家 庭 教 育 だ よ り

家 庭 教 育 だ よ り
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№5 平成 29 年2月3日発行
志布志市教育委員会生涯学習課
体験の風をおこそう実行委員会
子どもに「生きる力」をつけさせよう!
子どもに、「生きる力」(耐える力、共感する力、柔軟性、コミュニケーション能力)を
つけさせるためには、日々の生活の中で、年齢に応じた各種体験を積むことが大切だといわ
れています。そのために、必要な心構えとはどんなことでしょう?
① 便利は人を育てない!
人間の生活はずいぶん便利になってきましたが、人間関係はそうはいきません。人と人
が触れ合うことで人間関係能力が向上します。人間関係も楽器の演奏やスポーツの上達と
同じように、学校や地域などで、人と人とが触れ合うという練習を積み重ねて、獲得して
いきます。同年代はもちろんのこと、異年齢による触れ合いも重要になってきます。
② 色々な人と「生き合う」感覚を育てよう!
人間は決して一人では生きていくことはできません。必ず、何らかの関係性があります。
自分が生きていくためには、いつも「他者」を意識させることが大切です。
③ トラブルが子どもを育てる!
自分の思い通りにいく人生はほとんどありません。様々なトラブルはつきものです。保
護者によってはそのトラブルを事前に回避したり、手を回したりすることを愛情と考えて
しまいがちですが、逆に子どもは育ちません。「生きる力」は失敗や苦労などを通して、
子ども自らに獲得させていくことが最も大切です。
※ 学校などで子どもにトラブルが発生したら、「子どもが成長するチャンス」と考え、で
きるだけ、子どもを前面に出し、親はあまり前に出過ぎないことが肝要です!また、子ど
もの言い分は「自分に有利」に言うことがほとんどです。子どもを信じながらも、一歩引
いた目で見ることも大切です。
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子育てや体験活動を行うにはお金がかかる?
子育てや様々な体験活動を行うためには、お金がかかるでしょうか?確か
に高価な玩具や電子機器を与えたり、各種の体験教室やスポーツ教室、学習
塾などに通わせたりすると、それなりに高額になってしまいます。
しかし、市や関係団体(PTA等)、教育委員会主催の各種事業や校区公民館等による「土
曜体験広場」、「子ども会」、地域有志(NPO等)による各種事業、図書館主催事業、キッ
ズデーなど、必要経費のみで体験できる事業がたくさんあります。
ぜひ、そのような事業に積極的に参加させていただきたいと思います。情報を得るための
労力や参加させるための時間だけは、ぜひ確保していただきたいと思います。
裏面に志布志市における「青少年育成関係図」を記載しましたので、ぜ
ひ、参考にされてください。
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国や県の青少年育成施設の活用を!
大隅青少年自然の家(国立)や霧島自然ふれあいセンター(県立)、お隣の
宮崎県の各施設等、本市の周辺には様々なプログラムを提供する施設がたくさんあります。
子ども会や学級PTAはもちろんのこと、家族単位でも利用することができます。
このような体験活動に特化した施設を利用することは、子どもにとって、特に有意義だと
考えますので、HP等で情報を入手し、ぜひ活用していただきたいと思います。
体験の風をおこそう!
志布志市教育委員会
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