第1章 第2次南魚沼市スポーツ推進計画の基本的事項 Ⅰ 策定の趣旨

第1章 第2次南魚沼市スポーツ推進計画の基本的事項
Ⅰ
策定の趣旨
南魚沼市では平成 24 年度から5か年を計画期間として、スポーツによる豊かな生活の実現を目
指して、南魚沼市スポーツ推進計画を策定し、地域におけるスポーツ施策を推進してきました。こ
の間、平成 25 年には 2020 年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、平成 27 年には、
国のスポーツ行政を一元的につかさどるスポーツ庁が発足するなど、我が国におけるスポーツの位
置は大きな変化に直面しています。一方、南魚沼市においては、平成 26 年度に大原運動公園整備事
業が完了し、あわせて市内第2のスポーツ施設指定管理団体が誕生するなどスポーツ環境は整いつ
つあります。また平成 27 年 10 月には、すべての市民がスポーツに親しみながら、生涯にわたって
健康で文化的な生活を送ることを目指して、「スポーツ健康都市」であることを宣言しました。
昨今、スポーツの効果による健康増進への市民の期待が高まっており、市民のだれもが気軽にス
ポーツができる環境、気軽に参加できるイベントの充実が求められてきています。一方で子どもの
体力については、体力測定結果において、新潟県は全国的にも上位に位置しているものの、学校現
場における児童・生徒のスポーツへの取組は二極化が進行しています。次代を担う子どもたちが生
涯を通じスポーツに親しみ、健康で文化的な生活を送るためにも、地域におけるスポーツ環境の整
備・充実は大きな課題です。
このたび、南魚沼市スポーツ推進計画の期間が満了することに伴い、市内のスポーツの実態と課
題を踏まえ、①生涯スポーツの推進
②スポーツ施設の整備・充実・利用 ③子ども(幼保・小・中)
の体力の向上 ④競技スポーツの推進 ⑤スポーツ支援体制の整備
を基本方針とし、
『第2次南魚
沼市スポーツ推進計画』を策定しました。平成 23 年に施行されたスポーツ基本法では、国や地方公
共団体の責務とスポーツ団体の努力などを定め、同法に基づいたスポーツ基本計画では、国のスポ
ーツ推進の基本方針が示されています。新潟県においても平成 28 年4月に『新潟県スポーツ推進プ
ラン』を策定し、県の課題解決にスポーツの力を活用すると謳っています。それら関連計画と連動
しながら、地域の実情に即した取組みを進めていくため、今般の新計画策定となったものです。
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Ⅱ
計画の位置づけと計画期間
国・県・市の各計画との関連体系
《国における主な関連計画》
第2次南魚沼市総合計画
○スポーツ基本計画
(平成 28 年~37 年度)
《自然・人・産業の和で築く安心のまち》
《新潟県における主な関連計画》
○新潟県スポーツ推進プラン
第2次南魚沼市スポーツ推進計画
(平成 29 年~33 年度)
Ⅲ
推進組織
実行組織 … 南魚沼市(生涯スポーツ係他、庁内連携先部署)
南魚沼市スポーツ推進委員協議会
協力団体 … 南魚沼市体育協会
南魚沼市文化スポーツ振興公社
BMS 南魚沼スポーツコミュニティ
他、スポーツに関する各種団体
意見・提言、調整審議
… 南魚沼市スポーツ推進審議会
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施策実現依頼(ソフト面)
Ⅳ
基本理念
市民のだれもが、いつでも、どこでも、気軽にスポーツを楽しめる環境や次代を担う子どもたちが
夢や希望を抱けるような環境を整え、スポーツを通じ生涯にわたって心身ともに豊かな生活を実現
するため、
「スポーツによる健康で豊かな生活の実現~ウォーキングからオリンピックまで~」を基
本理念とする。
基 本 理 念
「スポーツによる健康で豊かな生活の実現」
~ウォーキングからオリンピックまで~
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Ⅴ
基本方針
基本理念実現の為、以下の5つの基本方針に基づいた取り組みを実施します。
生涯スポーツの推進
市民のだれもが、いつでも、身近な場所でスポーツを継続して楽しめるような環境を整備する。
スポーツ施設の整備・充実・利用
だれもが行きたくなる施設をめざし、学校体育施設、社会体育施設の整備・充実し利用の促進
を図る。インターネットによる予約システム等を活用し、利用回数・稼働率の向上を図る。
子ども(幼保・小・中)の体力の向上
生涯にわたって健康で豊かな生活を送れるよう、子どものころからスポーツに親しむことを習
慣づける。運動に苦手意識を持たせることなく、スポーツの楽しさを広める。
競技スポーツの推進
子どもたちに競技スポーツへの入口を示し、指導者の資質向上とともにトップレベルの選手育
成を推進する。
スポーツ支援体制の整備
関連団体と連携し、地域を上げてスポーツを支援する体制を整備する。
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