耐震診断について 昭和56年5月31日以前に着工された既存建築物は耐震性が不足している可 能性があります。 既存建築物の耐震性能を評価し、耐震改修が必要かどうか判断する必要があり 平成 23 年 3 月の東日本大震災の発生などを受けて、地震対策は喫緊の課題で あるとの認識のもと、平成 25 年 11 月に耐震改修促進法が改正されました。 ます。耐震診断を行う際は専門の建築士にご相談ください。 耐震改修について 不特定多数の者が利用する大規模な建築物の耐震診断が義務付けられるなど、 耐震診断の結果、耐 制度が強化され、国の方針においても住宅や多数の者が利用する建築物の耐震化 震性が不足していた場 率を、平成 32 年までに 95%とする高い目標が示されました。 合は右記のような地震 平成 28 年 4 月の熊本地震、同年 10 月の鳥取地震など、近年、全国各地で大 規模地震が発生しており、大規模な地震はいつどこで発生してもおかしくない状 況にあると考えられています。名寄市においても例外ではなく、大規模な地震が に対する強度を高める 補強工事を行うよう努 める必要があります。 発生する可能性があることから、地震による被害を未然に防止することを目的に 「第 2 次名寄市耐震改修促進計画」を策定しました。 名寄市における住宅・建築物の耐震化の目標 出典:耐震診断・耐震改修のススメ(一般社団法人建築性能基準推進協会) 国や北海道の目標に合わせ、住宅や多数の者が利用する建築物(多数利用建築 名寄市では、地震被害から市民の皆様の命や財産を守るため、 住宅の耐震化に関する次のような支援を行います! 物)の耐震化率を、平成 32 年度までに 95%とすることを名寄市の目標としまし た。 平成 32 年度の目標 95%を達成するためには、 さらにたくさんの耐震化を進める必要があります。 無料耐震診断(簡易な診断) 昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工された木造住宅について、提出いただいた図 面等をもとに簡易な耐震診断を行います。 耐震診断補助(専門家による診断) 昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工された木造住宅の耐震診断費用について、5 万円を上限に補助します。(平成 29 年度の募集時期は 6~11 月を予定) H27年度 H27年度 耐震改修補助 耐震化率 70.7% 耐震化率 73.7% H32年度 H32年度 耐震化率 95.0%へ ※補助制度については補助の条件や実施時期を定めています。また、制度の内容に ついても変更されることがありますので、制度の詳細については下記へお問い合わ せください。 耐震化率 95.0%へ 多数利用建築物 住宅 - 1 - 耐震診断(専門家による診断)で耐震性がないと判断された住宅の耐震改修費 用について 30 万円を上限に補助します。(平成 29 年度の募集時期は 6~11 月を予定) ★お問い合わせ先★ 名寄市建設水道部建築課 〒098-0507 名寄市風連町西町 196-1 TEL:01655-3-2511 - 2 - 地震ハザードマップとは、今後、名寄市で最も影響の大きいと思われる地震(全国どこでも起こりうる直下の地震(震度6弱)) を想定し、その地震が起きた場合に予測される地震の揺れの大きさ(震度)の分布と指定避難所を表したものです。 ◆北海道立北方建築総合研究所で行った震度の算出等の結果を用いています。 ◆震度は 500m 間隔で分割した区域ごとに算出し、各字・条丁目区域で最大となる数値を使用しています。 ◆この結果は、様々な条件を仮定した上で算出したものであり、地震時に必ずこのような揺れが起きるとは限りません。 名寄市全域 風連市街地 名寄市街地 - 3 - ※第 2 次名寄市耐震改修促進計画・地震ハザードマップに ついては名寄市のホームページで確認することができます。
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