参考資料 ・関連データ集 ・・・・・・・24 1.科学技術イノベーション人材の全体像 2.博士課程学生に関する状況 3.博士課程修了者に関する状況 4.ポストドクターに関する状況 5.産業界に関する状況 6.セクター間の流動性に関する状況 7.政府関連政策・施策 ・第8期 科学技術・学術審議会 人材委員会 ・審議経過 - 23- ・・・・・・・24 ・・・・・・・27 ・・・・・・・33 ・・・・・・・47 ・・・・・・・52 ・・・・・・・57 ・・・・・・・61 委員名簿 ・・・・・・・ 83 ・・・・・・・ 84 - 24- 1.科学技術イノベーション人材の全体像 図1 科学技術イノベーション人材の全体像 ~博士人材を中心に~ ・研究開発者としての博士人材を採用 している企業は増えつつあるが、採用 する企業としない企業が2極化。 ・民間企業へ就職した博士人材に関す る情報把握が不十分。そのため、キャ リアパスやロールモデルが十分に示 されていない。 ・研究支援人材に求められるスキルを踏 まえたキャリアパスが不明確。体系的 に育成・確保するシステムが必要。 プログラムマネージャー (PM) 技術支援者 大学院(博士) ( 7 4.万人) うち理系5万人 大学( 学士) ( 2 8万人) -5 25うち理系86万人 大学院( 修士) ( 16万人) うち理系10万人 科学技術コミュニケーター (75人(日本科学未来館)) 公的機関研究者 (3.1万人) 民間企業研究者 (50.6万人) 大学等研究者 (32.1万人) ポスドク (1.6万人) テニュアトラック教員 テニュア教員 特任教員 URA (830人) ・活躍する場は多様であるが、 アカデミアを志向する者 が圧倒的に多い ・若手研究者に対する安定 的かつ自立的研究環境 が不十分。 ・セクター間の流動性が低い ・大学教員の流動性も歳を経る ごとに低下する傾向。 技術支援者 (出典) 学生数:学校基本調査(平成28年度速報) ポストドクター数:ポストドクター等の雇用・進路に関する調査 (2012年度の実績値) 研究者数:科学技術研究調査報告(平成27年) URA数:大学等における産学官連携等実施状況について(平成27年度) PM数、科学技術コミュニケーター数:JST調べ 図2 博士人材のキャリアパスのイメージ 経営層? 研究支援人材に求められるス キルを踏まえたキャリアパス が不明確。体系的に育成・確 保するシステムが必要 室長・センター長? ? 主任研究員 ? ・研究開発者としての博士人材を採用して いる企業は増えつつあるが、採用する企 業としない企業が2極化。 ・民間企業へ就職した博士人材に関する 情報把握が不十分。そのため、キャリア パスやロールモデルが十分に示されてい ない。 ? 経営層? ? マネジメント等? ? ? アカデミアを志向する者が 圧倒的に多い 助教 研究員 URA ? ? ポスドク 大学 ・活躍する場は多様であるが、 民間企業 研究者以外 技術支援者 ? ? 国際機-関26- 大学院 (博士) 研究センター長? 公的研究機関 ・セクター間の流動性が低い ・大学教員の流動性も歳を 経るごとに低下する傾向 准教授 ・若手研究者に対する安定的かつ自立的研究 環境が不十分 教授 - 27- 2.博士課程学生に関する状況 図3 修士課程修了者の博士課程への進学率の推移(専攻分野別) ○ 修士課程修了者の博士課程への進学率は各専攻分野において減少傾向。 (%) 40.0 35.1 31.1 30.5 32.1 30.6 30.0 24.7 28.3 23.0 - 28- 20.0 29.1 24.4 29.3 16.4 16.1 15.7 19.9 16.0 20.6 20.2 26.9 25.3 24.6 25.5 21.5 19.6 26.0 26.0 21.4 22.5 27.5 23.9 20.0 21.6 20.7 18.9 15.4 16.7 15.2 14.1 25.4 21.4 19.7 14.4 14.3 25.4 21.5 24.6 23.8 19.8 20.5 19.0 14.8 14.4 13.6 13.1 10.0 8.9 8.6 8.9 9.6 8.5 8.0 8.8 8.3 7.3 23.9 21.0 20.6 19.4 21.7 19.5 18.1 18.4 16.5 18.2 15.3 13.5 12.5 6.9 15.5 11.8 11.4 20.9 20.9 20.0 18.6 14.5 18.8 17.8 17.5 17.5 15.2 13.8 15.0 13.5 13.4 14.5 11.7 11.7 10.5 11.2 11.9 9.6 11.7 10.8 10.8 10.7 9.6 6.3 5.9 6.1 H19 H20 H21 7.1 6.4 18.4 18.3 19.0 19.5 17.9 17.4 16.6 16.8 11.6 11.5 9.6 9.3 10.2 9.8 9.9 9.9 5.5 5.6 6.0 5.8 H24 H25 H26 H27 15.4 11.6 0.0 H3 H10 H11 H12 H13 H14 人文学 H15 H16 社会科学 H17 H18 理学 工学 農学 ※「教育」、「芸術」 、「家政」、「その他」分野は修了者数が比較的少ないことから省略 出典:学校基本調査(文部科学省) H22 保健 H23 全体 図4 RU11における修士課程修了者の博士課程進学状況の推移 ○平成13年度の進学率23.2%が、10年後の平成23年度には16.5%となり、6.7%(568名)減少している。 ※RU11:北海道大・東北大・筑波大・東京大・早稲田大・慶應大・東京工業大・名古屋大・京都大・大阪大・九州大 - 29出典:中央教育審議会大学院部会委員懇談会(2014年9月25日) 東京大学大学院理学系研究科長 五神教授 説明資料 図5 博士課程における社会人の受入れ状況 ○博士課程全入学者に占める社会人の受入れ割合は、大学院の拡充に合わせて大幅に拡大。近年も増加傾向。 ・H3→H12で約5.4倍、H3→H26で約12.6倍 ・全体の約38%が社会人入学者数 全入学者 人 社会人入学者 私立 18000 17,234 17,023 公立 17,944 17,553 16,926 全入学者数 15,491 7000 16,471 17,128 国立 16500 人 18,232 17,131 15,901 15,685 15,557 16,271 16,276 15,491 15,418 15000 ( )全入学者数に占める社会人の割合 14,345 5,417(32.0%) 14,683 5,257(30.7%) 13500 13,074 - 30- 4,709 (26.8%) 11,852 12000 4,392 (24.5%) 10500 3,952 (21.7%) 10,681 9,481 7,813 3,187 (18.5%) 8,505 2,496 2,448 (14.6%) (15.0%) 7,478 6000 4500 3000 308 300 288 148 (2.2%)(4.2%) (3.9%) (3.9%) 13 0 131 62 4 66 56 122 5 460 (5.4%) 101 3 12 347 2,027 (13.1%) 1,807 689 (12.3%) 1,575 (11.0%) 1,3431,467 (11.2%) 521 124 (11.3%) 402 79 285 183 356 474 931 902 (8.4%) (9.8%) 139 233 192 123 62 81 617 31 996 988 1,222 1,427 1,635 1,438 1,619 1,554 1568 1504 1708 1755 1,129 317 285 395 462 227 239 63 元 2 3 5000 489 485 407 187 724 3000 186 644 169 634 184 157 3,634 3,128 3,694 3,557 3,173 3,411 3,421 3,496 2000 3,706 3,449 3,570 2,804 2,294 1000 2,027 1,705 962 679 5 173 6000 4000 423 376 349 962 2,855 (16.7%) 7500 6,848 7,170 1661 1,306 1,077 9000 1500 5,790 5,810 (37.2%) 5,646 (37.7%) 5,384(32.7%) (36.4%) 5,462 5,314(33.4%) (34.8%) 5,552(34.1%) 0 4 5 6 7 出典:学校基本調査(文部科学省)(平成15年以降) 文部科学省調べ(平成14年以前) 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 図6 大学院在籍者数の推移 ○大学院在籍者数は、平成3年度以降増加してきたが、近年は減少傾向。 0 - 31- H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 ※ 50,000 100,000 68,739 29,911 76,954 150,000 200,000 98,650 32,154 86,891 修士課程 35,469 99,449 博士課程 39,303 109,649 専門職学位課程 43,774 115,902 300,000 (人) 250,000 48,448 119,406 52,141 123,255 55,646 132,118 約2.1倍 59,007 142,830 205,311 62,481 150,797 65,525 155,267 159,481 162,712 164,551 約2.5倍 68,245 71,363 645 73,446 7,866 74,909 15,023 165,525 75,365 20,159 165,219 74,811 22,083 165,422 74,231 23,033 167,043 73,565 173,831 175,980 168,903 162,693 23,381 74,432 23,191 74,779 21,807 74,316 73,917 20,070 18,776 159,929 73,704 17,380 158,974 73,877 16,623 159,105 73,852 16,623 249,580 在籍者数(各年度5月1日現在) 「修士課程」:修士課程,区分制博士課程(前期2年課程)及び5年一貫制博士課程(1,2年次) 「博士課程」:区分制博士課程(後期3年課程),医・歯・薬学(4年制),医歯獣医学の博士課程及び5年一貫制博士課程(3~5年次) 通信教育を行う課程を除く 出典:「学校基本調査」を基に文部科学省作成 図7 大学院在学者に占める外国人学生数 ○大学院在学者のうち、外国人学生数は年々増加している。 0 50,000 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 150,000 200,000 300,000 (人) 250,000 84,987 13,663 大学院 日本人学生 94,244 14,864 105,862 16,498 大学院 外国人学生 120,951 17,801 日本人学生割合 134,711 18,712 144,517 19,833 151,496 20,051 158,095 20,806 168,694 22,431 181,582 23,729 191,082 25,240 196,687 26,825 202,581 28,908 213,983 30,041 223,201 31,282 229,134 31,915 229,218 32,895 228,995 33,691 227,145 36,844 230,579 40,875 230,224 42,342 221,414 41,875 213,565 41,821 - 32- 80% 100,000 208,932 206,076 81% 82% 出典:「学校基本調査」を基に文部科学省作成 83% 84% 42,081 43,398 85% 86% 87% 88% 89% 90% ※大学院には、修士課程・博士課程・専門職学位課程が含まれる。 - 33- 3.博士課程修了者に関する状況 図8 主要国の自然科学系の博士号取得者数の推移 ○中国やアメリカの博士号取得者数が急激に増加している一方、日本は2001年以降、同水準で推移。 (千人) 自然科学系※の博士号取得者数の推移(2001-2010) 30.0 中国, 29.0 25.0 アメリカ, 24.6 20.0 - 34- 15.0 ドイツ, 10.6 ロシア, 9.7 10.0 イギリス, 8.6 日本, 6.5 5.0 韓国, 3.8 0.0 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 ※biological, physical, earth, atmospheric, ocean, and agricultural sciences; computer sciences; mathematics; and engineering 出典:NSF「Science and Engineering Indicators 2014」 Natural sciences and engineering doctoral degrees, by selected country: 2001–10のデータをもとに文部科学省作成 (年) 図9 主要国の博士号取得者の専攻分野別構成 ○日本における人口100万人当たりの博士号取得者数は、諸外国と比べて少ない。 ※ 人口100万人当たりの人数 323 イギリス(2010) +49人 274 イギリス(2005) ドイツ(2010) 313 ドイツ(2005) 315 -2人 238 韓国(2010) +53人 185 韓国(2005) 220 アメリカ(2010) - 35- +31人 189 アメリカ(2005) 174 フランス(2010) +18人 156 フランス(2005) 131 日本(2010) 136 日本(2005) 0 人文・芸術 50 100 150 法経等 -5人 200 (人) 250 300 理学・工学・農学 理学 工学 医・歯・薬・保健 教育・教員養成 (韓国、フランスについては、理学・工学・農学の3分野をまとめた数値である。) 日本:当該年度の4月から翌年3月までの取得者数を計上したものである。 アメリカ:標記年9月から始まる年度における学位取得者数。第一職業専門学位は除く。 イギリス:標記年(暦年)における大学など高等教育機関の上級学位取得者数。 フランス:標記年(暦年)における国立大学の授与件数。本土及び海外県の数値。 ドイツ:標記年の冬学期及び翌年の夏学期における試験合格者数。 韓国:当該年度の3月から翌年2月までの取得者数を計上したものである。 出典:文部科学省「教育指標の国際比較」(平成21,25年版)、 文部科学省「諸外国の教育統計」(平成26年版)を基に文部科学省作成 350 その他 400 図10 年度別の博士課程修了者数及び教員数 ○平成3年度以降、博士課程修了者数が大きく増加したが、大学の採用教員数はそれほど増えていない。 定常化(H18年度以降) 急増期(H3年度~H18年度) (人) H25年度 博士課程 修了者数 H18年度 博士課程 修了者数 博士課程修了者 - 36本務教員数(H22 年度) 本務教員数(H22 年度)+ポスドク 数(H24年度) 「博士≒教員」の時代(H3年度以前) H3年度 博士課程 修了者数 H22年度職階別 教員数 ※ 博士課程修了者には、所定の単位を修得し、学位を取得せずに満期退学した者を含む (歳) 出典:「平成22年度学校教員統計調査報告書」、「ポストドクター等の雇用・進路に関する調査(平成26年12月)」、「平成26年度学校基本調査報告書」を基に文部科学省作成 注)博士課程修了者については、便宜上、2013年度に修了した者を30歳に、(2013-N)年度の修了者を(30+N)歳にプロットした。 図11 博士課程修了後の職業別就職者数の推移 ○平成26年度は平成2年度と比較して、キャリアパスの多様化が進んでいる。 (人) 12,000 【博士課程】 10,000 8,000 6,000 4,000 - 37- 2,000 0 H3年3月 H27年3月 教員、医療系以外の専門職(研究者・技 術者等) 919 (22.3%) 4,385 (41.6%) 医歯獣医師、薬剤師、その他医療従事者 1,404 (34.1%) 2,684 (25.5%) 130 (3.2%) 1,520 (37.0%) その他の業務(運輸・通信、生産、保安等 従事者) 76 (1.8%) 238 (2.3%) サービス職業従事者 18 (0.4%) 40 (0.4%) 販売・事務従事者 28 (0.7%) 314 (3.0%) 管理的職業従事者 18 (0.4%) 145 (1.4%) 大学教員以外の教員 大学教員 ※ 満期退学者を含む。 321 (3.0%) 2,414 (22.9%) 出典:平成27年度学校基本統計(文部科学省) 図12 博士課程修了者の就職率の推移 ○博士課程修了者の就職率は、漸増傾向にあり、近年は7割弱で推移。 (人) 18000 16,801 15,973 16000 100.0% 16,281 16,463 15,160 15,286 16,260 16,445 16,003 15,792 15,842 15,892 15,684 14,512 14000 12000 12,192 12,375 66.3% 10,974 80.0% 13,642 58.4% 56.6% 60.9% 10000 13,179 64.3% 58.8% 57.2% 54.4% - 38- 56.4% 55.9% 63.9% 70.0% 67.4% 66.0% 67.3% 61.9% 63.2% 67.2% 65.8% 57.4% 56.4% 60.0% 50.0% 8000 6000 2000 40.0% 6,201 4000 6680 7120 6914 7465 7699 7898 8557 8746 9167 9885 10288 10579 9812 10160 10828 10937 10563 10541 10640 30.0% 20.0% 4113 10.0% 0 0.0% H3 H10 H11 H12 + ※ ※ ※ 90.0% H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 博士課程修了者 博士課程修了者うち就職者 うち就職者 H21 H22 就職率 博士課程修了者には、所定の単位を修得し、学位を取得せずに満期退学した者を含む 就職者とは、給料、賃金、報酬、その他の経常的な収入を目的とする仕事に就いた者を指す 各年のデータは3月時点のものである。 出典:「学校基本調査」を基に文部科学省作成 H23 H24 H25 H26 H27 H28 図13 博士課程修了者の就職率の推移(専攻分野別) ○保健分野の就職率は約8割である一方、理工農分野の就職率は近年6~7割で推移するなど、分野により状 況が異なる。 (%) 90.0 80.0 79.3 76.9 74.1 71.6 70.0 72.2 53.7 - 39- 51.5 61.6 40.4 52.7 52.0 48.7 31.0 30.0 76.7 71.6 65.3 60.0 40.0 76.1 75.9 74.7 77.0 72.4 69.0 61.9 50.0 71.9 72.1 77.3 59.4 58.6 59.4 56.0 55.4 53.2 51.4 52.3 49.7 47.2 48.0 47.1 49.8 50.0 48.0 48.3 46.2 43.3 42.6 43.0 29.5 27.5 35.6 28.2 29.1 52.5 57.7 51.9 49.1 50.2 47.4 42.0 29.8 29.6 65.0 59.3 59.1 51.6 53.9 61.2 48.0 41.3 80.3 57.7 56.5 55.3 54.3 59.8 48.4 45.8 69.1 60.7 50.0 66.6 59.7 49.5 69.2 80.9 72.0 66.7 67.0 60.9 61.3 47.7 50.7 42.5 30.8 28.3 80.3 70.9 69.0 60.8 46.8 81.7 75.5 71.2 52.5 41.3 81.1 79.5 32.3 33.1 32.9 33.0 30.1 32.6 35.0 35.8 20.0 10.0 0.0 H3 H10 H11 H12 H13 H14 人文学 出典:「学校基本調査」を基に文部科学省作成 H15 H16 H17 社会科学 H18 理学 H19 H20 工学 H21 H22 農学 H23 H24 H25 H26 H27 保健 ※1「教育」、「芸術」 、「家政」、「その他」分野は修了者数が比較的少ないことから省略 ※2 各年度5月1日現在における前年度間の修了者についての就職状況。 ※3 博士課程修了者には、所定の単位を修得し、学位を取得せずに満期退学した者を含む 図14 専攻分野別の学生進路に関するフロー(自然科学系) ○ 修士課程修了後に博士課程へ進学する者の割合は、理学・農学・保健分野において高くなっており、博士課程 修了後にポストドクター等となる者の割合は、理学分野において高くなっている。 【理学】 【工学】 修了直後の進路 ポスドク等 367人 博士 課程 修了 1,358 人 進学者 1,165人 大学・就職者 約300人 民間企業 約200人 その他就職者 約200人 ポスドク等 445人 27% 博士 課程 修了 3,561 人 15% 進学者 1,943人 - 40- 18% 修士 課程 修了 6,554 人 就職者 4,635 人 44% 就職者 7,307 人 大学・就職者 約900人 民間企業 約1,100人 その他就職者 約400人 71% 修士 課程 修了 35,281 人 就職者 30,637 人 40% ポスドク等 143人 12% 博士 課程 修了 1,004 人 31% 進学者 519人 大学・就職者 約200人 民間企業 約200人 修士 課程 修了 4,444 人 87% 就職者 3,353 人 14% 28% 就職者 10,213 人 博士 課程 修了 5,261 人 20% その他就職者 約200人 進学者 819人 大学・就職者 約2,200人 民間企業 約500人 75% 修士 課程 修了 4,687 人 就職者 3,487 人 74% 進学者 2,774人 59% 学部 卒業 47,47 2人 就職者 32,320 人 68% ※平成24年度の「学校基本調査報告書」(文部科学省)に基づき作成。なお、ポスドク等を除く博士課程修了者の進路状況は、 「博士課程学生の経済的支援状況と進路実態に係る調査研究」(平成26年5月 文部科学省)に基づく推計値。 7% 10% その他就職者 約1,600人 6% 25% 学部 卒業 17,388 人 ポスドク等 367人 17% 進学者 4,339人 50% 就職者 31,999 人 修了直後の進路 12% 進学者 43,905人 学部 卒業 87,544 人 【保健】 修了直後の進路 6% 進学者 7,886人 学部 卒業 18,116 人 【農学】 修了直後の進路 図15 博士課程修了者の進路状況(専攻分野別) ○博士課程修了者の就職率は、分野ごとに差がある。就職者の職業詳細についても、分野ごとに状況が異なる。 平成24年度博士課程修了者の進路状況 (平成25年11月時点)【専攻分野別】 68.3 全体 全体 (n=15,592) 就職者 (n=1,200) 臨床研修医 74.6 工学 - 41- 進学者 67.6 農学 専修学校・外国語 の学校等入学者 (n=927) 一時的な仕事につ いた者 81.5 (n=4,872) 上記以外の者 不詳・死亡の者 (n=1,265) 社会 49.4 無回答 (n=1,313) 51.7 28.8 大学教員 19.6 36.0 33.8 医師、歯科医師 (n=2,403) 16.3 農学 44.8 26.3 科学研究者 (n=627) 20.5 保健 48.0 12.3 その他専門的・技術 的職業従事者 10.6 (n=3,969) その他の職 39.6 19.3 23.0 無回答 (n=457) 42.2 社会 27.9 その他 (n=2,794) 0% 20.6 10.3 12.9 (n=649) 62.3 その他 25.4 (n=803) 人文 36.1 人文 18.7 11.7 理学 工学 (n=3,221) 保健 22.7 (n=10,656) 66.9 理学 平成24年度博士課程修了者の職業詳細 (平成25年11月時点)【専攻分野別】 4.6 28.9 22.0 (n=1,748) 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% ※ 博士課程修了者には、所定の単位を修得し、学位を取得せずに満期退学した者を含む 出典:平成25年度文部科学省先導的大学改革推進委託事業「博士課程学生の経済的支援状況と進路実態に係る調査研究」 (平成26年5月 三菱UFJリ サーチ&コンサルティング)を基に文部科学省作成 図16 博士課程修了者の進路状況(社会人学生・課程学生) ○社会人学生の修了者では就職率は約8割と高い反面、課程学生の修了者では約6割となっており、学生種別によ り状況が異なる。また分野によっても状況が異なる。 平成24年度博士課程修了者の進路状況 (平成25年11月時点)【社会人学生(分野別)】 全体 82.4% 68.3 (n=3,907) 平成24年度博士課程修了者の進路状況 (平成25年11月時点)【修士課程からの進学者(分野別)】 全体 就職者 理学 72.5% (n=91) 臨床研修医 83.6% (n=755) 進学者 - 42- 74.6 農学 専修学校・外国語 の学校等入学者 67.6 保健 一時的な仕事に ついた者 87.1% (n=1,885) 81.5 人文 不詳・死亡の者 36.1 68.9% 無回答 (n=296) 49.4 82.3% 臨床研修医 78.0% (n=1,438) 農学 57.7% 専修学校・外国語 の学校等入学者 (n=418) 保健 一時的な仕事に ついた者 80.4% (n=2,633) 上記以外の者 33.3% 不詳・死亡の者 (n=813) 社会 無回答 38.3% (n=540) その他 (n=558) 64.2% (n=1,493) 0% ※ ※ ※ 工学 人文 (n=156) その他 就職者 (n=921) 上記以外の者 52.6% 社会 65.4% 進学者 81.9% (n=921) (n=8,256) 理学 66.9 工学 66.8% 20% 62.3 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 社会人学生は、常勤の職を持ちながら博士課程に在籍する者。 修士課程からの進学者とは、社会人学生、外国人学生に当てはまらない標準的な博士課程学生。 博士課程修了者には、所定の単位を修得し、学位を取得せずに満期退学した者を含む 出典:平成25年度文部科学省先導的大学改革推進委託事業「博士課程学生の経済的支援状況と進路実態に係る調査研究」 (平成26年5月 三菱UFJリサーチ&コン サルティング)を基に文部科学省作成 図17 博士課程修了者の所属先(学生種別・専攻分野別) ○就職先の約47%が大学・高専である。民間企業への就職は約24%にとどまり、特に、人文科学、社 会科学、保健などでは低い。他方、工学では約45%が民間企業へ就職している。 平成24年度博士課程修了者の所属先 (平成25年11月時点)【学生種別】 46.9 全体 6.2 平成24年度博士課程修了者の所属先 (平成25年11月時点)【専攻分野別】 46.9 全体 23.7 6.2 23.7 (n=10,656) (n=10,656) 45.3 理学 48.1 課程学生 7.5 22.7 10.5 31.9 (n=803) - 43- 36.7 工学 (n=5,519) 7.3 44.7 (n=2,403) 36.1 社会人学生 4.2 28.1 35.9 農学 (n=3,220) 14.5 33.8 (n=627) 62.8 外国人学生 6.3 52.7 保健 18.7 3.1 11.0 大学・高専 その他教育機関 (n=3,969) (n=1,721) 57.3 人文 51.9 社会人・外国人学生 3.2 6.1 7.9 公的研究機関 民間企業 (n=457) 20.1 47.5 社会 (n=154) 4.5 19.9 官公庁 その他 (n=649) 41.5 不明 4.9 31.7 49.3 その他 (n=41) 7.6 不明 21.8 無回答 (n=1,748) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% ※ 博士課程修了者には、所定の単位を修得し、学位を取得せずに満期退学した者を含む 出典:平成25年度文部科学省先導的大学改革推進委託事業「博士課程学生の経済的支援状況と進路実態に係る調査研究」 (平成26年5月 三菱UFJ リサーチ&コンサルティング)を基に文部科学省作成 図18 博士課程修了者の所属先(社会人学生・課程学生) ○社会人学生の修了者では、理学、工学で6割超が民間企業に所属している。 ○課程学生の修了者では、工学で民間企業に所属する割合が5割弱、理学や農学で3割程度となっている。 平成24年度博士課程修了者の所属先 (平成25年11月時点)【社会人学生(分野別)】 全体 36.2% n=3,220) 4.2% 平成24年度博士課程修了者の所属先 (平成25年11月時点)【修士課程からの進学者(分野別)】 全体 28.1% 48.1% 7.5% 22.7% (n=5,519) 理学 18.2% 4.5% 理学 62.1% (n=66) 45.7% 11.5% 31.7% (n=602) 工学 11.1% 4.4% 65.1% 大学・高専 - 44- n=631) 農学 その他教育機関 13.2% 25.7% 公的研究機関 41.2% n=136) 民間企業 保健 48.8% 官公庁 1.6% 11.1% (n=1,642) その他 人文 51.2% 3.7% 不明 7.3% (n=82) 無回答 社会 26.0% (n=204) 4.4% 32.4% 工学 35.2% 10.5% 47.2% 大学・高専 その他教育機関 (n=1,122) 農学 32.8% 14.1% 公的研究機関 32.4% 民間企業 (n=241) 保健 54.7% 官公庁 3.9% 11.1% その他 (n=2,118) 人文 55.0% 不明 6.6% 6.3% 無回答 (n=271) 社会 61.4% 7.2% 11.6% (n=207) その他 36.8% 6.3% 31.2% その他 (n=459) 7.9% 18.7% (n=958) 0% ※ ※ ※ 49.2% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 社会人学生は、常勤の職を持ちながら博士課程に在籍する者。 修士課程からの進学者とは、社会人学生、外国人学生に当てはまらない標準的な博士課程学生。 博士課程修了者には、所定の単位を修得し、学位を取得せずに満期退学した者を含む 出典:平成25年度文部科学省先導的大学改革推進委託事業「博士課程学生の経済的支援状況と進路実態に係る調査研究」 (平成26年5月 三菱UFJリ サーチ&コンサルティング)を基に文部科学省作成 図19 博士人材の就業の状況-“2つのキャリアパス”(2012年度博士課程修了者の1年半後の状況) ○民間企業への就職か大学への就職かで、安定したポストに就くかどうかがことなる。 博士課程在籍時の就業状況 雇用先の経営組織 - 45- 社会人が約4割。 在職中、離職者と多様。 民間企業における雇用形態 民間企業 民間企業の場合、9割近く が正社員、正職員として 雇用されている。 約3割が 非アカデミア 約6割が アカデミア アカデミアにおける任期制雇用 アカデミア 雇用先がアカデミアの場 合、約6割が任期制雇 用。 © NISTEP 2016 出典:科学技術・学術政策研究所 「「博士人材追跡調査」第1次報告書ー2012年度博士課程修了者コホート」, NISTEP REPORT No. 165, 2015 図20 博士課程修了後の就職先(専攻分野別・職業別) ○理工農・保健分野においては、博士課程修了後、大学教員以外の専門的職業に従事する者の割合が高く、人文・ 社会科学分野においては、大学以外も含めて教員になる者の割合が高い。 0.5% 2.4% その他 23.7% 5.0% 58.9% 4.8% 2.3% 59.1% 芸術 2.0% 教育 15.9% 52.8% 4.4% 10.6% 55.6% 家政 0.0% 4.5% 13.6% 25.1% 2.2% 4.6% 1.0% 4.5% 8.0% 0.0% 37.8% 0.3% - 46- 1.7% 農学 1.9% 工学 17.7% 17.8% 0.7% 10.4% 理学 0.9% 73.2% 0.9% 2.1% 0.7% 3.6% 3.9% 71.8% 4.6% 0.1% 2.2% 77.6% 46.5% 0.8% 0.1% 71.5% 8.6% 社会科学 0.0% 0.0% 0.9% 23.9% 保健 0.5% 4.1% 0.3% 4.1% 2.3% 19.2% 0.6% 19.6% 2.4% 3.2% 1.0% 44.7% 人文学 0% 10% 20% 10.4% 30% 40% 管理的職業従事者 大学以外の教員 サービス職業従事者 その他の業務(運輸・通信、生産、保安等従事者) 出典:平成26年度学校基本調査(文部科学省) 50% 27.9% 60% 70% 0.5% 80% 12.3% 90% 3.2% 100% 大学教員 教員以外の専門職(科学研究者・技術者等) 販売・事務業務 ※ 満期退学者を含む。 - 47- 4.ポストドクターに関する状況 図21 ポストドクター等の延べ人数 ○ポストドクター等の延べ人数は、調査方法を変更したため、2008年度以前と2009年度以降の実績を厳密に比較 することはできないが、概して定常化している。 (人) (人) 20,000 16,000 17,804人 14,854人 15,496人 17,945人 20,000 17,116人 16,394人 16,000 12,000 8,000 8,000 4,000 4,000 0 0 - 48- 12,000 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 16,170人 2012年度 ※ ポストドクター等とは、博士の学位を取得後(満期退学者を含む)、大学等や独立行政法人等の研究機関で、研究業務に任期付で 任用されている者で教授等の職にない者や、研究業務に従事しているが雇用関係のない者を指す。 ※ 2009年度以降は雇用機関毎に調査しているが、2008年度以前は雇用財源毎に調査しているため、複数の雇用財源による同一人物の 重複計上の有無が判別できない。また、2009年度以降は、日本学術振興会の海外特別研究員を調査対象から除外している。 出典:ポストドクター等の雇用状況・博士課程在籍者への経済的支援状況調査(2012年度実績,科学技術・学術政策研究所) 図22 ポストドクター等の雇用財源 ○雇用財源別にポストドクター等の割合を見ると、競争的資金、その他の外部資金で雇用される者が約4割と最も 多く、運営費交付金、私学助成、その他の自主財源の基盤的経費で雇用されている者が約3割、フェローシップが 約1割で続いている。 科学研究費補助金 1,425人 10.1% グローバルCOEプログラム 268人 1.9% 戦略的創造研究 推進事業 622人 4.4% 雇用関係なし 1,591人 11.2% (2012年11月在籍者) 最先端研究開発支援プログラム 473人 3.3% - 49- 世界トップレベル研究拠点 プログラム(WPI) 136人 1.0% 科学技術人材育成費補助金 137人 1.0% 国からの競争的資金(その他) 876人 6.2% 国からの外部資金(その他) 1,008人 7.1% 主な雇用財源 判別不可 333人 2.3% 運営費交付金、私学助成、 その他の自主財源 4,666人 32.9% 競争的資金・その他の外部資金 6,052人 42.7% フェローシップ 1,533人 10.8% 間接経費 106人 0.7% 国以外からの外部資金 1,001人 7.1% 【計:14,175人】 出典:ポストドクター等の雇用状況・博士課程在籍者への経済的支援状況調査(2012年度実績,科学技術・学術政策研究所) 図23 ポストドクター等の職種変更後の職業 ○2012年11月に在籍していたポストドクター等の中で、2013年4月1日までに職種を変更したことが判別できた者 1,930人に関して、職種変更後の所属を見ると、国内の大学に所属した者は過半数を占めており、公的研究機 関、民間企業に所属した者が、それぞれ1割を占めている。 その他の機関 79人 4.2% 民間企業 209人 11.0% 無所属 159人 8.4% 国内の国立大学 597人 31.4% - 50- 国内大学等 1,081人 56.0% 公的研究機関 201人 10.6% 国外の教育機関 150人 7.9% 大学以外の国内教育機関 23人 1.2% (2012年11月在籍者) 高専・短大 18人 0.9% 大学共同利用機関 24人 1.3% 国内の公立大学 52人 2.7% 国内の私立大学 390人 20.5% 【計: 1,930人】 出典:ポストドクター等の雇用状況・博士課程在籍者への経済的支援状況調査(2012年度実績,科学技術・学術政策研究所) 図24 企業研究者とポストドクター等の分野別人数の比較 ○ポストドクター等の分野は、理学が35%と最も多く、次いで工学が24%、農学が9%を占めている。一方、企業の 研究者は、工学が72%を占め、理学は21%、農学は3%であり、ギャップが生じている。 ポストドクター等の分野別構成比 (2013年1月在籍者) 分野不明 322人 2% その他の分野 349人 2% - 51- 人文・社会 科学 1,890人 13% 企業の研究者の分野別構成比 (平成25年3月31日在籍者) 人文・社会科学 6,345人 1% 理学 111,327人 21% 理学 5,034人 35% 工学 3,361人 24% 保健 2,095人 15% 総数14,327人 農学 1,286人 9% 工学 377,815人 72% 総数528,300人 出典:科学技術・学術政策研究所「ポストドクター等の雇用・進路に関する調査-大学・公的研究機関への全数調査(2012年度実績)-」 総務省統計局「科学技術研究調査報告」(平成24年度) 農学 15,707人 3% 保健 17,106人 3%
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