陸上競技教室 指導資料 ~キーワードとヒント

陸上競技教室
指導資料
~キーワードとヒント~
陸上教室では、競技場の中で言葉と動作による説明が多くて、学校に持ち帰ることが難しいとよく聞きます。
そこで、今回は陸上教室の中でポイントとなった部分を抽出して「考え方」を復習するプリントを用意しました。
特定の種目の紹介ではなく、日頃各学校で行っている練習に対する理解を深める材料として活用してください。
①「上」「外」から圧を掛けるから
②「下」「中」から力をもらえる
キーワード①:バネ感
体全体を「バネ」として捉えて、動作を考えようとすること。我々は地面に対
①
② して何らかの力を加えて、何らかの力をもらっているので、
「与え方」
「もらい方」
の双方が大切になってきます。
「地面を押せ!」という指導も「膝を上げろ!」も
完全に間違っているとは言えず、一連の動きのどこを切り取っているのかを考え
る必要があります。陸上競技のすべての種目の基本的な考え方だと思います。
キーワード②:スタビリティ&モビリティ
英語で言われると難しいですが…
・スタビリティ=硬さ(
「体幹が強い」などという考え方)
・モビリティ=柔らかさ(「股関節がよく動く」という考え方)
ととらえることができると思います。
「腹筋をたくさんやるとよい」という一方で「腹筋は柔軟性を損なう」という意見があるように、どちらか一方
をやればよいというわけではなく、お互いの「メリット」
「デメリット」について理解をすることが必要だと思い
ます。つまり、自分の不足点、課題点を理解することがまず大切だと思います。
キーワード③:
「乗る」「乗らない」
人間の体もいくつかの部分(パーツ)でできています。そのパーツを軸の上に乗せると「乗っている」状態に、
軸から外れると、
「乗っていない」状態となります。どちらが正しいかというと、
「乗っている」方が正しいでし
ょう。名古屋西では「グリップ感」と呼んでいます。
「乗っていない」状態だと動きはササッと動けますが、連続
性や持続性に欠けます。
「乗っている」状態
「乗っていない」状態
質問等があれば nagoya.nishi.tandf●gmail.com
(●→@に変えて)までお願いします!