安全広報 ごあんぜんに 四 国 地 方 整 備 局 港 湾 空 港 部 港湾空港整備・補償課 Vol.32 2017.02.01 平成28年度 第2回 工事安全強化期間 (平成29年 2月 1日~ 2月15日) 安全強化期間 スローガン 危険箇所皆無で、現場は順風満帆 日頃より、工事安全活動にご理解ご協力いただ きありがとうございます。 港湾空港関係直轄請負工事においては、平成27 年2月以降、各受注者において安全に対する高い 意識を持っていただいた結果により無事故・無災 害を継続しておりますが、過去10年間の事故災害 では、7月と1月から2月に集中して発生してい ます。そこで、例年2月1日から2月15日を第2回 工事安全強化期間と定め、現場の安全と管理体制 を総点検することにしています。 今回の安全強化期間スローガンである 「危険箇所皆無で現場は順風満帆」 にあるとおり、危険箇所を無くすことで、安全安 心な現場を作ってい頂き「事故・災害ゼロ」を継 続していただきたいと思います。 安全意識の向上のため、安全強化期間中、管内 各事務所にはもちろん、各受注者の現場事務所等 には安全ポスターの掲示と「事故・災害ゼロ」 ワッペンの着用をお願いすることにしています。 より安全で安心な現場づくりを目指してご協力 をお願いいたします。 ○港湾・空港関係直轄工事における死傷災害発生状況(4月から12月末まで) 単位:人 平成27年度 件数(A) 死傷者数 死亡者(内数) 全国 四国地方整備局 35 0 0 0 平成28年度 件数(B) 死傷者数 死亡者(内数) 30 0 2 0 (B)-(A) 死傷者数 死亡者(内数) -5 0 2 0 港湾空港関係直轄工事全体では、昨年度の同時期と比較して、死傷者数については 減少しています。しかし、死亡者については、今年度は10月1名と12月1名、2名の方 が亡くなっております。 四国地方整備局管内では、平成27年2月より無事故無災害を継続しております。 引き続き、無事故・無災害で完工しましょう。 ○港湾空港関係における事故概要(事例) 今年度に四国管内で港湾空港関係の事故は発生しておりませんが、全国では、2件の死 亡事故が発生しています。死亡事故及び重大事故になり得た事故の概要を紹介します。 発生日 時間 被災者 休業期間 事故類型 H28.10.20 8:20頃 男性 68歳 - 飛来、落下 事故概要 後片付けにおいて岸壁からクレーンにて液体容器2個をガット船内に荷積み中、積 込み済みの荷に接触して、吊り荷が崩れ船員が下敷きとなり、その後病院で死亡が 確認された。 発生日 時間 被災 休業期間 事故類型 H28.11.3 10:10頃 NTT架空線 - 切れ、こすれ 事故概要 バックホウ(0.25m3)でコンクリート殻の集積作業中、バックホウを旋回した時に ブームが電柱に接続していたNTT架空線及びガス会社専用線に接触し切断した。 (NTT架空線は本工事の詰所用であり、ガス会社専用線は巻付線のみの切断であり、 一般への影響は無かった。) 発生日 時間 被災者 休業期間 事故類型 その他:潜水病、減圧症 H28.12.20 12:10頃 男性 42歳 - 事故概要 潜水士が作業時間終了後に浮上を開始したが、途中に水中電話からの応答がおかし く、送気状況が止まってしまった(自発呼吸がない状態)。作業船上での異常確認 (自発呼吸の停止、カメラに映る動向に異常があった)のため、送気ホースを作業 船上に引き込み緊急浮上させた。心肺停止状態で発見、作業船上へ揚収した。 ○秋期安全パトロールの実施について 昨年度に引き続き稼働中の各現場におきまして10月から12月の間、秋期安全パト ロールを本局職員が参加し行いました。パトロールを実施した各現場とも概ね安全施工、 ヤード等の整理整頓がされていましたが、一部安全施設の不備等が見受けられました。パ トロールを実施した職員からの指摘等で安全に役立つものがあれば幸いです。お忙しいと ころご協力をいただきましてありがとうございました。 ○作業員の体調管理について まだまだ、寒い日が続きます。インフルエンザも流行していますが、各作業員の体調不 良等も事故・災害の原因となります。周囲の状況把握して、気くばり、目くばりをお願い します。 あとがき 平成27年2月より「事故・災害ゼロ」が継続しています。引き続き「事 故・災害ゼロ」の継続へむけて受注者はもちろん、各現場にて作業をさ れている作業員のみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
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