押しボタンを押し、吸入せずに(ラベ ルを上に向けた状態のまま)もう一度押しボタンを押しても、吸入口には 1 回分の薬剤しか出 てきません。 そのため、2 回分をまとめて吸入することはありません。 メプチン吸入液 Q&A Q18 A18 開封後・開栓後の安定性は? ●メプチン吸入液 0.01% プロカテロールの含量は瓶開封後も使用期限内は安定です。開封後は汚染防止のため清潔に取り 扱ってください。 ●メプチン吸入液ユニット 0.3mL・0.5mL メプチン吸入液ユニットは防腐剤を含みません。そのため、使用直前に開封し、1 回で使い切って ください。 なお、光の影響を避けるため、アルミピロー開封後は薬袋等に保管し、6 箇月を目安に使用してく ださい。 メプチン吸入液ユニット 0.3mL・0.5mL のアルミピロー開封後の安定性 保存条件 室温 / 白色蛍光灯下 保存期間 6 箇月 保存形態 結果 ポリエチレン容器 分解物の増加、水分損失(6 箇月間 ポリエチレン容器 / 市販の 約 3∼5%)が認められた。 薬袋(ポリエチレン製) 他に変化なし。 測定項目:性状、含量、分解物、質量変化試験 Q19 A19 1 日に何回まで吸入できますか? Q20 A20 メプチン吸入液ユニットは用量を調節できますか? Q21 A21 体重や年齢による投与量の設定はありますか? Q22 A22 何で希釈すればよいですか?希釈の割合は? Q23 A23 吸入する際に指定のネブライザーはありますか? メプチン吸入液は、1 日 4 回までを目安に吸入してください。 メプチン吸入液ユニットは「全量使い切りの製剤」のため、用量調節はできません。 なお、30mL 瓶タイプのメプチン吸入液 0.01% は付属のスポイトを用いて用量調節が可能です。 用法用量は、小児 1 回 0.1 ∼ 0.3mL、成人 1 回 0.3 ∼ 0.5mL です。 体重や年齢別の投与量は設定していません。臨床症状を確認の上、投与量の検討をお願いします。 吸入液は生理的な浸透圧であることが望ましいため、生理食塩液での希釈をお勧めします。 なお、水道水で希釈すると、塩素の影響で有効成分のプロカテロールの含量が低下するため、水道 水で希釈しないでください。 希釈の割合は、使用するネブライザーの最低霧化可能薬剤量に応じて調節してください。 メプチン吸入液は、どのネブライザーでも吸入可能です。 9 10 11 2017年2月作成 ME1702001KM
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