大船渡市 避難所運営マニュアル (案)

パブリックコメント手続資料
平成 29 年2月1日~2月 28 日
大船渡市
避難所運営マニュアル
(案)
大船渡市
はじめに
当市に未曾有の被害を引き起こした東日本大震災では、多くの市民が避難生活を
余儀なくされました。発災直後から、市が指定した避難所だけではなく、自主的に
開設された避難所で、地域住民の協力のもと運営がされました。しかしながら、避
難所の運営を担った方々には、混乱の最中での避難所運営であったこともあり、多
大な負担が掛かりました。
これらを教訓として、今後、災害の種別は問わず大きな災害が発生した際に円滑
な避難所運営がされるよう、各地域から意見を伺いながら、避難所運営の共通的な
事項を取りまとめた「大船渡市避難所運営マニュアル」を作成しました。
このマニュアルを、防災訓練の際などに定期的に点検し、適宜更新を行うなど、
日頃から災害に十分に備えていただきたいと思います。
平成 29 年3月
【本マニュアルの説明】
本マニュアルは、実際に避難所運営を担う自主防災組織等の自治組織や避難者の
方々を対象に作成しています。
避難所運営にあたって、事前に準備すべきことや運営の手法や役割などをまとめ
ており、ポイントや注意すべき点を、「ポイント」や「メモ」として記載していま
す。
また、各地域での避難所の運営方法は、地域の実情や規模によって異なるため、
運営体制などを記入できる欄(様式)を設けています。各地域で話し合いをし、様
式に記入し、必要に応じて資料を加除するなどして、各地域の避難所運営のマニュ
アルとして充実を図ってください。
避難所運営に必要な様式を「様式集」に、参考となる資料を「参考資料」にまと
めています。巻末には、避難所名簿などの様式を一定枚数綴じ込んでいますが、不
足が想定される場合は、事前に印刷するなどして追加するようにしてください。
【目次】
避難所運営マニュアルの構成 ······················· 1
第1編 災害発生前の事前準備編 ····················· 3
第1章 運営の基礎知識 ························ 4
1 運営の基本方針 ························· 4
2 避難所について ························· 4
3 運営主体 ···························· 6
4 運営にあたり気をつけること ··················· 7
第2章 運営の事前準備 ························ 8
1 鍵の管理方法 ·························· 9
2 避難所運営関連施設・関係者 ··················· 9
3 建物の点検方法 ························· 10
4 使用できる場所 ························· 11
5 避難所内のレイアウト ······················ 12
6 避難所運営委員会 ························ 15
7 初動体制 ···························· 18
8 要配慮者への対応 ························ 18
9 生活の基本ルール ························ 18
10 情報提供方法 ························· 19
11 食料・物資の備蓄及び配布方法 ················· 19
第3章 訓練の実施 ·························· 23
第2編 災害発生時の避難所運営編 ···················· 25
第1章 避難所の開設~避難者の初期受け入れ ·············· 27
1 (津波の場合は)第一避難場所等に避難・集合 ··········· 27
2 避難所付近での一時待機 ····················· 27
3 打ち合わせ ··························· 27
4 建物の開錠・点検 ························ 28
5 居住スペースの割り振り ····················· 30
6 避難者の誘導 ·························· 30
7 避難者名簿の作成 ························ 30
8 地区本部への報告 ························ 31
9 避難所運営委員会の立ち上げ ··················· 31
10 運営会議の開催 ························ 32
第2章 避難所の運営 ························· 33
1 各活動班による活動一覧表 ···················· 33
2 総務班の役割 ·························· 35
3 避難者管理班の役割 ······················· 40
4 食料・物資班の役割 ······················· 44
5 施設管理班の役割 ························ 47
6 保健・衛生班の役割 ······················· 50
7 要配慮者支援班の役割 ······················ 57
様式集 ································· 61
参考資料 ································ 95
避難所運営マニュアルの構成
災害発生前の
事前準備編
災害発生時の
災害が発生する前に、地域で話し合って準備をします。
①運営の基礎知識
②運営の事前準備
③訓練の実施
実際に避難所を開設して運営するまでの手順です。
①避難所の開設
②避難所の運営
避難所運営編
様式集
市や地区本部との連絡や避難所準備・運営に必要な
様式をまとめたものです。
参考資料
連絡先一覧や過去の災害での事例から避難所運営に
役立つ情報等をまとめた資料です。
-1-
-2-
第1編
第1編
災害発生前の事前準備編
災害発生前の事前準備編
「災害発生前の事前準備編」では、避難所の運営にあたり、マニュアルを有効に
活用するために、あらかじめ知っておくべきことや、地域で事前に準備すべきこと
を整理しています。
いつ起こるか分からない災害に備えて、本マニュアルの内容を十分に理解し、避
難所運営の関係者の間で共有します。
-3-
第1編第1章
運営の基礎知識
第1章 運営の基礎知識
1 運営の基本方針
●避難所は、自主運営を原則とします。
避難所は、大規模災害が発生した際に、自宅の倒壊などによ
り、自宅で生活を送れない方々が生活します。また、在宅避
難者に対する食料配布や情報発信場所ともなり、地域コミュ
ニティーの中心となります。
そのような状況の中で、避難所の円滑な運営を行うために
は、自主防災組織等の自治組織と避難者自身との協力による運営が大切です。市は、
救援物資や情報の提供など、側面からの支援を行います。
●要配慮者や女性の視点に配慮した避難所づくりを行います。
避難所は、様々な人が避難し、共同生活を送ります。このため、
広い視野を持ちながら運営することが大切で、特に要配慮者(※)
への配慮は十分に行うようにします。
また、運営の主体は男性に偏る傾向がありますが、女性の意見
も十分に取り入れた避難所運営を行うようにします。
※要配慮者とは、要介護高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児その他の特に配慮を必
要とする方です。
2 避難所について
(1) 避難所とは
○ 避難所は、市が指定する第二避難場所(避難所)と、市指定以外の自主的に開
設される避難所があります。それぞれ本マニュアルの対象となります。
○ 市が指定する第一避難場所は、津波から避難する場合の高台にある一時的な避
難場所です。
-4-
第1編第1章
運営の基礎知識
(2) 災害対策本部、地区本部、避難所との関係
市は、大規模災害が発生した場合、災害対策本部を設置し、避難対策や情報連絡
活動などをはじめとする災害応急対策等を実施します。
市内11地区ごとに、地区の統括拠点として地区本部を設置し、地区内の避難所
や災害対策本部と連絡調整等を行います。
また、各地区の中に避難所が開設され、自治組織や避難者等が協力、連携して運
営します。
【災害対策本部、地区本部、避難所との関係について】
-5-
第1編第1章
運営の基礎知識
3 運営主体
避難所は、自治組織、避難者等が避難所運営委員会を立ち上げて運営することが基
本となります。
構成員
避難所運営における基本的な役割
自主防災組織、
○ 地域の力や組織力を発揮し、避難所運営の中心を担
地域公民館役員など
います。
地
域
市
避難者
○ 避難所開設の際は、自主防災組織等の指示に従って
行動します。
○ 運営が本格化した際は、避難所運営委員会の一員と
して、それぞれ与えられた役割を担当します。
地区本部
○ 地区における情報収集・伝達の拠点として、避難所
や災害対策本部との情報連絡を行います。
-6-
第1編第1章
運営の基礎知識
4 運営にあたり気をつけること
(1) 在宅避難者への対応について
○ 在宅避難者に対しては、避難所を拠点として、食料や物資の配給
をお知らせし、配布します。
(2) 市内滞在者(旅行者、仕事や買い物で来ていた人等)への対応について
○ 旅行者等の市内滞在者は、災害時に帰宅できなくなるため、避難所で受け入れ
ます。
○ 避難所に受け入れた市内滞在者も地域の避難者と同様に対応することに加えて、
帰宅支援情報等を提供します。
●在宅避難者への支援が必要です●
在宅避難者とは、避難所に行かずに自宅(車・テント等を含みます。)で生
活を続ける方です。
広い範囲で甚大な被害が発生した場合、避難所では、倒壊や火災で自宅を失
った人が優先的に受け入れられ、建物に被害がない人は受け入れられない可能
性があります。在宅避難者は次のような場合には、自宅で生活することが難し
いため、避難所での支援が必要となります。
・ ガスや水道の使用ができず食事の準備ができない。
・ 生活必需品が不足している。
・ 避難所での共同生活が難しい家族やペット等がいる。
このような背景のもと、平成25年6月に改正された災害対策基本法では、
避難所以外の場所に滞在する被災者への見守り機能の充実・支援物資提供・情
報提供等、避難所を拠点とした支援の実施が定められました。
-7-
第1編第2章
運営の事前準備
第2章 運営の事前準備
災害時に円滑に避難所運営ができるよう、各地域で避難所運営について、事前に
話し合うことが大切です。話し合った内容は、本マニュアルに記録し、地域内で共
有します。同様の記録用紙が様式集にもありますので活用してください。
○ 災害時に、迅速に避難所が運営されるために、地域の自治組織の役員等は、
相互に連携を図り、避難所運営に関する事前協議を実施します。
○ 事前協議により議論された手順や役割は、適宜、マニュアルに追加・削除し、
災害時の避難所運営に活かします。
○ 本マニュアルに示してある協議事項は、一般的な事例を基に作成しています
ので、地域の実情に応じて話し合ってください。
○ 検討にあたっては、女性からの視点が重要なことから、メンバーには、女性
が参加することが必要です。
【事前協議事項】
1
鍵の管理方法
鍵の管理体制の確認
2
避難所運営関連施設・関係者
避難所及び周辺の防災施設・福祉施設等の確
認、避難所運営関係者の確認
3
建物の点検方法
避難所建物等の安全確認の手順の確認
4
使用できる場所
使用可能な場所・使用できない場所の選定
5
避難所内のレイアウト
避難所レイアウトに関する調整
6
避難所運営委員会
避難所運営委員会が行なうミーティングの開
催頻度と時間
7
初動体制
人数確認の方法など初動の対応
8
要配慮者への対応
要配慮者の生活場所の選定
9
生活の基本ルール
避難所生活に関する基本的ルール
10 情報提供方法
避難者全体にお知らせする場合の情報提供方
法及び情報収集方法
11 食料・物資の備蓄及び配布方法
備蓄物資の確認、必要な備蓄品の検討
要配慮者や女性の視点からの検討
-8-
第1編第2章
運営の事前準備
1 鍵の管理方法
鍵の管理者や開錠方法を確認します。鍵の保管者が避難所に参集できない場合に
備えて、鍵を複数人で管理することも大切です。
鍵を管理する人
住所
電話番号
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
2 避難所運営関連施設・関係者
(1)避難所運営関連施設
避難所の周辺にある防災関連施設や設備(防災倉庫、防災無線等)、
公共施設、医療施設などを地図で確認し、避難所運営に活用できる
資源等を把握しておきます。
種類
【関連施設】
施設名
電話番号
地区本部
周辺避難所①
周辺避難所②
周辺避難所③
防災倉庫
防災無線
消防団
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
-9-
第1編第2章
運営の事前準備
(2)避難所運営関係者
避難所運営に関わりのある地区本部職員、消防団員等を確認し、連絡先を把握し
ておきます。
【関係者】
種類
氏名
連絡先
地区本部職員
地区本部職員
消防団員
消防団員
民生委員
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
3 建物の点検方法
地震等が発生した場合、避難所内への立ち入りは、倒壊等による二次災害
の危険があるため、なるべく複数人で「安全点検チェックリスト」を用い
て、目視による点検を行い、使用可能と判断したときに使用します。
事前に、どのようなチェック項目があるかを確認します。
第2編 第1章「安全点検チェックリスト」(p.29)
【ポイント】
普段から、落ちてきそうなもの、倒れそうなもの、出火しそうな場所等を事前に
確認しておきましょう。
-10-
第1編第2章
4
運営の事前準備
使用できる場所
事前に避難所のレイアウト図や配置図を元に、避難者の受け入れや立ち入りを制
限する場所を選定します。
【避難者の受け入れや立ち入りを制限する場所の例】
具体的な場所の例
理由
安全点検で「危険」と判断した場所 余震などによる二次災害の防止
指定区分
立入禁止
立ち入り
を制限
占有禁止
事務室など
個人情報がある。
施設の本来業務を再開する拠点
ともなる。
会議室、調理室、給湯室、倉庫など
避難所運営に利用する可能性が
ある。
屋外の一部
自衛隊など、外からの救援者が
利用する可能性がある。
玄関、通路、階段、トイレなど
共有空間
避難経路の確保
【ポイント】
特に学校施設や保育園が避難所になっている場合は、教育・保育活動の再開を考
慮しながら設定しましょう。
種類
例)広間
事務室
場所
居住スペース
運営本部
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
-11-
第1編第2章
運営の事前準備
5 避難所内のレイアウト
避難所の居住・共有スペースなど、避難所レイアウトに関する調整を事前に行い
ます。なお、避難者数や要配慮者の有無など、避難所の状況に応じて、適宜レイア
ウトの変更や他の施設の活用などを検討します。
【ポイント】
避難者の中で、要配慮者がいる場合は、特別に個室を少人数で利用することも検
討しましょう。
【体育館など大規模避難所のレイアウト例】
【地域公民館など小規模避難所のレイアウト例】
-12-
第1編第2章
運営の事前準備
【設置することが望ましいスペース等】
使用目的
一般居住用スペース
説明・留意点等
避難所運営委員会本部
・自治会別の一般避難者の居住スペース
・移動しやすいように通路を確保する。
・間仕切りを立て、プライバシーを確保する。
・要配慮者用の居住スペース
・可能な限り個別の部屋を用意するよう努める。
・避難所運営委員会本部を設置
相談窓口
・避難所の運営上の問題などの相談を受ける場所
受付
・入所する避難者等の受付場所
・入口近くに設置し、全ての来所者は受付を介するように
する。
・避難者及び地域住民へ情報を伝達する掲示板
要配慮者用スペース
情報掲示板
更衣室
女性専用スペース
(授乳・育児等)
食料・物資保管場所
食料・物資支給場所
ごみ置場
駐車場・駐輪場
物干し場
ペット飼育スペース
喫煙所
・男女別で設ける。
・部屋の確保が困難な場合は、間仕切りで更衣スペースを
設ける。
・女性用物資(下着、生理用品等)の配布場所
・授乳用、おむつ交換用のスペース
・可能な限り、専用の部屋を確保する。
・食料や物資を保管する場所
・物資の搬入がしやすい場所に設置する。
・食料や物資を配布する場所
・臭気や衛生問題を考慮し、居住スペースからある程度離
れた場所に設置する。
・南側は避け、直射日光の当たらない風通しの良い場所に
設置する。
・避難者で定期的に清掃するなど、衛生管理を心がける。
・要配慮者等やむを得ず車で避難した人の駐車スペース
・支援物資の配送トラック等が駐車するスペース
・男女別の物干し場を設置する。
・女性用は目隠しができるよう配慮する。
・衛生面、騒音問題を考慮し、居住スペースから離れた場
所に設置する。
・可能であれば、仮設テントを設置する。
・原則として屋外に設け、飼い主が責任をもって飼育する。
・吸わない人に配慮した場所に設置する。
・ルールに従い、屋外で通路や入口から離れた場所に設置
する。
-13-
第1編第2章
運営の事前準備
【避難所レイアウト】
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
-14-
第1編第2章
運営の事前準備
6 避難所運営委員会
避難所運営委員会の班編成、運営会議の開催頻度と時間などをあらかじめ定めて
おきます。避難所運営委員会は避難所の規模や状況に応じて、班編成等を決めます。
なお、代表や班長が参集できないことも想定し、できるだけ複数名を選任しておき
ます。
【ポイント】
※班長は、自治組織の役員等、地域で中心となって活動している方が望ましい
です。
※男女双方の要望や意見を反映するため、班長、副班長は男性に偏らないよう
にします。
※各班の班員は、避難者から選出します。避難者はいずれかの班に属すること
を基本とします。
役職
氏名
連絡先
代表
TEL:
副代表
TEL:
副代表
TEL:
班長
総務班
班長
副班長
TEL:
TEL:
避難者
管理班
班長
副班長
TEL:
TEL:
食料・
物資班
班長
副班長
TEL:
TEL:
施設
管理班
班長
副班長
TEL:
TEL:
保健・
衛生班
班長
副班長
TEL:
TEL:
要配慮者
支援班
班長
副班長
TEL:
TEL:
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
-15-
第1編第2章
運営の事前準備
【運営委員会の主な役割】
避難所生活
ルールの調整
○ 地域ごとに事前に検討していた避難所生活ルールを、適宜調
整します。
避難者の意見
・要望の調整
○ 避難者の意見・要望を収集し、対処法等について協議します。
地区本部との
情報連絡
○ 地区本部に報告・連絡する事項、避難者に周知・伝達する事
項について協議します。
運営会議での
協議
○ 定期的に運営会議を開催し、避難状況や活動状況についての
情報共有を図ります。
【班編成の例】
総務班
避難所運営委員会の事務局 ・避難所運営委員会の事務、情報の記録
や地区本部との連絡調整等 ・生活ルールの作成
の活動
・地区本部との連絡調整
・被害情報や災害情報等の収集・整理
・避難者への情報伝達
・災害ボランティアの受け入れ、派遣調整
避難者
管理班
避難者の名簿管理等に関す ・避難者名簿の作成・管理
る活動
・入所者、退所者、外泊者の管理
・問い合わせ・取材への対応
・電話・来客・郵便物・宅急便の取り次ぎ
食料・
物資班
食料・物資の受け入れ、管 ・食料・物資の調達、受け入れ、管理、配布
理、配布等に関する活動
・炊き出しの対応
施設
管理班
避難所の施設管理や防犯等 ・施設の安全点検、危険箇所への対応
に関する活動
・避難所の防犯対策、環境整備
保健・
衛生班
生活用水の確保、トイレ・ ・トイレ、ごみ、風呂等に関する対応
ごみ等の衛生に関する活動 ・保健、衛生、救護に関する対応
・水の管理
・ペットの管理
要配慮者
支援班
要配慮者の支援等に関する ・要配慮者の支援
活動
・子ども達の保育・遊びの支援
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第1編第2章
運営の事前準備
【避難所運営委員会のイメージ】
【ポイント】
地域の実情などに応じて、段階的に班の数を増やしていくことや、設置する班
を少なくすることなどが考えられます。
【初期段階】
○総務班
○食料・物資班
○保健・衛生班
【安定段階】
○総務班
○避難者管理班
○食料・物資班
○施設管理班
○保健・衛生班
○要配慮者支援班
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第1編第2章
運営の事前準備
7 初動体制
受付の設置場所や人数確認の方法等、初動の対応を決めて、皆で共
有します。受付の際に必要な筆記用具や避難者名簿等の様式はあら
かじめ準備しておきます。
項目
内容
受付設置場所
受付の準備(文房具等)
受付の準備(机等)
人数確認の方法
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
8 要配慮者への対応
要配慮者への対応を事前に定めておきます。
生活の場所、移動の手段、情報提供の方法(特に、視覚障がい・
聴覚障がいのある方等)を考えておくことが必要です。
9 生活の基本ルール
多くの避難者が共同生活を送るには「避難所の生活ルール」が必要です。事前に
次のようなルールを決めておき、災害時にすぐに周知できるようにします。
参考資料に生活の基本ルール案等を収録していますので活用してください。
①避難所生活のルール
②トイレ使用上の注意
③食料・物資配布のルール
④ペット飼育のルール
⑤ごみ捨てのルール
⑥火気使用のルール
⑦夜間警備体制のルール
⑧感染予防のルール
など
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第1編第2章
運営の事前準備
10 情報提供方法
地域から寄せられる被災状況のとりまとめや、災害対策本
部から得た情報の提供をします。情報掲示はどこにするか、
掲示ボード等はどこにあるかなどを事前に確認しておきま
す。
11 食料・物資の備蓄及び配布方法
必要な物資の備蓄状況を確認し、随時、補充・更新するほか、
公平な配布方法を決めておきます。
女性や要配慮者の視点に立って、女性用品、乳幼児用品、介
護用品などを備蓄品として検討したり、女性や要配慮者が受け
取りやすい配布方法を決めておきます。
【避難所に備蓄するものの例】
食料・飲料水
・通常の食品(消費期限の長いもの)
・非常食(アルファ米、乾パンなど)
・飲料水(ペットボトル) ・粉ミルク、離乳食
調理器具・食器
・包丁、まな板、鍋
・茶碗、皿、箸
・ポリタンク(飲料水用)
生活用品
・毛布類
・ごみ袋
・簡易トイレ
・トイレットペーパー
・生理用品
・紙おむつ(乳幼児用、成人用)
衛生用品
・石鹸
・使い捨てビニール手袋
・手指消毒液
・マスク
自家発電装置
・自家発電装置
・燃料
その他
・ラジオ
・暖房器具
・懐中電灯
・拡声器
食料、飲料水、生活用品など家庭で備蓄ができるものは、各家庭で備蓄を行い避
難する際に持参するよう、防災訓練の際などに呼び掛けます。
※家庭での食料の備蓄方法については、21 ページの「【参考】食料等の備蓄につい
て」を参照してください。
-19-
第1編第2章
品名
【備蓄品一覧】
数量
運営の事前準備
保管場所
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
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第1編第2章
運営の事前準備
【参考】食料等の備蓄について
地震・津波等の大規模な災害の発生時には、食料品が品薄に
なるおそれがあります。また、被害が拡大すれば、避難所の不
足や避難所までの道路網の寸断等により、自宅での避難生活を
余儀なくされる場合もあります。
こうした事態に備えるため、日頃から、最低でも3日分、出
来れば1週間分程度の家庭での食料品の備蓄に取り組むことが
大切です。
また、避難所に避難する際は、それぞれ家庭内の備蓄品や毛
布などを避難所に持参して活用しましょう。
~備蓄には「ローリングストック法」が有効です~
ローリングストック法とは、一般食品の中で比較的消費期限の長いレトルト食品、
フリーズドライ食品、カップラーメンなど常時備蓄し、定期的に消費期限が近づいた
ものから消費し、それを補充していく備蓄方法です。
備蓄に向いている食品
備蓄
カップ麺
備蓄
ドライ
フルーツ
新しく購入
して補充
消費期限が近づいた
ものから消費
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レトルト食品
フリーズドライ
食品
第1編第2章
運営の事前準備
【避難所運営に関するメモ】
様式 22:地域での確認事項(抜粋)
-22-
第1編第3章
訓練の実施
第3章 訓練の実施
避難所を円滑に運営できるようにするため、このマニュアルを地域の防災訓練等
で使用し、加えるべき事項を反映するなど、地域に合った内容に更新します。
○ 避難から避難所立ち上げまでの流れをマニュアルに基づいて確認してみま
す。
○ 避難者の確認、簡易トイレの組み立て、避難所のレイアウトなど、実際に
避難所での活動について訓練をします。
○ 避難訓練を通して、気づいた点などを話し合い、必要に応じて避難所運営
マニュアルを修正します。見直した後は、地域で共有します。
○ 避難の方法は、高齢者が多い地域、小学校がある地域など、地域の実情に
よっても大きく異なります。避難方法、避難時の携行品などをあらかじめ
話し合い、地域住民の間でしっかりと共有しておきます。
○ 市が備蓄している物資や資機材は、事前協議や防災訓練などの機会に、備
蓄場所や数量の確認等を行います。
○ 訓練などの機会に、避難所運営のルールや施設の利用方法などを話し合う
とともに、掲示物などを作成して備蓄品と一緒に保管しておくなど、災害
時に速やかに活用できるよう準備します。
○災害の種類や発生の時間帯を想定した訓練を行ってみましょう。
<例>
・平日の昼間に地震が発生した場合・・・
・日曜日の昼間に地震が発生した場合・・・
・夜間に大雨が降り、土砂崩れが発生した場合・・・
○訓練は参考資料に示した防災訓練案などを参考に実施してみましょう。可能
であれば毎年実施項目を変えてみましょう。
<例>
・市との防災行政無線の交信訓練(事前に市への連絡が必要です。)
・炊き出し訓練
・簡易トイレなどの組み立て訓練
○市が設置した備蓄倉庫に何が入っているのかを確認しましょう。備蓄倉庫に
空きがある場合は、市と協議した上で、自主防災組織等での活用も可能です。
地域での備蓄も積極的に行いましょう。
-23-
第1編第3章
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訓練の実施
第2編
第2編
災害発生時の避難所運営編
災害発生時の避難所運営編
「災害発生時の避難所運営編」では、避難所の開設から運営が本格化し、安定した
運営を行うまでの対応を整理しています。
平常時は対応内容を事前に確認しておくとともに、災害発生時には本マニュアルを
活用し、円滑な避難所運営に努めてください。
-25-
第2編
【避難所開設までのフロー】
-26-
災害発生時の避難所運営編
第2編第1章
避難所の開設~避難者の初期受け入れ
第1章 避難所の開設~避難者の初期受け入れ
「第1章 避難所の開設~避難者の初期受け入れ」では、避難所の開設から運営が
本格化するまでの間に実施する、開設や組織の立ち上げなどの初動対応を整理してい
ます。
実際の状況によって順番を前後させるなど柔軟に対応します。
1 (津波の場合は)第一避難場所等に避難・集合
□ 津波警報や、津波に対する避難勧告等が発令された場合は、地域で助け
合いながら、市が指定する第一避難場所や安全な場所に避難し、安否確
認等を行います。
□ 自宅が被災した住民等を第二避難場所(避難所)等に誘導します。
2 避難所付近での一時待機
□ 自治組織単位でまとまって避難所近くの安全な場所で待機します。
□ 風水害時は、屋根のある部分で待機します。
3 打ち合わせ
□ 自治組織の役員等があらかじめ定めた場所に集合し、役割分担を決める
打ち合わせを行ないます。
□ 施設の安全が確認されるまで、自治組織ごとにまとまって待機するよう
誘導します。
□ 各自治組織の要配慮者、避難者のおおよその人数を把握します。
□ 屋内に入室させる順番や単位を決めます。
○要配慮者優先、自治組織ごと など
-27-
第2編第1章
避難所の開設~避難者の初期受け入れ
4 建物の開錠・点検
□ 施設の安全確認前に建物内に立ち入らないよう周知します。
□ 建物内に入る前に、建物の外観や周囲の状況を確認します。倒壊のおそれ
があるなど被害が大きいと思われる場合は、二次災害の危険性をチェック
します。
□ 二次災害のおそれがある場合は地区本部へ報告し、避難者を安全な場所に
一時待機させます。
※その後、地区本部の指示や応援に従って、別の避難所等へ誘導します。
□ 部分的な危険箇所は立入禁止とし、貼り紙やロープ等で明示します。
-28-
第2編第1章
避難所の開設~避難者の初期受け入れ
【安全点検チェックリスト】
建物自体や周辺状況の安全性のチェック項目
1 建物周辺、全体を外から見てください
ない
ある
ない
ある
ない
ある
ない
ある
ない
ある
① 周辺の建物、擁壁、塀、地盤等が傾き、倒れこむ危険性はありませんか?
②
建物の一部が崩れていたり、階がつぶれたり、建物の形が大きく変わっていま
せんか?
③ 建物が傾いている、建物が沈んでいるなどの異常はありませんか?
2 基礎、構造体を外から見てください
【鉄骨造】鉄骨の骨組みが壊れていたり、大きな変形はありませんか?(柱の
一番下、柱と梁の接合部など)
【鉄筋コンクリート造】柱、梁が壊れていたり、大きなひび割れが生じていま
②
せんか?
①
③ 【木造】壁に大きなひび割れや、亀裂などは生じていませんか?
【共通】建物の基礎の一部が崩れていたり、基礎に大きなひび割れが生じてい
ませんか?
⑤ 【共通】基礎と基礎の上の建物にずれがありませんか?
④
※全ての項目が「ない」の場合、建物へ入ることが可能です。
建物内の安全性のチェック項目
1 種物の中に入り、避難ルートを確認してください。
① 避難者の安全な避難ルートを確保できますか?
2 建物の中の、使用を想定していた各箇所を確認してください。
① 次の箇所が、落下・転倒・破損していませんか?
または、今後の地震等により落下・転倒・破損する危険がありませんか?
ア)屋根の材料(瓦など)
イ)窓枠、窓ガラス
ウ)壁(外壁の一部や室内の壁、ブロック塀など)
エ)看板や機械類(屋外機など)
オ)天井、照明器具
カ)屋外階段
キ)屋外、屋上等に設置してある倉庫など
ク)棚など室内の備品
ケ)給湯室等のガス器具
(
)
※使用する部分について、全ての項目が「ない」であることを確認してください。
「ある」の箇所は立入禁止等の措置を行い、その箇所の使用はしないでください。
なお、
「ある」の箇所も応急措置が取れれば使用します。
その他のチェック項目
1 その他
① その他、危険と判断される状況はありますか?:
(
(
)
)
※全ての項目が「ない」であることを確認してください。
-29-
様式 1:安全点検チェックリスト
第2編第1章
避難所の開設~避難者の初期受け入れ
5 居住スペースの割り振り
□ 避難者の居住スペース、立入禁止区域を決定します。
※あらかじめ作成した『避難所レイアウト』を基準とします。
6 避難者の誘導
□ 要配慮者などを優先して、屋内の居住スペースに誘導します。
□ 要配慮者などの優先避難者の入室後、一般の避難者を行政区単位で居住ス
ペースに誘導します。
7 避難者名簿の作成
□ 入所の際に『避難者名簿』を各世帯に配布して記入してもらい、後に回収
してとりまとめ、『照会用避難者名簿』を作成します。
□ 『避難者名簿』配布の際、医療や介助で配慮を希望することなどを特記事
項欄に記入してもらいます。
様式 2-1:避難者名簿
様式 3-1:照会用避難者名簿
-30-
第2編第1章
避難所の開設~避難者の初期受け入れ
8 地区本部への報告
□ 開設の日時、避難者の人数、避難所の状況等を『避難所状況報告書』に整
理します。
※『避難者名簿』の集計に時間がかかる場合は、見た目の人数を推定して報
告します。
様式 6:避難所状況報告書
□ 上記様式を使用して、地区本部に報告します。
《報告手段(優先順位)》
■ 第1 : 電話・FAXでの報告 (電話が使用できる場合)
電話で地区本部に、様式に従って口頭で報告します。FAXが使用可能な場合、地
区本部に避難所状況報告書を送信します。
■ 第2 : その他
上記の手段が使用できない場合は、地区本部に直接赴き、状況を報告します。
9 避難所運営委員会の立ち上げ
□ あらかじめ決めておいた代表、副代表、班長のもと、運営体制を確認し、
避難所運営委員会を立ち上げます。不在の場合は新たに選任します。
第1編第2章「6 避難所運営委員会」(p.15)
-31-
第2編第1章
避難所の開設~避難者の初期受け入れ
10 運営会議の開催
□ 代表、副代表、班長などが参集し、運営会議を開催します。
※1日1回を目安とします。
□ 避難所運営委員会の代表は、原則として毎日開催される地区本部連絡会議
に参加し、情報の収集、避難所からの要望の伝達、物資の受け取りを行い
ます。
※地区本部連絡会議は1日に1~2回程度、地区本部に地区本部職員、地
区公民館長、各避難所運営委員会代表、各自主防災組織代表、消防団分
団長・部長等が集まり、避難所からの要望や地域での課題について情報
共有を行う場です。また、物資の提供等も行います。
開催目的
○ 避難所の状況や各班の活動状況・課題等の情報共有を図ります。
○ 連絡調整事項や、避難所での課題等への対処法等を協議します。
協議事項の例
○ 連絡すべき事項の周知や課題点等の話し合いを行います。
・避難所生活ルールの調整
・避難状況や活動状況の情報共有
・避難者の意見・要望
・課題等への対処法等の検討
・地区本部との情報共有
・ペットへの対応について
【参考:地区本部連絡会議】
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第2編第2章
避難所の運営
第2章 避難所の運営
「第2章 避難所の運営」では、避難所運営が本格化した際の対応として、避難者
等が主体となった各活動班による活動や、要配慮者に対する支援等について整理して
います。
1 各活動班による活動一覧表
組織立ち上げ後は、各活動班による活動が中心となります。活動状況を運営会議
で報告し、各活動班の情報を共有します。必要に応じて、地区本部に支援要請を行
います。
総務班
(1) 避難所運営委員会の事務局庶務
(2) 避難所運営情報の記録
(3) 生活ルールの作成・通達
(4) 地区本部との連絡調整
(5) 被害情報や災害情報等の収集・整理
(6) 避難者への情報伝達
(7) 災害ボランティアの受け入れ・活動調整
避難者管理班
(1) 避難者名簿の作成・管理
(2) 入所者・退所者の管理
(3) 外泊者の管理
(4) 問い合わせへの対応
(5) 取材への対応
(6) 電話・来客・郵便物等の取り次ぎ
食料・物資班
(1) 備蓄物資等の配布
(2) 食料・物資の要請
(3) 食料・物資の受け入れ、管理
(4) 食料・物資の配布
(5) 炊き出しの対応
施設管理班
(1) 施設の安全点検
(2) 危険箇所への対応
(3) 避難所の防犯対策
(4) 避難所の環境整備
-33-
第2編第2章
保健・衛生班
(1) トイレに関する活動
(2) ごみに関する活動
(3) 健康衛生活動
(4) 水の管理
(5) ペットの管理
(6) 清掃管理
要配慮者支援班
(1) 要配慮者の避難状況の把握
(2) 要配慮者への支援
(3) 在宅の要配慮者への対応
(4) 子どもたちの保育・遊びの支援
(5) 福祉避難室の設置
(6) 要配慮者への情報伝達
(7) 福祉避難所等への搬送
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避難所の運営
第2編第2章
避難所の運営
2 総務班の役割
【総務班】は、運営委員会の事務局として、運営会議等の準備や会議記録の作成、
『避難所運営記録簿』の作成を行います。運営会議で協議・決定した事項は、避難
者に情報提供します。
2-1 全体の流れ
発災直後
~数時間
発災当日~
3 日程度
3 日~
1 週間程度
1 週間~
2 週間程度
2 週間以降
(1)避難所運営委員会の事務局庶務
(2)避難所運営情報の記録
(3)生活ルールの作成・通達
(4)地区本部との連絡調整
(5)被害情報や災害情報等の収集・整理
(6)避難者への情報伝達
(7)災害ボランティアの受け入れ・活動調整
-35-
閉鎖
第2編第2章
避難所の運営
2-2 役割の内容
(1) 避難所運営委員会の事務局庶務
□ 運営会議を開催します。
□ 運営会議で協議・決定した事項や避難所での出来事を
取りまとめ、会議記録等を作成します。
様式 5:避難所運営記録簿
(2) 避難所運営情報の記録
□ 『避難所運営記録簿』は、今後の運営や業務の引き継ぎ等に活用するため、
保管します。
□ 余裕があれば、プライバシーに配慮しつつ、避難所の様子などの写真撮影
を行い、情報を記録します。
(3) 生活ルールの作成・通達
□ 避難所運営委員会で決定された、避難所生活において必要となる基本的な
事項をとりまとめ、ルール化して避難者に周知します。
□ 相談窓口を設置し、避難者のニーズに可能な限り応えるよう努めます。会
議での決定内容でない場合には、当会議で検討することを伝えます。
(4) 地区本部との連絡調整
□ 原則として毎日開催される地区本部連絡会議に代表等が参加し、『避難所
状況報告書』等により、避難所の状況や要望の伝達を行い、地区本部から
情報を収集し、物資等を受け取ります。
様式 6:避難所状況報告書
様式 12:食料依頼伝票
様式 13:物資依頼伝票
□ 地区本部から収集した情報は、運営会議で報告します。
-36-
第2編第2章
避難所の運営
(5) 被害情報や災害情報等の収集・整理
□ 災害情報は、テレビ・ラジオ、新聞等のあらゆる手段を活用して収集し
ます。
□ 市が発信する情報は、地区本部連絡会議や防災行政無線等から収集しま
す。
□ 収集した情報は、情報の種類や分野ごとに整理します。
□ 情報は常に更新されるため、情報を受けた日時は必ず明記します。また、
情報源について明確にします。
-37-
第2編第2章
避難所の運営
(6) 避難者への情報伝達
□ 災害情報、生活支援に関わる情報、運営会議で協議・決定した事項等は、
掲示板等を通じて避難者全体へ伝達します。
□ 掲示板等に掲示するメモには時刻を明示して情報を提供します。
□ 要配慮者への情報伝達は、【要配慮者支援班】と協力して確実に伝達する
ようにします。
□ 多様かつ適切な手段を用いて、積極的に情報を提供します。
□ 不要となった情報も記録、整理して保管します。
□ 災害後は、デマ情報が出やすいので注意します。
□ 避難所外の被災者が自由に情報を得ることができるように、外部の人でも
見ることができる場所に広報掲示板を設置します。情報が錯綜することを
防ぐため、掲示板には必ず、避難所内で掲示しているものと同じ情報を掲
示します。
【掲示板の作成例】
-38-
第2編第2章
避難所の運営
(7) 災害ボランティアの受け入れ・活動調整
□ ボランティアの支援が必要な業務が発生した場合、『ボランティア派遣依
頼書』を地区本部に送付し、要請します。
様式 19:ボランティア派遣依頼書
□ 要請に基づき派遣されたボランティアを受け入れます。
-39-
第2編第2章
避難所の運営
3 避難者管理班の役割
【避難者管理班】は、避難所に入所している避難者の管理を行います。また、外
部からの問い合わせや電話・郵便物等に対応します。
3-1 全体の流れ
発災直後
~数時間
発災当日~
3 日程度
3 日~
1 週間程度
1 週間~
2 週間程度
2 週間以降
(1)避難者名簿の作成・管理
(2)入所者・退所者の管理
(3)外泊者の管理
(4)問い合わせへの対応
(5)取材への対応
(6)電話・来客・郵便物等の取り次ぎ
【避難者名簿の管理】
-40-
閉鎖
第2編第2章
避難所の運営
3-2 役割の内容
(1) 避難者名簿の作成・管理
□ 避難者に『避難者名簿』を記入してもらい、管理します。
様式 2-1:避難者名簿
□ 在宅避難者(車やテントで生活している人も含みます。)には『在宅避難
者名簿』を記入してもらい、管理します。
様式 2-2:在宅避難者名簿
□ 『避難者名簿』
(『在宅避難者名簿』)で、安否情報の開示に同意した避難
者の『照会用避難者名簿』(『照会用在宅避難者名簿』)を作成します。
様式 3-1:照会用避難者名簿
様式 3-2:照会用在宅避難者名簿
□ 避難者の状況(現在人数、入所者人数、退所者人数)を『避難者数集計
表(避難所用)』及び『避難者数集計表(在宅避難者用)』で整理し、運
営会議で報告します。
様式 4-1:避難者数集計表(避難所用)
様式 4-2:避難者数集計表(在宅避難者用)
(2) 入所者・退所者の管理
□ 新たな入所者については、次のとおり対応します。
○ 『避難者名簿』を提出してもらい、名簿を管理します。
○ 行政区等を考慮し、居住空間の割り振りを行います。
○ 避難所のルールを説明します。
□ 退所者については、次のとおり対応します。
○ 『退所者名簿』を提出してもらい、
『避難者名簿』
(『在宅避難者名簿』)
の退所日を記入し、それぞれ管理します。
○ 『照会用避難者名簿』
(『照会用在宅避難者名簿』)に記載されている
場合は、退所日等を記入します。
○ 退所者の情報は、削除せずに、避難所の記録として残しておきます。
様式 2-3:退所者名簿
(3) 外泊者の管理
□ 物資や食料の配布などに必要となるため、『外泊届』を提出させ、外泊者
を把握します。
様式 7:外泊届
□ 提出された『外泊届』を元に、【食料・物資班】に連絡します。
-41-
第2編第2章
避難所の運営
(4) 問い合わせへの対応
□ 安否確認に対応するため、避難者の同意を得て『照会用避難者名簿』及び
『照会用在宅避難者名簿』を掲示・公開します。掲示・公開する際は、個
人情報保護の観点から、住所・氏名程度にとどめます。
□ 安否確認の要請があった際は、情報の開示に同意されている場合のみ、
『照
会用避難者名簿』及び『照会用在宅避難者名簿』等に基づいて対応します。
□ 避難者にNTT災害用伝言ダイヤル171等の利用を促します。
(5) 取材への対応
□ マスコミ等への対応方針を、避難所運営委員会で決定します。
□ マスコミ等からの取材への対応は、あらかじめ担当する人を決めて対応す
るようにします。
□ 避難所で取材等を行う人には、必ず受付で、『取材者用受付用紙』の記入
を求めます。
様式 8:取材者用受付用紙
マスコミ対応方針について
取材を許可するかしないか、また許可した場合には、どのように対応するか
について、運営会議で決定する必要があります。また、取材を行う際の注意
事項をあらかじめ決めておくことも必要です。
<例>
● 避難所の撮影には必ず班員が立ち会い、避難者に対する取材
は、班員を介して、避難者が同意した場合のみとします。
● マスコミが入れるスペースを制限し、居住空間での取材は、
原則として断ります。
● 取材の際には、名札や腕章の着用を求め、避難所内の人と区
別できるようにします。
● 取材に対しては、災害対策本部での決定事項など正確な情報
提供に努めます。
-42-
第2編第2章
避難所の運営
(6) 電話・来客・郵便物等の取り次ぎ
□ 避難者宛の電話があった場合は、原則として、直接は取り次がず、避難
者から折り返し電話するようにします。
様式 10:電話受付簿
□ 避難者への伝言は、以下の方法で行います。
○ 直接口頭もしくは館内放送で伝達(避難所内に在室の場合)
○ 掲示板を通じた伝達(避難所内に不在の場合)
様式 11:外来者受付簿
□ 面会希望者が来訪した場合は、受付で氏名、避難者との関係を確認し、
避難者本人が面会に応じるか否かを確認します。
□ 面会は、受付や入口近くに用意した面会場所で行います。避難者以外は、
原則として居住空間に立ち入らないようします。
□ 郵便物・宅配便は避難者を受付に呼び、避難者が直接対応します。ただ
し状況に応じて班員が一括して受け取るなど、柔軟に対応します。
□ 不在の場合や呼び出しに時間がかかる場合は、受付で受
け取り、
『郵便物等受取簿』に記録の上、
【避難者管理班】
が保管します。
様式 9:郵便物等受取簿
□ 受付近くにポストを設置し、避難者からの郵便物等に対
応します。
<避難者への電話、来客への対応の流れ>
来客
電話
避難者
管理班
避難者名簿で入所状況を確認
避難者本人に確認
相手の連絡先を記録
本人が応じる
場合
避難者への伝言
本人が拒否した場合
面会場所の用意
・口頭での伝達
・掲示板での伝達
折り返し電話
面会
-43-
面会を
お断り
します
第2編第2章
避難所の運営
4 食料・物資班の役割
【食料・物資班】は、避難所で必要な食料や物資の量を把握し、要請、受け入れ、
管理、配布を行います。
4-1 全体の流れ
発災直後
~数時間
発災当日~
3 日程度
3 日~
1 週間程度
1 週間~
2 週間程度
2 週間以降
(1)備蓄物資等の配布
(2)食料・物資の要請
(3)食料・物資の受け入れ、管理
(4)食料・物資の配布
(5)炊き出しの対応
-44-
閉鎖
第2編第2章
避難所の運営
4-2 役割の内容
(1) 備蓄物資等の配布
□ 避難所内の備蓄品を確認し、食料・物資の数量や状態を確認します。
□ 避難者及び配布が必要な在宅避難者の人数を【避難者管理班】に確認し、
配布数量を検討します。
□ 備蓄している食料・物資を避難者に配布します。数が不足している場合は、
要配慮者に優先的に配布します。
(2) 食料・物資の要請
□ 避難者の要望を把握し、食料・物資の要請を、運営会議で協議します。
○ 乳幼児用粉ミルク、子供用と介護用おむつ、生理用品等は早めに要請
します。
□ 必要な食料・物資は様式に記入し、地区本部に要請します。
様式 12:食料依頼伝票
様式 13:物資依頼伝票
(3) 食料・物資の受け入れ、管理
□ 食料・物資の受け入れの際には、他の避難者等に協力を呼びかけ、食料・
物資保管室に運び入れ、『食料・物資受入簿』に数量や受け取りの日時等
を記録します。
様式 14:食料・物資受入簿
□ 食料・物資保管室では品目ごとに整理します。個人で使用するものや共同
で使用するものなどの使用形態別に仕分けし、品物が分かるように保管し
ます。
□ 食料・物資は『食料管理簿』及び『物資管理簿』を用いて管理し、在庫や
状態、消費期限等を常に把握します。
様式 15:食料管理簿
様式 16:物資管理簿
□ 食料・物資保管室は可能であれば施錠し、鍵の管理は班長などに限定しま
す。
□ 食料を保管する際は、賞味期限に注意し、賞味期限が過ぎた食料は廃棄し
ます。
□ 特に夏場や梅雨の時期は、食品の腐敗やカビの発生等、食料・物資保管室
の衛生管理に注意します。また、虫やねずみの被害に注意を払います。
□ 在庫管理を徹底し、不足することが予想される場合は、地区本部に早めに
要請します。(トイレットペーパー、消毒薬等)
-45-
第2編第2章
避難所の運営
(4) 食料・物資の配布
□ 食料・物資の配布は、公平性の確保に最大限配慮します。
□ 配布場所・時間・配布ルール等を掲示板などにより周知します。
□ 食料等が不足する場合は、要配慮者に優先的に配布します。
□ 食料・物資を配布した場合には、『食料管理簿』及び『物資管理簿』に記
載し、現在数量と受払簿の残数が一致しているか確認します。
□ 生理用品等女性用品は、女性専用スペースで、女性の担当者から提供する
ようにします。
(5) 炊き出しの対応
□ 炊き出し場所と、調理に必要な器具を確保します。状況によっては、避難
者の自宅等からの持ち出し等の協力を依頼します。
○ 薪、プロパンガス・コンロなどの調理用熱源
○ なべ、フライパン、炊飯器などの調理器具
○ 包丁、まな板、おたま、菜箸などの調理用具
○ 皿、深皿、割り箸、スプーンなどの食器(衛生状態が確保できない状
況では、使い捨てが望ましい)
□ 【保健・衛生班】と連携し、炊き出しに必要
な水を確保します。
□ 班内で当番制をとるなど、人員を確保し、炊
き出しを実施します。
□ 調理は衛生的な場所で行い、原則として加熱
処理したものを提供します。
-46-
第2編第2章
避難所の運営
5 施設管理班の役割
【施設管理班】は、余震等による二次災害を防ぐため、施設の安全確認と危険箇
所への措置を早急に行い、避難者へ防火対策を呼びかけます。災害後には、被災地
の治安が悪化することも考えられるため、防犯対策も重要な対応となります。
5-1 全体の流れ
発災直後
~数時間
発災当日~
3 日程度
3 日~
1 週間程度
1 週間~
2 週間程度
2 週間以
降
閉鎖
(1)施設の安全点検
(2)危険箇所への対応
(3)避難所の防犯対策
(4)避難所の環境整備
5-2 役割の内容
(1) 施設の安全点検
□ 余震等で施設の状況が悪化する場合もあるため、定期的に施設の安全点
検を行います。
□ 【施設管理班】が火元責任者となり、避難者に防火対策の徹底を呼びか
けます。
□ 冬季の場合には、火災防止のため避難所屋内での石油ストーブ等暖房器
具等の使用にあたって、十分注意を払うよう避難者へ周知徹底します。
□ 火気取扱場所を制限し、取扱いのルール・注意を周知します。
○ 避難所室内は禁煙とし、喫煙は定められた場所に限定します。
○ 火気を取り扱う場所には、必ず消火器や消火バケツを用意します。
○ 定期的に避難所内を見回り、火気の取り扱いや決められた場所での
喫煙が適切に行われているか確認します。
-47-
第2編第2章
避難所の運営
(2) 危険箇所への対応
□ 危険が確認された場所を立入禁止区域とし、掲示板等を通じて避難者に
周知します。
□ 避難者が立入禁止区域に入らないように注意し、危険物の撤去や復旧作
業等の対応を行います。
□ ロープ、カラーコーン、バリケード等で区切り、小さい子どもでも分か
るように貼り紙やロープ等によって明示します。
(3) 避難所の防犯対策
□ 日中は、避難所の入口の受付で、関係者以外の出入りをチェックし制限し
ます。
□ 夜間は原則として入口を閉鎖し、あらかじめ定めた夜間の出入口以外から
の出入りは禁止します。
夜間の出入口を決めたら、避難者への周知を忘れずに行います。
※ 非常時には、すぐに施錠してある部分の開錠ができるようにしてくだ
さい。
□ 夜間の当直制度を設け、交代で対応します。当直者
は出入口付近で人の出入りを確認し、不審者の侵入
を防ぎます。
□ 当番制で避難所内の夜間巡回を行います。パトロー
ル中も、出入口付近に人が配置できるよう、当直は
複数名ずつ行います。
□ 女性や子どもには、夜間ひとりで行動しないよう注
意喚起をします。
-48-
第2編第2章
避難所の運営
(4) 避難所の環境整備
□ 避難者の共同生活が円滑に進められるよう、被災規模や避難状況に応じた
配置を早期に設定します。
○ 活動しやすいように、まず、通路を確保します。
○ 避難所施設の消灯は定時に行います。
○ 夜間の照明(懐中電灯等)を設置します。避難者の居室部分以外は
防犯のため夜間も消灯しないように心がけます。
○ 男女別の空間を確保し、プライバシーに配慮します。
○ 居住空間の配置や部屋割り等、要配慮者に配慮します。
○ トイレが外部にある場合は、通路やトイレ内の照明を確保します。
□ 避難者同士で協力して、暑さ・寒さに必要な対策を講じます。
□ 喫煙コーナーは屋外に設置し、貼り紙等により避難者へ周知します。また、
灰皿、消火用水バケツを配備するとともに、吸いがらの処理や清掃は、喫
煙者自身が責任を持って行うことを要請します。
□ 飲酒による風紀の乱れや避難者間のトラブルは避難所の秩序を乱すため、
避難所内での飲酒は禁止とします。
暑さ・寒さ対策の例
【暑さ対策】
■ 保冷剤や氷で首筋を冷やすことで、体温の上昇を抑えられます。
■ 扇風機を活用し、室内に風が流れるように配慮します。
■ こまめに水分補給するよう、避難者に呼びかけます。
【寒さ対策】
■ ダンボールや発泡スチロールは、床に敷くことで断熱材になり
ます。
■ 新聞紙を身体に巻きつけたり、ごみ袋に穴を開けて頭から被っ
たり、首元から熱が逃げないように布を巻くなどして、保温効
果を高めます。
■ リュックサックに足を入れることで、足の冷えを防止できます。
■ ペットボトルは、お湯を入れて湯たんぽ代わりに使用できます。
-49-
第2編第2章
避難所の運営
6 保健・衛生班の役割
多くの方が生活する避難所で、感染症や疾病の発生を防ぐためには、衛生環境に
注意する必要があります。特にライフライン停止状況下では十分な注意が必要です。
【保健・衛生班】は、トイレやごみなど、避難生活における衛生環境に関する活
動を行います。
6-1 全体の流れ
発災直後
~数時間
発災当日~
3 日程度
3 日~
1 週間程度
1 週間~
2 週間程度
(1)トイレに関する活動
(2)ごみに関する活動
(3)健康衛生活動
(4)水の管理
(5)ペットの管理
(6)清掃管理
-50-
2 週間以降
閉鎖
第2編第2章
避難所の運営
6-2 役割の内容
(1) トイレに関する活動
□ 避難所開設と同時に、
【トイレ使用確認のフロー】を元に避難所内のトイ
レの状況を確認します。
【使用不可能の場合】
□ 使用を禁止し、貼り紙をして避難者に知らせます。
□ 仮設トイレの設置を地区本部に要請します。女性等のニーズを把握して
要請個数を調整します。
□ 仮設トイレが設置されるまでは、備蓄品の簡易トイレ等を使用します。
【簡易トイレ・仮設トイレ】
□ 仮設トイレを設置する際は、次のことに注意します。
○ し尿収集運搬車の出入り可能な場所
○ 避難者が利用しやすい場所
○ 清掃用の水を確保しやすい場所
○ 可能な限り、夜間照明があるところ
□ 視覚障がい者がいる場合、少なくとも一基は、壁や塀沿いに設置し、周
知します。
□ できるだけ男女別のトイレを設置するように努めます。
□ 使用後のペーパーは、ごみ袋に入れます。
【使用方法】
□ 衛生面に留意した使用方法を検討し、トイレ使用についての注意事項を
貼り出し、避難者への周知徹底を図ります。
□ トイレの入口に、手洗い用の消毒液を設置し、こまめに手洗い等を実施
するように、避難者に衛生管理を呼びかけます。
□ 消毒剤や殺虫剤を散布することで害虫の発生を防ぎます。
□ ノロウイルス等の感染の疑いのある人は使用するトイレを分けるなど、
感染症等の予防に努めます。
□ 仮設トイレの汲み取りは、状況を見て早めに地区本部に要請します。
【清掃】
□ トイレの清掃は、班内で当番を割り振り、毎日行います。
-51-
第2編第2章
避難所の運営
【断水の場合】
□ プールの水や河川の水、使用済の水などは、ポリバケツに貯めて保管し、
トイレ用の水として使用します。
□ トイレ用の水は、他の用途には使用できないため、貼り紙等で分かるよ
うにします。
□ トイレ用の水が不足する場合は、トイレットペーパーをごみ箱に捨てる
などの工夫をします。
□ 既存のトイレが使用できる場合で、断水している場合は、トイレ用の水
を確保し、使用後その水を流すようにします。
□ トイレ用の水は、使用した人が次の人用に汲み置きをしておく等のルー
ルを作ります。
【トイレ使用確認のフロー】
-52-
第2編第2章
避難所の運営
(2) ごみに関する活動
□ 避難所の敷地内の下記のような場所にごみ集積場を設置します。
○ ごみ収集車が出入り可能な場所
○ 調理場所など衛生に注意が必要なところから離れた場所
○ 居住空間からある程度離れ、臭気などが避けられる場所
○ 直射日光が当たりにくく、可能ならば屋根のある場所
□ ごみ集積場の場所やごみ処理のルールを、掲示板等を通じて避難者に周知
します。
□ ごみ集積場は定期的に清掃し、清潔に保つよう努めます。
□ 炊き出しなどの共同作業で出るごみは、作業の担当者がまとめてごみ集積
場に搬入します。
□ ごみ収集の要請は、地区本部に連絡します。
-53-
第2編第2章
避難所の運営
(3) 健康衛生活動
□ 急病人等に対応するため、最寄の救護所の情報を周知します。
□ 巡回診療等の情報を整理して【総務班】に提供し、掲示板等を通じて周
知します。
□ 【総務班】から、市内の救護所の設置状況や近隣の医療機関の開設状況
を確認します。
□ 感染症(インフルエンザ、ノロウイルス等)やエコノミー
クラス症候群の予防に努めます。
○ 手洗い、うがいの徹底
○ マスク着用による感染症の予防
○ エコノミークラス症候群等を予防するための軽い運動の実施の励行
□ 感染症が疑われる避難者に対しては、できるだけ個室等を確保し、隔離
するようにします。
□ 歯磨きの励行や、身体の清潔を保つよう呼びかけます。
エコノミークラス症候群の予防対策
避難所生活者や車中泊の避難者は、エコノミークラス症候群になりやすい
傾向にあります。以下の予防法を実践しましょう。
【エコノミークラス症候群とは】
■ 長時間のあいだ同じ姿勢をとる事で、ふくらはぎの静脈の血が流れにくく
なり、血の塊(血栓)ができる症状です。
■ 悪化すると血栓が血管を流れていき、肺や脳、心臓の血管を詰まらせるこ
とがあります。その結果、肺塞栓や脳卒中、心臓発作等を起こし、最悪の
場合、死に至ることがあります。
【どのような症状か】
■ 片側の足の痛み、赤くなる、むくみ、胸の痛み、呼吸困難等の症状が起こ
ります。
■ 症状は中年以上の人、肥満体質の人に出やすいとされています。
【予防のポイント】
■ 水分を適度によくとりましょう。
■ ふくらはぎを揉むなど、こまめにマッサージをしましょう。
■ 足首の運動や屈伸運動をしましょう。
■ 締め付けの強い服を避け、ゆったりした服装を心がけましょう。
-54-
第2編第2章
避難所の運営
(4) 水の管理
□ 飲料用の水は、原則として備蓄しているものか、救援物資として届くペッ
トボトルを使用します。
□ ペットボトルの水が確保できない場合には、給水車や市内の給水箇所で配
布される水を利用します。
□ 手洗い、洗顔等で使用した水などは、トイレ用として再利用するなど、無
駄にしないように避難者に呼びかけます。
-55-
第2編第2章
避難所の運営
(5) ペットの管理
□ 必要に応じてペットスペースを設けた場合は、飼い主及び避難者へ周知
します。
○ 衛生面やアレルギー対策として、避難者の居住スペースにペットは
入れません。
○ 屋外で飼育可能なペットは、原則屋外にスペースを確保して、繋ぎ
とめ、飼い主に責任を持って飼育してもらいます。
○ 屋外で飼育困難なペットについては、避難所運営委員会で協議し、
他の避難者の避難スペースと分離した屋内のスペースの確保を検討
します。屋内で飼育する場合はゲージなどに入れ、飼い主に責任を
持って飼育してもらいます。
□ 身体障害者補助犬法に規定される盲導犬等の補助犬を利用する身体障
がい者等については、できる限り一緒に生活できるよう配慮することが
必要であることから、周囲の避難者の理解を得られるように努めます。
□ 避難者名簿を元に、『ペット登録台帳』を作成します。
様式 17:ペット登録台帳
□ ペット飼育場は、飼い主が協力し合い、定期的に清掃します。
(6) 清掃管理
□ 居室部分は、清掃時間を設けて、避難者自身で清掃を行うよう呼びかけま
す。その際には、曜日に応じて時間を変えるなどして、一部の人が常に清
掃に参加できない事態を避ける工夫をします。
□ トイレなど避難所内の共用部分の清掃は、【保健・衛生班】の中で当番制
度をつくり、交代で清掃を実施します。
□ 清掃の実施方法のルールづくりを行い周知します。
-56-
第2編第2章
避難所の運営
7 要配慮者支援班の役割
要配慮者は、環境の変化による影響を受けやすいため、居住空間の設定や情報提
供等、要配慮者の特徴に合わせて、配慮が必要となります。
【要配慮者支援班】は、避難している要配慮者の状況を把握するとともに、必要
に応じて避難所内に福祉避難室を設置し、必要な支援を行います。支援にあたって
は、市・県や福祉関係団体、専門的な技術・知識を持つ人と連携し、避難所全体で
対応します。
7-1 全体の流れ
発災直後
~数時間
発災当日~
3 日程度
3 日~
1 週間程度
1 週間~
2 週間程度
2 週間以降
閉鎖
(1)要配慮者の避難状況の把握
(2)要配慮者への支援
(3)在宅の要配慮者への対応
(4)子どもたちの保育・遊びの支援
(5)福祉避難室の設置
(6)要配慮者への情報伝達
(7)福祉避難所等への搬送
-57-
第2編第2章
避難所の運営
7-2 役割の内容
(1) 要配慮者の避難状況の把握
□ 『避難者名簿』及び『在宅避難者名簿』から、
『避難所における要配慮者名
簿』を作成し、要配慮者の状況を把握します。
様式 18:避難所における要配慮者名簿
(2) 要配慮者への支援
□ 食料・生活物資に関する要望を把握し、【食料・物資班】へ調達を要請し
ます。
□ 必要に応じて地区本部を通じて、要配慮者をケアするために専門性の高い
ボランティアの派遣等を要請します。
様式 19:ボランティア派遣依頼書
(3) 在宅の要配慮者への対応
□ 安否確認、物資や情報の提供などを実施します。
□ 市が福祉避難所を設置した場合は、地区本部と協議し、必要に応じて福祉
避難所へ搬送します。
(4) 子どもたちの保育・遊びの支援
□ 教育や保育の再開までの間、幼児・児童の保育支援を行います。
-58-
第2編第2章
避難所の運営
(5) 福祉避難室の設置
□ 可能であれば避難所内に福祉スペースとして福祉避難室を設置します。
□ 福祉避難室の設置では、以下の点に気をつけます。
○ 暑さ・寒さ対策にできるだけ配慮されている部屋を選定
○ 浸水のおそれがある場合を除き、できるだけ1階へ設置
○ 個室の確保が難しい場合は、間仕切りで囲うことで対応
○ 簡易ベッド、障がい者用仮設トイレ、車いす等の必要な資器材を準備
□ 福祉避難室が設置できない場合は、医務室やトイレなどへ
近い場所に要配慮者用の居住スペースを設けます。
(6) 要配慮者への情報伝達
□ 視覚障がい者及び聴覚障がい者へは、情報伝達手段の確保について配慮し
ます。
(7) 福祉避難所等への搬送
□ 支援体制が整わず避難所での対応が困難な場合は、福
祉避難所等の適切な施設への移動ができるよう、速や
かに地区本部に要請します。
□ 市が福祉避難所を設置した場合は、地区本部と協議
し、必要に応じて福祉避難所へ搬送します。
-59-
様式集
-61-
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
様式 1
様式 2-1
様式 2-2
様式 2-3
様式 3-1
様式 3-2
様式 4-1
様式 4-2
様式5
様式6
様式7
様式8
様式9
様式 10
様式 11
様式 12
様式 13
様式 14
様式 15
様式 16
様式 17
様式 18
様式 19
様式 20
様式 21
様式 22
安全点検チェックリスト
避難者名簿
在宅避難者名簿
退所者名簿
照会用避難者名簿
照会用在宅避難者名簿
避難者数集計表(避難所用)
避難者数集計表(在宅避難者用)
避難所運営記録簿
避難所状況報告書
外泊届
取材者用受付用紙
郵便物等受取簿
電話受付簿
外来者受付簿
食料依頼伝票
物資依頼伝票
食料・物資受入簿
食料管理簿
物資管理簿
ペット登録台帳
避難所における要配慮者名簿
ボランティア派遣依頼書
事務引継書
受付メモ
地域での確認事項
-62-
年
【様式1:安全点検チェックリスト】
月
日
安全点検チェックリスト
建物自体や周辺状況の安全性のチェック項目
1 建物周辺、全体を外から見てください
ない
ある
ない
ある
1 種物の中に入り、避難ルートを確認してください。
① 避難者の安全な避難ルートを確保できますか?
ない
ある
2 建物の中の、使用を想定していた各箇所を確認してください。
① 次の箇所が、落下・転倒・破損していませんか?
または、今後の地震等により落下・転倒・破損する危険がありませんか?
ア)屋根の材料(瓦など)
ない
ある
ない
ある
① 周辺の建物、擁壁、塀、地盤等が傾き、倒れこむ危険性はありませんか?
建物の一部が崩れていたり、階がつぶれたり、建物の形が大きく変わっていません
②
か?
③ 建物が傾いている、建物が沈んでいるなどの異常はありませんか?
2 基礎、構造体を外から見てください
【鉄骨造】鉄骨の骨組みが壊れていたり、大きな変形はありませんか?(柱の一番
①
下、柱と梁の接合部など)
【鉄筋コンクリート造】柱、梁が壊れていたり、大きなひび割れが生じていません
②
か?
③ 【木造】壁に大きなひび割れや、亀裂などは生じていませんか?
【共通】建物の基礎の一部が崩れていたり、基礎に大きなひび割れが生じていませ
④
んか?
⑤ 【共通】基礎と基礎の上の建物にずれがありませんか?
※全ての項目が「ない」の場合、建物へ入ることが可能です。
建物内の安全性のチェック項目
イ)窓枠、窓ガラス
ウ)壁(外壁の一部や室内の壁、ブロック塀など)
エ)看板や機械類(屋外機など)
オ)天井、照明器具
カ)屋外階段
キ)屋外、屋上等に設置してある倉庫など
ク)棚など室内の備品
ケ)給湯室等のガス器具
(
)
※使用する部分について、全ての項目が「ない」であることを確認してください。
「ある」の箇所は立入禁止等の措置を行い、その箇所の使用はしないでください。
なお、
「ある」の箇所も応急措置が取れれば使用します。
その他のチェック項目
1 その他
① その他、危険と判断される状況はありますか?
(
(
※全ての項目が「ない」であることを確認してください。
-63-
)
)
【様式 2-1:避難者名簿】
年
月
管理 No.
日
避難所
避 難 者 名 簿
世帯単位で、下記の欄にご記入の上、提出してください。
住所
No.
1
行政区
フリガナ
氏
名
性別
年齢
才
2
年
月
日
年
月
日
-64-
年
月
日
明・大・昭・平
男・女
才
6
日
明・大・昭・平
男・女
才
5
月
明・大・昭・平
男・女
才
4
年
年
月
日
明・大・昭・平
男・女
才
年
月
日
特記事項
(配慮を希望することなど)
要配慮者
退所日
明・大・昭・平
男・女
才
3
入所日
生年月日
明・大・昭・平
男・女
連絡先
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
上記太枠内の情報(住所、氏名(フリガナ)
、性別、年齢)の開示について、
安否不明の家族の情報 ※安否が判明したら係の者にお伝えください。
フリガナ
性別
年齢
生年月日
氏
名
特記事項
連れて来たペット
種 類
その他特記事項
数
同意します ・ 同意しません
特記事項
【様式 2-2:在宅避難者名簿】
年
管理 No.
(在)
月
日
避難所
在 宅 避 難 者 名 簿
世帯単位で、下記の欄にご記入の上、提出してください。
住所
行政区
連絡先
自宅・テント・自動車(車種:
避難形態 その他(
避難先住所
・場所
No.
1
フリガナ
氏
名
性別
年齢
月
日
年
月
日
-65-
年
月
日
明・大・昭・平
男・女
才
6
年
明・大・昭・平
男・女
才
5
日
明・大・昭・平
男・女
才
4
月
明・大・昭・平
男・女
才
3
年
年
月
日
明・大・昭・平
男・女
才
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
乳幼児 ・ その他(
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
その他特記事項
特記事項
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
上記太枠内の情報(住所、氏名(フリガナ)
、性別、年齢)の開示について、
安否不明の家族の情報 ※安否が判明したら係の者にお伝えください。
フリガナ
性別
年齢
生年月日
氏
名
)
要介護高齢者 ・ 障がい者 ・ 妊産婦 ・
乳幼児 ・ その他(
)
・
特記事項
(配慮を希望することなど)
要配慮者
退所日
明・大・昭・平
男・女
才
2
入所日
生年月日
ナンバー:
)
)
同意します ・ 同意しません
年
【様式 2-3:退所者名簿】
管理 No.
月
日
避難所
退 所 者 名 簿(避難所・在宅共通)
世帯単位(退所者のみ)で下記の欄にご記入の上、提出してください。
避難者名簿に記載した住所等を記載してください。
住所
(次欄は在宅避難者(車・テント等含む。
)のみ)
避難先住所
・場所
退所者及び退所先を記載してください(退所者のみ記載)
。
No.
フリガナ
氏
名
退所日
避難形態
自宅 ・ テント ・ 自動車 ・その他(
退所先(住所・場所等)
-66-
1
年
月
日
2
年
月
日
3
年
月
日
4
年
月
日
5
年
月
日
6
年
月
日
上記太枠内の退所先情報の開示について、
退所後連絡先
)
備考
同意します ・ 同意しません
年
【様式 3-1:照会用避難者名簿】
照会用避難者名簿
管理
No.
フリガナ
氏
名
月
避難所
性別
年齢
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
-67-
才
住
所
№
備考(退所等)
日
【様式 3-2:照会用在宅避難者名簿】
年
照会用在宅避難者名簿
管理
No.
フリガナ
氏
名
避難所
性別
年齢
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
才
男
・
女
-68-
才
住
所
月
№
備考(退所等)
日
【様式 4-1:避難者数集計表(避難所用)
】
年
月
避難者数集計表(避難所用)
(
年
日 時
月
日
受入者数(A)
時)
世帯数
避難者数
退所者数(B)
世帯数
避難者数
避難者数
(A-B)
世帯数
避難者数
避難者のうち、配慮・支援を要する者の人数
要介護
高齢者
障がい者
妊産婦
乳幼児
その他
日
-69-
【様式 4-2:避難者数集計表(在宅避難者用)
】
年
月
避難者数集計表(在宅避難者用)
(
年
日 時
月
日
在宅避難者数
時)
世帯数
在宅避難者のうち、配慮・支援を要する者の人数
避難者数
要介護
高齢者
障がい者
妊産婦
乳幼児
その他
日
-70-
【様式 5:避難所運営記録簿】
避難所運営記録簿
年
月
日(
避難者数
世帯(
)
天気
記入者
新規入居者数
人)
世帯(
退所者数
人)
避難所運営本部会議内容
連 絡 事 項
総
務
班
避難者管理班
食料・物資班
施 設 管 理 班
保健・衛生班
要配慮者支援班
【会議での検討事項】
【対策本部からの伝達事項】
【避難所内の主な出来事】
-71-
世帯(
人 )
【様式 6:避難所状況報告書】
避難所状況報告書(第
報)
避難所名
開設日時
月
報告日時
月
日
日
時
時
避難者数
分
人
要配慮者数
報告者名
避難世帯数
世帯
人(
避難所の安全確認
周
辺
の
状
況
分
)
未実施・安全・要注意・危険
人命救助
不要・必要(約
人)
・不明
延
なし・延焼中(約
件)
・大火の危険
焼
土砂崩れ
ライフライン
未発見・あり・警戒中
断水・停電・ガス停止・電話不通
道路状況
通行可・渋滞・片側通行・通行不可
建物倒壊
ほとんどなし・あり(約
件)
・不明
緊急を要する事項(具体的に箇条書き)
※ 避難所を開設した際には、この様式で地区本部へ報告します。
第1報においては、分かるものだけの報告でかまいません。
-72-
【様式 7:外泊届】
外 泊 届
行政区
氏
名
(住所)
(電話番号)
外 泊 先
外泊期間
年
月
日 ~
年
月
日
同 行 者
計
緊急連絡先
(電話番号)
○ 外泊時は必ずこの用紙に記入し、避難者管理班担当者に渡してください。
-73-
名
【様式 8:取材者用受付用紙】
取材者用受付用紙
受付日時
年
退所日時
月
日(
)
時
分
年
月
日(
)
時
分
所 属
代
表
者
氏 名
連絡先(住所・電話番号)
所 属
氏 名
同
行
者
取
材
目
的
※オンエア、記事掲載などの予定日:
年
避難所側付添者
特記事項
〈名刺貼付欄〉
-74-
月
日(
)
【様式 9:郵便物等受取簿】
郵便物等受取簿
№
避難所
№
受付月日
宛て名
住所
1
月
日
氏名
住所
2
月
日
氏名
住所
3
月
日
氏名
住所
4
月
日
氏名
住所
5
月
日
氏名
住所
6
月
日
氏名
住所
7
月
日
氏名
住所
8
月
日
氏名
住所
9
月
日
氏名
住所
10
月
日
氏名
郵便物等の種類
受取月日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
葉書・封書・小包・
その他(
)
月
日
受取人
・避難者管理班の担当者は、
「受付月日」~「郵便物等の種類」欄に記入します。
・本人に直接渡す必要がある郵便物等の場合は、避難者管理班の担当者は、本人に受け取りに来ても
らい、
「受取月日」と「受取人」欄に記入してもらいます。
-75-
【様式 10:電話受付簿】
避難
所名
電 話 受 付 簿
受付日
受付時間
/
氏名
相手方
相手方電話番号
-76-
伝達確認
伝達時間
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
/
:
済 未済
:
【様式 11:外来者受付簿】
外 来 者 受 付 簿
-77-
受付日
来所時間
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
面会者名
外来者氏名
避難所名
人数
住
所
電話番号
備考
【様式 12:食料依頼伝票】
食料依頼伝票
依頼日時
月
日
時
避難所名
依
頼
数
分
(担当者:
避難者用
人分
在宅避難者用
人分
合
人分
計
その他の依頼内容(アレルギー対応等、特別の配慮を要する食事の必要数など)
-78-
)
【様式 13:物資依頼伝票】
物資依頼伝票
依頼日時
月
日
時
避難所名
分
(担当者:
品名
サイズ等
依
頼
数
-79-
)
数量
【様式 14:食料・物資受入簿】
食料・物資受入簿
月/日
受入時刻
品 名
数量(単位)
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
-80-
送付元
受入担当者
【様式 15:食料管理簿】
食 料 管 理 簿
品
(日付)
/
/
名
-81-
/
/
/
/
/
【様式 16:物資管理簿】
物 資 管 理 簿
(日付)
品
名
/
-82-
/
/
/
/
/
/
年
【様式 17:ペット登録台帳】
ぺ ッ ト 登 録 台 帳
№
1
2
3
4
5
-83-
6
7
8
9
10
入所日
飼い主氏名
(住所・連絡先)
退所日
種類
(品種)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
数
特記事項
月
日
年
【様式 18:避難所における要配慮者名簿】
月
避難所における要配慮者名簿
№
1
2
3
4
5
-84-
6
7
8
9
10
氏 名
性 別
年 齢
家族の状況
(単身避難・家族と避難 等)
要配慮の内容
具体的ニーズ
対 応
日
【様式 19:ボランティア派遣依頼書】
ボランティア派遣依頼書
発信日時
年
避難所名
月
日
時
(担当者:
ボランティア派遣が
必要な業務の内容及び
人
数
-85-
分
)
【様式 20:事務引継書】
事 務 引 継 書
引継日
年
月
日(
避難所名
引継者
業務内容
業務における注意点
避難者からの
要望事項等
対応状況
情報共有事項
そ の 他
-86-
)
【様式 21:受付メモ】
受 付 メ モ
受付日時
年
月
日(
) :
相 手 方
要
旨
(苦情・相談・要
望などの内容を
簡潔にまとめる)
対
応
備
考
-87-
受付者
年
月
日
【様式 22:地域での確認事項】
地域での確認事項
施設名:
(連絡先
1 鍵の管理
鍵を管理する人
2 関連施設
種類
住所
施設名
)
電話番号
電話番号
地区本部
周辺避難所①
周辺避難所②
周辺避難所③
防災倉庫
防災無線
消防団
-88-
3 連絡先
種類
氏名
連絡先
地区本部職員
地区本部職員
消防団員
消防団員
民生委員
4 使用できる場所
種類
場所
-89-
5 運営委員会(事前体制)
役職
氏名
連絡先
代表
TEL:
副代表
TEL:
副代表
TEL:
班長
総務班
班長
副班長
TEL:
TEL:
避難者
管理班
班長
副班長
TEL:
TEL:
食料・
物資班
班長
副班長
TEL:
TEL:
施設
管理班
班長
副班長
TEL:
TEL:
保健・
衛生班
班長
副班長
TEL:
TEL:
要配慮者
支援班
班長
副班長
TEL:
TEL:
-90-
6 初動体制
項目
内容
受付設置場所
受付の準備(文房具等)
受付の準備(机等)
人数確認の方法
7 備蓄品一覧
品名
数量
-91-
保管場所
8 避難所レイアウト
-92-
9 避難所運営に関するメモ
-93-
参考資料
-95-
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
避難所生活のルール例
トイレ使用上の注意例
食料・物資配布のルール例
ペット飼育のルール例
ごみ捨てのルール例
火気使用のルール例
夜間警備体制のルール例
感染予防のルール例
災害時の衛生管理の方法
トイレの清掃方法
災害用伝言ダイヤルの使用方法
こころの健康
防災訓練案
段ボールトイレの作り方
応急担架の作り方
主な関係機関連絡先一覧
指定避難所一覧
地区本部一覧
医療機関一覧
防災倉庫一覧
東日本大震災における避難所の状況事例
-96-
【参考資料1】避難所生活のルール例
避難所は、避難を必要としている方々が集まってくる場
所です。避難所がスムーズに運営されるようになるまでは
しばらく時間がかかり、不便を感じることが多くあると思
われますが、節度のある行動をお願いいたします。
1 この避難所の運営に必要な事項を協議するため、避難
者で組織する避難所運営委員会を設置します。
・運営会議は、毎日(
)時に開催します。
・委員会に、総務班、避難者管理班、食料・物資班、
施設管理班、保健・衛生班、要配慮者支援班の各活
動班を設置します。
2
避難所は、電気、水道などのライフラインが復旧し、
仮設住宅等が整備された段階で閉鎖されます。(状況
により、規模の縮小や統合もあります。)
3 避難所に入所するときは、世帯単位で避難者名簿を提
出してください。
4 避難所を退所するときは、退所者名簿を提出してくだ
さい。
5 立ち入りを制限した場所には入らないでください。
・「立入禁止」、「使用禁止」、「利用上の注意」などの指
示には必ず従ってください。
・避難所では、利用する部屋を移動していただくこと
があります。
6 飲酒は禁止します。所定の場所以外での喫煙は禁止し
ます。
-97-
7 食料・物資の配布に際してはルールを定めます。
・食料・物資が不足する場合は、運営委員会で配布基
準を決定します。
・食料・物資は、在宅の被災者にも配布します。
・ミルク・おむつなどは、必要な方に配布します。
8 消灯は、夜(
)時です。
・廊下は点灯したままとし、居住スペースは消灯しま
す。
・避難所の運営・管理に必要な部屋は、点灯したまま
とします。
・携帯はマナーモードに設定し、着信音の鳴動や通話
は禁止とします。
・毎日(
)時から清掃を行います。
9
施設の固定電話は、受信のみを行います。(伝言を受
け、呼び出して伝えます。)
・発信は、公衆電話や各自の携帯電話でお願いいたし
ます。
・携帯電話での通話については所定の場所でのみ可能
とします。
10
ペットはルールに従って飼い主が責任を持って飼育
してください。
・盲導犬、介助犬以外の犬、猫などの動物類を居住ス
ペースに入れることは禁止します。
・ペットは決められた場所で飼育してください。
-98-
【参考資料2】トイレ使用上の注意例
施設のトイレを使用する場合(水を確保して使用する場合)
○ 皆さんが使用するトイレですので、清潔な使用を心が
けましょう。
○ トイレットペーパーは、詰まる可能性がありますので、
便器に流さず、備え付けのごみ箱に捨ててください。
捨てた後は、悪臭防止のため必ずふたを閉めてくださ
い。
○ トイレを使用したら、ポリバケツに汲み置きしてある
水(流し用)を使用し、流してください。
○ ポリバケツに汲み置きしてある水を使用した場合は、
使用者が補充してください。
○ ポリバケツに汲み置きしている水は、手洗いには使用
しないでください。
○ 手洗いは、手洗い場に備え付けてある水(手洗い用)
を使用してください。
仮設トイレを使用する場合
○ 皆さんが使用するトイレですので、清潔な使用を心が
けましょう。
○ 汲み取り業者の手配が必要なトイレですので、排泄物
が溜まってきたら、気づいた人が保健・衛生班に報告
してください。
-99-
【参考資料3】食料・物資配布のルール例
○ 食料・物資は、公平に分配します。
○ 食料の受け取り時は、必ず手洗いか手指消毒をしまし
ょう。
○ 数量が不足する物資などは、高齢者、障がい者、妊産
婦、乳幼児、子どもなどに優先して配布します。
○ 物資の配布は、世帯代表の方にお渡ししますので、世
帯で分配するようにしてください。
○ 食料は、原則毎日朝(
時に場所は、(
す。
)時、昼(
)時、夜(
)
)で食料・物資班が配布しま
○ 物資などは、原則毎日(
)時に、場所は、
(
で食料・物資班が配布します。
)
○ 生理用品など女性特有品につきましては、
(
)
で女性が配布いたします。男性は立ち入らないようお
願いします。
○ 食料品の中には、アレルギーを引き起こす食材が含ま
れている場合があります。受け取る際、必ず確認をし
てください。
○ 各自必要な物資などは、食料・物資班に連絡してくだ
さい。
-100-
【参考資料4】ペット飼育のルール例
○ ペットは、指定された場所で、必ずケージに入れるか
リードにより繋ぎとめて飼育してください。
○ 飼育場所や施設は、飼い主が常に清潔にし、必要に応
じて消毒を行ってください。
○ ペットの苦情及び危害防止に努めてください。
○ ペットの排便等は、飼い主の管理のもと、指定された
場所で排便させ、後片付けを必ず行ってください。
○ エサは時間を決めて、その都度きれいに片づけてくだ
さい。
○ エサの確保は、飼い主が行なってください。
○ ノミ・ダニ等の発生防止等の衛生管理、健康管理に努
めてください。
○ 運動やブラッシングは、必ず屋外で行ってください。
○ 他の避難者との間でトラブルが生じた場合は、速やか
に保健・衛生班まで届け出てください。
-101-
【参考資料5】ごみ捨てのルール例
○ 世帯毎に発生するごみは、原則として各世帯が、共有
のごみ捨て場に捨てます。
○ 共同作業で発生したごみは、その作業を担当した人が
責任を持って捨てます。
○ ごみは、必ず分別して捨てます。
○ 汚物・吐物等を処理した場合のごみは、内容物が漏れ
出さないよう密閉します。
-102-
【参考資料6】火気使用のルール例
○ 避難所で火気を使用する場所は原則として(
とします。
)
○ 居住スペースでの火気の使用は行わないでください。
○ 火気を使用する際は、必ず消火バケツや消火器を用意
してください。
○ 夜間(
時以降)は、避難所内で火気を使用しない
でください。
○ 使用する場合は、施設管理班に申し出てください。
○ 居住スペースでストーブ等暖房器具を使用する際は、
使用者が責任を持って管理してください。燃料が不足
した際は、施設管理班に申し出てください。
○ ストーブの周りには、燃えるものを置かないでくださ
い。
○ 避難所内は禁煙です。
○ 喫煙場所は(
)です。
○ タバコはきちんと消火し、吸殻入れに捨ててください。
ポイ捨ては絶対に行わないでください。
○ 吸殻入れの処理は、喫煙者が協力して実施してくださ
い。
○
吸殻を捨てる際は火の気がないか確認してから捨て
てください。
-103-
【参考資料7】夜間警備体制のルール例
○ 夜間、共有部分は消灯せず、(
)時に居住スペー
スのみ消灯しますので、ご協力ください。
○ 夜間は不審者の侵入を防止するために、
(
の入口以外を施錠します。
)
○ 夜間は避難所受付に施設管理班を配置し、また、防火
防犯のために避難所内の巡回を行います。
-104-
【参考資料8】感染予防のルール例
○ 食事の前・トイレの後は手を洗ってください。水の確
保が困難な場合は、手指消毒用アルコールで消毒して
ください。
○ 炊き出しや配食の時は、手洗いし、手指消毒用アルコ
ールで消毒した上で、使い捨て手袋及びマスクを装着
してください。
○ 屋外・室内の履物は履き替えてください。また、室内
トイレを使用の際はトイレ用の履物を利用してくだ
さい。
○ 嘔吐者が出た場合は、消毒し、嘔吐等で汚染した衣類
も、感染源となるため、脱いだ衣類をビニール袋に入
れるなどの措置を行なってください。
○ 嘔吐・下痢が続く場合は、保健・衛生班に申し出てく
ださい。
○ 咳が出る場合は、マスクを着用してください。発熱・
長引く咳(2週間以上)等感染症が疑われる場合は、
保健・衛生班に申し出てください。
-105-
【参考資料9】災害時の衛生管理の方法
1 感染症予防のポイント
(1) 換 気
○避難所では、狭い空間で多くの人が生活するため、空気がよどみがち
になります。
同室の人と話し合い、定期的に空気の入れ換えをしましょう。
(2) 清 掃
○避難所では掃除機などを使うことは困難な場合があります。
○新聞紙を細かくちぎって、水にぬらして床へ撒き、ホコリがたたない
ようにして1日に1回は清掃しましょう。
(3) マスクの着用
○風邪などの感染症予防のため、マスク(ハンカチでも代用可)でのど
の保護をしましょう。せき・くしゃみの際にはハンカチなどで口と鼻
を押さえ、他の人から1メートル以上はなれましょう。
(4) 手洗い
○感染症予防には手洗いが一番ですが、災害時には水の確保が困難です。
作業時の手袋の着用は手の汚れと怪我を同時に防いでくれます。
○消毒用アルコールが配給された場合には使用を周知しましょう。
○手や体を清潔に保てるよう、避難用品の中にウエットティッシュを入
れておくとよいでしょう。
(5) ご み
○ごみは決められた場所に分別して収集しましょう。
○ごみの処理が不適切だと、ハエなど害虫の発生につながります。決め
られた場所に、分別してビニール袋に入れ廃棄しましょう。
(6) 消 毒
○感染症を予防するためには、トイレやごみの集積場、また、吐物など
で汚染された場所の消毒が重要です。
(7) トイレ
○トイレ利用のルールを作り、みんなで守りましょう。
○当番を決めて、定期的に清掃・消毒を実施しましょう。
-106-
2
消毒液の作り方
家庭にある塩素系漂白剤を利用し、消毒液を作ることが出来ます。一
般的な家庭用の塩素系漂白剤の塩素濃度は、5~6%です。
【消毒液の調製の注意点】
○塩素系の漂白剤は酸性の物質と混ぜ合わせると、塩素ガスが発生し大
変危険です。
絶対に酸性の物質と混ぜ合わせないでください。
○調製時には、必ずゴム手袋を着用してください。
【消毒液の濃度(約 1000ppm)】
[用途]
嘔吐物・糞便が付着した床、衣類の漬け置き
[消毒液の作り方]
①キャップ2杯分の塩素系漂白剤(約 10mℓ)を
500mℓ のペットボトルに入れます。
②水を肩口まで入れ 50 倍の水溶液を作ります。
③キャップを閉めて、よく振り混ぜます。
・出来上がった消毒液をジョーロなどに入れ、
汚染された場所にまいた後、ふき取ります。
・汚染した衣類等は消毒液に漬け込んだあと洗濯します。
・作業時はマスク(ハン力チ可)などを着用してください。
【消毒液の濃度(約 200ppm)】
[用途]
まな板、ふきん等の食器・器具類、トイレの便座、ドアノブ、
手すり、床等
[消毒液の作り方]
①キャップ2杯分の塩素系漂白剤(約 10mℓ)を
2ℓのペットボトルに入れます。
②水を肩口まで入れ 250 倍の水溶液を作ります。
③キャップを閉めて、よく振り混ぜます。
・食器・器具類:消毒液に 10 分程度付漬け込ん
だあと水洗いします。
・まな板など:ティシュ等に消毒液を含ませて消毒します。
・ドアノブ・テーブルなど:消毒液を染み込ませたタオル
等で拭きます。
間違って飲まないようペットボトルの取り扱いには注意しましょう
ペットボトルには、消毒液・飲用不可 等の表示をしっかり!!
-107-
【参考資料10】トイレの清掃方法
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
装備
マスク、手袋、前掛けなど (使い捨てできるものを利用)
掃除
道具
ぞうきん、バケツ、洗剤、ビニール袋、ごみ袋、新聞紙な
どのいらない紙
消毒液(水1L に台所用塩素系漂白剤 24ml(キャップ1
杯)を混ぜる。)
入口のドアや窓を開けて、換気する。
汚物をとる。
・汚物は新聞紙などで包んで取り、ビニール袋に入れる。
・汚物を入れたビニール袋に消毒液を入れて密封し、ごみ袋に入れる。
高いところから順番に、拭き掃除をする。
床掃除をする。
個室内や便器の掃除をする。
・消毒液で濡らしたぞうきんなどで、汚れの少ない場所から順に拭く。
(例:便座→ふた→タンク→便器の外側)
・詰まり以外の原因で流れていない汚物があればバケツなどの水で流す。
(例:和式では2~3Lの水を上から勢いよく流し込む。)
・水が流れる場合は塩素系洗剤を便器内にかけ、数分後に水で流す。
人の手が触れる部分を掃除する。
・ドアノブ、手すり、水洗レバーなど人の手が触れる部分を、これまで
の手順で使用していない消毒液で濡らしたぞうきんなどで拭く。
・手洗い場の水アカなどをふき取る。
消耗品を補充する。
・掃除用の手袋を外側が内側になるように外し、ごみ袋を入れる。
・トイレットペーパー、消臭剤、手洗い用の消毒液などを補充する。
後片付け
① マスク、手袋、前掛けなど着用して
いたものをごみ袋に入れ、トイレから
出たごみと同じ場所に置く。
② 泥落としマットなどで靴の汚れを落
とし、消毒液をしみこませたマットで
靴の裏を消毒する。
③ 石けんで1分間、よく手を洗う。
(指
先、指の間、親指のまわり、手首など
を念入りに!)水がない場合は手指消
毒用アルコールを使う。
④ うがいをする。
-108-
トイレから出たごみの処理
衛生・安全のため、袋を
二重にして持ち運び、他の
ごみと混ざらないように
注意する。(トイレ用のご
み置き場は予め決め、わか
るようにしておく。
)
【参考資料11】災害用伝言ダイヤルの使用方法
災害用伝言ダイヤルは大規模な災害が発生した場合に利用が開始されま
す。災害時は、全国から被災地への電話がつながりにくくなります。災害
用伝言ダイヤルは、被災住民の安否を伝える声の伝言板です。
伝言の録音方法
伝言の再生方法
171 をダイヤルする
171 をダイヤルする
ガイダンスが流れる
ガイダンスが流れる
録音の場合 1
再生の場合 2
ガイダンスが流れる
ガイダンスが流れる
被災地の方が、自分の
電話番号を市外局番からダイヤル
(携帯電話等も可能)
0××-×××-××××
連絡をとりたい被災地の方の
固定番号を市外局番からダイヤル
(携帯電話等も可能)
0××-×××-××××
ガイダンスが流れる
ガイダンスが流れる
伝言を録音(30 秒以内)
録音内容を確認
災害用ブロードバンド伝言板
(パソコン・スマートフォンを利用した災害用伝言板)
Web171
https://www.web171.jp/
へアクセス
(NTTドコモ「災害キット」 KDDI「au 災害対策」 ソフトバンク「災害用」)
伝言を登録する被災地の方などの電話番号を市外局番から登録
(携帯電話番号等も可能)
説明に従って登録/確認
伝言を録音・再生
災害伝言ダイヤル
171
被災地
文章を
音声変換
音声
ファイルの添付
インターネット
Web171
伝言(文字)を登録して閲覧
-109-
その他の
地域
【参考資料12】こころの健康
悲惨な体験の後には、心身に思いがけない様々な変化が起こります。このような変化
の全てを病的なものとして捉える必要はなく、身体的な健康管理と同時に、安全、安心、
安眠と栄養が確保されるよう、支援を行うことが望ましいでしょう。
1 被災者のこころのケア
(1)災害時の心的反応プロセス
被災者に起こる変化は、態度、しぐさ、表情、口調などからわかるものや、実際に
面談して明らかになるものまで多様であること、また、災害によって引き起こされた
様々な被害や影響がもたらすものには個人差があることに注意しましょう。
初
期
(
発
災
後
一
ヶ
月
ま
で
)
中
長
期
(
発
災
後
一
ヶ
月
以
降
)
不
安
態度が落ち着かない、じっとできない、怖がる、
おびえる、ふるえ、動機
取り乱し
話がまとまらない、行動がちぐはぐ、興奮してい
る、涙もろい
茫然自失
ぼんやりしている、無反応、記憶があいまい
その他
睡眠障害
緊張状態が続く(過
覚醒)
過去に経験したこと
を思い出す(想起)
常に警戒した態度をとる、些細な物音や気配にハ
ッとする
悲惨な情景をたびたびありありと思い出す、
悲惨な情景を夢に見る
災害を連想させる場所・もの・人・話題を避けよ
回避、麻痺
うとする
感情がわかず何事にも興味が持てない
気分の落ち込み(抑 憂欝な気分、絶望感、無力感、孤独感、自分を責
うつ)
める
睡眠障害、アルコール摂取量が増える、他者を責
その他
める など
(2)対応
・被災者が自発的に支援を求めることは少ないです。
・話したい人がいれば共感をもって聴くが、無理やり話をさせることはしません。
(話を聴く場所は、プライバシーを配慮した部屋(相談室など)とします。)
・被災体験を聴くよりも、日常生活での支障や困っていることを聴き、支援するこ
とが望ましいでしょう。
・医師や保健師、精神保健福祉相談員に相談し、災害のあとの気持ちの変化などを
活用しながら声かけをしましょう。
-110-
2
支援者(避難所運営側)のこころのケア
被災者を支援する人は、自分自身の健康問題を自覚しにくい上、その使命感のために
休息や治療が後手に回りやすくなります。支援者には、被災者とは違うストレスが生じ
ていることを認識し、十分な健康管理を行う必要があります。
(1)支援者のス卜レスの要因
○自分自身や家族、知人など身近な人も被災者である場合、特に身近な人よりも他
者の支援を優先することが、心理的な緊張や疲労感をもたらします。
○不眠不休で活動するなど、災害直後の業務形態が慢性化してしまいます。
○自身の使命感と、物資や資機材の不足など現実の制約との間で葛藤を生じやすく
なります。
○被災者から、怒りや不安などの感情を向けられることがあります。
○被害現場を目撃することでトラウマ反応を生じます。
(2)支援者のス卜レス症状のチェック
下記のいくつかに当てはまると、大きなストレスを抱えている可能性があります。
□疲れているのに、夜よく眠れない
□いつもより食欲がない
□動悸、胸痛、胸苦しさを感じる
□物事に集中できない
□涙もろくなる
□身体が動かない
□イライラする
□朝起きるのがつらい
□酒の量が増えた
□無力感を感じる
□強い罪悪感を持つ
□自分の身だしなみに関心が持てない
□人と口論することが多くなった
(3)支援者のセルフケアのための留意点
・自分の限度をわきまえて、活動のペースを調整しましょう。
活動しすぎない ・現場に長時間留まったり、1日にあまりに多くの被災者と関わ
ったりしないよう「仕事を人に任せる」
「断る」などしましょう。
ス卜レスに気付 「(2)支援者のストレス症状チェック」などを実施して自分の健
く
康を管理し、ストレスの兆候に早めに気づくようにしましょう。
・リラクゼーションや身体的ケア、気分転換、仕事以外の仲間(家
族、友人等)との交流などでストレスの解消に努めましょう。
ストレス解消に
・ストレスや疲労解消のための食物や医薬品の過剰摂取は避けま
努める
しょう。
(カフェインもかえって不安を増強させることがあるの
で注意。)
・活動はペア(2人1組)で行いましょう。
(1人で活動しない。)
孤立を防ぐ
・自分の体験を仲間と話し合い、先輩からアドバイスを受ける機
会を定期的に設けましょう。
・自分の行動をポジティブに評価しネガティブな考えは避けまし
ょう。
考え方を工夫す
・セルフケアを阻害する態度(休憩を取るなんて自分勝手だ、み
る
んな一日中働いているから私もしなければいけないなど)を避
けましょう。
-111-
【参考資料13】防災訓練案
各地域で行なう防災訓練の案です。
①避難訓練、②避難所開設訓練、③避難所運営訓練など組み合わせて実施すると効果
的です。
①避難訓練
自宅からの避難訓練
○【地震津波等】自宅~第一避難場所での安否確認~避難所への移動
○【土砂災害等】自宅~避難所への移動
②避難所開設 避難所へ到着後の避難所開設訓練
訓練
○「建物の安全確認」:チェックリストを用いて確認、立入禁止場所の
表示
○「避難者受け入れ準備」:避難者の受け入れ体制の準備
○「避難所レイアウト作成」:居住・共有スペース等の作成
○「備蓄品等の確認」:備蓄品・資器材等の場所・内容確認
○「避難者の受け入れ」:避難者受付・避難者名簿記入、居住スペース
への誘導
③避難所運営 各活動班の運営訓練等
訓練
○「運営会議」
:各種情報の確認(想定)、避難所運営方針の決定・確認
○「簡易トイレ等作成」:段ボールトイレ等の作成
○「応急救護」:仮想での負傷者への対応、負傷者の搬送対応
○「要配慮者支援」:要配慮者を想定した対応
○「ペット対応」:ペットを連れた避難者を想定した対応
○「炊き出し」:持参した食材を使用して炊き出し
○「情報伝達」:無線機の操作、情報伝言板の設置
○「資機材」:発電機の操作、資機材の搬出
-112-
避難所運営訓練・タイムスケジュールの例
時間
9:00~
内容
~地震発生~(自身の安全確保、火の元確認、非常持ち出し品確認等)
1 「第一避難場所へ参集」・・・自宅から第一避難場所への道を確認
2 「安否確認」
・・・地域で相互に安否の確認
3 「避難所へ移動」
・・・避難所への道を確認
9:30~
~ 避難所の開設 ~ 避難所運営委員を中心とした訓練
4 「建物の安全確認」・・・チェックリストを用いて確認、立入禁止場所の表
示
5 「避難者受け入れ準備」・・・避難者の受け入れ体制の準備
6 「避難所レイアウト作成」・・・居住・共有スペース等の作成
7 「備蓄品等の確認」
・・・備蓄品・資器材等の場所・内容確認
10:00~
~ 避難者の到着 ~
8「避難者の受け入れ」
・・・避難者受付・避難者名簿記入、居住スペースへの
誘導
~避難所の運営 ~
【年度ごとに取り組む項目を調整して実施】
○ 「運営会議」
・・・各種情報の確認(想定)、避難所運営方針の決定・確認
○ 「簡易トイレ等作成」
・・・段ボールトイレ等の作成訓練
○ 「応急救護」
・・・仮想での負傷者への対応、負傷者の搬送対応
○ 「要配慮者支援」
・・・要配慮者を想定した対応
○ 「ペット対応」
・・・ペットを連れた避難者を想定した対応
○ 「炊き出し」
・・・持参した食材を使用して炊き出し
○ 「情報伝達」
・・・無線機の操作、情報伝言板の設置
○ 「資機材」
・・・発電機の操作、資機材の搬出
12:00
~ 各種訓練の終了・避難所の閉鎖 ~
訓練終了後、課題等を抽出し、避難所運営マニュアルを更新
-113-
実施上の注意・ポイント
①避難訓練
1 第一避難場所へ 自宅から第一避難場所までの移動を実施
参集
・持参品の確認(防災グッズ、備蓄食、常備薬など)
・移動経路の確認(場所、距離、所要時間など)
・移動経路上の危険箇所の確認(塀の倒壊、崖崩れ、津波の方向
など)
・季節、時間帯、天候を想定して様々な時間帯に実施してみる
2 安否確認
第一避難場所での安否確認を実施
3 避難所へ移動
・自治組織ごとに確認
・確認できなかった場合はどうするかの話し合いを実施
避難所までの移動を実施
・年度によって、
「自宅~第一避難場所~避難所」と「自宅~避難
所」を交互に実施
・移動経路の確認(場所、距離、所要時間など)
・移動経路上の危険箇所の確認(塀の倒壊、崖崩れ、津波の方向
など)
②避難所開設訓練
4 建物の安全確認
「安全点検チェックリスト」を用いて確認
・施設の外を確認
・事前に準備している鍵により、避難所の扉を開錠
・施設の中を確認
・電気・水道等の使用可否の確認
5 避難者受け入れ 避難者を受け入れるための準備手順の確認
準備
・避難者名簿、筆記用具など必要資機材の準備
・各班の割り振り・役割の確認
6 避難所レイアウ 居住スペースの作成
ト作成
・居住スペースの区割りの確認、テープ等を用いて区割りの作成
7 備蓄品等の確認
備蓄品・資器材等の場所・内容確認
・備蓄品・資器材の置き場所とどんなものがあるのかを確認
・有効期限等の確認、入れ替え
8 避難者の受け入 避難者の受け入れを開始
れ
・避難者を受付後、居住スペースへ誘導し名簿に記入してもらう
・仮想で負傷者、要援護者、ペット連れ避難者等を事前に役割分
担し、これらの方の対応について想定訓練を実施
-114-
③避難所運営訓練
運営会議
各種情報の確認(想定)、避難所運営方針の決定・確認
簡易トイレ等作成
・地区本部からの情報等の伝達
・避難所の状況確認(避難者の状況、施設の状況、防災資機材の状
況)
・テレビ・ラジオ等により収集した災害状況の確認
・今後の避難所の運営方針の決定と確認
配布物資の種類、配布対象者
避難所のルールの決定・確認等
活動班の組織・役割分担・人員構成の再検討等
・今後の会議の開催予定
段ボールトイレ等の作成訓練
応急救護
・段ボール、ビニール袋、ガムテープ、カッターで段ボールトイレ
を作成
仮想での負傷者への対応、負傷者の搬送対応
要配慮者支援
・備蓄医薬品の確認、補充
・応急担架等の作成、使用訓練
要配慮者を想定した支援訓練
ペット対応
・自宅~避難所までの移動支援
・避難所内での要配慮者移動困難箇所の検討
ペットを連れた避難者を想定した対応
炊き出し
・ペットスペースの確認
・ペットスペースの設置
持参した食材を使用して炊き出し訓練
情報伝達
・火を起こす訓練(ガスボンベ等の操作訓練)
・米を炊く訓練、お湯を沸かし持参したレトルト食品を食べるなど
無線機の操作訓練、情報伝言板の設置訓練
資機材
・無線機の操作訓練(事前に市と調整)
・情報伝言板の設置箇所の確認
・情報伝言板の設置・情報掲示訓練
発電機の操作、資機材の搬出
・発電機がある場合は操作
・テント等の設置
-115-
【参考資料14】段ボールトイレの作り方
○準備するもの
①便器用の段ボール 1個(人が座れる大きさのもので、できるだけ頑丈なもの)
②内箱用の段ボール 1個(①の段ボールの高さと同程度のもので、①に入る大きさのもの)
③補強用の段ボール 適宜(段ボールの隙間を埋めるために用いるものでサイズは問わない)
④便座用、上蓋用の段ボール 1個(①の段ボールの上部の面を覆うことができるもの)
⑤大型の保護用ごみ袋 2枚
⑥中型の便袋用ごみ袋 1枚(※黒色のものが望ましい。交換用に複数枚必要)
⑦新聞紙等を細かく裂いたもの(水分を吸収するもの)
⑧ガムテープ
⑨カッターナイフ(はさみ)
1
①の便器用の段ボール
の上蓋を内側に折り込
み、ガムテープで止め
る
2
①の中に、②の内箱用
段ボールを入れる。強
度を上げるため、①と
②の隙間に、③の補強
用段ボールをぎっしり
と詰め込む。
3
⑤のごみ袋を二重にし
て、②の段ボールの内
側に入れ、①の段ボー
ルの外側を覆うように
する。
4
④の段ボールを、①の
段ボールの上面のサイ
ズよりひとまわり大き
くカットし、中心に穴
を開け、①の段ボール
の上にセットする。
5
⑥の便袋を箱の中に入
れて④を包み込むよう
にくるみ、袋の中に⑦
の新聞紙等を細かく裂
いたものを入れる。
6
④の段ボールの余りを
使って、上蓋を作成し、
上に載せる。
※高さはブロックを置くな
どして調整する。
-116-
【参考資料15】応急担架の作り方
1.毛布と棒を利用した応急担架
○準備するもの:毛布(もしくは厚手のカーテン等)1 枚、約 2m の丈夫な棒(物干し竿等)2 本
毛布の1/3のところに棒を置いて、毛布をおり返してつくります。
2.服と棒を利用した応急担架
○準備するもの:洋服 3~4 枚、約 2m の丈夫な棒(物干し竿等)2 本
【出典】総務省消防庁『防災·危機管理 e-カレッジ』http://open.fdma.go.jp/e-college/
-117-
【参考資料16】主な関係機関連絡先一覧
災害時優先電話番号一覧表
№
施
設 名
電話番号
平成 29 年4月1日現在
所 在 地
備 考
1
大船渡市役所本庁舎
27-3113
盛町字宇津野沢 15
2
大船渡市役所本庁舎
27-3114
盛町字宇津野沢 15
3
大船渡市役所三陸支所
44-2112
三陸町越喜来字所通 26-1
4
大船渡市役所三陸支所
44-2118
三陸町越喜来字所通 26-1
5
大船渡市役所綾里地域振興出張所
42-2121
三陸町綾里字平舘 75-2
6
大船渡市役所吉浜地域振興出張所
45-2001
三陸町吉浜字上野 93-1
7
大船渡消防署
27-2119
盛町字木町1-1
8
大船渡消防署
27-3161
盛町字木町1-1
9
大船渡消防署
27-3546
盛町字木町1-1
10 大船渡市立赤崎小学校
26-3625
赤崎町字山口8-4
11 大船渡市立日頃市小学校
28-2301
日頃市町字関谷 48
12 大船渡市立綾里小学校
42-2100
三陸町綾里字平舘 21
13 大船渡市立越喜来小学校
44-2102
三陸町越喜来字小出 24-4
14 大船渡市立吉浜小学校
45-2016
三陸町吉浜字扇洞 185
15 大船渡市立赤崎中学校
26-3525
赤崎町字山口 115
16 大船渡市立日頃市中学校
28-2302
日頃市町字関谷 60-1
17 大船渡市立綾里中学校
42-2300
三陸町綾里字黒土田 99-1
18 大船渡市立越喜来中学校
44-2104
三陸町越喜来字前田 41
19 大船渡市立吉浜中学校
45-2153
三陸町吉浜字扇洞 127-2
20 綾里こども園
42-2224
三陸町綾里字中曽根 113-1
21 吉浜こども園
45-2320
三陸町吉浜字扇洞 185
22 越喜来こども園
44-3080
三陸町越喜来字小出 24-4
23 大船渡市国民健康保険越喜来診療所
44-2103
三陸町越喜来字所通 26-1
24 大船渡市国民健康保険綾里診療所
42-2132
三陸町綾里字平舘 75-2
25 大船渡市国民健康保険吉浜診療所
45-2007
三陸町吉浜字上野 93-1
26 三陸 B&G 海洋センター
42-3201
三陸町綾里字黒土田 56
27 大船渡市立中央公民館
26-2990
盛町字内ノ目4-2
28 大船渡市立三陸公民館
44-2510
三陸町越喜来字前田 36-1
29 大船渡市立大船渡地区公民館
26-3819
大船渡町字明神前 10-14
30 大船渡第一浄水場
27-3290
大船渡町字猪頭 34-5
31 大船渡第二浄水場
27-2822
赤崎町字諏訪前4-5
32 大船渡第三浄水場
27-0862
盛町字東町3-1
33 気仙広域連合衛生センター
26-3739
盛町字田中島 13-15
34 綾里地区生産物直売所
42-2541
三陸町綾里字宮野 40-3
-118-
【参考資料17】指定避難所一覧
(1) 第一避難場所(津波によるもの)
地
避 難 場 所
区
対
象
地
区
天神山公園
本町、愛宕町、八幡町
盛
盛小学校グラウンド
桜場
町
貴船神社付近高台
八幡町、桜場、田茂山一区
リアスホール駐車場
田茂山一区、田茂山二区、盛中央団地
海の星幼稚園園庭
地ノ森二区、中央通
地ノ森公園
地ノ森一区、地ノ森二区
岩渕内科医院付近
赤沢、中央通
台町鉄道西側高台
台町、茶屋前
大船渡保育園園庭
台町、茶屋前
大船渡北小学校グラウンド
台町
大船渡地区公民館付近
南町、明土、屋敷、田中、須崎
加茂神社境内
南町、田中、川原、須崎、浜町
大船渡中学校グラウンド
北笹崎、南笹崎、浜町
鉄道線路上高台
永沢、平一区、平二区、宮ノ前、下船渡
船河原高台
船河原
長源寺境内
峰岸、内田、細浦、中野
熊野神社境内(神坂)
神坂、小細浦
末崎保育園園庭
小河原
梅神高台
梅神
門之浜高台
門之浜
大豆沢高台
西舘、泊里、碁石、三十刈
市立博物館付近高台
碁石
主要地方道上高台
中井一区、沢田
佐野高台
佐野
八坂神社境内
宿、生形
赤崎小学校グラウンド
大洞、生形、山口
赤崎駅付近高台
大洞、生形
赤崎中学校グラウンド
山口
主要地方道上高台
大立、永浜
主要地方道上高台
清水
蛸ノ浦高台
上蛸ノ浦
鳥沢高台
下蛸ノ浦
担い手センター高台
長崎、外口
合足高台
合足
大
船
渡
町
末
崎
町
赤
崎
町
-119-
地
区
三
陸
町
綾
里
三
避
難
場
所
対
小石浜公民館付近
小石浜
砂子浜生活改善センター付近
砂子浜
岡田荘駐車場
白浜
野々前ポンプ置場
野々前
綾里駅前広場
宮野西、宮野東
旧綾里地域振興出張所付近
港下、港上、岩崎下
旧綾里こども園グラウンド
岩崎下(綾里川左岸)
長林寺境内
岩崎上(綾里川右岸)
綾里中学校グラウンド
港上(綾里川左岸)
中村ミヨ子宅及び山岸健悦宅付近
田浜
主要地方道八ヶ森方向高台
石浜(石浜川右岸)
主要地方道トンネル入口付近
石浜(石浜川左岸)
小路部落公民館付近
小路
新沼千松宅付近
崎浜東
旧崎浜小学校駐車場
崎浜西、崎浜東
正源寺境内
崎浜西
山村広場
浦浜東
陸
越喜来小学校グラウンド
浦浜仲、浦浜西
町
仲区公民館付近
浦浜仲
越
ローソン大船渡越喜来店駐車場
浦浜西
喜
南区公民館付近
浦浜南
来
泊地区公民館付近
泊
ビアン駐車場
泊(舘)
甫嶺地区公民館(旧甫嶺へき地保育所)付近
甫嶺東、甫嶺西
鬼沢地区集会所付近
甫嶺東(鬼沢)
千歳部落公民館付近
千歳
三
真称寺山門前
根白西、根白東
陸
扇洞会館付近
扇洞
町
吉浜地区拠点センター付近
下通、上通
吉
旧中井ドライブイン付近
中通(吉浜川左岸)
浜
橋本德光宅付近
中通(吉浜川右岸)
増舘会館付近
増舘
※注
象
地
区
津波以外の水災、火災等の災害による場合の緊急避難場所は、市内の保育園、小・中学校、高等
学校、公民館、神社、寺院及びその他適当な施設、広場、高台とする。
-120-
(2) 第二避難場所(避難所)
地
区
設 備 の 状 況
避難場所
管理者
電 話
対 象 地 区
収 容 自動車
人 員 の出入
校長
26-3624
地区本部
吉野町、上木町、旭町、
150 人
田茂山一区、田茂山二区、
御山下、盛中央団地
盛 盛保育園
園長
26-3020
木町、本町、桜場
町 洞雲寺
住職
26-2517
愛宕町、八幡町
館長
本町、愛宕町、八幡町、
桜場、田茂山一区、田茂
26-4478
200 人
山二区、御山下、盛中央
団地
盛小学校
(屋内体育館)
リアスホール
大船渡地区公民館
飲料水
暖
房
畳
可
有
上水道 有 無
100 人
不可
有
上水道 有 無
150 人
不可
有
上水道 有 有
可
有
上水道 有 有
地区公民館長
26-3819
300 人
可
有
上水道 有 有
大船渡北小学校
(屋内体育館)
校長
富沢一区、富沢二区、地
ノ森一区、地ノ森二区、
27-7107 雇用住宅、赤沢団地、赤 300 人
沢、上山、中央通、台町、
県立病院合同公舎
可
有
上水道 有 無
大船渡中学校
(屋内体育館)
校長
須崎、北笹崎、南笹崎、
27-6850 浜町、永沢、平一区、平
二区、宮ノ前、下船渡
600 人
可
有
上水道 有 無
大船渡保育園
園長
27-7518 台町、茶屋前
150 人
可
有
上水道 有 無
ふるさとセンター
地区公民館長
可
有
上水道 有 有
末崎中学校
(屋内体育館)
校長
200 人
29-2955 地区本部
峰岸、内田、細浦、神坂、
29-3926 中野、平、小田、小河原 300 人
可
有
上水道 有 無
船河原公民館
公民館長
30 人
可
有
上水道 有 有
大
船
地区本部
南町、明土、屋敷、明神
前、田中、川原、明神前
団地
共同炊
事施設
渡
町
末 長源寺
崎 熊野神社(神坂)社
務所
町
末崎小学校
(屋内体育館)
碁石地区コミュニテ
ィセンター
梅神公民館
船河原
住職
29-3622 内田、細浦
50 人
可
有
上水道 有 有
宮司
29-3650 神坂、小細浦
50 人
可
無
上水道 有 有
校長
29-3928 小細浦、小河原、門之浜
300 人
可
有
上水道 有 無
公民館長
29-3701
中井、西舘、泊里、碁石、
100 人
三十刈、山根
可
有
上水道 有 有
公民館長
梅神
30 人
可
有
上水道 有 有
可
有
上水道 有 無
赤崎小学校
(屋内体育館)
校長
地区本部
26-3625 宿、後ノ入、大洞、生形、 250 人
山口
赤崎中学校
赤 (屋内体育館)
校長
26-3525 山口、大立、永浜
350 人
可
有
上水道 有 無
崎 蛸ノ浦保育園
園長
27-9847 上蛸ノ浦、下蛸ノ浦
100 人
可
有
上水道 有 無
蛸ノ浦漁村厚生施設
地区公民館長
27-7500
地区本部
上蛸ノ浦、下蛸ノ浦
100 人
可
有
上水道 有 有
清水地域防災コミュ
ニティセンター
公民館長
20 人
可
有
上水道 有 有
町
清水
-121-
地
区
設 備 の 状 況
避難場所
赤 担い手センター
崎 (長崎地域公民館)
町 合足地域防災コミュ
ニティセンター
管理者
長崎契約会
電 話
対 象 地 区
27-9089 長崎、外口
合足
収 容 自動車
人 員 の出入
共同炊
事施設
飲料水
暖
房
畳
100 人
可
有
上水道 有 有
20 人
可
有
上水道 有 有
地区公民館長
26-3465
地区本部
大野、上久名畑、下久名
畑、新道、下権現堂
200 人
可
有
上水道
有 有
川 猪川小学校
(屋内体育館)
町
校長
26-3628
中井一区、沢田、佐野、
中井二区、前田、下富岡、 150 人
上富岡
可
有
上水道
有 無
大船渡高校
(屋内体育館)
校長
26-4441
長谷堂、長谷堂団地、上
中井、下中井
200 人
可
有
上水道
有 無
生活改善センター
地区公民館長
27-9271
可
有
上水道
有 有
校長
26-3627
50 人
地区本部
上手、平田、田谷、町場、
300 人
大畑野
可
有
上水道
有 無
校長
26-3527
菅生、下欠
200 人
可
有
上水道
有 無
園長
26-3645
上手、平田、田谷
50 人
可
有
上水道
有 無
校長
26-2380
久保、川原
300 人
可
有
上水道
有 無
安養寺
住職
26-4242
和村
100 人
不可
有
自家水
有 有
日頃市地区公民館
地区公民館長
28-2943
100 人
不可
有
上水道
有 有
日頃市保育園
園長
28-2340
50 人
可
有
上水道
有 有
200 人
可
有
自家水
有 有
猪川地区公民館
猪
立根小学校
立 (屋内体育館)
大船渡第一中学校
(屋内体育館)
根
立根保育園
町 大船渡東高校
(屋内体育館)
日 長安寺
住職
頃
鷹生地域多目的集会
市
センター
公民館長
町 (鷹生地域公民館)
26-3391
平山、小通、長安寺、板
用
28-2122
甲子、鷹生
30 人
可
有
自家水
有 有
坂本沢、大森、田代屋敷、
石橋、長岩
30 人
可
有
自家水
有 有
小石浜
30 人
可
有
簡易水道 有
砂子浜
20 人
可
有
自家水
有 有
42-2900
白浜
50 人
可
有
自家水
有 有
42-2414
野々前
50 人
可
有
簡易水道 有
有
42-2943
宮野西、宮野東
100 人
可
有
簡易水道 有
有
42-2058
岩崎上、野形
100 人
可
有
簡易水道 有
有
50 人
可
有
簡易水道 有
有
坂本沢林業構造改善
センター
公民館長
(坂本沢地域公民館)
小石浜公民館
公民館長
42-2944
砂子浜生活改善セン
協栄会長
ター
契約会長
綾里漁村センター
三
陸 野々前しおさい会館 契約会長
町
宮野地区多目的集会
綾
公民館長
施設
里
長林寺
住職
野形郷土文化保存伝
習施設(野形不動七 公民館長
福会館)
地区本部
宿、川内、関谷
野形
-122-
有
地
区
三
陸
設 備 の 状 況
避難場所
管理者
電 話
対 象 地 区
収 容 自動車
人 員 の出入
共同炊
事施設
飲料水
暖
房
畳
綾姫ホール
所長
42-2121
地区本部
港下、港上、岩崎下
200 人
可
有
簡易水道 有 有
綾里こども園
園長
42-2224
岩崎下
150 人
可
有
簡易水道 有 有
綾里中学校
(屋内体育館)
校長
42-2300
港上
300 人
可
有
簡易水道 有 有
田浜
20 人
可
有
簡易水道 有 有
石浜
50 人
可
有
簡易水道 有 有
町
田浜地域防災コミュ
契約会長
綾 ニティセンター
里 石浜地区多目的集会
方正会長
施設
42-2941
小路部落公民館
契約会長
小路
30 人
可
有
簡易水道 有 有
崎浜公民館
公民館長
44-3380 崎浜西、崎浜東
50 人
可
有
簡易水道 有 有
越喜来小学校
(屋内体育館)
校長
44-2102
地区本部
泊、浦浜西、浦浜東
300 人
可
有
簡易水道 有 無
特産品生産施設
市
浦浜西
100 人
可
無
44-2670 浦浜仲
30 人
可
有
簡易水道 有 有
三陸ふるさと
44-3711 浦浜西
振興株式会社
200 人
可
有
自家水
自家水
有 有
三 仲区公民館
陸
遊 you 亭夏虫
町
公民館長
越 南区公民館
公民館長
44-2945 浦浜南
30 人
可
有
簡易水道 有 有
上甫嶺研修集会施設
公民館長
上甫嶺
30 人
可
有
簡易水道 有 有
甫嶺地域防災コミュ
ニティセンター
自治会長
甫嶺東、甫嶺西
50 人
可
有
簡易水道 有 有
鬼沢地区集会所
公民館長
甫嶺東(鬼沢)
30 人
可
有
自家水
有 有
矢作集会所
公民館長
甫嶺西(矢作)
20 人
可
有
自家水
有 有
千歳部落公民館
部落会長
45-2813 千歳
60 人
可
有
簡易水道 有 有
根白会館
部落会長
45-2292 根白
30 人
可
有
簡易水道 有 有
三 扇洞会館
公民館長
扇洞
30 人
可
有
簡易水道 有 有
愛生会
45-2111 後山
30 人
可
有
自家水
所長
45-2001
200 人
可
有
簡易水道 有 有
喜
来
有 有
陸
町
吉浜荘
吉 吉浜地区拠点センタ
ー
浜
大野部落公民館
増舘会館
市
内 市民体育館
全 (※)
域
地区本部
中通、下通、上通
有 有
部落会長
大野
30 人
可
有
簡易水道 有 有
公民館長
増舘
30 人
可
有
自家水
有 有
800 人
可
無
上水道
有 無
市
27-1001 市内全域
※
市民体育館を避難所として開設する場合は、地震や土砂災害で他の第二避難場所が使用できなくな
り、避難者を収容できないなどの場合に、市本部長が総合的に判断して開設を決定する。
-123-
【参考資料18】地区本部一覧
地 区
施設名
住所
電 話
FAX
盛町
盛小学校(屋内体育館)
岩手県大船渡市盛町字沢川 30
26-3624
26-5512
大船渡町
大船渡地区公民館
大船渡市大船渡町字明神前 10-14
26-3819
26-3819
末崎町
ふるさとセンター
大船渡市末崎町字平林 81
29-2955
29-2955
赤崎小学校(屋内体育館) 大船渡市赤崎町字山口8-4
26-3625
26-3676
蛸ノ浦漁村厚生施設
大船渡市赤崎町字鳥沢 219-5
27-7500
-
猪川町
猪川地区公民館
大船渡市猪川町字下権現堂 8-11
26-3465
26-3465
立根町
生活改善センター
大船渡市立根町字関谷 69-8
27-9271
27-9271
日頃市町
日頃市地区公民館
大船渡市日頃市町字関谷 21-5
28-2943
28-2943
三陸町綾里
綾姫ホール
大船渡市三陸町綾里字平舘 75-2
42-2121
42-2076
三陸町越喜来
越喜来小学校(屋内体育館) 大船渡市三陸町越喜来字小出 24-4
44-2102
44-3102
三陸町吉浜
吉浜地区拠点センター
赤崎町
大船渡市三陸町吉浜字上野 93-1 45-2001
-124-
-
【参考資料19】医療機関一覧
(平成 28 年4月1日現在)
名
称
責
任
者
所
在
地
電
話
診療科目
岩手県立大船渡病院
伊藤 達朗
大船渡町字山馬越 10-1
26-1111
総合
国民健康保険吉浜診療所
中舘 敏博
三陸町吉浜字上野 93-1
45-2007
内科
三陸町越喜来字所通 26-1
44-2103
内科
42-2131
内科
国民健康保険越喜来診療所
国民健康保険綾里診療所
佐々木
道夫
中舘 敏博(兼務) 三陸町綾里字平舘 75-2
山浦医院
山浦 玄悟
盛町字内ノ目 2-4
26-3121
内科
山崎内科医院
山崎 一郎
盛町字内ノ目 7-20
26-4448
内科
鳥羽整形外科医院
鳥羽 義紀
盛町字舘下 4-18
27-1280
外科
大津医院
大津 定子
盛町字東町 11-11
27-2673
内科
飯塚眼科医院
飯塚 和彦
盛町字東町 5-5
21-3011
眼科
岩渕内科医院
岩渕 正之
大船渡町字新田 49-4
26-5355
内科
石倉クリニック
石倉 功一
大船渡町字茶屋前 55-3
21-2525
内科
菊田外科医院
菊田 裕
大船渡町字明神前 11-1
26-4075
外科
菊池医院
菊池 洋
大船渡町字山馬越 183-5
21-1620
内科
大船渡町字山馬越 188
27-1721
内科
地ノ森クリニック
蔵本 純一
滝田医院
滝田 有
末崎町字平林 75-1
29-3108
内科
星こどもクリニック
星
猪川町字前田 6-5
21-2611
小児科
篤樹
及川皮膚科クリニック
及川 東士
猪川町字中井沢 10-10
21-1227
皮膚科
えんどう消化器科内科クリニック
遠藤 稔弥
猪川町字中井沢 7-2
21-1555
内科
いとう耳鼻咽喉科クリニック
伊藤 俊也
猪川町字中井沢 7-7
21-1333
耳鼻科
うのうらクリニック
鵜浦 哲朗
立根町字中野 40-5
21-3636
内科
千葉 誠
立根町字宮田 64-2
21-2255
内科
三陸町綾里字平舘 75-2
42-3228
歯科
ちば内科診療所
国民健康保険歯科診療所
熊谷 優志
広沢歯科医院
廣澤 聡
盛町字宇津野沢 5-2
27-4310
歯科
及川歯科医院
及川 理
盛町字みどり町 3-15
27-5582
歯科
飯田 浩之
大船渡町字富沢 31-1
26-0082
歯科
いいだ歯科クリニック
-125-
名
称
責
任
者
所
在
地
電
話
診療科目
橋爪歯科医院
橋爪 正一
大船渡町字上山 11-18
27-8282
歯科
いわぶち歯科
岩渕 由之
大船渡町字新田 48-22
21-3377
歯科
細川歯科医院
細川 貴孝
大船渡町字台 16-2
27-4158
歯科
大船渡町字山馬越 182-5
26-2108
歯科
大船渡町字笹崎 15-9
27-5535
歯科
大船渡町字笹崎 59-2
47-4533
歯科(訪問)
菊池歯科クリニック
峰岸歯科医院
気仙訪問歯科診療所
菊池 万里子
熊谷 英人
大阿久
国賢
後藤歯科医院
後藤 俊明
末崎町字平林 72-26
29-3888
歯科
渡辺歯科クリニック
渡辺 美紀
猪川町字前田 3-3
26-5100
歯科
ちば歯科医院
千葉 寛子
猪川町字轆轤石 10-13
27-8727
歯科
ほりのうち歯科医院
菊池 正広
立根町字堀之内 24-3
27-5666
歯科
阿部歯科医院
阿部 幸一
立根町字宮田 70-9
27-0787
歯科
赤崎町字諏訪前 37-2
21-1888
歯科
三陸町越喜来字所通 26-1
44-2143
歯科
くまかみ歯科クリニック
越喜来歯科診療所
熊上 亮
小松 賀一
-126-
【参考資料20】防災倉庫一覧
№
設置箇所
住
所
(平成 28 年4月1日現在)
設置
サイズ
備考
年度
㎡
H25
6.6
1
盛小学校
盛町字沢川 30
2
リアスホール①
盛町字下舘下 18-1
9.9
H25
3
大船渡北小学校
大船渡町字山馬越 68-2
6.6
H25
4
大船渡地区公民館
大船渡町字明神前 10-14
9.9
H25
5
大船渡中学校
大船渡町字永沢 94-1
6.6
H25
6
末崎小学校
末崎町字山岸 122
6.6
H25
7
ふるさとセンター
末崎町字平林 81
9.9
H25
8
漁村センター
赤崎町字山口 80-38
9.9
H25
9
蛸ノ浦漁村厚生施設
赤崎町字鳥沢 219-5
9.9
H25
10
猪川小学校
猪川町字轆轤石 23
6.6
H25
11
猪川地区公民館
猪川町字下権現堂 8-11
9.9
H25
12
立根地区公民館
立根町字関谷 69-8
9.9
H25
13
日頃市地区公民館
日頃市町字関谷 21-5
9.9
H25
14
三陸B&G海洋センター
三陸町綾里字黒土田 56
9.9
H25
15
山村広場
三陸町越喜来字杉下 56-4
9.9
H25
16
越喜来中学校
三陸町越喜来字前田 41
6.6
H25
17
吉浜地区拠点センター
三陸町吉浜字上野 93-1
9.9
H25
18
リアスホール②
(西側駐車場)
盛町字下舘下 26-4
9.9
H25
-127-
【参考資料21】東日本大震災における避難所の状況事例
「大船渡市 東日本大震災記録誌」から抜粋。
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