資料2 松本大学について ◎長野県の状況 ①18才人口 2016 年 21,000 人 ②大学等への現役進学率 (2015 年 → 2030 年 2016 年 16,000 人 48.9%(全国平均 54.9%)全国 29 位 大学 38.9%全国 31 位、短大 9.1%全国 1 位) ③受験生の県外流出率 82.9% 全国 6 位 残留率 17.1% 全国 42 位(2016 年度) ④高等教育機関 大学――国立 1、県立 1、私立 7(医療系 3、工学系 1、人文社会科学系 3) 短大――県立 1,私立 8 ⑤大学の変化 県立短大→4年制化、人文社会科学系 1 校と工学系 1 校の公立化 ◎松本大学の概要 設置者:学校法人松商学園 2002(平成 14)年 設立年:松本大学 松本大学松商短期大学部 1953(昭和 28)年 学部構成:松本大学大学院 松本大学 健康科学研究科(修士課程) 入学定員 総合経営学部 総合経営学科 6名 入学定員 80 名 3年次編入学定員 10 名 観光ホスピタリティ学科 入学定員 80 名 3年次編入学定員 10 名 人間健康学部 健康栄養学科 入学定員 80 名 3年次編入学定員 スポーツ健康学科 5名 入学定員 80 名 3年次編入学定員 10 名 収容定員 1362 名 在籍学生数 1524 名 教育学部 学校教育学科 松本大学松商短期大学部 入学定員 80 名(平成29年度開設) 商学科 入学定員 100 名 経営情報学科 入学定員 100 名 収容定員 400 名 在籍学生数 415 名 建学の精神 自主独立 理 地域貢献(ひとづくり、まちづくり、健康づくり) 念 使命・目的 地域社会に貢献できる人材の育成 1 過去10年間の入学者推移 松本大学 450 400 350 300 250 200 入学者数 150 入学定員 100 50 0 松本大学松商短期大学部 300 250 200 150 入学者数 100 入学定員 50 0 入学者に占める長野県出身者の割合(平成 28 年度入学生) 大学 88% 1年次退学率(平成 27 年度) 大学 2.4% 短大部 1.5% 卒業までの退学率(平成 27 年度卒業生) 大学 5.6% 短大部 2 短大部 95% 3.3% ◎地域連携 Ⅰ.教育手法―――地域の教育力を取り入れる ①アウトキャンパス・スタディ・・・授業に係る地域での活動 ②教育サポーター制度・・・学外の社会人による実践講義 ③地域づくり考房「ゆめ」・・・様々な地域問題に係る活動 ④地域健康支援ステーション・・・栄養指導と運動指導に係る活動 Ⅱ.地域連携 ・地域振興、観光振興、栄養指導、運動指導などで連携 13市町村と協定を結び、その他各教員が独自で様々な地域で活動 例:松本市は「健康寿命延伸都市」を標榜し、この政策に協力 松本市「地域創りインターンシップ戦略事業」 長野県「長野県障害者自立支援特別対策事業」 石巻市「緊急スクールカウンセラー等活用事業」 ・地域のひとづくり 例:①ものづくりフェア(松本市、塩尻市、安曇野市及び各商工会議所と連携) 子どもにものづくりの楽しさを教える ②シニアカレッジ(地元新聞社、テレビ会社と連携) 年配者のための学びの場提供 ③あるぷすタウン(参加企業、団体と連携) 小中学生の職業体験や街の仕組みを学ぶキャリア教育 ④防災士の養成 大学と地域が連携した地域防災の組織づくり Ⅲ.企業との連携・共同研究 ・健康づくりなどで連携―――平成 27 年度 22 件 例:①健康づくりのための運動指導によるリゾートホテルの新事業(池の平ホテル) ②栄養と運動指導による寝たきりにさせない老人施設事業(エアーウォーター(株)) ③骨格筋エピジェネリクスの研究(ライオン(株)) ④ペプチドの筋力増強作用に関する研究(森永乳業(株)) ・商品開発 例:①蕎麦の甘皮の研究によるインスタント蕎麦の開発 (長野県、JR東日本、地元製造会社) ②J2松本山雅のホームグランドで販売する弁当開発 (学生と地元ホテル、飲食業者による連携) ③地震により災害を受けた長野県榮村の復興支援のための地元食材を使った食品開発(学生と地 元農家) 3 ◎財務面の現況 大学の帰属収入 2,500,000,000 60.0% 50.0% 2,000,000,000 40.0% 30.0% 1,500,000,000 20.0% 10.0% 1,000,000,000 0.0% -10.0% 500,000,000 -20.0% -30.0% 0 -40.0% 学納金 補助金 その他 帰属収支差額比率 短大の帰属収入 800,000,000 35.0% 700,000,000 30.0% 600,000,000 25.0% 500,000,000 20.0% 400,000,000 15.0% 300,000,000 10.0% 200,000,000 5.0% 100,000,000 0.0% 0 -5.0% 学納金 補助金 その他 帰属収支差額比率 ※短期大学部の 2015 年度の帰属収支差額比率の下降は、商学科の定員割れによる収入減と旧体育館 の取り壊し費用の支出が原因 4 5 6 Ⅰ.競争的補助金の獲得状況 ◎GP関係 平成 15 年度 短大部 ①特色ある大学教育支援プログラム 「多チャンネルを通して培う地域社会との連携 -地域社会で存在感のある大学を目指して-」 平成 18 年度 短大部 ①特色ある大学教育支援プログラム 「キャリア教育をベースとした課程教育の展開」 平成 19 年度 大学 ①社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム 「地域社会人向けホスピタリティ人材育成及びスキルアップのための支援プログラム」 平成 20 年度 大学 ①新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム 「若者の地元定着につなげる地域活動支援 -地域まるごとキャンパス「地域づくり考房『ゆめ』の実践-」 7 ②戦略的大学連携支援事業(長野県内8大学-代表校 信州大学) 「大学間地域ネットワーク構築による高等教育の質保証と人材育成の実質化」 短大部 ①新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム 「元気なキャンパスをつくり出す仕掛けの創出 -“治療”から“予防”へのパラダイム転換-」 平成 21 年度 大学 ①大学教育・学生支援推進事業-学生支援推進プログラム 「大学全体が取り組む就職活動の支援を目指して」 ②大学教育・学生支援推進事業-大学教育推進プログラム 「食の課題解決に向けた質の高い学士の育成 -地域の食の関する課題解決への意欲と実践的能力を有する食の専門家の育成-」 短大部 ①大学教育・学生支援推進事業-大学教育推進プログラム 「メモ力育成を核とした単位制度実質化の取組」 ②大学教育・学生支援推進事業-学生支援推進プログラム 「産学連携・卒業生連携と就職ゼミによる支援体制の強化を目指して」 ◎未来経営戦略 平成 22 年度 短大部 自主的に経営改善に取り組む大学等への支援 平成 24 年度 大学 持続的な大学改革を支える職員構成に係る取り組み 「探求力旺盛な職員の育成により地方小規模大学の改革モデルを構築する松本大学」 ◎地(知)の拠点整備事業(COC) 平成 25 年度 大学 「地域社会の新たな地平を拓く牽引力、松本大学」 ◎地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+) 平成 27 年度 大学(信州大学、長野大学と共同申請) 「地域ニーズで就業力と地域定着志向と成長力を高めるキャリア教育」 ◎大学教育再生加速プログラム(AP) 平成 28 年度 短大部 テーマⅤ 「卒業時における質保証の取組の強化」 Ⅱ.寄付金収入 周年事業等の時のみ。その他は同窓生等からの申し出により受け付け。 平成 29 年度より常時窓口を開き、寄付募金活動を行うため準備中。 8 Ⅲ.収益事業 一般社団法人松商サポート Ⅳ.受託事業 平成 27 年度 ・地域総合研究センター ・地域健康支援ステーション ・その他 10 自治体から 14 事業受託 10 自治体から26事業 6企業・団体から6事業受託 文部科学省から 2 事業受託 2 企業から 3 事業受託 2 団体から 2 事業受託 ◎大学間連携等 ・教育コンソーシアム信州 長野県内の国公私立の 9 大学(短期大学は除く)による連携 ・単位互換制度 ・共同広報 ・FD、SDの開催 ・湘北短期大学との連携 ・海外語学短期留学の共同派遣 ・学友会等の交流 ・教職員間の交流 ・他大学からの視察 平成 25 年度 10 大学 平成 25 年度 38 大学 平成 27 年度 10 大学 ・高大連携 ・県内商業高校の高校生の商業活動の支援「マーケテング塾」 ◎長野県内(地方)私大の現況に見る課題 ①地方に於いては寄付金及び収益事業の展開は難しい ②限られた人員で様々な教育改革への対応を求められるため、教員が学術研究に割ける時間が減少し、科研 費などへの申請が少ない。 ③教職員のマンパワー不足と、モチベーションの低さにより競争的補助金など最初からあきらめている大学 が多い。 ④地理的条件から、県内大学の連携内容が薄い。また、国公立と私立での意識の違いが連携を阻んでいる。 9
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