卸売市場整備計画制度(卸売市場法)の概要 卸売市場の果たす役割・機能の重要性にかんがみ、卸売市場法が昭和 46 年に制定 され、卸売市場の整備を計画的に促進するための措置、卸売市場の開設及び卸売市場 における卸売その他の取引に関する規制等について定めている。 卸売市場整備基本方針(法第 4 条) ・卸売市場の整備・運営の基本となる方針。農林水産大臣がおおむね 5 年ごとに策定 ・第 10 次卸売市場整備基本方針は、平成 32 年度を目標年度として平成 28 年 1 月に策定。 中央卸売市場整備計画(法第 5 条) ・中央卸売市場の整備に関する計画。農 林水産大臣がおおむね 5 年ごとに策定 ・第 10 次卸売市場整備計画は、平成 32 年度を目標年度として平成 28 年 4 月 に策定。 県卸売市場整備計画(法第 6 条) ・県内にある中央卸売市場及び地方卸売 市場の整備・運営の方針及び整備に関 する計画。県がおおむね 5 年ごとに策 定 ○卸売市場法(昭和 46 年法律第 35 号)抜粋 (都道府県卸売市場整備計画) 第六条 都道府県は、政令で定めるところにより、当該都道府県における卸売市場の整備を図るた めの計画(以下「都道府県卸売市場整備計画」という。)を定めることができる。 2 都道府県卸売市場整備計画には、次の各号に掲げる事項を定めるものとし、その内容は、卸売 市場整備基本方針及び中央卸売市場整備計画に即するものでなければならない。 一 その区域又はその区域を分けて定める区域ごとの生鮮食料品等の流通事情に応ずる卸売市 場の適正な配置の方針 二 その区域における生鮮食料品等の流通事情に応ずる近代的な卸売市場の立地並びに施設の 種類、規模、配置及び構造に関する指標 三 卸売市場における取引及び物品の積卸し、荷さばき、保管等の合理化並びに物品の品質管理 の高度化に関する事項 四 その他卸売市場の整備を図るために必要な事項 3 都道府県は、都道府県卸売市場整備計画を定めようとするときは、当該都道府県の区域内の地 方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五十二条の十九第一項の指定都市に協議しなけ ればならない。 4 都道府県は、都道府県卸売市場整備計画を定めたときは、遅滞なく、これを農林水産大臣に提 出するとともに、その内容を公表しなければならない。 5 前三項の規定は、都道府県卸売市場整備計画の変更について準用する。
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