別添1 仕様書 1.件名 ベンチャー支援プラットフォーム構築に関する検討 2.目的 ベンチャー企業が抱える経営課題は高度化、複雑化し、またその変化も高速化してい る中、ベンチャー企業の公的資金活用に係る負担を軽減し、その成長を促すことを目的 としたベンチャー支援プラットフォームの構築を目指すために、プロトタイプの構築 及び運営・管理を行い、システムの評価を行う。 図1 開発の目的 1 3.目指すべきベンチャー支援プラットフォームシステムの構成図と本業務の範囲 開発全体における本業務(要件定義)の範囲を図2に示す。 要件定義の範囲 図2 要件定義の範囲 (1) 申請企業ポータル 各省庁の支援策を簡単に把握するための申請企業ポータルと、申請業務へスムーズ に移行できるためのインターフェースを有する。 (2) 共通データ項目 A<基本情報> 経済産業省が構築した「法人インフォメーション」プラットフォームの該当部分を オープンソースとして利用することを想定する。 法人番号の入力により、法人インフォメーションから情報を引用、もしくは変更が あるときは変更情報を仮登録し、審査・確認後に確定情報を登録する機能を有する。 (3) 共通データ項目 B<事業内容> 申請内容の中心部分になり、公募仕様に沿った文書を PDF 化して WEB から登録 する。 申請企業 DB へのデータ蓄積、2 回目以降の申請に向けた当該 DB から情報を引用 2 するためのネットワーク構築、各種事業の申請内容(事業項目)の共通性を踏まえ たシステム上の入力項目(申請項目)を検討し、汎用性を高める。 (4) 共通データ項目 C<財務情報> ベンチャー企業が使っている会計ソフトから直接財務情報をアップする。会計ソフ トとのインターフェースについては要調査。もしくは経済産業省での調査済みの場 合は情報共有し、オープンソースとして利用することを想定する。 法人番号の入力により、法人インフォメーションから情報を引用、又は変更がある ときは変更情報を仮登録し、審査・確認後に確定情報を登録する機能を有する。 なお用語の統一を目的とし、共通データに登録する情報は、データの相互利用を可 能とするため、IPA(情報処理推進機構)の共通語彙基盤を活用することとする。 (5) 申請書自動生成 (2)から(4)で得られた情報から各省庁の申請形式に合わせた書類データを生 成する。(PDF 形式での出力機能のほか、RDF 形式・XML 形式でのデータ出力機 能も持たせる仕様とする) (6) オンライン申請 (5)で生成された申請書類を電子的に提出(エントリー)するための課題整理(必 要な機能、セキュリティ等)を行い、申請書受理を該当関係機関に通知するまでの 機能を有する。 (7) システム評価 (1)~(6)を構成要素に含むプラットフォームの運営・管理を行い、適宜修正 を加えながらシステム評価を実施する。 4.業務内容 業務の詳細な内容については、調査開始時に双方で合意する実施計画書によるもの とする。 5.成果物 調査報告書及び付随して作成されたソフトウェア(電子媒体に記録されたプロトタイ プに係るソースコードを含む。 ) ※成果物は全て公開される(ソフトウェアもオープンソースソフトウェアの扱い) 6.業務スケジュール (1)2月 7日 公募開始 (2)2月21日 公募締切(提案書提出期限) (3)3月上旬 採択先決定 (4)3月中旬 実施計画書提出期限 3 (5)3月下旬 契約締結 7.予算額 15 百万円(税込) 8.委託期間 NEDO が指定する日から平成 30 年 3 月 16 日(金)まで 9.業務に係る契約 本業務は、NEDO が定めた「調査委託契約標準契約書」 、 「調査委託契約約款」及び他 に定める特別約款に従うものとする。 特に本業務を通じて知り得た情報に関しては守秘義務を負うこととし、別途「秘密情報 の取扱いに関する覚書」を取り交わすこととする。 10.その他 (1) 本業務より生成される著作物の著作権及び所有権は NEDO の帰属するものとし、 受託者は著作物及びこれに類するものについて、著作者人格権を行使しないも のとする。 (2)仕様にない事項又は仕様について生じた疑義については、NEDO と協議のうえ 解決することとする。 以上 4
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