学校だより 武石っ子 上田市立武石小学校 H29,2.2 校長講話「春は今どこに」 今日から2月になりました。明後日3日は、「節分」です。 去年の校長講話で、節分は季節の分かれ目のことをいい、春夏秋冬の各分かれ目が4つ あるという話をしました。また、節分の次の日、つまり4日は「立春」で、暦の上では春 になるという話もしました。 さて、皆さん、もうすぐ立春ですが、本当に春が近づいているのでしょうか。 これは何だと思いますか? 見にくいので、大きくしてみましょう。(左写真) ゴツゴツしていて、小さな恐竜の 足のようにも見えますね。 もう1枚の写真で見てみましょ う。もう分かりましたね。 そう、桜のつぼみです。校門の横 にある桜のつぼみをいただいてきま した。 つぼみを押してみるとまだ硬いのですが、中はどうなっているので しょうか。 つぼみを切ってみました。どんなことに気付きますか。(右写真) 緑色ですね。花びらになるところです。つぼみが膨らんでいくと、 緑色がだんだんピンク色に変わって花になるんです。よく見ると、お 花 芽 しべも見えます。もう一つの断面は、葉っぱになるつぼみです。花に なるつぼみよりも細長い形をしています。 武石の冬は厳しくてまだ凍り付くような寒い日が続いていますが、 桜はつぼみの中で、温かくなればいつでも花が咲けるように準備をし 葉 芽 ていることが分かります。 寒さに耐えながら花を咲かせる準備をして春の訪れをまっているの は、桜だけではありません。他の木々や花々もじっと持っています。 先日、長野にある校長先生の家の畑で、ふきのとうを見つけました。 まだ15cm程雪が積もっていましたが、雪をどけてみると、 かわいい頭を出していました。雪の下でも、じっと春を感じ ているんですね。 皆さんも、今までばんばん勉強して栄養をいっぱい吸収し、 心も体も春を待つつぼみのように膨らんできています。三学 期も残り32日です。1日1日を大事にして、進級や卒業に 向けて素敵な花を咲かせてほしいと思います。 租税教室(6年) 1月17日、税務署員を講師にお迎えして、6年生が「租 税教室」を行いました。税金についてのアニメ(DVD) を見た後、20種類の施設や建物について、税金でつくら れているものとそうでないものに分類しました。始めは 20種類すべてが税金でつくられていると考えていた子ど も達ですが「税金でつくられているものは、無料または低 料金で、儲けるためではない」というヒントをもとに、分 類を修正していきました。ラーメン屋やコンビニ、遊園地などは、営利目的につくられている ので税金は使われていないこともよく分かり、普段税金について考えたこともない6年生にと って貴重な学習の場となりました。 カルタ大会(全校) 例年行われている全校カルタ大会です。今年度は、仲 良し学級でグループを組み、ランチルームのテーブルを 使って行われました。 『ふるさとかるた 〝武石村〟』は、 昭和 63 年 3 月に発行されました。武石地域の自然や文化、 伝説など、学校で学んだ成果をまとめた本校オリジナル のカルタです。このカルタは、絵も読み札の言葉も子ど も達の手によるもので、地域巡りで訪れる場所もあり、 子ども達にとってとても親しみのあるカルタです。 今回は、低高別に取ったり、逆さ読みやダミー読みもあったりして、取り方も工夫されてい ました。低学年の子ども達も教室で練習をしてきた成果が出て、高学年に負けないくらい素早 く取る姿も見られました。カルタ大会は、ふるさと武石を知り、郷土に思いを寄せるよい機会 となりました。これからも大事にしていきたいと思います。 豆腐作り(2年)・味噌作り(3年) 学校の畑で種から育てた大豆を使って、2年生は豆腐作 豆腐作り り、3年生は味噌作りに挑戦しました。どちらも、武石地 域の生活改善グループの皆さんにお手伝いしていただき、 とっても助かりました。 豆腐は、水に浸しておいた大豆をミキサーで細かく砕き、 布でこした後豆乳を温め、にがりを入れて作りました。ひ とりひとりが体験できるように配慮し、順番を待ちながら 作りました。自分たちで作ったできたての豆腐の味は格別 だったようです。コクがあって、とてもおいしくできてい ました。 味噌作りは、茹でた大豆をつぶして麹と塩を混ぜ、形を 整えてから大きな樽に入れました。これから発酵させ、1 年後に完成です。できた味噌は、給食でもいただく予定で す。昔は、武石のどこの家庭でも味噌を作っていました。 和食(世界無形文化遺産)や栄養の面からも味噌が見直さ れています。手作り味噌を味わう日が今から楽しみです。 味噌作り
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