平成24年度の調査結果

目
次
Ⅰ.調査概要 ........................................................................................................................... 2
Ⅱ.調査結果 ........................................................................................................................... 3
1.調査対象者の属性
2.総括
4
6
3.個別総括
7
3-1.四万十川との関わり
7
3-2.環境を守る行動や意欲
3-3.通信手段について
9
11
3-4.居住意思と生活の満足度
4.概要
12
14
4-1.四万十川との関わり
14
4-2.環境を守る行動や意欲
4-3.通信手段について
15
16
4-4.居住意思と生活の満足度
16
Ⅲ.分析結果 ......................................................................................................................... 17
1.四万十川との関わり
18
1-1.川に出かけたこと
18
1-2.出かけた頻度
20
1-3.誰と出かけたか
22
1-4.誰と何をしたか
24
2.環境を守る行動や意欲
34
2-1.環境を守る行動
34
2-2.家庭での水切り袋の設置
38
2-3.家庭での生ゴミ堆肥化への取り組み
2-4.環境に関する活動への参加の有無
39
40
2-5.環境保全のための寄付へ協力したいと思うか
2-6.環境保全のための寄付協力可能な上限額
3.通信手段について
42
43
3-1.携帯電話の有無について
43
3-2.携帯電話でのネット利用状況
3-3.自宅でのネット利用の可否
4.居住意思と生活の満足度
44
45
46
4-1.現在の居住地域に住み続けたいと思うか
4-2.現在の居住地域への満足度
4-3.生活の満足度
41
46
47
48
Ⅳ.資料
調査票、リマインドハガキ、集計表(単純集計表・クロス集計表)
(参考資料)市町村別サンプル数、流域別回収数・回収率、市町村別クロス集計表
1
Ⅰ.調査概要
1.調査目的
「高知県四万十川の保全及び流域の振興に関する基本条例」の目的の達成状況を把握し、進行管理を行な
うために必要な住民意識調査(条例第37条)を行なうため、流域住民への調査を実施するものとする。
2.調査項目
(1)四万十川との関わり
(2)環境を守る行動や意欲
(3)通信手段について
(4)居住意思と満足度
3.調査対象
(1)母集団
四万十川流域5町村20歳以上の者
(2)標本数
1,000 人
(3)抽出法
層化抽出法(市町村合併後の新市町村単位でなく旧市町村単位での抽出を行う)
梼原町、津野町(旧東津野村)
、四万十町(旧窪川町、旧大正町、旧十和村)
、
四万十市(旧中村市、旧西土佐村)
、中土佐町(旧大野見村)
※分析にあたり上記の8地区を、流域に対応した下記の3居住地域に分類する。
上流域:梼原町、東津野村、大野見村
中流域:十和村、大正町、窪川町
下流域:中村市、西土佐村
4.調査期間
平成24年8月8日~8月27日
5.調査方法
郵送法
6.有効回収数(率) 518人(51.8%)
7.調査結果の見方
7-1.本報告書内で使用してある「N」は質問に対する回答者数で、100%が何人の回答
に相当するかを示す比率算出の基数である。
7-2.結果数値(%)は「尐数第二位を四捨五入」してあるので、内訳の合計が一致しな
いこともある。
7-3.
「S.A」は 1 回答者が1つだけ回答をすることができる質問、
「M.A.」は 1 回答者が
2 以上の回答をすることができる質問の略称である。
7-4.分析文中の回答率を示す数値について、S.A の回答率は「割合」、M.A.の回答率は
「比率」と呼称するものとする。
2
Ⅱ.調査結果
3
Ⅱ.調査結果
1.調査対象者の属性
基本的属性は以下の通り。
◇性別(前回との比較)
◇性別(N=518)
平成19年度
(N=624)
男性
45.4%
56.6%
平成24年度
(N=518)
女性
54.6%
45.4%
20歳代
3.9%
30歳代
9.7%
50%
60歳以上
58.5%
◇年齢(前回との比較)
中流
30.7%
17.1%
52.7%
1.3%
12.5%
平成24年度(N=518)
◇居住地域別(N=518)
下流
54.2%
10.9%
9.7%
20歳代
旧中村市
旧西土佐村
100%
無回答
5.4%
50歳代
18.1%
上流
15.1%
女性
平成19年度(N=624)
40歳代
9.8%
1.6%
54.6%
0%
男性
◇年齢(N=518)
41.8%
30歳代
18.1%
3.9%
9.8%
0%
20%
40歳代
58.5%
40%
50歳代
60%
80% 100%
60歳以上
無回答
◇居住地域別(前回との比較)
梼原町
旧東津野村
旧大野見村
旧窪川町
旧大正町
旧十和村
平成19年度
12.2% 31.6%
(N=624)
55.0%
平成24年度
15.1%
(N=518)
54.2%
30.7%
0%
上流
4
中流
50%
下流
無回答
1.3%
100%
◇職業別(N=518)
自営業(農
林漁業)
13.3%
学生 .6%
自営業(商
工サービス
業) 10.2%
無職(年金
生活者な
ど) 34.9%
常勤職(正
社員・正職
員など)
23.2%
専業主婦・
主夫 5.4%
非常勤(臨
時・パー
ト・アルバ
イトなど)
10.8%
その他の有
職(医師・
弁護士・僧
侶など)
1.5%
◇職業別(前回との比較)
平成19年度
(N=624)
平成24年度
(N=518)
11.9%
24.0%
7.5%
10.9%
13.3%
23.2%
10.2%
0.8%
10.8%
34.9%
5.4%
0.6%
1.5%
0%
20%
40%
60%
自営業(農林漁業)
常勤職(正社員・正職員など)
その他の有職(医師・弁護士・僧侶など)
無職(年金生活者など)
無回答
1.8%
34.9%
7.7%
1.3%
80%
100%
自営業(商工サービス業)
非常勤(臨時・パート・アルバイトなど)
専業主婦・主夫
学生
(M.A)
◇子供の成長段階(N=518)
22.0%
子供はいない
5.4%
7.5%
4.1%
5.0%
4.6%
乳児・幼児
小学生
中学生
高校生
大学生・大学院生
63.7%
学校は卒業した
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
%
◇子供の成長段階(前回との比較)
平成19年度
(N=624)
平成24年度
(N=518)
13.6%
6.4%
24.0%
6.4%
7.2%
50.2%
5.3%
22.0%
5.4%
4.1%
7.5%
0%
20%
子供はいない 乳児・幼児 小学生
63.7%
4.6%
5.0%
40%
中学生
5
高校生
60%
80%
大学生・大学院生
100%
学校は卒業した
2.総括
今回の調査の結果見えてきたのは、平成 19 年度の前回調査と同様、川との共生や環境を意識し
ながら、暮らしの中でも身近に川に関わっている四万十川流域住民の姿である。前回調査から比較
するとその割合こそ尐し下がったものの、回答者の過半数が川にでかけ、その中の4割以上の人は
月に1回以上は散歩や水遊び、釣りなどを楽しんでいる。満足度に関して言えば、7割近くの人が
現在の居住地域に満足しており、8割を超える人がそこに住み続けたいと思っている。なかでも自
然環境については、7割以上の人が居住地域のまわりに親しめる自然があることに満足しており、
その環境を保全していくための行動や寄付などの協力も惜しまないという思いが見えてくる。
しかしその一方で、道路の整備状況や通勤・通学、公共交通機関などの交通インフラ、また教育
環境への不満、失業や収入に対する不安が大きく、また東日本大震災の影響からか災害対策への満
足度は低くなっており、先の見えない不況、安心して子供を育てることへの懸念、南海地震に対し
て住民が抱える不安も見てとれる。
ここ 10 年で急激に普及した携帯電話、インターネットの使用状況は調査地域においてもその傾
向は顕著であるが、携帯電話によるネットの利用は前回からさほど変化が見られない。情報・通信
インフラの整備がひとつの大きな目標ではあるが、今後それに加えて住民への利用促進や啓発の取
り組みが必要であろう。
また、本調査の中で前回よりもさらに傾向が強まってきたのが住民の高齢化であり、回答者の割
合を見ても 6 割近くが 60 歳以上、20 歳代はわずか 4%にとどまるという結果になった。
今回の結果では、医療環境に対する満足度は比較的高い傾向を示しているが、その一方で安定し
た収入や失業の不安なく働ける環境に対する満足度は低く、これからの高齢化社会に向けた社会基
盤の整備、景気対策の実施については重要性を増すと思える。
しかし、これらの問題については県や流域市町の行政機関だけでたやすく解決できるものではな
く、今後地域住民や民間企業、学術機関等とのさらなる連携・協働の施策を求められているものと
いえる。
6
3.個別総括
3-1.四万十川との関わり
【この1年間に仕事以外で川に出かけたことがあるか】
出かけたことが「ある」と答えた人の割合は 53.8%(前回調査から 9.1 ポイント減尐)
「ある」と答えた人に、その「頻度」
「誰と出かけたか」
「川で何をしたか」について聞いたところ、
以下の結果が得られた。
◆「頻度」…44%が「月に 1~2 回くらい」以上は川にでかけている(前回調査から 1 ポイント増加)
◆「誰とでかけたか」…①「ひとり」47.8%(前回調査から 6.2 ポイント増加)
②「友人、知人」36.2%(前回から 1.6 ポイント減尐)
③「家族(小学生以下の子供を含む)
」31.5%(前回から 6.6 ポイント減尐)
◆「川で何をしたか」…「家族(小学生以下含む)
」と「水泳、水遊び」が 63.2%
「家族(小学生以下含まない)
」と「散歩、ジョギング、散策」が 50%
「親類」と「釣り、魚とり」が 40.6%
「友人、知人」と「釣り、魚とり」が 28%
「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」が 60.6%
「その他(の人)
」と「清掃活動などのボランティア活動」が 59.5%
これらの結果から、四万十川流域に暮らす人の過半数が川に出かけ(そのうちの 4 割以上の人が月に 1 回
以上は川に出かけている)
、小学生以下の子供がいる家庭では水泳、それ以外の家族や一人では散歩、ジョギ
ング、散策などを楽しみ、親類や友人、知人とは釣り、魚とりに出かけるほか、その他の人とは清掃活動な
どのボランティア活動を行っていることが分かり、様々な方法で川に触れ合っている実態が見えてくる。
◇「この1年間に仕事以外で川に出かけたことがあるか」
62.9
平成19年度(N=587)
37.1
53.8
平成24年度(N=517)
0%
20%
46.2
40%
60%
80%
100%
「ある」と答えた人の回答
◇「川に行く頻度」
毎日、ほぼ毎日 3.0
平成19年度(N=365)
週1~2回くらい
15.1
週1~2回くらい
13.0
平成24年度(N=277)
月1~2回
くらい
24.9
2~3ヶ月に1回
くらい
23.0
月1~2回
くらい
24.5
2~3ヶ月に1回
くらい
17.7
年1~2回くらい 34.0
年1~2回くらい 38.3
毎日、ほぼ毎日 6.5
0%
20%
40%
7
60%
80%
100%
◇「誰と出かけたか」
平成19年度(N=330)
平成24年度(N=276)
41.6
ひとり
友人、知人
家族(小学生以下の子供を含む)
21.1
20.3
16.2
11.6
12.6
15.2
家族(小学生以下の子供を含まない)
親類
その他
0.0
20.0
◇「家族(小学生以下の子供含む)と・川で何をしたか」
63.2
その他
キャンプ、バーベキュー
清掃活動などのボランティア活動
その他
◇「親類と・川で何をしたか」
15.6
野草摘み(花摘み、山菜採りなど)
6.3
水泳、水遊び
31.3
釣り、魚とり
40.6
ボート、カヌーなど
6.3
キャンプ、バーベキュー
9.4
清掃活動などのボランティア活動
6.3
その他
12.5
散歩、ジョギング、散策
20.0
1.8
5.4
10.7
12.5
ボート、カヌーなど
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 %
0.0
30.4
釣り、魚とり
4.6
14.9
8.0
8.0
キャンプ、バーベキュー
50.0
水泳、水遊び
31.0
清掃活動などのボランティア活動
%
14.3
16.1
野草摘み(花摘み、山菜採りなど)
水泳、水遊び
ボート、カヌーなど
60.0
散歩、ジョギング、散策
6.9
釣り、魚とり
40.0
◇「家族(小学生以下の子供含まない)と・川で何をしたか」
25.3
散歩、ジョギング、散策
野草摘み(花摘み、山菜採りなど)
47.8
37.8
36.2
38.1
31.5
40.0
0.0
◇「ひとりで・川で何をしたか」
60.6
野草摘み(花摘み、山菜採りなど)
12.9
水泳、水遊び
6.8
釣り、魚とり
23.5
ボート、カヌーなど
1.5
キャンプ、バーベキュー
0.8
清掃活動などのボランティア活動
11.4
その他
12.9
40.0
60.0%
◇「友人、知人と・川で何をしたか」
24.0
野草摘み(花摘み、山菜採りなど)
13.0
水泳、水遊び
12.0
釣り、魚とり
28.0
ボート、カヌーなど
4.0
キャンプ、バーベキュー
15.0
清掃活動などのボランティア活動
26.0
その他
9.0
散歩、ジョギング、散策
0.0
60.0 %
散歩、ジョギング、散策
20.0
20.0
40.0 %
◇「その他と・川で誰と何をしたか」
14.3
野草摘み(花摘み、山菜採りなど)
2.4
水泳、水遊び
9.5
釣り、魚とり
4.8
ボート、カヌーなど
2.4
キャンプ、バーベキュー
2.4
清掃活動などのボランティア活動
59.5
その他
14.3
散歩、ジョギング、散策
0.0
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0%
8
20.0 40.0 60.0 80.0 %
3-2.環境を守る行動や意欲
【環境を守る行動】
環境を守るために日頃行っている行動についての質問で「いつも行っている」と「だいたい行っている」
を合わせた『実施率』を項目ごとにまとめ、環境省の「環境にやさしいライフスタイル実態調査(平成 22 年
度)
」と比較すると、全ての項目において調査地域の『実施率』が全国調査の『実施率』を下回っているとい
う結果となった。特に、
「不用品をバザー、フリーマーケットなどのリサイクルに回している」の実施率は、
全国と比較して 26.7 ポイントと大きく下回っている。節電、節水、ゴミ削減やリサイクルに関する項目で全
国調査との差が大きくなっており、これらに対する意識の向上が課題と言える。
◇「環境を守るために日頃どのようなことをおこなっているか」 全国調査(平成22年度)との比較
(「いつも行っている」+「だいたい行っている」)
本調査
全国調査
88.2
94.5
ゴミは地域のルールに従い
分別して出すようにしている
76.8
日常の生活で電気はこまめに消している
87.4
69.1
日常の生活で節水に気をつけている
83.8
78.9
81.4
使った油は流しから
流さないようにしている
64.9
日常生活においてできるだけゴミを
出さないようにしている
77.7
21.4
不用品をバザー、フリーマーケットなど
のリサイクルに回している
48.1
0
20
40
60
80
100 %
【家庭で日頃、排水口や三角コーナーに水切り袋を設置しているか】
64.5%が「いつも設置している」
(前回調査から 2.8 ポイント増加)
、14.3%は「全く設置していない」
(前
回から 3.8 ポイント増加)
【家庭で日頃、生ゴミのたい肥化に取り組んでいるか】
23.4%が「いつもしている」
(前回から 3.9 ポイント減尐)、48.7%が「全くしていない」
(前回から 2.8 ポ
イント減尐)
これらの結果から、環境に対する意識の高い人と低い人の間に、隔たりが開いている現状が見て取れる。
◇「家庭で日頃、排水口や三角コーナーに水切り袋を設置しているか」
平成19年度
(N=601)
まあ設置
している
15.1
いつも設置している
61.7
平成24年度
(N=498)
まあ設置 あまり設置 全く設置
している していない していない
10.6
10.6
14.3
いつも設置している
64.5
0%
20%
40%
9
あまり設置 全く設置
していない していない
10.5
12.6
60%
80%
100%
◇「家庭で日頃、生ゴミのたい肥化に取り組んでいるか」
平成19年度(N=619)
いつもしている 27.3
まあしている
12.0 あまりしていない
14.9
全くしていない 45.9
まあしている
11.5 あまりしていない
16.4
全くしていない 48.7
平成24年度(N=513) いつもしている 23.4
0%
20%
40%
60%
80%
100%
【四万十川や流域の環境を保全するために、寄付を募るとすれば、協力してもよいと思うか】
81.6%が「思う」
(前回調査から 3.4 ポイント増加)
【環境保全のための寄付協力可能な上限額】
61.4%が「
(1 カ月あたり)~300 円まで」以上の金額(前回から 4.3 ポイント増加)
これらの結果から、四万十川や流域の環境を保全するための寄付に協力しても良いと思う人は 8 割以上お
り、その負担もある程度の額までは可能だと考えている人が増加してきていることが分かる。
◇「四万十川や流域の環境を保全するために、
寄付を募るとすれば、協力してもよいと思うか」
平成19年度(N=611)
思う 78.2
平成24年度(N=511)
思わない 21.8
思う 81.6
0%
20%
40%
思わない 18.4
60%
80%
◇「環境保全のための寄付協力可能な上限額」
平成19年度 ~50円まで
8.2
(N=475)
平成24年度 ~50円まで
~100円まで 30.9
7.7
(N=414)
0%
~300円まで
16.4
~100円まで 34.7
20%
~300円まで
16.2
40%
10
57.1
~2,000円まで 1.7
~1,000円まで
13.3
それ以上でも協力する 1.1
~500円まで
24.6
~500円まで
26.6
60%
61.4
100%
~2,000円まで 1.0
~1,000円まで
17.1
それ以上でも協力する 0.5
80%
100%
3-3.通信手段について
【携帯電話の有無】
78.2%が「持っている」
(前回調査から 16 ポイント増加)
【携帯電話でのネット利用状況】
「いつも利用している」+「まあ利用している」は 34.3%(前回から 2.5 ポイント増加)
【自宅でのネット利用の可否】
42.7%が「利用できる」
(前回から 10.1 ポイント増加)
これらの結果から、5 年前と比較して、携帯電話およびインターネット利用環境ともに普及率が向上して
きた現状は明白である。しかし、携帯電話でのネット利用状況はあまり前回と変わっておらず、携帯電話、
ネット接続環境が普及する一方で、携帯電話でネットを利用する人はさほど増えていないということも分か
った。
◇「携帯電話の有無」
平成19年度(N=613)
持っている 62.2
平成24年度(N=513)
持っていない 37.8
持っていない 21.8
持っている 78.2
0%
20%
40%
60%
80%
100%
◇「携帯電話でのネット利用状況」
31.8
平成19年度(N=381)
いつも利用している まあ利用している
18.9
12.9
平成24年度(N=400)
いつも利用している
19.5
あまり利用していない
19.7
全く利用していない 48.6
34.3
0%
まあ利用している
14.8
20%
あまり利用していない
19.8
40%
全く利用していない 46.0
60%
80%
100%
◇「自宅でのネット利用の可否」
平成19年度(N=604)
利用できる 32.6
平成24年度(N=497)
利用できない 67.4
利用できる 42.7
0%
利用できない 57.3
20%
40%
11
60%
80%
100%
3-4.居住意思と生活の満足度
【現在の居住地域に住み続けたいと思うか】
85.4%が「そう思っている」(前回調査から 0.7 ポイント減尐)
【現在の居住地域への満足度】
67.5%が『満足している(
「満足している」+「まあ満足している」
)』
(前回から 5.8 ポイント増加)
現在の居住地域に住み続けたいと思っている人の割合は前回とほぼ同じだが、満足している人は微増し、
不満に思っている人は微減している。
◇「現在の居住地域に住み続けたいと思うか」
平成19年度(N=619)
そう思っている 86.1
平成24年度(N=512)
そう思っていない 13.9
そう思っている 85.4
60%
平成19年度(N=619)
満足している
19.2
平成24年度(N=515)
満足している
18.6
そう思っていない 14.6
80%
◇「現在の居住地域への満足度」
61.7
まあ満足している
42.5
100%
14.9
どちらともいえない
23.4
67.5
0%
40%
12
不満
6.0
12.5
まあ満足している
48.9
20%
やや不満
8.9
どちらともいえない やや不満 不満
4.7
20.0
7.8
60%
80%
100%
【現在の居住地域に対する満足率】
項目ごとの『満足率』
(
「十分満たされている」+「かなり満たされている」
)は、①「まわりに親しめる自
然があること」が 76.7%で、前回調査と同様に最も高い。続いて②「日々の買い物など日常生活に不便がな
いこと」が 43.5%、③「適切な診療や治療が受けられること」が 41.2%、④「病気の予防や健康の相談・指
導が容易に受けられること」が 39.9%、⑤「保育所、幼稚園が充実していること」が 37.9%の順で高くなっ
ている。
「公園や運動施設・グラウンドなどが利用しやすいこと」は前回から『満足率』の増加が大きめで、
「失業の不安がなく働けること」は逆に『満足率』の減尐が大きめになっている。
◇「いま住んでいる地域に対する満足度」(「十分満たされている」+「かなり満たされている」)
平成19年度
平成24年度
76.1
76.7
まわりに親しめる自然があること
41.9
43.5
38.9
41.2
35.6
39.9
40.8
37.9
38.6
36.4
33.6
31.9
24.4
26.0
20.8
25.1
28.0
22.9
21.6
22.8
20.4
20.9
18.2
19.7
17.6
18.2
17.4
15.8
15.6
15.7
日々の買い物など日常生活に不便がないこと
適切な診察や治療が受けられること
病気の予防や健康の相談・指導が
容易に受けられること
保育所、幼稚園が充実していること
祭り、盆踊り、運動会など
自分が住んでいる地域の行事が盛んなこと
文化遺産や史跡が大切にされること
安心して子供を生み育てられる
環境が整っていること
道路がよく整備されていること
公園や運動施設・グラウンドなどが
利用しやすいこと
小・中学校で子供の能力を伸ばせる教育が
受けられること
通勤・通学・通院などが快適にできること
やりがいのある仕事や
自分に適した仕事ができること
スポーツ・クラブなどに気軽に入れて
適切な指導が受けられること
バス・鉄道などの公共交通機関が
利用しやすいこと
高校で自分の目的に合った教育が
受けられること
8.1
失業の不安がなく働けること
14.8
15.7
13.8
9.9
10.9
7.5
9.7
2.7
7.1
2.4
3.8
生涯を通じて教養を高め、趣味を広げられる
こと
地震・水害・火災などへの対応が
しっかりしていること
市や町の政治に住民の要望や意見が
十分採り入れられること
能力があって努力すれば誰もが
ふさわしい地位や収入が得られること
収入が年々確実に増えること
0.0
20.0
13
40.0
60.0
80.0
100.0 %
4.個別総括
4-1.四万十川との関わり
この1年間に仕事以外で川に出かけたことがあるか(問1)
全体:「ある」が(53.8%)
性別:「ある」は男性(61.3%)、女性(47.5%)
年齢別:「ある」は20歳代(35%)が最も低く、40歳代(68.6%)が最も高い。その差は33.6ポイント
居住地域別:「ある」は上流域(62.8%)、中流域(51.3%)、下流域(52.7%)
川に出かけた頻度(問2)
全体:「月1~2回くらい」以上が(44%)
性別:「月1~2回くらい」以上は男性(53.9%)、女性(33.7%)。男女で20.2ポイントの差
年齢別:「月1~2回くらい」以上は60歳代(51.9%)が最も高い。20歳代を除くと上の年代ほど割合が高い
居住地域別:「月1~2回くらい」以上は下流域(44.6%)が最も高い
誰と出かけたか(問3-1)
問
1
で
「
あ
る
」
と
答
え
た
人
全体:①「ひとり」(47.8%)、②「友人、知人」(36.2%)、③「家族(小学生以下の子供含む)」(31.5%)
性別:男性は「ひとり」(59.4%)、女性は「家族(小学生以下含む)」「ひとり」(35.3%)
年齢別:「家族(小学生以下含む)」が高い年代は30歳代(64.3%)40歳代(45.7%)
「ひとり」が高い年代は60歳代(53.8%)、50歳代(48%)
「友人、知人」が高い年代は20歳代(71.4%)
居住地域別:各地域とも「ひとり」が高い。「友人、知人」が高い地域は上流域(38.8%)、下流域(36.7%)
「家族(小学生以下の子供を含む)」が高い地域は中流域(37.5%)
誰と何をしたか(問3-2)
性別:男女ともに「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」に行く人の比率が高い
年齢別:30歳代は「家族(小学生以下の子供を含む)」と「水泳、水遊び」、「ひとり」で「散歩、
ジョギング、散策」に行く人の比率が高い
40歳代は「家族(小学生以下の子供を含む)」と「水泳、水遊び」、「家族(小学生以下の子供を
含まない)」と「散歩、ジョギング、散策」に行く人の比率が高い
50歳代は「その他」と「清掃活動などのボランティア活動」、「家族(小学生以下の子供を含む)」
と「水泳、水遊び」に行く人の比率が高い
60歳以上は「親類」と「釣り、魚とり」、「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」に行く
人の比率が高い
居住地域別:上流域は「その他」と「清掃活動などのボランティア活動」、「家族(小学生以下の子供を
含む)」と「水泳、水遊び」、「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」に行く人の比率が高い
中流域は「その他」と「清掃活動などのボランティア活動」、「家族(小学生以下の子供を
含む)」と「水泳、水遊び」に行く人の比率が高い
下流域は「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」、「家族(小学生以下の子供を含む)」と
「水泳、水遊び」に行く人の比率が高い
14
4-2.環境を守る行動や意欲
環境を守る行動(問4)※実施率(「いつも行っている」+「だいたい行っている」の割合)で比較
全体:【実施率が高い項目…上位3件】
①「ゴミは地域のルールに従い分別して出すようにしている」(97%)
②「ビン、カン、ペットボトルは分別してリサイクルに回している」(90.4%)
③「使った油は流しから流さないようにしている」(88.1%)
【実施率が低い項目…下位3件】
(1)「不用品をバザー、フリーマーケットなどのリサイクルに回している」(24.9%)
(2)「米のとぎ汁やみそ汁などは流しから流さないようにしている」(32.5%)
(3)「風呂の残り湯は、せんたく、そうじ、庭の水やりなどに再利用している」(43.3%)
※「風呂の残り湯は、せんたく、そうじ、庭の水やりなどに再利用している」以外の項目は前回調査より
実施率が増加している
今回の結果を環境省の「平成22年度環境にやさしいライフスタイル実態調査」と比較すると、全ての項目で全国
より下回っており、特に「不用品をバザー、フリーマーケットなどのリサイクルに回している」の実施率が低い
性別:男性は「ゴミは地域のルールに従い分別して出すようにしている」(96.7%)、「ビン、カン、ペットボト
ルは分別してリサイクルに回している」(89.1%)の実施率が高い
女性は「ゴミは地域のルールに従い分別して出すようにしている」(97.3%)、「使った油は流しから流さ
ないようにしている」(92.3%)の実施率が高い
年齢別:「ビン、カン、ペットボトルは分別してリサイクルに回している」、「新聞・雑誌は古紙回収に回して
いる」、「日常生活においてできるだけゴミを出さないようにしている」などは上の年齢の実施率が高い
居住地域別:上流域は「ゴミは地域のルールに従い分別して出すようにしている」、「日常の生活で電気はこまめ
に消している」、「米のとぎ汁やみそ汁などは流しから流さないようにしている」などの実施率が他
の地域より高い
中流域は「ビン、カン、ペットボトルは分別してリサイクルに回している」、「日常生活において
できるだけゴミを出さないようにしている」などの実施率が他の地域より高い
下流域は「使った油は流しから流さないようにしている」、「洗ざいやシャンプーなどは余分に使わ
ないようにしている」などの実施率が他の地域より高い
家庭での水切り袋の設置(問5)
全体:「いつも設置している」が(64.5%)、「全く設置していない」が(14.3%)
性別:「いつも設置している」は男性(66.2%)、女性(63.1%)
年齢別:「いつも設置している」は60歳以上(68.9%)が最も高い。40歳代は「いつも設置している」(52.9%)
と比較し「全く設置していない」(21.6%)の割合が高め
居住地域別:「いつも設置している」は下流域(67.2%)が最も高い
家庭での生ゴミたい肥化への取り組み(問6)
全体:「いつもしている」が(23.4%)、「まあしている」が(11.5%)
性別:「いつもしている」は男性(22.8%)、女性(23.8%)
年齢別:「いつもしている」は60歳以上(27.7%)が最も高く、40歳代(9.8%)が最も低く前回調査からも大きく
減尐
居住地域別:「いつもしている」は中流域(32.1%)が最も高い。上流域(28.9%)は前回調査から大きく減尐
環境に関する活動への参加の有無(問7)
全体:「ある」が(52.5%)
性別:「ある」は男性(59.2%)、女性(47%)
年齢別:「ある」は50歳代(56.4%)が最も高く、30歳代(32%)が最も低い
居住地域別:「ある」は上流域(71.1%)、中流域(61.5%)、下流域(42.5%)
環境保全のための寄付へ協力したいと思うか(問8)
全体:「思う」が(81.6%)
性別:「思う」は男性(78.8%)、女性(83.9%)
年齢別:「思う」は60歳以上(85.9%)が最も高く、30歳代(68%)が最も低い。20歳代を除くと上の年齢ほど
「思う」の割合が高い
居住地域別:「思う」は中流域(88.6)が最も高く、下流域(77.3%)が最も低い
「
答
思
え
う
た」
人
と
環境保全のための寄付協力可能な上限額(問9)
全体:「~300円くらいまで」以上(61.4%)が前回調査より増加
性別:男性は「~500円くらいまで」(27.8%)、女性は「~100円くらいまで」(35%)の割合が最も高い
年齢別:「~300円くらいまで」以上は50歳代(73.1%)が最も高く、30歳代(52.9%)が最も低い
居住地域別:「~300円くらいまで」以上は上流域(64.4%)が最も高く、前回調査からも増加
15
4-3.通信手段について
携帯電話の有無について(問10)
全体:「ある」が(78.2%)で前回調査から大きく増加
性別:「ある」が男性(83.2%)、女性(74%)でいずれも前回調査から大きく増加
年齢別:「ある」は50歳代(92.6%)、60歳代(66.4%)で前回調査から大きく増加
居住地域別:「ある」は上流域(80.3%)が最も高く、前回調査からも大きく増加
携帯電話でのネット利用状況(問11)※『利用率』(「いつも利用している」+「まあ利用している」)で比較
全体:『利用率』が(34.3%)
性別:『利用率』が男性(30.2%)、女性(38%)
年齢別:『利用率』は20歳代(89.5%)、60歳以上(14.2%)で、上の年齢ほど『利用率』が下がる傾向
居住地域別:『利用率』は上流域(37.7%)で、前回調査からも大きく増加
自宅でのネット利用の可否(問12)
全体:「利用できる」が(42.7%)で、前回調査から増加
性別:「利用できる」が男性(47.3%)、女性(38.9%)で、男性は前回調査から大きく増加
年齢別:「利用できる」は40歳代(68.6%)が最も高い。上の年齢で割合が前回調査から大きく増加
居住地域別:「利用できる」は中流域(46.1%)が最も高く、前回調査からも大きく増加
4-4.居住意思と生活の満足度
居住地域と生活の満足度(問13)
全体:「そう思っている」が(85.4%)
性別:「そう思っている」が男性(86.6%)、女性(84.3%)
年齢別:「そう思っている」は上の年齢ほど高い。60歳代(92%)は前回調査より増加するが、他の年齢は減尐、
特に20歳代(52.6%)は大きく減尐
居住地域別:「そう思っている」は中流域(87.9%)が最も高い
現在の居住地域への満足度(問14)※『満足率』(「満足している」+「まあ満足している」)で比較
全体:『満足率』が(67.5%)で、前回調査より増加
性別:『満足率』が男性(66.6%)、女性(68.3%)
年齢別:『満足率』は20歳代(65%)が最も高い。その他の年齢は上になるほど『満足率』が高い
居住地域別:『満足率』は下流域(70.1%)、中流域(67.1%)、上流域(59.2%)の順に高い
生活の満足度(問15)※『満足率』(「十分満たされている」+「かなり満たされている」)で比較
全体:【『満足率』が高い項目…上位3件】
①「まわりに親しめる自然があること」(76.7%)
②「日々の買い物など日常生活に不便がないこと」(43.5%)
③「適切な診療や治療が受けられること」(41.2%)
【『満足率』が低い項目…下位3件】
(1)「収入が年々確実に増えること」(3.8%)
(2)「能力があって努力すれば誰もがふさわしい地位や収入が得られること」(7.1%)
(3)「市や町の政治に住民の要望や意見が十分採り入れられること」(9.7%)
前回調査と比較すると、22項目中16項目の『満足率』が増加している
性別:男女とも『満足率』が高い上位2項目は全体の順位と同じだが、3番目に高い項目は、男性は「適切な診療
や治療が受けられること」(43.1%)、女性は「祭り、盆踊り、運動会など自分が住んでいる地域の行事が
盛んなこと」(39.8%)
年齢別:60歳以上の『満足率』が、22項目中16項目で他の年齢と比べて最も高く、特に医療に関する『満足率』が
高くなっている
居住地域別:上流域の「日々の買い物など日常生活に不便がないこと」の『満足率』(27.5%)は、他の地域より
低い。一方で「病気の予防や健康の相談・指導が容易に受けられること」(54.9%)、「祭り、盆踊
り、運動会など自分が住んでいる地域の行事が盛んなこと)(53.6%)などの『満足率』は他の地域
より高い
中流域の「祭り、盆踊り、運動会など自分が住んでいる地域の行事が盛んなこと」(28.2%)などの
『満足率』は、他の地域より低い。一方で「失業の不安がなく働けること」(21.6%)などの『満
足率』は、他の地域より高い
下流域の「保育所、幼稚園が充実していること」(33.7%)、「道路がよく整備されていること」
(16.1%)などの『満足率』は、他の地域より低い。一方で、「適切な診療や治療が受けられるこ
と」(45.4%)は他の地域より高い
16
Ⅲ.分析結果
17
Ⅲ.分析結果
1.四万十川との関わり
1-1.川に出かけたこと
この1年間に仕事以外で川に出かけたことがあるかについて聞いたところ、出かけたことが「ある」と答
えた人の割合は 53.8%であり、平成 19 年度実施の前回調査(以降、
『前回調査』または『前回』と表記)の
62.9%と比較すると、割合は 9.1 ポイント減尐している。
性別で見ると、出かけたことが「ある」と答えた人の割合は、男性は 61.3%、女性は 47.5%となっており、
いずれも前回調査より減尐(男性は 13.2 ポイント、女性は 6.3 ポイントのいずれも減尐)している。また、
前回と同様に、男性の方が女性よりも川に出かける人の割合が高い。
年齢別で見ると、40 歳代で「ある」と答えた人の割合が 68.6%と、他の年代と比較して川に出かける人の
割合が高くなっている。また、20 歳代で「ある」と答えた人の割合は 35%と、他の年代と比較しても特に低
くなっていることが注目される。30 歳代の「ある」と答えた人の割合は、前回調査では 76.5%であったのに
対し 56%となっており、20.5 ポイントと大きく割合を下げているのも特徴である。
居住地別で見ると、いずれの地域でも「ある」と答えた人の割合は 5~6 割程度であるが、中流域が 51.3%
と前回調査の 58.4%と同様に最も低い割合となっている。また、上流域では前回が 76.4%であったのに対し
62.8%と、13.6 ポイント減尐している。
18
図-1 この1年間で仕事以外で川に出かけたことがあるか
ある
H19総数(N=624)
ない
62.9
H24総数(N=517)
37.1
53.8
46.2
〔性別〕
H19男性(N=251)
74.5
H24男性(N=235)
25.5
61.3
H19女性(N=329)
38.7
53.8
H24女性(N=282)
46.2
47.5
52.5
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=32)
56.3
H24 20歳代(N=20)
43.8
35.0
65.0
H19 30歳代(N=68)
76.5
H24 30歳代(N=50)
23.5
56.0
H19 40歳代(N=76)
44.0
61.8
H24 40歳代(N=51)
35.9
68.6
H19 50歳代(N=103)
31.4
64.1
H24 50歳代(N=94)
35.9
53.2
H19 60歳以上(N=303)
46.8
61.1
H24 60歳以上(N=302)
38.9
52.3
47.7
〔居住地域別〕
H19上流域(N=72)
76.4
H24上流域(N=78)
23.6
62.8
H19中流域(N=185)
37.2
58.4
H24中流域(N=158)
41.6
51.3
H19下流域(N=325)
48.7
63.1
H24下流域(N=281)
36.9
52.7
0%
20%
47.3
40%
19
60%
80%
100%
1-2.出かけた頻度
この1年間に川に出かけたことが「ある」と答えた人にその頻度を聞いたところ、回答者の 6.5%が「毎
日、ほぼ毎日」、13%が「週 1~2 回くらい」
、24.5%が「月 1~2 回くらい」と答えており、回答者の 44%が
「月 1~2 回くらい」以上は川に出かけている。この結果を前回調査と比較すると、
「月 1~2 回くらい」以上
の割合は前回が 43%であり大きな変化は見られないが、
「毎日、ほぼ毎日」と答えた人の割合は前回調査が 3%
なのに対し今回は 6.5%と微増している。
性別で見ると、
「月 1~2 回くらい」
以上と答えた人の割合は男性が 53.9%であるのに対し女性が 33.7%と、
男性の方が川に行く頻度が 20.2 ポイントと大きく上回っている。
前回調査と比較すると、
「月 1~2 回くらい」
以上川にでかける人の割合は男女ともあまり変化は見られないが、
「毎日、ほぼ毎日」は男性が 7.0%(前回
4.3%)、女性が 6.0%(前回 1.7%)と微増している。また、
「年 1~2 回くらい」の割合は、女性では前回が
41.4%に対し今回は 49.3%と、7.9 ポイント増加しているのも特徴である。
年齢別に見ると、
「月 1~2 回くらい」以上と答えた人の割合は、60 歳代以上が 51.9%で最も高く、半数を
超えるのはこの年代のみとなっている。また、20 歳代を除くと、上の年代ほど「月 1~2 回くらい」以上川
に出かける人の割合が高くなる傾向にある。前回調査と比較すると、
「月 1~2 回くらい」の 20 歳代の割合が
前回は 16.7%であったのに対し今回は 42.9%と、大きく増加しており、30 歳代においても前回では 0%であ
った「毎日、ほぼ毎日」の割合が 7.1%と増加しているのも注目される。また、
「年 1~2 回くらい」の 60 歳
以上での割合が、前回の 23.9%に対し今回は 35.4%と、11.5 ポイント増加しているのも特徴である。
居住地別に見ると、「月 1~2 回くらい」以上と答えた人の割合は前回調査では上流域が最も高くなってい
たが、今回は下流域が 44.6%と最も高くなってはいるものの居住地別であまり差が見られない。一方で、
「毎
日、ほぼ毎日」の割合は下流域が 8.8%で最も高く、
「週 1~2 回くらい」の割合は上流域が 18.4%で最も高
くなっており、居住地域によって川にでかける頻度には特徴が見られる。また、前回と比較すると、
「年 1~
2 回くらい」と答えた人の割合はいずれの居住地域でも増加しているのが注目される。
20
図-2 川に出かけた頻度
毎日、ほぼ毎日
週1~2回くらい
H19総数(N=365) 3.0
H24総数(N=277)
月1~2回くらい
15.1
6.5
2~3ヶ月に1回くらい
24.9
13.0
年1~2回くらい
23.0
24.5
34.0
17.7
38.3
〔性別〕
H19男性(N=187)
H24男性(N=143)
4.3
15.0
7.0
H19女性(N=174) 1.7
H24女性(N=134)
33.2
16.8
30.1
14.9
16.7
9.0
18.7
6.0
20.3
27.3
18.2
28.0
25.3
41.4
17.2
49.3
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=18)
16.7
27.8
H24 20歳代(N=7)
H19 30歳代(N=52)
H24 30歳代(N=28)
55.6
42.9
3.8
42.9
17.3
21.2
7.1 3.6 7.1
4.5
H24 50歳代(N=49)
4.1
H19 60歳以上(N=180)
3.9
H24 60歳以上(N=158)
53.6
29.2
H24 40歳代(N=35) 2.9 8.6
H19 50歳代(N=66)
57.7
28.6
H19 40歳代(N=48) 2.1 6.3
29.2
25.7
12.1
37.1
19.7
18.4
36.4
18.4
23.3
8.2
33.3
25.7
27.3
16.3
42.9
26.1
15.2
14.3
22.8
28.5
12.7
23.9
35.4
〔居住地域別〕
H19上流域(N=53)
15.1
H24上流域(N=49)
4.1
H19中流域(N=107)
4.7
H24中流域(N=80)
32.1
18.4
20.4
13.1
H24下流域(N=148)
8.8
0%
22.4
31.3
16.1
12.5
22.9
13.5
20%
20.8
26.5
25.2
3.8 8.8
H19下流域(N=205) 2.9
32.1
37.1
17.6
40%
21
34.6
43.8
21.0
22.3
30.6
37.8
60%
80%
100%
1-3.誰と出かけたか
この1年間に仕事以外で川に出かけたことが「ある」と答えた人に、誰と出かけたことがあるかについて
聞いたところ、
「ひとり」の比率が 47.8%であり前回調査と同様に最も高く、その比率も前回の 41.6%から
6.2 ポイント増加している。次いで「友人、知人」が 36.2%、
「家族(小学生以下の子供を含む)」が 31.5%
の順で高くなっている。また、前回と比較すると、
「ひとり」
「その他」以外の比率がいずれも減尐している
のが特徴である。
性別で見ると、男性では「ひとり」と答えた人の割合が 59.4%と最も高く、前回調査の比率 53.2%と比較
しても 6.2 ポイント増加している。その一方で、
「家族(小学生以下の子供を含む)
」の比率は前回が 34.4%
に対し今回は 28%と 6.4 ポイント減尐しているのが特徴である。女性では、
「家族(小学生以下の子供を含
む)
」と「ひとり」がいずれも 35.3%で最も高く、次いで「友人、知人」が 34.6%となっている。前回と比
較すると「家族(小学生以下の子供を含む)
」が前回の 42.0%から 6.7 ポイントの減尐、逆に「ひとり」は
前回から 4.8 ポイント増加しているのが注目される。
「親類」の比率は前回の 14.9%から今回は 6.8%と 8.1
ポイント減尐している。
年齢別に見ると、
「家族(小学生以下の子供を含む)
」の比率が最も高いのは 30 歳代で 64.3%、40 歳代で
45.7%となっており、
その比率が特に高い 30 歳代は前回調査と比較しても 4.7 ポイント増加している。
また、
40 歳代では前回の 54.2%から 8.5 ポイント減尐している一方で、「ひとり」の比率が前回の 35.4%から 7.5
ポイント増加の 42.9%と、
「ひとり」の比率が高くなっているのが注目される。
「ひとり」と答えた人の比率については、50 歳代で 48%、60 歳以上で 53.8%と最も高い比率を示してい
る。また、その比率を前回調査と比較すると、50 歳代が 51.5%から 3.5 ポイントと減尐したのに対し、60
歳以上では 47.5%から 6.3 ポイント増加しているのも特徴といえる。また、これらの年代では「家族(小学
生以下の子供を含む)
」の比率が 50 歳代で 22.0%(前回の 27.3%から 5.3 ポイントの減尐)
、60 歳以上で 25.6%
(前回の 33.7%から 8.1 ポイント減尐)といずれも減尐している。
「友人、
知人」
と答えた人の比率は 20 歳代が 71.4%と最も高くなっているが、
前回調査と比較すると 76.5%
から 5.1 ポイント減尐している。一方で「ひとり」の比率が前回の 23.5%から 42.9%と、19.4 ポイントの
大幅増となっている。
居住地別に見ると、いずれの地域でも「ひとり」の比率が最も高い(上流域 57.1%、中流域 47.5%、下流
域 44.9%)が、次いで高い比率となっているのは「友人、知人」は上流域で 38.8%、下流域で 36.7%、
「家
族(小学生以下の子供を含む)
」は中流域で 37.5%となっており、居住地によって高い項目の順位には差が
みられる。また、前回調査と比較すると、
「ひとり」の比率は上流域が前回の 52.8%から 4.3 ポイント増加、
中流域が前回の 34.6%から 12.9 ポイント増加、下流域が前回の 42.6%から 2.3 ポイントの増加と、いずれ
も増加しているのが見てとれる。
22
図-3 誰とでかけたか
家族(小学生以下含む)
家族(小学生以下含まない)
親類
友人、知人
ひとり
その他
31.5(H19:38.1%)
20.3(H19:21.1%)
11.6(H19:16.2%)
36.2(H19:37.8%)
47.8(H19:41.6%)
15.2(H19:12.6%)
総数(H19:N=330、H24:N=276)
〔性別〕
28.0(H19:34.4%)
20.3(H19:21.0%)
16.1(H19:16.7%)
37.8(H19:38.7%)
男性(H19:N=186、H24:N=143)
59.4(H19:53.2%)
16.8(H19:13.4%)
35.3(H19:42.0%)
20.3 (H19:21.8%)
6.8(H19:14.9%)
34.6(H19:36.8%)
35.3(H19:30.5%)
13.5(H19:12.1%)
女性(H19:N=174、H24:N=133)
〔年齢別〕
28.6(H19:17.6%)
-
20歳代(H19:N=17、H24:N=7)
71.4(H19:76.5%)
42.9(H19:23.5%)
-
30歳代(H19:N=52、H24:N=28)
3.6(H19:11.5%)
64.3(H19:59.6%)
21.4(H19:23.1%)
25.0(H19:17.3%)
25.0(H19:28.8%)
21.4(H19:21.2%)
45.7(H19:54.2%)
22.9(H19:29.2%)
14.3(H19:10.4%)
28.6(H19:35.4%)
42.9(H19:35.4%)
20.0(H19:16.7%)
40歳代(H19:N=48、H24:N=35)
22.0(H19:27.3%)
28.0(H19:25.8%)
12.0(H19:16.7%)
50歳代(H19:N=66、H24:N=50)
16.0(H19:21.2%)
34.0(H19:37.9%)
48.0 (H19:51.5%)
25.6(H19:33.7%)
17.9(H19:16.0%)
9.0(H19:18.2%)
39.1(H19:37.0%)
53.8(H19:47.5%)
16.7(H19:9.4%)
60歳以上(H19:N=181、H24:N=156)
〔居住地域別〕
24.5(H19:32.1%)
14.3(H19:11.3%)
10.2(H19:18.9%)
38.8(H19:35.8%)
上流域(H19:N=53、H24:N=49)
16.3(H19:13.2%)
57.1(H19:52.8%)
37.5(H19:43.0%)
21.3(H19:21.5%)
16.3(H19:23.4%)
33.8(H19:38.3%)
47.5(H19:34.6%)
17.5(H19:17.8%)
中流域(H19:N=107、H24:N=80)
30.6(H19:36.8%)
21.8(H19:23.5%)
9.5(H19:11.3%)
36.7(H19:38.2%)
44.9(H19:42.6%)
13.6(H19:9.8%)
下流域(H19:N=204、H24:N=147)
0
20
23
40
60
80 %
1-4.誰と何をしたか
この1年間に仕事以外で川に出かけたことが「ある」と答えた人に、川で「誰と何をしたか」について聞
いた結果を、性別、年齢別、居住地別に整理、分析を行うことにする。
まずは性別から分析を行う。
【男性について】
「誰とでかけたか」の質問には前回調査と同じく「ひとり」と答えた人が一番多かったが、
「ひとり」で行
なったことについては、前回は「釣り、魚とり」をした人の比率が 52%で最も高かったのに対し、今回は「散
歩、ジョギング、散策」が 50.6%で最も高く、次いで「釣り、魚とり」が 31.8%、「清掃活動などのボラン
ティア活動」が 12.9%の順で高い。
また、
「家族(小学生以下の子供を含む)」と行なったことについては、
「水泳、水遊び」が 60.0%、
「釣り、
魚とり」が 50%と比較的高くなっている。特に、
「家族(小学生以下の子供を含む)」と「釣り、魚とり」に
行った人の比率は、昨年が 37.5%であったのに対し 12.5 ポイントと大きく増加しているのが注目される。
「釣り、魚とり」は、
「親類」と行った人が 47.8%、
「友人、知人」と行った人が 40.7%と比較的高い比率
を示しているのも特徴である。
全体的にみると、
「家族(小学生以下の子供を含む)
」と「水泳、水遊び」に行った人の比率が 60%と最も
高い比率を示していることがわかる。
表-1
誰と何をしたか(男性)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=29)
割合(%)
友人・知人(N=54)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
ひとり(N=85)
その他(N=24)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
花
摘
み
、
釣
り
、
魚
と
り
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
山
菜
採
り
な
ど
)
11
27.5
13
44.8
4
17.4
9
16.7
43
50.6
2
8.3
3
7.5
24
60.0
5
17.2
7
24.1
2
8.7
7
30.4
2
3.7
8
14.8
10
6
11.8
7.1
0
0.0
3
12.5
24
20
50.0
12
41.4
11
47.8
22
40.7
27
31.8
0
0.0
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
1
2.5
1
3.4
2
8.7
2
3.7
2
2.4
0
0.0
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
6
15.0
1
3.4
2
8.7
10
18.5
0
0.0
0
0.0
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=40)
割合(%)
水
泳
、
水
遊
び
野
草
摘
み
(
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
男性
親類(N=23)
(M.A.)
4
10.0
4
13.8
1
4.3
15
27.8
11
12.9
17
70.8
1
2.5
2
6.9
1
4.3
2
3.7
11
12.9
4
16.7
70
100.0
45
100.0
30
100.0
70
100.0
110
100.0
26
100.0
【女性について】
前回調査では、
「誰とでかけたか」の質問に対して「家族(小学生以下の子供を含む)」と答えた人が一番
多かったが、今回は「家族(小学生以下の子供を含む)」と「ひとり」が同数となっている。「家族(小学生
以下の子供を含む)」と川で行なったことについて、その割合が最も高いのは「水泳、水遊び」の 66%で、
前回調査の 64.8%に近い比率であり、次いで「散歩、ジョギング、散策」が 23.4%となっている。また、
「ひ
とり」で川で行なったことは「散歩、ジョギング、散策」の 78.7%で、前回調査の 62.7%から 16 ポイント
増加している。
全体で見ると、女性で川に行った人は、
「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」を行なう人の比率が 78.7%
で最も高く、続いて「家族(小学生以下の子供を含む)」で「水泳、水遊び」を行なう人が多いことが分かる。
表-2
誰と何をしたか(女性)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=27)
割合(%)
友人・知人(N=46)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
ひとり(N=47)
その他(N=18)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
花
摘
み
、
釣
り
、
魚
と
り
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
山
菜
採
り
な
ど
)
11
23.4
15
55.6
1
11.1
15
32.6
37
78.7
4
22.2
3
6.4
31
66.0
3
2
11.1
7.4
0
0.0
3
33.3
11
4
23.9
8.7
7
3
14.9
6.4
1
1
5.6
5.6
25
7
14.9
5
18.5
2
22.2
6
13.0
4
8.5
2
11.1
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
3
6.4
0
0.0
0
0.0
2
4.3
0
0.0
1
5.6
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
7
14.9
2
7.4
1
11.1
5
10.9
1
2.1
1
5.6
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=47)
割合(%)
水
泳
、
水
遊
び
野
草
摘
み
(
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
女性
親類(N=9)
(M.A.)
3
6.4
2
7.4
1
11.1
11
23.9
4
8.5
8
44.4
6
12.8
5
18.5
3
33.3
7
15.2
6
12.8
2
11.1
71
100.0
34
100.0
11
100.0
61
100.0
62
100.0
20
100.0
次に、年齢別に分析を行う。
【20 歳代について】
前回調査と同様に本調査においても、
「誰とでかけたか」の質問に対して「友人、知人」と答えた人が一番
多かった。その人と川で行なったことについて、その比率が最も高いのは「キャンプ、バーベキュー」で 60%
となっており、前回調査で 84.6%と最も高かった「水泳、水遊び」は 20%にとどまっている。
表-3
誰と何をしたか(20 歳代)
(M.A.)
2
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=2)
割合(%) 100.0
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=0)
割合(%)
親類(N=0)
友人・知人(N=5)
ひとり(N=3)
その他(N=0)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
0
0.0
0
0.0
1
20.0
2
66.7
0
0.0
水
泳
、
水
遊
び
0
0.0
2
100.0
0
0
0.0
0.0
0
0
0.0
0.0
0
0.0
釣
り
、
魚
と
り
1
20.0
0
0
0.0
0.0
0
0
0.0
0.0
26
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
1
50.0
0
0.0
0
0.0
1
20.0
0
0.0
0
0.0
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
0
0.0
0
0.0
0
0.0
3
60.0
0
0.0
0
0.0
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
20歳代
野
草
摘
み
(
花
摘
み
、
山
菜
採
り
な
ど
)
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
5
100.0
0
0.0
0
0.0
6
100.0
2
100.0
0
0.0
【30 歳代について】
前回調査と同様に本調査においても、
「誰とでかけたか」の質問に対しては、
「家族(小学生以下の子供を
含む)
」と答えた人が一番多かった。そして、その人と川で行なったことについて、その比率が最も高いのは
「水泳、水遊び」で 83.3%となっており、前回調査の 77.4%から 5.9 ポイント増加している。次いで「釣り、
魚とり」および「キャンプ、バーベキュー」が 27.8%となり、前回調査とほぼ同じ順番となった。
また、「ひとり」で川で行なったことは「散歩、ジョギング、散策」の比率が 83.3%で最も高く、前回調
査の 63.6%から 19.7 ポイント増加している。
全体で見ると、30 歳代で川に行った人は、
「家族(小学生以下の子供を含む)」と「水泳、水遊び」を、ま
た「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」を行なう人が多いことが分かった。
表-4
誰と何をしたか(30 歳代)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=6)
割合(%)
友人・知人(N=7)
ひとり(N=6)
その他(N=1)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
4
22.2
4
66.7
0
0.0
0
0.0
5
83.3
0
0.0
水
泳
、
水
遊
び
0
0.0
15
83.3
1
16.7
2
33.3
0
0.0
4
57.1
1
14.3
3
42.9
1
16.7
1
16.7
0
0.0
釣
り
、
魚
と
り
1
100.0
27
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
5
27.8
1
16.7
2
28.6
1
14.3
1
16.7
0
0.0
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
2
11.1
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
5
27.8
0
0.0
1
14.3
2
28.6
1
16.7
0
0.0
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=18)
割合(%)
野
草
摘
み
(
花
摘
み
、
山
菜
採
り
な
ど
)
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
30歳代
親類(N=7)
(M.A.)
0
0.0
1
16.7
0
0.0
0
0.0
1
16.7
0
0.0
2
11.1
1
16.7
1
14.3
2
28.6
0
0.0
0
0.0
33
100.0
10
100.0
8
100.0
9
100.0
10
100.0
1
100.0
【40 歳代について】
前回調査と同様に本調査においても、
「誰とでかけたか」の質問に対しては、
「家族(小学生以下の子供を
含む)
」と答えた人が一番多かった。そして、その人と川で行なったことについて、その比率が最も高いのは
「水泳、水遊び」で 68.8%となっており、前回調査の 69.2%とほぼ同じ比率となっている。次いで「釣り、
魚とり」が 56.3%、「キャンプ、バーベキュー」が 31.3%の順で高い比率を示している。
全体で見ると、40 歳代で川に行った人は、
「家族(小学生以下の子供を含む)」と「水泳、水遊び」を行な
う人の比率が一番多く、続いて「家族(小学生以下の子供を含まない)
」と「散歩、ジョギング、散策」を行
なう人が 62.5%と比率が高いことが分かった。
表-5
誰と何をしたか(40 歳代)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=8)
割合(%)
友人・知人(N=10)
ひとり(N=15)
その他(N=7)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
3
18.8
5
62.5
0
0.0
1
10.0
7
46.7
2
28.6
水
泳
、
水
遊
び
1
6.3
11
68.8
1
12.5
4
50.0
0
0.0
2
40.0
1
10.0
3
30.0
2
13.3
2
13.3
0
0.0
釣
り
、
魚
と
り
1
14.3
28
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
9
56.3
3
37.5
1
20.0
6
60.0
6
40.0
1
14.3
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
1
6.3
0
0.0
2
40.0
0
0.0
1
6.7
1
14.3
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
5
31.3
1
12.5
2
40.0
2
20.0
0
0.0
1
14.3
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=16)
割合(%)
野
草
摘
み
(
花
摘
み
、
山
菜
採
り
な
ど
)
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
40歳代
親類(N=5)
(M.A.)
2
12.5
1
12.5
0
0.0
2
20.0
1
6.7
2
28.6
2
12.5
0
0.0
0
0.0
1
10.0
2
13.3
0
0.0
34
100.0
15
100.0
7
100.0
16
100.0
21
100.0
8
100.0
【50 歳代について】
前回調査と同様に本調査においても、
「誰とでかけたか」の質問に対しては、
「ひとり」と答えた人が一番
多かった。そして、川で行なったことについてその比率が最も高いのは、
「散歩、ジョギング、散策」で 58.3%
となっており、前回調査の 47.1%から 11.2 ポイント増加している。次いで、
「釣り、魚とり」が 29.2%と高
い比率になっている。
全体で見ると、50 歳代で川に行った人は、
「その他(の人)」と「清掃活動などのボランティア活動」を行
なう人の比率が 87.5%で最も高く、次いで「家族(小学生以下の子供を含む」と「水泳、水遊び」を行う人
が 63.6%、
「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」に行く人の比率が 58.3%の順で高くなっていることが
分かった。
表-6
誰と何をしたか(50 歳代)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=14)
割合(%)
友人・知人(N=17)
ひとり(N=24)
その他(N=8)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
2
18.2
7
50.0
2
33.3
3
17.6
14
58.3
0
0.0
水
泳
、
水
遊
び
0
0.0
7
63.6
1
1
7.1
7.1
1
16.7
1
16.7
1
5.9
釣
り
、
魚
と
り
2
11.8
2
0
8.3
0.0
0
0
0.0
0.0
29
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
3
27.3
3
21.4
1
16.7
4
23.5
7
29.2
0
0.0
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
1
9.1
0
0.0
0
0.0
2
11.8
0
0.0
0
0.0
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
1
9.1
0
0.0
0
0.0
5
29.4
0
0.0
0
0.0
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=11)
割合(%)
野
草
摘
み
(
花
摘
み
、
山
菜
採
り
な
ど
)
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
50歳代
親類(N=6)
(M.A.)
1
9.1
0
0.0
1
16.7
2
11.8
3
12.5
7
87.5
1
9.1
4
28.6
1
16.7
1
5.9
0
0.0
1
12.5
16
100.0
16
100.0
7
100.0
20
100.0
26
100.0
8
100.0
【60 歳以上について】
前回調査と同様に本調査においても、
「誰とでかけたか」の質問に対しては、
「ひとり」と答えた人が一番
多かった。そして、川で行なったことについてその比率が最も高いのは、
「散歩、ジョギング、散策」で 61.9%
となっており、前回調査の 53.5%から 8.4 ポイント増加している。次いで「釣り、魚とり」が 20.2%の順で
高くなっている。
全体で見ると、60 歳以上の世代では、
「親類」と「釣り、魚とり」を行なう人の比率が 64.3%で一番高く、
続いて「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」をする人、「その他(の人)」と「清掃活動などのボランテ
ィア活動」を行なう人の比率が高いことが分かった。
表-7
誰と何をしたか(60 歳以上)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=28)
割合(%)
友人・知人(N=61)
ひとり(N=84)
その他(N=26)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
11
27.5
12
42.9
3
21.4
19
31.1
52
61.9
4
15.4
水
泳
、
水
遊
び
5
12.5
20
50.0
5
2
17.9
7.1
1
7.1
釣
り
、
魚
と
り
3
21.4
10
3
16.4
4.9
12
6
14.3
7.1
1
2
3.8
7.7
30
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
9
22.5
10
35.7
9
64.3
16
26.2
17
20.2
1
3.8
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
0
0.0
1
3.6
0
0.0
2
3.3
1
1.2
0
0.0
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
2
5.0
2
7.1
0
0.0
3
4.9
0
0.0
0
0.0
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=40)
割合(%)
野
草
摘
み
(
花
摘
み
、
山
菜
採
り
な
ど
)
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
60歳以上
親類(N=14)
(M.A.)
4
10.0
4
14.3
1
7.1
22
36.1
10
11.9
16
61.5
2
5.0
2
7.1
2
14.3
5
8.2
14
16.7
5
19.2
53
100.0
38
100.0
19
100.0
80
100.0
112
100.0
29
100.0
次に、居住地別に分析を行う。
【上流域について】
前回調査と同様に本調査においても、
「誰とでかけたか」の質問に対して「ひとり」と答えた人が一番多か
った。そして、川で行なったことについて、その比率が最も高いのは「散歩、ジョギング、散策」で 50%と
なっており、前回調査の 44.4%から 5.6 ポイント増加している。前回、82.4%と高い比率だった「家族(小
学生以下の子供を含む)
」と「水泳、水遊び」に行く人の比率は今回は 66.7%で、15.7 ポイント減尐してい
る。
全体で見ると、
「その他(の人)
」と「清掃活動などのボランティア活動」へ行く人の比率が 75%で最も高
く、次いで「家族(小学生以下の子供を含まない)」と「釣り、魚とり」が 71.4%、
「家族(小学生以下の子
供を含む」と「水泳、水遊び」が 66.7%の順に高い。
表-8
誰と何をしたか(上流域)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=7)
割合(%)
友人・知人(N=19)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
ひとり(N=28)
度数(人)
割合(%)
その他(N=8)
度数(人)
割合(%)
2
16.7
2
28.6
0
0.0
1
5.3
14
50.0
0
0.0
水
泳
、
水
遊
び
0
0.0
8
66.7
1
14.3
1
14.3
0
0.0
2
40.0
2
10.5
3
15.8
7
25.0
釣
り
、
魚
と
り
3
10.7
0
0
0.0
0.0
31
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
2
16.7
5
71.4
3
60.0
6
31.6
4
14.3
1
12.5
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
1
8.3
0
0.0
0
0.0
2
10.5
0
0.0
0
0.0
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=12)
割合(%)
野
草
摘
み
(
花
摘
み
、
山
菜
採
り
な
ど
)
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
上流域
親類(N=5)
(M.A.)
2
16.7
1
14.3
1
20.0
8
42.1
4
14.3
6
75.0
1
8.3
0
0.0
0
0.0
1
5.3
5
17.9
1
12.5
16
100.0
10
100.0
6
100.0
23
100.0
37
100.0
8
100.0
【中流域について】
前回調査では「誰とでかけたか」の質問に対して「家族(小学生以下の子供を含む)
」と答えた人が最も多
かったが、今回は「ひとり」が最も多く、何をしたかについては「散歩、ジョギング、散策」の比率が 52.6%
で最も高いという結果になった。前回調査で 68.9%と比率の高かった「家族(小学生以下の子供を含む)
」
と「水泳、水遊び」に行く人の比率は、今回は 56.7%で 12.2 ポイント減尐している。
全体で見ると、中流域では「その他(の人)
」と「清掃活動などのボランティア活動」に行く人の比率が
57.1%で最も高く、次いで「家族(小学生以下の子供を含む)
」と「水泳、水遊び」に行く人の比率が高いこ
とがわかった。
表-9
誰と何をしたか(中流域)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=17)
割合(%)
友人・知人(N=27)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
ひとり(N=38)
度数(人)
割合(%)
その他(N=14)
度数(人)
割合(%)
6
20.0
5
29.4
4
30.8
5
18.5
20
52.6
2
14.3
水
泳
、
水
遊
び
3
10.0
17
56.7
2
11.8
3
17.6
1
7.7
2
15.4
4
1
14.8
3.7
2
3
5.3
7.9
0
0.0
釣
り
、
魚
と
り
2
14.3
32
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
9
30.0
7
41.2
6
46.2
9
33.3
12
31.6
0
0.0
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
1
3.3
0
0.0
2
15.4
3
11.1
2
5.3
0
0.0
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
5
16.7
2
11.8
2
15.4
3
11.1
0
0.0
0
0.0
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=30)
割合(%)
野
草
摘
み
(
花
摘
み
、
山
菜
採
り
な
ど
)
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
中流域
親類(N=13)
(M.A.)
3
10.0
3
17.6
0
0.0
7
25.9
3
7.9
8
57.1
3
10.0
4
23.5
1
7.7
5
18.5
6
15.8
3
21.4
47
100.0
26
100.0
18
100.0
37
100.0
48
100.0
15
100.0
【下流域について】
前回調査では「誰とでかけたか」の質問に対して「ひとり」と答えた人が最も多かったが、今回は「家族
(小学生以下の子供を含む)」が最も多く、何をしたかについては「水泳、水遊び」の比率が 66.7%で、前
回調査の 63.5%から 3.2 ポイント増加した。また、
「ひとり」で行なったことは「散歩、ジョギング、散策」
の比率が 69.7%で最も高く、前回調査の 54.7%から 15 ポイントの増加となった。
全体で見ると、
「ひとり」で「散歩、ジョギング、散策」をした人の比率が最も高く、次いで「家族(小学
生以下の子供を含む)
」と「水泳、水遊び」の 66.7%が高い比率となっている。
表-10
誰と何をしたか(下流域)
家族(小学生以下含まな 度数(人)
い)(N=32)
割合(%)
友人・知人(N=54)
度数(人)
割合(%)
度数(人)
割合(%)
ひとり(N=66)
度数(人)
割合(%)
その他(N=20)
度数(人)
割合(%)
14
31.1
21
65.6
1
7.1
18
33.3
46
69.7
4
20.0
水
泳
、
水
遊
び
3
6.7
30
66.7
5
15.6
5
15.6
1
7.1
6
42.9
7
13.0
8
14.8
8
3
12.1
4.5
1
5.0
釣
り
、
魚
と
り
2
10.0
33
ボ
ー
ト
、
カ
ヌ
ー
な
ど
16
35.6
5
15.6
4
28.6
13
24.1
15
22.7
1
5.0
キ
ャ
ン
プ
、
バ
ー
ベ
キ
ュ
ー
3
6.7
1
3.1
0
0.0
1
1.9
0
0.0
1
5.0
清
掃
活
動
な
ど
の
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
活
動
7
15.6
1
3.1
1
7.1
10
18.5
1
1.5
1
5.0
そ
の
他
合
計
M
.
T
)
家族(小学生以下含む) 度数(人)
(N=100)
割合(%)
野
草
摘
み
(
花
摘
み
、
山
菜
採
り
な
ど
)
(
散
歩
、
ジ
ョ
ギ
ン
グ
、
散
策
下流域
親類(N=14)
(M.A.)
2
4.4
2
6.3
1
7.1
11
20.4
8
12.1
11
55.0
3
6.7
3
9.4
3
21.4
3
5.6
6
9.1
2
10.0
78
100.0
43
100.0
17
100.0
71
100.0
87
100.0
23
100.0
2.環境を守る行動や意欲
2-1.環境を守る行動
環境を守るために日頃行っている行動について聞いたところ、最も実施率(回答の「いつも行っている」
と「だいたい行っている」の割合を合わせた数値)が高い項目は、前回調査と同じ「ゴミは地域のルールに
従い分別して出すようにしている」の 97%で、前回調査の 94.6%から 2.4 ポイント増加している。次いで「ビ
ン、カン、ペットボトルは分別してリサイクルに回している」が 90.4%、「使った油は流しから流さないよ
うにしている」が 88.1%の順で高く、上位2項目は9割以上の人が実施していることがわかる。
逆に、実施率が低い項目を下位から順に挙げると、
「不用品をバザー、フリーマーケットなどのリサイクル
に回している」が 24.9%、
「米のとぎ汁やみそ汁などは流しから流さないようにしている」が 32.5%、
「風呂
の残り湯は、せんたく、そうじ、庭の水やりなどに再利用している」が 43.3%となっており、最も実施率の
低い「不用品をバザー、フリーマーケットなどのリサイクルに回している」を実施している人は全体の4分
の1程度にとどまっているのが実情である。
また、前回調査と比較すると、
「風呂の残り湯は、せんたく、そうじ、庭の水やりなどに再利用している」
を除く全ての項目において前回より実施率が増加していることが分かり、環境保護に対する意識は向上の傾
向が見られると言えよう。
図-4 環境を守るための行動の実施率(全体) 前回との比較
94.6
97.0
ゴミは地域のルールに従い
分別して出すようにしている
86.5
90.4
ビン、カン、ペットボトルは
分別してリサイクルに回している
79.5
使った油は流しから流さないようにしている
88.1
83.0
84.3
日常の生活で電気はこまめに消している
78.2
81.6
新聞・雑誌は古紙回収に回している
74.1
77.3
日常の生活で節水に気をつけている
73.4
76.3
洗ざいやシャンプーなどは
余分に使わないようにしている
70.2
73.3
日常生活においてできるだけ
ゴミを出さないようにしている
65.3
68.7
省エネタイプの家庭電化製品を
購入するよう心がけている
46.3
よごれのひどい食器はペーパータオルなどで
ふき取ってから洗っている
54.7
48.7
43.3
風呂の残り湯は、せんたく、そうじ、
庭の水やりなどに再利用している
米のとぎ汁やみそ汁などは
流しから流さないようにしている
25.5
不用品をバザー、フリーマーケットなどの
リサイクルに回している
20.4
24.9
平成19年度
平成24年度
32.5
0
20
34
40
60
80
100 %
【性別】
前回調査では、女性の方が実施率の高い項目が多い傾向が見られたが、今回においてもその傾向は持続し
ており、男性の方が実施率の高い項目は2項目にとどまっている。
男女とも「ゴミは地域のルールに従い分別して出すようにしている」が最も高く、男性は 96.7%、女性は
97.3%といずれも大多数の人が実施している。次に、男性は「ビン、カン、ペットボトルは分別してリサイ
クルに回している」が 89.1%、女性は「使った油は流しから流さないようにしている」が 92.3%で高く、男
女で高い項目の順位には差がみられる。前回調査から上位の項目の順位にはあまり変化は見られない。
図-5 環境を守るための行動の実施率(性別)
96.7
ゴミは地域のルールに従い
分別して出すようにしている
97.3
89.1
ビン、カン、ペットボトルは
分別してリサイクルに回している
91.4
82.9
使った油は流しから流さないようにしている
92.3
79.9
日常の生活で電気はこまめに消している
87.9
81.0
新聞・雑誌は古紙回収に回している
82.2
76.8
日常の生活で節水に気をつけている
77.7
72.1
洗ざいやシャンプーなどは
余分に使わないようにしている
79.6
70.6
日常生活においてできるだけ
ゴミを出さないようにしている
75.6
68.0
省エネタイプの家庭電化製品を
購入するよう心がけている
69.2
51.5
よごれのひどい食器はペーパータオルなどで
ふき取ってから洗っている
57.3
42.4
風呂の残り湯は、せんたく、そうじ、
庭の水やりなどに再利用している
男性
44.0
女性
33.5
米のとぎ汁やみそ汁などは
流しから流さないようにしている
31.7
25.8
不用品をバザー、フリーマーケットなどの
リサイクルに回している
24.2
0
20
35
40
60
80
100
%
【年齢別】
前回調査と同じく、いくつかの項目で上の年齢ほど実施率が高くなる項目が見られ、
「ビン、カン、ペット
ボトルは分別してリサイクルに回している」、
「新聞・雑誌は古紙回収に回している」
「日常生活においてでき
るだけゴミを出さないようにしている」などの項目でその特徴が顕著に表れている。特に「新聞・雑誌は古
紙回収に…」、
「日常生活においてできるだけゴミを…」においては、20 歳代と 60 歳以上の間で実施率に 30
ポイント以上の差が開いている。
「よごれのひどい食器はペーパータオルなどでふき取ってから洗っている」は各年齢とも前回調査から比
率が増加しており、特に 20 歳代は前回の 12.1%から 35%へと 22.9 ポイント増加している。他にも「米のと
ぎ汁やみそ汁などは流しから流さないようにしている」の 20 歳代、30 歳代において、前回調査からの増加
が見られる。
「不用品をバザー、フリーマーケットなどのリサイクルに回している」は、40 歳代の実施率が前回調査で
は 16%だったのに対して 34.7%と 18.7 ポイント増加している。
図-6 環境を守るための行動の実施率(年齢別)
100.0
93.6
95.9
98.8
97.1
ゴミは地域のルールに従い
分別して出すようにしている
75.0
79.2
ビン、カン、ペットボトルは
分別してリサイクルに回している
85.7
94.2
93.2
90.0
78.7
83.4
88.2
90.5
使った油は流しから流さないようにしている
75.0
81.3
77.6
76.5
日常の生活で電気はこまめに消している
50.0
68.1
73.5
新聞・雑誌は古紙回収に回している
69.4
69.5
65.0
61.7
60.5
洗ざいやシャンプーなどは
余分に使わないようにしている
50.0
52.1
51.1
日常生活においてできるだけ
ゴミを出さないようにしている
85.7
86.7
65.0
56.3
日常の生活で節水に気をつけている
89.3
86.2
73.5
69.1
83.7
84.6
50.0
省エネタイプの家庭電化製品を
購入するよう心がけている
57.5
55.1
35.0
31.9
40.4
よごれのひどい食器はペーパータオルなどで
ふき取ってから洗っている
風呂の残り湯は、せんたく、そうじ、
庭の水やりなどに再利用している
34.1
36.8
20.0
17.4
15.2
米のとぎ汁やみそ汁などは
流しから流さないようにしている
26.8
20.0
25.5
不用品をバザー、フリーマーケットなどの
リサイクルに回している
17.8
0
20
36
56.0
71.7
73.8
62.9
60.0
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳以上
43.6
44.9
41.4
34.7
25.6
40
60
80
100 %
【居住地別】
上流域で他の地域よりも実施率が高い項目は「ゴミは地域のルールに従い分別して出すようにしている」、
「日常の生活で電気はこまめに消している」、
「新聞、雑誌は古紙回収に回している」、
「よごれのひどい食器
はペーパータオルなどでふき取ってから洗っている」、
「米のとぎ汁やみそ汁などは流しから流さないように
している」で、特に「日常の生活で電気はこまめに消している」、「米のとぎ汁やみそ汁などは流しから流さ
ないようにしている」は他の地域より実施率が特に高いのが注目される。
中流域では、
「ビン、カン、ペットボトルは分別してリサイクルに回している」、
「日常生活においてできる
だけゴミを出さないようにしている」、
「省エネタイプの家庭電化製品を購入するよう心がけている」が他の
地域よりも実施率が高い。他のゴミに関する項目も高い水準にあり、ゴミ分別に関する意識が高いことがう
かがえる。
下流域では、
「使った油は流しから流さないようにしている」
、
「洗ざいやシャンプーなどは余分に使わない
ようにしている」、
「風呂の残り湯は、せんたく、そうじ、庭の水やりなどに再利用している」、
「不用品をバ
ザー、フリーマーケットなどのリサイクルに回している」の実施率が他の地域よりも高い。
図-7 環境を守るための行動の実施率(居住地域別)
98.5
97.2
96.5
ゴミは地域のルールに従い
分別して出すようにしている
92.4
95.8
86.8
ビン、カン、ペットボトルは
分別してリサイクルに回している
89.4
84.4
89.9
使った油は流しから流さないようにしている
81.9
83.9
日常の生活で電気はこまめに消している
新聞・雑誌は古紙回収に回している
83.5
80.6
81.7
日常の生活で節水に気をつけている
81.8
80.7
74.3
洗ざいやシャンプーなどは
余分に使わないようにしている
73.8
73.5
78.4
日常生活においてできるだけ
ゴミを出さないようにしている
73.1
77.5
71.1
91.0
66.2
省エネタイプの家庭電化製品を
購入するよう心がけている
72.8
67.1
56.1
54.4
54.6
よごれのひどい食器はペーパータオルなどで
ふき取ってから洗っている
風呂の残り湯は、せんたく、そうじ、
庭の水やりなどに再利用している
米のとぎ汁やみそ汁などは
流しから流さないようにしている
31.0
30.2
42.2
41.9
44.3
上流域
43.9
中流域
下流域
25.8
20.9
26.8
不用品をバザー、フリーマーケットなどの
リサイクルに回している
0
20
37
40
60
80
100%
2-2.家庭での水切り袋の設置
家庭で水切り袋などを設置しているかについて聞いたところ「いつも設置している」と答えた人の割合は
前回調査の 61.7%から 64.5%へと 2.8 ポイント増加したが、
「まあ設置している」は前回の 15.1%から 10.6%
へと 4.5 ポイント減尐した。また、
「全く設置していない」は前回の 10.5%から 14.3%へと 3.8 ポイント増
加しており、全体として設置している世帯が微減していることがわかる。
性別で見ると、男性の「いつも設置している」と答えた人は前回調査の 59.0%から 66.2%へと 7.2 ポイン
ト増加しており、前回は女性の方が「いつも設置している」の割合が高かったが今回は男性の方が高くなっ
ている。
年齢別で見ると、
「いつも設置している」と答えた人の割合は 60 歳以上が 68.9%で最も高かった。前回調
査で 70.1%と最も高かった 40 歳代は今回は 52.9%で、17.2 ポイントと大きく減尐した。また、
「全く設置
していない」の割合が前回の 9.1%から 21.6%へと 12.9 ポイント増加している。
居住地別で見ると、「いつも設置している」と答えた人の割合は、前回調査では上流域が 64.3%で最も高
かったが、今回は下流域が 67.2%と最も高く、前回の 63.9%からも 3.3 ポイント増加している。他の地域に
おいても前回より割合が増加していることが見てとれる。
図-8 家庭での水切り袋の設置
いつも設置している
まあ設置している
H19総数(N=601)
あまり設置していない
61.7
H24総数(N=498)
全く設置していない
15.1
64.5
12.6
10.6
10.5
10.6
14.3
〔性別〕
H19男性(N=251)
59.0
H24男性(N=219)
15.9
66.2
H19女性(N=343)
63.3
H24女性(N=279)
63.1
13.9
11.2
9.1
12.3
12.3
14.9
11.7
9.3
11.8
10.2
15.8
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=33)
60.6
H24 20歳代(N=20)
60.0
H19 30歳代(N=68)
9.1
16.2
61.2
H19 40歳代(N=77)
8.2
52.9
H19 50歳代(N=104)
53.8
H24 50歳代(N=92)
15.0
13.2
13.2
22.4
7.8
11.8
13.0
13.7
H24 60歳以上(N=286)
16.3
8.7
62.9
9.1
21.6
19.2
59.8
H19 60歳以上(N=315)
10.0
8.2
70.1
H24 40歳代(N=51)
24.2
15.0
57.4
H24 30歳代(N=49)
6.1
10.6
10.9
20.7
16.2
68.9
11.2
12.1
8.9
10.5
9.4
8.6
8.6
〔居住地域別〕
H19上流域(N=70)
64.3
H24上流域(N=73)
65.8
H19中流域(N=188)
18.6
13.7
56.4
H24中流域(N=154)
19.7
59.1
H19下流域(N=338)
13.6
63.9
H24下流域(N=271)
0%
20%
40%
38
8.1
60%
11.7
10.4
12.1
67.2
11.0
13.9
10.7
80%
9.6
12.2
16.9
10.1
14.0
100%
2-3.家庭での生ゴミ堆肥化への取り組み
家庭での生ゴミ堆肥化への取り組みについて聞いたところ、「いつもしている」は前回調査の 27.3%から
23.4%へと 3.9 ポイントの減尐、「まあしている」は前回の 12.0%から 11.5%へと 0.5 ポイント減尐してお
り、取り組んでいる人の割合は下がっている。
性別で見た場合も、男女とも前回調査より取り組んでいる人の割合は下がっており、特に「いつもしてい
る」と答えた人の割合は前回から 3 ポイント以上減尐している。
年齢別で見ると、30 歳代、50 歳代を除く年齢で前回調査から「いつもしている」の割合が減尐しており、
特に 40 歳代は前回の 24.4%から 9.8%へ 14.6 ポイントと大きく減尐しているのが注目される。30 歳代の「い
つもしている」と答えた人は前回の 13.2%から 16.7%へ 3.2 ポイント増加している。
居住地別で見ると、上流域の「いつもしている」と答えた人は、前回調査の 49.3%から 28.9%へ 20.4 ポ
イントと大きく割合を下げているのが特徴である。下流域も「いつもしている」の割合が下がっているが、
中流域では前回の 25.4%から 32.1%へ 6.7 ポイント増加している。
図-9 家庭での生ゴミ堆肥化への取り組み
いつもしている
H19総数(N=619)
まあしている
27.3
H24総数(N=513)
12.0
23.4
あまりしていない
14.9
11.5
全くしていない
45.9
16.4
48.7
〔性別〕
H19男性(N=259)
25.9
H24男性(N=232)
12.4
22.8
H19女性(N=351)
11.2
27.9
H24女性(N=281)
16.2
16.8
12.0
23.8
45.6
49.1
13.7
11.7
46.4
16.0
48.4
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=34)
20.6
14.7
8.8
55.9
H24 20歳代(N=20)
15.0
10.0
H19 30歳代(N=68)
13.2
5.9 10.3
70.6
4.2 8.3
70.8
H24 30歳代(N=48)
16.7
H19 40歳代(N=78)
20.0
24.4
H24 40歳代(N=51)
9.8
H19 50歳代(N=107)
12.8
11.8
18.7
11.7
49.5
17.0
34.5
H24 60歳以上(N=300)
57.7
68.6
13.1
22.3
H19 60歳以上(N=325)
5.1
9.8
18.7
H24 50歳代(N=94)
55.0
48.9
12.3
27.7
12.7
17.5
35.7
18.3
41.3
〔居住地域別〕
H19上流域(N=75)
49.3
H24上流域(N=76)
28.9
H19中流域(N=197)
11.8
25.4
H24中流域(N=159)
10.7
17.3
32.1
H19下流域(N=340)
23.5
H24下流域(N=278)
16.9
0%
13.8
9.4
10.1
8.0
17.1
42.1
19.3
38.1
18.2
13.2
40%
39
35.8
53.8
15.1
20%
32.0
57.9
60%
80%
100%
2-4.環境に関する活動への参加の有無
環境に関する活動への参加の有無について聞いたところ、
「ある」と答えた人の割合は、前回調査の 53.9%
から 52.5%へと 1.4 ポイント減尐した。
性別で見ると、男性の「ある」と答えた人の割合は、前回調査の 61.5%から 59.2%へと 2.3 ポイントの減
尐。女性は前回の 47.6%とほぼ変わらない 47%という結果となった
年齢別で見ると、前回調査と同じく 30 歳代で「ある」と答えた人の割合が最も低く、更に前回の 39.7%
から 32%へと 7.7 ポイント減尐している。他の年代の割合は前回とあまり変わっていない。
居住地別で見ると、前回調査と同様に上流域になるほど「ある」と答えた人の割合は高い傾向となってい
る。下流域で「ある」と答えた人の割合は前回の 47.2%から 42.5%へ 4.7 ポイント減尐し、逆に中流域では
前回の 59.0%から 61.5%へ 2.5 ポイント増加している。
図-10 環境に関する活動への参加の有無
ある
ない
H19総数(N=616)
53.9
46.1
H24総数(N=512)
52.5
47.5
〔性別〕
H19男性(N=260)
61.5
H24男性(N=233)
38.5
59.2
40.8
H19女性(N=347)
47.6
52.4
H24女性(N=279)
47.0
53.0
47.1
52.9
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=34)
H24 20歳代(N=20)
45.0
H19 30歳代(N=68)
55.0
39.7
H24 30歳代(N=50)
60.3
32.0
68.0
H19 40歳代(N=78)
48.7
51.3
H24 40歳代(N=51)
49.0
51.0
H19 50歳代(N=107)
57.0
43.0
H24 50歳代(N=94)
56.4
43.6
H19 60歳以上(N=322)
58.1
41.9
H24 60歳以上(N=297)
55.9
44.1
〔居住地域別〕
H19上流域(N=75)
72.0
28.0
H24上流域(N=76)
71.1
28.9
H19中流域(N=195)
59.0
H24中流域(N=156)
41.0
61.5
H19下流域(N=339)
38.5
47.2
H24下流域(N=280)
52.8
42.5
0%
57.5
20%
40%
40
60%
80%
100%
2-5.環境保全のための寄付へ協力したいと思うか
環境保全のための寄付へ協力したいと思うかについて聞いたところ、
「思う」と答えた人の割合は前回調査
の 78.2%から 81.6%へと 3.4%増加した。
性別で見ると、男性で「思う」と答えた人の割合は前回調査の 77.4%から 78.8%へと 1.4 ポイントの増加、
女性は前回の 79.2%から 83.9%へと 4.7 ポイント増加している。
年齢別で見ると、20 歳代をのぞき年齢が上になるほど「思う」と答えた人の割合は高くなる傾向が見られ
る。ほとんどの年齢で前回調査から「思う」と答えた人の割合が増加しているが、40 歳代のみ前回の 76.6%
から 72.0%へ 4.6 ポイント減尐している。
居住地別で見ると、前回調査では上流域になるほど「思う」と答えた人の割合が高かったが、今回は中流
域が 88.6%と最も高く、前回の 79.8%と比較しても 8.8 ポイントと比較的増加の幅が大きい。上流域は前回
の 86.7%から 82.7%へと 4 ポイント減尐している。
図-11 環境保全のための寄付へ協力したいと思うか
思う
H19総数(N=611)
思わない
78.2
H24総数(N=511)
21.8
81.6
18.4
〔性別〕
H19男性(N=257)
77.4
22.6
H24男性(N=231)
78.8
21.2
H19女性(N=346)
79.2
20.8
H24女性(N=280)
83.9
16.1
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=34)
70.6
H24 20歳代(N=20)
29.4
80.0
20.0
H19 30歳代(N=68)
67.6
32.4
H24 30歳代(N=50)
68.0
32.0
H19 40歳代(N=77)
76.6
H24 40歳代(N=50)
23.4
72.0
H19 50歳代(N=107)
28.0
74.8
H24 50歳代(N=94)
25.2
80.9
H19 60歳以上(N=319)
19.1
83.4
H24 60歳以上(N=297)
16.6
85.9
14.1
86.7
13.3
〔居住地域別〕
H19上流域(N=75)
H24上流域(N=75)
82.7
H19中流域(N=193)
17.3
79.8
H24中流域(N=158)
20.2
88.6
11.4
H19下流域(N=336)
75.9
24.1
H24下流域(N=278)
77.3
22.7
0%
20%
40%
41
60%
80%
100%
2-6.環境保全のための寄付協力可能な上限額
環境保全のための寄付に協力してもよいと「思う」と答えた人に、1 カ月あたり協力可能な金額の上限に
ついて聞いたところ、
「~300 円くらいまで」以上の金額を回答した人の割合は前回調査の 57.1%から 61.4%
へと 4.3 ポイント増加している。また、最も割合が高いのは「~100 円くらいまで」の 30.9%であった。
性別で見ると、
「~300 円くらいまで」以上の金額を回答した人の割合は女性は前回調査とあまり変わらな
いが、男性は前回の 56.8%から 67.3%へと 10.5 ポイント増加している。最も割合が高いのは、男性は「~
500 円くらいまで」の 27.8%、女性は「~100 円くらいまで」の 35%であった。
年齢別で見ると、
「~300 円くらいまで」以上の金額を回答した人の割合が最も高いのは 50 歳代の 73.1%
で、次に 60 歳以上の 59.8%、40 歳代の 58.4%となっている。前回調査で 70.8%と最も高かった 20 歳代は
今回は 56.3%と大幅に減尐している。
居住地別に見ると、前回調査で「~300 円くらいまで」以上の金額を回答した人の割合が 52.3%で最も低
かった上流域は今回は 64.4%で最も高くなっている。
図-12 環境保全のための寄付協力可能な上限額
~50円くらいまで
~1,000円くらいまで
~100円くらいまで
~2,000円くらいまで
H19総数(N=475)
8.2
H24総数(N=414)
7.7
~300円くらいまで
それ以上でも協力する
34.7
~500円くらいまで
16.4
30.9
24.6
16.2
13.3 1.7 1.1
26.6
17.1
1.0 0.5
〔性別〕
H19男性(N=197)
8.1
H24男性(N=180)
7.2
H19女性(N=273)
7.7
34.4
19.0
H24女性(N=234)
8.1
35.0
15.8
35.0
13.2
25.6
24.9
16.7
14.2
27.8
2.5 2.0
20.0
24.9
1.7 1.1
12.5 1.1 0.4
25.6
15.0
0.4
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=24)
H24 20歳代(N=16)
29.2
6.3
20.8
37.5
H19 30歳代(N=46) 2.2
29.4
11.9
20.3
H24 40歳代(N=36) 2.8
H19 50歳代(N=80)
H24 50歳代(N=74) 2.7
24.3
H19 60歳以上(N=263)
9.5
H24 60歳以上(N=254)
8.7
15.2
38.2
15.3
31.3
6.3
32.6
11.8
38.9
7.5
37.5
10.9
17.6
H19 40歳代(N=59)
20.8
12.5
39.1
H24 30歳代(N=34)
29.2
2.9
28.8
18.6
13.9
27.8
20.0
21.3
9.5
16.7
16.3
33.8
38.8
28.4
16.3
31.5
3.4 1.7
19.3
22.8
22.0
2.5 1.3
1.4
9.9 1.5 1.1
16.5
1.2 0.8
10.8
4.6
〔居住地域別〕
H19上流域(N=65)
13.8
H24上流域(N=62)
H19中流域(N=153)
11.3
5.9
H24中流域(N=139)
9.4
H19下流域(N=254)
7.9
H24下流域(N=213)
13.8
24.2
32.7
27.3
10%
20%
17.7
20.9
24.2
40%
42
50%
14.4 1.4 0.7
13.4 1.2 1.6
25.4
60%
70%
1.6
14.4 1.3 0.7
25.2
14.1
30%
17.7
32.4
14.6
35.2
23.1
27.4
14.4
36.2
5.6
0%
33.8
80%
18.8
0.9
90%
100%
3.通信手段について
3-1.携帯電話の有無について
携帯電話の有無について聞いたところ、「持っている」と答えた人の割合は前回調査の 62.2%から 78.2%
へ 16 ポイントと大きく増加している。
性別で見ると、
前回調査と同様に男性の方が
「持っている」と答えた人の割合が高いが、
男性は前回の 69.8%
から 83.2%へ 13.4 ポイント、女性は前回の 58.1%から 74%へ 15.9 ポイントといずれも大きく割合が増加
している。
年齢別で見ると、30 歳代以下の年齢は前回調査と比べ「持っている」と答えた人の割合はあまり変化が見
られないが、40 歳代以上では割合が増加する傾向が見られ、特に 60 歳以上では前回の 39.6%から 66.4%へ
26.8 ポイントと大きく割合が増加している。
居住地別で見ると、
「持っている」と答えた人の割合は前回調査では下流域が最も高かったが、今回は上流
域が 80.3%で最も高く、前回の 61.3%から 19 ポイント増加している。
図-13 携帯電話の有無
持っている
H19総数(N=613)
持っていない
62.2
37.8
H24総数(N=513)
78.2
21.8
〔性別〕
H19男性(N=258)
69.8
H24男性(N=232)
30.2
83.2
H19女性(N=346)
16.8
58.1
H24女性(N=281)
41.9
74.0
26.0
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=33)
97.0
3.0
H24 20歳代(N=20)
95.0
5.0
H19 30歳代(N=68)
95.6
4.4
H24 30歳代(N=50)
94.0
6.0
H19 40歳代(N=76)
93.4
6.6
H24 40歳代(N=51)
98.0
H19 50歳代(N=107)
2.0
79.4
H24 50歳代(N=94)
20.6
92.6
H19 60歳以上(N=323)
7.4
39.6
H24 60歳以上(N=298)
60.4
66.4
33.6
〔居住地域別〕
H19上流域(N=75)
61.3
38.7
H24上流域(N=76)
80.3
H19中流域(N=196)
19.7
56.6
H24中流域(N=158)
43.4
74.7
H19下流域(N=335)
25.3
66.9
H24下流域(N=279)
33.1
79.6
0%
10%
20%
30%
40%
43
20.4
50%
60%
70%
80%
90%
100%
3-2.携帯電話でのネット利用状況
携帯電話を「持っている」と答えた人に、携帯電話でのインターネット利用について聞いたところ、
「いつ
も利用している」と答えた人の割合は 19.5%、「まあ利用している」と答えた人の割合は 14.8%で、これら
を合わせた「利用率」は 34.3%となっており、前回調査の 31.8 から 2.5 ポイント増加している。
性別で見ると、この「利用率」は男性が 30.2%、女性は 38%となっており、前回調査と同様に女性の方が
携帯電話でのネットの利用率が高い。また男女とも前回より「利用率」が高くなっている。
年齢別で見ると、前回と同様に年齢が上がるほど「利用率」は下がる傾向が見られ、20 歳代では 89.5%で
あるのに対し 60 歳以上では 14.2%と、
「利用率」には年齢で著しく差が見られる。また、30 歳代以下の年齢
は前回調査と比較すると「利用率」が 20 ポイント前後と大きく増加しているのが注目される。
地域別で見ると、
「利用率」が前回調査で 21.7 ポイントと最も低かった上流域が、今回は 37.7%で最も高
くなり、前回と比べても 16 ポイントと大きく割合が増加しているのが特徴である。
図-14 携帯電話でのネット利用状況
いつも利用している
あまり利用していない
H19総数(N=381)
18.9
H24総数(N=400)
19.5
まあ利用している
全く利用していない
12.9
19.7
14.8
48.6
19.8
46.0
〔性別〕
H19男性(N=181)
17.1
H24男性(N=192)
18.2
11.6
24.3
12.0
H19女性(N=200)
20.5
H24女性(N=208)
20.7
47.0
19.8
14.0
50.0
15.5
17.3
50.0
19.7
42.3
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=32)
56.3
H24 20歳代(N=19)
12.5
15.6
68.4
H19 30歳代(N=65)
21.1
30.8
26.2
H24 30歳代(N=46)
15.4
47.8
H19 40歳代(N=71)
H24 40歳代(N=50)
14.1
32.0
H19 50歳代(N=84)
11.9
H24 50歳代(N=87)
7.1
H24 60歳以上(N=198)
7.6
6.6
13.0
35.2
30.0
22.0
27.4
13.8
H19 60歳以上(N=128) 3.1 9.4
10.9
22.5
16.0
10.5 27.7
28.3
28.2
15.6
53.6
24.1
24.1
16.4
37.9
71.1
18.2
67.7
〔居住地域別〕
H19上流域(N=46)
15.2
H24上流域(N=61)
6.5
21.7
21.3
H19中流域(N=111)
18.9
H24中流域(N=118)
14.4
H19下流域(N=224)
16.4
9.9
45.9
26.3
14.0
20%
42.6
25.2
15.6
21.7
0%
19.7
15.3
19.6
H24下流域(N=221)
56.5
16.5
48.2
16.3
48.0
40%
44
44.1
60%
80%
100%
3-3.自宅でのネット利用の可否
自宅でのインターネット利用の可否について聞いたところ、
「利用できる」と答えた人の割合は 42.7%で、
前回調査の 32.6%から 10.1 ポイント増加している。
性別で見ると、前回調査では女性の方が「利用できる」と答えた人の割合が高かったが、今回は男性の方
が 47.3%で女性の 38.9%を上回っている。また、男性を前回の 30.6%と比較しても 16.7 ポイントと大きく
増加している。
年齢別で見ると、前回調査で「利用できる」と答えた人の割合は 20 歳代が 66.7%で最も高かったが、今
回は 40 歳代が 68.6%で最も高く、前回の 53.2%と比較しても 15.4 ポイント増加している。また、50 歳代
は前回が 37.1%に対し今回は 54.3%、
60 歳代は前回が 17.4%に対し今回は 29.2%といずれも増加しており、
上の年齢においてネット利用が可能な割合が増加しているのが注目される。
居住地別でみると、前回調査で「利用できる」と答えた人の割合が 24.2%と他の地域と比べて最も低かっ
た中流域が、今回は 46.1%と 21.9 ポイント割合を増加させ、他の地域と比べても最も高くなっているのが
特徴である。
図-15 自宅でのネット利用の可否
利用できる
H19総数(N=604)
利用できない
32.6
H24総数(N=497)
67.4
42.7
57.3
〔性別〕
H19男性(N=255)
30.6
69.4
H24男性(N=222)
47.3
H19女性(N=340)
52.7
34.7
H24女性(N=275)
65.3
38.9
61.1
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=33)
66.7
H24 20歳代(N=20)
65.0
H19 30歳代(N=68)
33.3
35.0
57.4
H24 30歳代(N=50)
42.6
62.0
H19 40歳代(N=77)
38.0
53.2
H24 40歳代(N=51)
46.8
68.6
H19 50歳代(N=105)
31.4
37.1
H24 50歳代(N=92)
62.9
54.3
H19 60歳以上(N=316)
45.7
17.4
H24 60歳以上(N=284)
82.6
29.2
70.8
29.7
70.3
〔居住地域別〕
H19上流域(N=74)
H24上流域(N=72)
33.3
H19中流域(N=190)
66.7
24.2
H24中流域(N=154)
75.8
46.1
H19下流域(N=333)
53.9
38.7
H24下流域(N=271)
61.3
43.2
0%
20%
56.8
40%
45
60%
80%
100%
4.居住意思と生活の満足度
4-1.現在の居住地域に住み続けたいと思うか
現在の居住地域に住み続けたいと思うかについて聞いたところ、
「そう思っている」と答えた人の割合は
85.4%で、前回調査とあまり変わっていない。
性別で見ても、
「そう思っている」と答えた人の割合にあまり変化は見られない。
年齢別で見ると、前回調査と同様に年齢が上がるほど「そう思っている」と答えた人の割合は上がってい
るが、60 歳以上を除く年齢で前回より割合が下がっており、特に 20 歳代は前回の 73.5%から 52.6%へ 20.9
ポイント下がっているのが注目される。
居住地域別で見ると、
「そう思っている」と答えた人の割合が最も高いのは前回調査と同じく中流域で
87.9%となっている。前回は 81.3%で最も低かった上流域は今回は 85.5%と 4.2 ポイント増加し、最も低い
のは下流域の 83.9%となっている。
図-16 現在の居住地域に住み続けたいと思うか
そう思っている
そう思っていない
H19総数(N=619)
86.1
13.9
H24総数(N=512)
85.4
14.6
〔性別〕
H19男性(N=260)
87.7
12.3
H24男性(N=232)
86.6
13.4
H19女性(N=350)
85.1
14.9
H24女性(N=280)
84.3
15.7
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=34)
73.5
H24 20歳代(N=19)
26.5
52.6
H19 30歳代(N=68)
47.4
70.6
H24 30歳代(N=50)
29.4
66.0
H19 40歳代(N=78)
34.0
82.1
H24 40歳代(N=49)
17.9
79.6
H19 50歳代(N=107)
20.4
87.9
H24 50歳代(N=94)
12.1
84.0
16.0
H19 60歳以上…
90.8
9.2
H24 60歳以上…
92.0
8.0
〔居住地域別〕
H19上流域(N=75)
81.3
H24上流域(N=76)
18.7
85.5
14.5
H19中流域(N=196)
88.8
11.2
H24中流域(N=157)
87.9
12.1
H19下流域(N=341)
85.6
14.4
H24下流域(N=279)
83.9
16.1
0%
20%
40%
46
60%
80%
100%
4-2.現在の居住地域への満足度
現在の居住地域への満足度について聞いたところ、
「満足している」と答えた人の割合は 18.6%、
「まあ満
足している」と答えた人の割合は 48.9%で、この2項目を合わせた『満足率』は 67.5%となり、前回調査の
61.7%から 5.8 ポイント増加している。
性別で見ると、前回調査の『満足率』は男性の方が女性より高かったが、今回は女性が 68.3%と前回の
60.2%より増加して男性の 66.6%より高くなっている。
年齢別で見ると、20 歳代をのぞくと年齢が上がるほど『満足率』が高くなる傾向が見られる。最も高いの
は 20 歳代の 65%となっている。
居住地別で見ると、前回調査と同様に下流域での『満足率』が 70.1%で最も高い。中流域は前回が 53.6%
と最も『満足率』が低かったが、今回は 67.1%と2番目に高くなっている。上流域は前回の 65.4%から 59.2%
へ 6.2 ポイント減尐している。
図-17 現在の居住地域への満足度
満足している
まあ満足している
どちらともいえない
H19総数(N=619)
19.2
H24総数(N=515)
18.6
48.9
20.0
44.2
やや不満である
42.5
不満である
23.4
8.9
20.0
6.0
7.8 4.7
〔性別〕
H19男性(N=260)
H24男性(N=234)
16.2
H19女性(N=350)
19.1
H24女性(N=281)
20.6
21.5
50.4
10.4 3.8
20.9
41.1
8.5 3.8
24.3
47.7
8.0
19.2
7.4
7.1 5.3
〔年齢別〕
H19 20歳代(N=34)
47.1
H24 20歳代(N=20)
10.0
H19 30歳代(N=68)
10.3
H24 30歳代(N=50)
55.0
H24 40歳代(N=51)
H19 50歳代(N=107)
10.0
24.3
47.9
7.7
9.8
47.7
13.8
10.0
9.0
27.5
18.7
H24 50歳代(N=94)
14.7
25.6
47.1
9.8
10.0
13.2
28.0
39.7
8.8
20.0
20.6
38.0
17.9
14.7
5.0
41.2
14.0
H19 40歳代(N=78)
29.4
22.3
5.9
4.7 4.7
9.6
6.4
H19 60歳以上(N=325)
23.7
40.9
22.8
8.6 4.0
H24 60歳以上(N=325)
23.7
40.9
22.8
8.6 4.0
〔居住地域別〕
H19上流域(N=75)
18.7
H24上流域(N=76)
18.4
H19中流域(N=196)
46.7
16.0
40.8
14.8
12.0
25.0
38.8
11.8 3.9
28.6
12.2
H24中流域(N=158)
22.8
44.3
18.4
H19下流域(N=341)
22.3
43.7
21.4
H24下流域(N=281)
16.4
0%
53.7
20%
40%
47
19.6
60%
6.7
80%
6.3
5.6
8.2
6.5 6.2
7.5 2.8
100%
4-3.生活の満足度
生活の満足度を項目別に聞いたところ、
「十分満たされている」と「かなり満たされている」と答えた人の
割合を合計した『満足率』は、
「まわりに親しめる自然があること」の 76.7%が群を抜いて高く、次いで「日々
の買い物など日常生活に不便がないこと」が 43.5%、
「適切な診療や治療が受けられること」が 41.2%、
「病
気の予防や健康の相談・指導が容易に受けられること」が 39.9%の順で高い。逆に、『満足率』が低い項目
は、低い順から「収入が年々確実に増えること」が 3.8%、
「能力があって努力すれば誰もがふさわしい地位
や収入が得られること」が 7.1%、
「市や町の政治に住民の要望や意見が十分採り入れられること」が 9.7%、
「地震・水害・火災などへの対応がしっかりしていること」が 10.9%の順となっており、収入、市や町の対
応に対する『満足率』が低いことが見てとれる。
前回調査と比較すると、22 項目中 16 項目は『満足率』が前回より高くなっていた。中でも「病気の予防
や健康の相談・指導が容易に受けられること」は前回の 35.6%から 39.9%へ 4.3 ポイント増加、「道路がよ
く整備されていること」は前回の 20.8%から 25.1%へ 4.3 ポイント増加、
「失業の不安がなく働けること」
は前回の 8.1%から 14.8%へ 6.7%増加しており、これらの項目での『満足率』の向上が目立っている。一
方で「公園や運動施設・グラウンドなどが利用しやすいこと」は前回の 28%から 22.9%へと 5.1 ポイント減
尐していることにも注意が必要である。
48
◇「いま住んでいる地域に対する満足度」(「十分満たされている」+「かなり満たされている」)
平成19年度
平成24年度
76.1
76.7
まわりに親しめる自然があること
41.9
43.5
日々の買い物など日常生活に不便がないこと
38.9
41.2
適切な診察や治療が受けられること
病気の予防や健康の相談・指導が
容易に受けられること
35.6
39.9
保育所、幼稚園が充実していること
40.8
37.9
38.6
36.4
祭り、盆踊り、運動会など
自分が住んでいる地域の行事が盛んなこと
33.6
31.9
文化遺産や史跡が大切にされること
安心して子供を生み育てられる
環境が整っていること
24.4
26.0
道路がよく整備されていること
20.8
25.1
28.0
22.9
公園や運動施設・グラウンドなどが
利用しやすいこと
21.6
22.8
小・中学校で子供の能力を伸ばせる教育が
受けられること
20.4
20.9
通勤・通学・通院などが快適にできること
18.2
19.7
やりがいのある仕事や
自分に適した仕事ができること
スポーツ・クラブなどに気軽に入れて
適切な指導が受けられること
17.6
18.2
バス・鉄道などの公共交通機関が
利用しやすいこと
17.4
15.8
高校で自分の目的に合った教育が
受けられること
15.6
15.7
8.1
失業の不安がなく働けること
14.8
15.7
13.8
生涯を通じて教養を高め、趣味を広げられる
こと
9.9
10.9
地震・水害・火災などへの対応が
しっかりしていること
7.5
9.7
市や町の政治に住民の要望や意見が
十分採り入れられること
2.7
7.1
能力があって努力すれば誰もが
ふさわしい地位や収入が得られること
2.4
3.8
収入が年々確実に増えること
0.0
20.0
49
40.0
60.0
80.0
100.0 %
【性別】
性別で『満足率』の違いを見ると、男女とも「まわりに親しめる自然があること」と答えた人の比率が最
も高く、次いで「日々の買い物など日常生活に不便がないこと」の比率が高いが、3番目に高い項目は男性
は「適切な診療や治療が受けられること」の 43.1%で、女性は「祭り、盆踊り、運動会など自分が住んでい
る地域の行事が盛んなこと」の 39.8%となっており、男女で項目の順位には差が見られる。また、
「小・中
学校で子供の能力を伸ばせる教育が受けられること」の『満足率』は男性が 28.8%なのに対し女性は 17.8%
と 11 ポイントの差があり、教育に関する『満足率』に差が見られるのも注目される。
50
図-19 現在の居住地域への満足率(性別)
75.2
78.0
まわりに親しめる自然があること
日々の買い物など日常生活に不便がないこと
適切な診察や治療が受けられること
病気の予防や健康の相談・指導が
容易に受けられること
保育所、幼稚園が充実していること
祭り、盆踊り、運動会など
自分が住んでいる地域の行事が盛んなこと
文化遺産や史跡が大切にされること
安心して子供を生み育てられる環境が
整っていること
道路がよく整備されていること
公園や運動施設・グラウンドなどが
利用しやすいこと
小・中学校で子供の能力を伸ばせる教育が
受けられること
通勤・通学・通院などが快適にできること
やりがいのある仕事や自分に適した仕事が
できること
スポーツ・クラブなどに気軽に入れて
適切な指導が受けられること
バス・鉄道などの公共交通機関が
利用しやすいこと
高校で自分の目的に合った教育が
受けられること
失業の不安がなく働けること
生涯を通じて教養を高め、趣味を広げられること
地震・水害・火災などへの対応が
しっかりしていること
市や町の政治に住民の要望や意見が
十分採り入れられること
能力があって努力すれば誰もが
ふさわしい地位や収入が得られること
収入が年々確実に増えること
0.0
45.7
41.7
43.1
39.6
40.5
39.5
41.6
34.9
32.2
39.8
28.7
34.6
25.5
26.4
22.9
27.0
23.7
22.3
28.8
17.8
21.8
20.1
21.5
18.1
18.5
18.0
16.3
15.3
19.2
12.7
16.2
13.4
16.1
11.7
12.3
9.9
10.8
8.7
8.4
5.9
3.5
4.3
20.0
51
40.0
60.0
男性
女性
80.0
100.0 %
【年齢別】
年齢別で『満足率』の違いを見ると、60 歳以上の『満足率』が、22 項目中 16 項目で他の年齢と比較して
最も高くなっており、特に「日々の買い物など日常生活に不便がないこと」の 50.5%、「適切な診療や治療
が受けられること」の 53.8%や「病気の予防や健康の相談・指導が容易に受けられること」の 53.1%は他の
年齢と比較して『満足率』の差が大きくなっており、医療に関する『満足率』が 60 歳以上の年代で高いこと
が注目される。
「文化遺産や史跡が大切にされること」は 20 歳代が 45%と高く、
「安心して子供を産み育て
られる環境が整っていること」は 50 歳代が 34.1%と他の年齢に比べて高くなっている。
52
図-20 現在の居住地域への満足率(年齢別)
まわりに親しめる自然があること
70.6
75.7
25.0
日々の買い物など日常生活に不便がないこと
35.0
21.6
29.3
22.4
保育所、幼稚園が充実していること
30.0
28.0
文化遺産や史跡が大切にされること
27.5
14.2
安心して子供を生み育てられる環境が
整っていること
9.8
3.9
5.0
バス・鉄道などの公共交通機関が
利用しやすいこと
0.0
4.1
8.0
5.0
7.8
2.0
市や町の政治に住民の要望や意見が
十分採り入れられること
0.0
能力があって努力すれば誰もが
ふさわしい地位や収入が得られること
0.0
60歳以上
15.6
17.2
13.0
10.0
10.2
19.5
8.8
13.8
10.5
4.2
4.0
7.7
12.5
2.0
収入が年々確実に増えること
50歳代
21.7
12.2
4.2
2.0
地震・水害・火災などへの対応が
しっかりしていること
40歳代
23.3
13.2
0.0
生涯を通じて教養を高め、趣味を広げられるこ
と
30歳代
10.0
8.8
失業の不安がなく働けること
20歳代
19.6
24.0
10.0
高校で自分の目的に合った教育が
受けられること
26.8
20.0
13.8
18.5
22.6
5.0
2.1
8.2
スポーツ・クラブなどに気軽に入れて
適切な指導が受けられること
34.1
31.1
20.0
17.6
5.0
やりがいのある仕事や自分に適した仕事が
できること
26.8
20.0
24.4
25.1
15.0
14.3
14.0
19.8
28.6
15.0
18.0
小・中学校で子供の能力を伸ばせる教育が
受けられること
通勤・通学・通院などが快適にできること
21.6
20.9
14.2
公園や運動施設・グラウンドなどが
利用しやすいこと
53.1
35.2
30.1
20.0
20.0
20.0
53.8
39.6
43.4
40.0
37.5
37.2
36.3
35.7
45.0
34.7
祭り、盆踊り、運動会など
自分が住んでいる地域の行事が盛んなこと
道路がよく整備されていること
50.5
26.0
30.8
8.1
病気の予防や健康の相談・指導が
容易に受けられること
38.1
25.0
10.5
81.3
38.0
29.4
適切な診察や治療が受けられること
78.9
79.6
6.3
10.0
7.8
5.0
10.4
5.5
2.6
0.0
20.0
53
40.0
60.0
80.0
100.0 %
【居住地別】
居住地別で『満足率』の違いを見ると、いずれの地域とも「まわりに親しめる自然があること」と答えた
人の『満足率』が最も高いが、上流域は他の地域と比べて 8 ポイント以上低くなっている。また、
「日々の買
い物など日常生活に不便がないこと」も 16 ポイント以上他の地域より低くなっているのが特徴である。一方
で、
「病気の予防や健康の相談・指導が容易に受けられること」、
「祭り、盆踊り、運動会など自分が住んでい
る地域の行事が盛んなこと」などは他の地域より『満足率』が高くなっているのも注目される。
中流域では「祭り、盆踊り、運動会など自分が住んでいる地域の行事が盛んなこと」、
「安心して子供を産
み育てられる環境が整っていること」の『満足率』が他の地域より低く、逆に「バス・鉄道などの公共交通
機関が利用しやすいこと」、
「失業の不安がなく働けること」などが他の地域より高い。
下流域では、
「保育所、幼稚園が充実していること」、
「道路がよく整備されていること」の『満足率』が他
の地域よりも低く、「適切な診療や治療が受けられること」が比較的高くなっている。
54
図-21 現在の居住地域への満足率(居住地域別)
69.5
まわりに親しめる自然があること
78.1
77.9
27.5
日々の買い物など日常生活に不便がないこと
43.7
47.5
42.0
適切な診察や治療が受けられること
33.3
45.4
54.9
病気の予防や健康の相談・指導が
容易に受けられること
36.9
37.5
45.0
42.3
保育所、幼稚園が充実していること
33.7
53.6
祭り、盆踊り、運動会など
自分が住んでいる地域の行事が盛んなこと
28.2
36.2
46.3
文化遺産や史跡が大切にされること
32.9
27.6
23.8
18.5
安心して子供を生み育てられる環境が
整っていること
30.7
41.2
道路がよく整備されていること
33.6
16.1
22.6
19.8
24.8
公園や運動施設・グラウンドなどが
利用しやすいこと
28.4
26.1
小・中学校で子供の能力を伸ばせる教育が
受けられること
19.6
19.7
20.8
21.2
通勤・通学・通院などが快適にできること
13.6
やりがいのある仕事や自分に適した仕事が
できること
22.5
19.6
22.4
16.2
18.2
スポーツ・クラブなどに気軽に入れて
適切な指導が受けられること
9.1
バス・鉄道などの公共交通機関が
利用しやすいこと
20.5
14.7
15.0
16.1
15.7
高校で自分の目的に合った教育が
受けられること
失業の不安がなく働けること
6.5
21.6
12.9
12.3
15.3
13.2
生涯を通じて教養を高め、趣味を広げられること
上流域
10.6
地震・水害・火災などへの対応が
しっかりしていること
16.8
中流域
7.8
下流域
13.4
12.5
市や町の政治に住民の要望や意見が
十分採り入れられること
7.1
6.7
7.8
6.7
能力があって努力すれば誰もが
ふさわしい地位や収入が得られること
収入が年々確実に増えること
0.0
1.6
5.0
3.8
20.0
55
40.0
60.0
80.0
100.0 %
【保育・教育に関する満足率の比較】
また、「保育所、幼稚園が充実していること」について、
「乳幼児」の子供がいると答えた人と全体の『満
足率』を比較した。前回調査と比較すると、
「乳幼児」がいる人、全体のいずれも『満足率』は下がっている。
また、全体に対して「乳幼児」がいる人の方が全体より『満足率』は低いという結果になっている。
続いて、
「小・中学校で子供の能力を伸ばせる教育が受けられること」について、「小・中学生」の子供が
いると答えた人と全体の『満足率』を比較した。前回調査と比較すると、全体は前回の 21.6%から 22.8%へ
と 1.2 ポイント増加したのに対し、
「小・中学生」がいる人は前回の 28.8%から 8.8 ポイント減尐している。
全体と比較しても「小・中学生」がいる人の方が全体より『満足率』は低い。
最後に、
「高校で自分の目的に合った教育が受けられること」について「高校生」の子供がいると答えた人
と全体の『満足率』を比較した。前回調査と比較すると、全体では前回とほとんど変わらないが、「高校生」
がいる人は前回の 8.8%から 20%へ 11.2 ポイント増加していることが注目される。また、全体と比較しても
「高校生」がいる人の方が全体より『満足率』は高いという結果になった。
図-22「保育所、幼稚園が充実していること」×
「乳・幼児」の子供がいると答えた人(前回比)
H19年度 乳幼児の子
供がいる 36.4
保育所、幼稚園が充実して
いること(時間帯・設備など)
H19年度 全体 40.8
H24年度 乳幼児の子
供がいる 35.7
H24年度 全体 37.9
0
10
20
30
40
50 %
図-23「小・中学校で子供の能力を伸ばせる教育が受けられること」×
「小・中学生」の子供がいると答えた人(前回比)
H19年度 小・中学生の
子供がいる 28.8
小・中学校で子供の能力を
伸ばせる教育が受けられること
H19年度 全体 21.6
H24年度 小・中学生の
子供がいる 20.0
H24年度 全体 22.8
0.0
10.0
56
20.0
30.0
40.0
50.0 %
図-24「高校で自分の目的に合った教育が受けられること」×
「高校生」の子供がいると答えた人(前回比)
H19年度 高校生の子
供がいる 8.8
高校で自分の目的に合った
教育が受けられること
H19年度 全体 15.6
H24年度 高校生の子
供がいる 20.0
H24年度 全体 15.7
0.0
10.0
57
20.0
30.0
40.0
50.0 %