まちの活性化へ!(PDF文書)

TABUSE
Public Relations No.965
2017 笑顔と元気あふれる住みよいまち田布施
特集:まちの活性化へ!
田布施町
地域おこし協力隊
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~田布施町地域おこし協力隊~
地域おこし協力隊
○自身の才能・能力を活かした活動
○理想の暮らしや生き甲斐の発見
地域
○斬新な視点(ヨソモノ・ワカモノ)
○行政ではできなかった柔軟な地域
おこし策
○住民が増えることによる地域の活
性化
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2017 2/10 号 地域おこし協力隊とは。
『地域おこし協力隊制度』は、一般的に過疎化や人口減少など、
地方が抱える課題解決のために、都市圏から地方へ人材を受け
入れて行う『地域協力活動』である。『地域おこし協力隊員』は、
この活動を行うために自治体から委嘱された人を言う。
隊員は、1~3年かけて地域に住み、地域のブランドや地元
商品の開発・販売・PRなど地域おこしの支援、農林水産業へ
の従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながら、そ
に大きな刺激を与える
の地域への定住・定着を図る。
○協力隊員の熱意と行動力が、地域
(参考:総務省ホームページ)
地方公共団体
who?
地域おこし協力隊でこうした効果が得られます!
まちの活性化へ!
特 集
地域おこし協力隊の梶さんを紹介します♪
かじ
しゅんすけ
梶 俊介
!
ます
り
んば
生年月日 1991 年4月1日(25 歳)
が
出 身 地 兵庫県明石市
経
歴 大学卒業後、大阪でスポーツ用品の
商社に就職。その後、田布施町地域
おこし協力隊に就任する。
趣
味 スポーツ(野球・テニス)
・読書・旅行・
知らない町を散歩すること
梶さんが現在行っている活動
藍染めの体験・商品販売
子ど もた ちへ の藍 染め 体験 の指 導、 自
分で作った商品をネット販売するなど、
多方面に展開しています!
田布施町の PR
東京や大阪の移住フェ
住を検討している人た
施町の良さを PR 中。
健康指導
ダイエットやスポーツトレーナーの勉強で
学んだ転倒予防・筋力トレーニングを活か
し、健康教室を行っています。
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広報たぶせ No.965
ア で、 移
ちに田布
いです。」
ますが、その気持ちはとても強
いき館でもさまざまな活動をし
もちろん、公民館や高齢者いき
さんの地元(兵庫県神戸市)と
ているので、そうした場がある
他に、地域おこし協力隊とし
てやってみたいことはあります
「 い ろ い ろ な と こ ろ で、 町 の
活性化に貢献したいという人が
では、田布施町のみなさんの
印象はいかがですか?
「 車 に す ご く 乗 る な ぁ … と い
う点に驚きました!」
です。やはり、好きなことから
「 自 分 の 興 味 の あ る も の か ら
どんどんと派生させていった形
いと思ったのですか?
が、なぜこうした活動をやりた
さまざまな活動を始めています
今、地域おこし協力隊として
藍染め体験や英会話カフェなど
今は、ホームページを作って
藍染めの商品を販売しようとし
いきたいです。
な っ て く れ た ら う れ し い で す。
す ね。 そ れ で み ん な が 元 気 に
覚で楽しめることがやりたいで
ではないけれど、遊んでいる感
どんどん周りの人を巻き込んで
田布施町は交流人口を増やし
たいということを目的としてい
田布施町にある魅力は、どの
ようなところでしょう?
人が多いですね。」
で、アグレッシブ(積極的)な
です。英会話カフェなどは、都
もっと町を盛り上げていきたい
く て、 悔 し さ も 感 じ て い ま す。
ともできるんですよ」と広めて
多 い と 思 い ま す。「 こ う い う こ
すが、そのことを知らない人が
でも自分で作った製品を売れま
ズも販売したいですね。今は誰
ご年配の人の手編みなどのグッ
なぜ、田布施町の地域おこし
協力隊になろうと思ったのです
たので、自分がやりたいと思っ
会では社会人や大学生など若い
い っ て、『 新 し い 生 き が い 』 を
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2017 2/10 号 が経ちますが、就任当初は、梶
田布施町の違いを感じました
のがすてきだと思っています。」
「 と に か く、 み ん な が 楽 し め
るような活動をしたいです。自
か?
か?
「 意 外 と、 あ ま り 変 わ ら な い
ように思いましたよ。どちらも
落ち着いた雰囲気ですね。」
多いんだなと感じました。地元
つなげていかないと続かないの
ています。そこで、主婦の人や
分も楽しめて、一緒にやってく
に住んでいるときは、そういう
ではないかと思っています。
若い人たちも巻き込んで、
楽しく活動したい。
人をあまり見かけなかったで
れる人も楽しめるような。遊び
協力隊の考え方や理念がそうし
す。田布施町には楽しくて元気
田布施町に住んでみて、驚い
たことは?
た自分の思いと合っていたんで
か?
人で溢れているので、自分と同
ていた古民家改修やイベント企
「(田布施)地域交流館などは、
すごいと思います。採れたての
た い で す。 み ん な で 集 ま っ て、
画などがそこにつながればいい
てもらいたいですね。」
ら、 何 か 作 れ る と い う よ う な、
「 自 分 が 何 を し た い か と い う
ことをずっと考えていたのです
市場のような賑やかさ。」
今後も、若い人を巻き込んだ
活動をしたいということでしょ
そんなコミュニティづくりをし
見つけてもらう活動もしていき
町民のみなさんのコミュニ
ケーションの場にもなっていま
うか?
お茶を飲みながら、話をしなが
すよね。
たいと考えています。」
じ世代の人たちにもぜひ参加し
田布施には積極的な人が
多いと感じた。
田布施町に来てもうすぐ1年
「 難 し い こ と で は あ る と 思 い
野 菜 を 朝 早 く か ら 出 し て い て、
やりたいことで社会に貢献した
い 』 と い う 思 い が あ り ま し た。
テレビやウェブサイトで地域お
こし協力隊について知り、募集
要項などを読むと、地域おこし
「 そ う で す ね。 地 域 交 流 館 は
なと思い、応募しました。」
す。
色々と始めてはいますが、な
かなかイメージ通りにはいかな
昨年4月から、田布施町地域おこし協力隊と
して活動している梶俊介さん。
第3者の視点から見た、『田布施町』という町
とは。また、地域おこし協力隊として、今後ど
のような活動を行っていきたいのかを尋ねた。
が、その中でぼくには『自分が
自 分 の や り た い こ と で、
社会貢献を。
人と楽しむ仕事を。
地域おこし協力隊の活動を見守っています。
高橋 茂樹 さん
藤田 敬太郎 さん
田布施町郷土館館長。故郷
である田布施町に帰った
後、東京で経験した藍染め
を思い出し、趣味の一環と
して、畑で藍を育て藍染め
などを行っている。
前・田布施町地域おこし
協力隊として、昨年3月
まで藤田枝里香さんとと
もに活動。現在は、個性
や経験を活かした仕事を
しながら、馬島に定住。
田布施の良いところを発掘してほしいです。
協力隊だからこそ触れられる魅力があります。
わたしが梶さんと活動を始めたきっかけは、梶
わたしは、田布施町地域おこし協力隊の任期
さんが主催する藍染め体験の講師を頼まれたこと
を終え、現在『うましま COLOR』という名前で、
です。そこで、私が育てている植物の藍を鉢上げ
島ぐらしの情報発信や子どもを対象にしたキャン
して持って行き、実物を見てもらってから、藍の
プ、収穫体験のイベントなどを行っています。
生葉を使ったたたき染めをしたり紡いだ毛糸を藍
地域おこし協力隊の活動期間中に、さまざまな
で染めたりしました。その後も梶さんとともに、
人と知り合い、挑戦し、田布施の魅力に触れるこ
西の寺子屋で子どもたちに向け、紡ぎ・藍のたた
とができ、この町に定住しようと思いました。ま
き染め・藍染め体験教室を開きました。
た、活動中にたくさん失敗できたことが今に繋
地域おこし協力隊には、田布施町の活性化のた
がっており、任期終了後も多くの人が『うましま
めに何かしたいという熱意を感じます。町民が気
COLOR』を応援してくれていて、とてもありがた
がつかない田布施の良いところを発掘して、町お
く感じています。
こしに結びつけていただければさらに良いと思い
地域おこし協力隊の活動を行う中で、梶さんも
ます。
戸惑うことや困難に感じることがあると思いま
す。いつでも相談にのりたいと思っています。
地域おこし協力隊とともに。
今回の特集は、「田布施町の地域おこし協力隊っ
て、今、何をしているの?」という素朴な疑問から
スタートした。
この町を知らない人たちがこの町で活動すること
で、誰も気づかなかった魅力を見つけ出す。そんな
可能性を持つ事業が地域おこし協力隊だ。そして、
田布施町で活動している彼らは、自分たちが持つア
イデアや技術で、わたしたちの町のさまざまな表情
を引き出している。
彼らの活動を通して、わたしたちもあらゆる視点
から新たな『田布施町の価値』を見つけることがで
広報たぶせ No.965
きるだろう。
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これからも、地域おこし協力隊とともに、『田布
施町』を見つめていこう。
田布施町
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