< 参 考 資 料 > 2 0 1 7 年 1 月 3 0 日 東京電力ホールディングス株式会社 2号機 原子炉格納容器内部調査における ペデスタル内事前調査の実施結果 1.原子炉格納容器内部調査について ペデスタル内プラットホーム上及び制御棒駆動機構(CRD)へのデブリ落下状況, 及びペデスタル内構造物の状況の確認が目的。 本日は、事前調査としてCRD交換用レール及びペデスタル内の状況確認を実施。 制御棒駆動機構(CRD)交換用レール ペデスタル ペデスタル開口部 RPV 制御棒駆動機構(CRD) 原子炉格納容器(PCV) 本日の調査範囲 プラット ホーム 約7.2m 格納容器貫通孔 (X-6ペネトレーション) ペデスタル内調査範囲 地下階 1 2.PCV内部調査にむけた作業ステップ ステップ1.装置の搬入 穴あけ装置 ステップ2.装置の設置 隔離機構 X-6ペネ 遮へい体 穴あけ装置 ステップ3.穴あけ 隔離機構ユニット※ X-6ペネ 穴あけ装置 ホールソー X-6ペネ クランプ ※隔離機構と遮へい体を組合せたもの ステップ4. X-6ペネ内,CRD レール事前調査 X-6ペネ ステップ5. ペデスタル内事前調査 ペデスタル X-6ペネ CRDレール パンチルト カメラ CRDレール パンチルト カメラ ステップ6. 堆積物除去装置の投入※ ステップ7. 自走式調査装置による内部調査 ※堆積物の状況により 実施しない可能性あり 堆積物 除去装置 自走式 調査装置 2 3−1.ペデスタル内事前調査結果 ステップ5 隔離弁 ガイドパイプ (Φ110mm) 格納容器貫通部 (X-6ペネ) 自走式調査装置による調査概要 パンチルトカメラ・照明 ペデスタル プラットホーム 制御棒駆動機構 代替遮へい体 格納容器内部 撮影範囲 CRDレール 吊天秤 ペデスタル開口部 ペデスタル壁面 3 3−2 .ペデスタル内事前調査結果 フラットバー TIP案内管 CRD下部 グレーチングなし 天 堆積物 パンチルトカメラ・照明 プラットホーム側 フラットバー グレーチングなし CRDレールとプラット ホームの開口部 4 4.まとめ 予定していた調査は計画通り実施できた。 • 調査した範囲では、CRDハウジング、PIPケーブル、CRD交換機は既設位置 に残存していることを確認した。 • CRDプラットホームグレーチングの一部に既設形状と異なる部分があった。 • CRDレール及びプラットホームグレーチング上に堆積物が確認された。 • ペデスタル内では、水滴が落下しているエリアが一部で確認された。 今後、今回取得した画像データを分析し、堆積物除去装置及び自走式調査装 置の投入可否について検討する。 格納容器/圧力容器の温度や,格納容器内のガスに関するパラメータなどの プラントパラメータの確認によって原子炉の冷却状態に異常がないことを確 認していることから、安定冷却されていると評価している。 作業は隔離弁やOリング等により気密を確保していること,O-リング部に原 子炉格納容器内圧力以上の圧力かけていることから、原子炉格納容器外部へ の漏洩はない。 格納容器内部からの放射線の影響も建屋や遮へい等により適切に管理されて おり,外部への影響はない。 5 (参考)作業風景 作業は、リモート室でカメラの遠隔操作を実施し、現場本部及び2号 機原子炉建屋内でガイドパイプの挿入・引抜きを実施。 【事務本館リモート室】 【2号機原子炉建屋内】 作業風景 6 (参考)カメラ画像補足説明 【パン(PAN)の例】 【チルト(TILT)の例】 ペデスタル内調査時 7 (参考)動画補足説明 № 映像時間 備 考 CRDレールから吊具 ① 0秒から13秒 ⑤ ③ ④ 装置の挿入 ② 14秒から37秒 ③ ④ ⑤ 38秒から1分14秒 1分15秒から1分57秒 1分58秒から2分31秒 8
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