平成29年2月2日(木) 12615号

昭和44年11月28日
日刊(祭日・土日休刊)
第三種郵便物認可
(1)
平成29年2月2日(木) 12615号
12月度アルミニウム圧延品、生産、出荷とも2か月連続で増加
日本アルミニウム協会
日本アルミニウム協会はこのほど、2016年12月度
のアルミニウム圧延品の生産・出荷動向をまとめた。
これによると、板類は、生産、出荷ともに2か月連
続でプラスとなった。生産は前年同月比3.0%増の10
万679トン、出荷は同2.2%増の9万8751トン。押出類
も、生 産、出 荷 と も2か 月 連 続 で プ ラ ス。生 産 は 同
5.8%増の6万6317トン、出荷は同6.1%増の6万5482ト
ン。はくも生産、出荷とも2か月連続でプラス。生産
は同5.5%増の9215トン、出荷は同12.7%増の9439ト
ンだった。
板類(出荷量)については、缶材は低アルコール飲
料の好調等により、同2.5%増の3万3624トンとなっ
た。自動車は、アルミパネルを含む乗用車へのアルミ
需要増やトラック架台の好調により、同4.8%増の1万
3038トンとなり、5か月連続でプラス。輸出は、内需
好調に伴う輸出の減少で同8.6%減の1万6080トンとな
り、4か月連続でマイナスとなった。
押出類(出荷量)については、建設は同4.7%増の3
万9820トン。プラスとなったが、前年の数字が低かっ
たことによるもので、輸入品(サッシ以外の構造物)
やアルミ・樹脂複合サッシの増加等により、需要は弱
含み。自動車は、乗用車へのアルミ需要増やトラック
架台の好調が継続し、同7.3%増の1万1255トン。
はく(出荷量)については、電気機械器具は、コン
デンサ向けが5割近い増加となり好調に推移し、リチ
ウムイオン電池向け(車載用他)が過半を占める「そ
の他の電気機器」の需要も堅調に推移し、同29.6%増
の4317トン。食料品は、微減だったが、需要としては
前年並みの同0.1%減の2377トンだった。
第71回香川丸亀国際ハーフマラソン
作・提供すると発表した。
同 メ ダ ル は、オ ー ス ト リ ア 造 幣 局 が 発 行 す る
「ウィーン金貨ハーモニー」の周囲をアクリルの枠で
装飾したメダル。提供メダルのサイズ内訳(金貨部分
のみ)は、「ウィーン金貨ハーモニー1oz(純金/約
31.1g/直 径 約37㎜、厚 さ 約2.0㎜)」、「ウ ィ ー ン 金
貨ハーモニー1/2oz(純金/約15.6g/直径約28㎜、厚さ
約1.6㎜)」が 各2枚、「ウ ィ ー ン 金 貨 ハ ー モ ニ ー
1/4oz(純金/約7.8g/直径約22㎜、厚さ約1.2㎜)」、
「ウィーン金貨ハーモニー1/10oz(純金/約3.1g/直径
約16㎜、厚さ約1.2㎜)」が各4枚の計12枚。メダル周
囲のアクリル枠は月桂樹をイメージした装飾を施して
いる。
なお、今年71回目となる香川丸亀国際ハーフマラソ
ン大会は、日本陸上競技連盟が主催・後援する大会
で、国際陸上競技連盟の格付けがある7大会の一つ。
入賞メダルを製作・提供
田中貴金属工業
田中貴金属工業は、今年2月4日、5日に開催される
第71回香川丸亀国際ハーフマラソン大会の協力社とし
て、同大会の入賞者に進呈される入賞者メダルを製
(2)
日刊金属
平成29年2月2日(木)
第3 四半期連結決算
(第三種郵便物認可)
資源価 格、地金価格の下落 などで減収減益
神鋼商事
神鋼商事の2017年3月期第3四半期(2016年4月1日
~同年12月31日)の連結業績は、売上高は前年同期比
9.3%減の5522億8300万円、営業利益は同25.8%減の
32億7700万円、経常利益は同16.0%減の38億8800万
円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同7.5%減
の27億4500万円となった。資源価格や地金価格の下
落、円高等の影響を受け減収減益となった。セグメン
ト別の業績は下記の通り。
▶鉄鋼セグメント:鋼板製品は、国内向けは在庫調整
が進んだことにより取扱量は増加したが、価格は市況
の低迷により下落した。また、輸出向けは、取扱量は
横ばいであったものの、価格は円高の影響等により下
落。線材製品は国内外ともに取扱量は横ばいだった
が、価格は国内向けにおいては自動車向けの下振れ、
輸出向けにおいては急激な円高等により、それぞれ下
落した。この結果、売上高は2082億6100万円(前年
同 期 比7.0% 減)、セ グ メ ン ト 利 益 は20億5700万 円
(同26.2%減)となった。▶鉄鋼原料セグメント:
輸入鉄鋼原料は配船の期ずれの影響から取扱量が減少
し、価格も下落。冷鉄源は取扱量が減少し、価格も下
落した。合金鉄、チタン原料は取扱量が減少。この結
果、売 上 高 は1560億5600万 円(同17.6% 減)と な
り、セグメント利益は6億5000万円 (同2.0%減)と
なった。▶非鉄金属セグメント:銅製品は空調用銅
管、自動車向け端子材用銅板条の取扱量が増加した。
アルミ製品はハードディスク用ブランク材、車両船舶
向けアルミ板条の取扱量が減少。また、非鉄原料はア
ルミ再生塊の取扱量が増加したが、総じてアルミ・銅
地金価格の下落の影響を大きく受けた。この結果、売
上 高 は1451億3600万 円(同10.1% 減)と な り、セ グ
メント利益は11億400万円(同18.2%増)となった。
▶機械・情報セグメント:機械製品は製鉄所向け設備
及び部品、化学会社向けプロセス機器等の取扱いは増
加したが、タイヤ機械、建設機械(クレーン)用部品
の取扱いが減少した。情報関連商品は太陽電池関連機
材、ハードディスク関連機材等の取扱いが減少。この
結果、売上高は480億9900万円(同0.4%増)となり、
セグメント利益は1億3800万円(同18.7%減)となっ
た。▶溶材セグメント:溶接材料は国内の取扱量は建
築鉄骨向けが堅調に推移し、建設機械向けは横ばいと
なったが、造船、化工機向けが減少した。一方で、輸
出は韓国LNG案件向けの取扱量が増加。溶接関連機器
は鉄骨溶接ロボットシステム、汎用溶接機の取扱いが
好調に推移したが、生産材料は溶剤原料、ステンレス
フープ材の取扱量が減少。この結果、売上高は321億
4900万円(同11.3%増)となり、セグメント利益は1
億8000万円(同61.5%増)となった。
通期については、売上高は前期比10.7%減の7070億
円、営業利 益は同33.1% 減の39億 円、経常 利益は 同
22.1%減の46億円、親会社株主に帰属する当期純利益
は同16.7%減の29億円を見込んでいる。
1月山元建値平均
金が116.99円高、銀が920円高
2017年1月の金銀山元建値平均価格が発表され、金
が前月比116.99円高の4,437.11円、銀が920円高の6万
3,720円となった。直近6か月の建値平均推移は次の通
り(金は1g当たり、銀は1㎏当たり)。
2016年
□8月
金:4,390.75円 銀:64,980円
□9月
金:4,376.05円 銀:64,640円
□10月
金:4,259.10円 銀:60,560円
□11月
金:4,329.55円 銀:61,770円
□12月
金:4,320.12円 銀:62,800円
2017年
□1月
金:4,437.11円 銀:63,720円
平成29年2月2日(木)
日刊金属
銅建値は据え置きの72万円
1月確定平均は69万9,400円
JX金属は1日、電気銅建値を据え置きの72万円と発表、同日から実施した。
1月 確 定 平 均 は69万9,400円。同 日 入 電 の L M E 銅 相 場 の セ ツ ル メ ン ト が
5,921.00ドル、東京市場の米ドルTTSレートは114.08円。この値で換算した採算
価格は、67万5,400円。建値と採算価格から見た諸掛りは4万4,600円となる。直
近6か月の建値推移は次の通り(キロ当たり円、カッコ内は改訂日)。
2016年
□9月
520(1) 530(15)
平均525.0
□10月
540(6)
平均538,4
□11月
550(1) 560(7) 620(10) 650(15) 660(22) 720(28)
平均629,0
□12月
710(1) 720(6) 700(9) 720(15) 690(20)
平均704.7
2017年
□1月
680(4) 690(10) 710(13) 690(18) 720(25)
平均699.4
□2月
720(1)
平均720.0
(第三種郵便物認可)
(3)
黄銅削粉買値2円
引き上げ544円に
関西の黄銅棒大手N社と三
菱伸銅は1日、黄銅削粉の買値
を2円引き上げの544円にする
と発表、同日から実施した。
インジウムは据え置き
DOWA
DOWAエレクトロニクス
は、1日出荷分からのインジ
ウム4N(ITOグレード)の
建値を据え置くと発表し
た。大 口 は キ ロ 当 た り3万
6,000円、小口は4万円。
(4)
日刊金属
平成29年2月2日(木)
(第三種郵便物認可)
亜鉛建値は6,000円引き上げの37万円
1月確定平均は35万7,400円
銅合金地金
標準販売価格発表
三井金属鉱業は1日、電気亜鉛建値を6,000円引き上げの37万円にすると
発表、同日から実施した。1月確定平均は35万7,400円。同日入電のLME
亜鉛相場のセツルメントが2,848.00ドル、1日の東京市場の米ドルTTSレー
トは114.08円。この値で換算した採算価格は32万4,800円。建値と採算価格
から見た諸掛かりは4万5,200円となる。直近6か月の建値推移は次の通り(単
位キロ当たり円、かっこ内は改定日)。
2016年
□9月
289(1) 292(6) 283(9) 277(14) 283(21) 277(27)
平均282.9
□10月
286(11) 280(14) 286(20) 292(26)
平均286.8
□11月
304(1) 298(7) 307(10) 328(15) 343(24)
平均320.5
□12月
355(1) 361(6) 355(9) 379(15) 352(20)
平均358.8
2017
□1月
343(4) 355(10) 361(13) 355(18) 364(23)
平均357.4
2月
370(1)
平均370.0
近畿青銅会
近畿青銅会(高木健会長)は、
2月1日付で銅合金地金標準販
売価格を決定した。販売価格
は次の通り(単位:キロ当たり
円、カッコ内は前回比)。
◇青銅BC1種
750円(+10)
◇青銅BC2種
910円(+0)
◇青銅BC3種
960円(+0)
◇青銅BC6種
810円(+5)
◇青銅BC7種
845円(+5)
◇黄銅YBSC3種 670円(+10)
◇鉛青銅LBC3種 935円(+5)
◇りん青銅PBC2種
980円(+0)
鉛建値は4,000円引き下げの32万5,000円
1月確定平均は31万1,000円
三菱マテリアルは1日、電気鉛建値を4,000円引き下
げの32万5,000円と発表、同日から実施した。1月確定
平均は31万1,000円。同日入電のLME鉛相場のセツ
ルメントが2,355.00ドル、東京市場の米ドルTTSレー
ト は114.08円。こ の 値 で 換 算 し た 採 算 価 格 は26万
8,600円。建値と採算価格からみた諸掛りは5万6,400
円となる。直近6か月の建値推移は次の通り(キロ当た
り円、カッコ内は改定日)。
洋白・りん青銅価格
関口冨美雄商店
関口冨美雄商店は、2017年2月の洋白及びりん青
銅価格を発表した。洋白は、ばね用洋白板45円引
き下げ、洋白板2種が48円引き下げ、洋白線2種が
48円引き下げ、快削洋白棒が48円引き下げとなっ
た。りん青銅は、ばね用りん青銅板が20円引き下
げ、りん青銅板2種が17円引き下げ、りん青銅線が
18円引き下げ、快削りん青銅棒が15円引き下げと
錫建値は50円引き下げの3,700円
1月確定平均は3,840円
三 菱 マ テ リ ア ル は1日、高 純 度 錫 地 金 (99.99%=
フォーナイン)の販売価格を50円引き下げの3,700円と
発表、同日より適用した。1月確定平均は3,840円。直
近6か月の価格推移は次の通り(円/キロ、カッコ内は
平均)。
2016年
□9月
3,350(1)3,450(8) 3400(16) 平均3,400
2016年
□9月
□10月
□11月
□12月
2017年
□1月
□2月
253(1) 260(7) 249(13)
270(3) 265(18)
274(1) 281(10) 303(24)
320(1) 332(14) 315(20)
平均252.0
平均267.5
平均286.7
平均326.0
289(4) 306(11) 318(19) 329(25)平均308.1
325(1)
平均325.0
なった。各品種の販売価格は次の通り(円/キ
ロ)。
◇ばね用洋白板(C7701P)
2,346円
◇洋白板2種(C7521P)
2,192円
◇洋白線2種(C7521W)
2,192円
◇快削洋白棒(C7941B)
2,565円
◇ばね用りん青銅板(C5210P) 2,367円
◇りん青銅板2種(C5191P)
2,123円
◇りん青銅線(C5191W)
2,331円
◇快削りん青銅棒(C5441B)
2,285円
□10月
□11月
□12月
2017年
□1月
□2月
3,500(17)
3,600(1)
3,800(1) 3,900(19)
平均3,480
平均3,600
平均3,850
3,900(1) 3,850(16) 3,750(24)平均3,840
3,700(1)
平均3,700
本日の故銅市況は休載します。1日の東京外国為替市場米
ドルTTSは前日比0.73円の円高ドル安1ドルが114.08円。NY
カーブのLME先物比が53.50ドル高。電気銅国内採算値は前
日比3,000円高の71万5,000円。建値は72万円に据え置き。
平成29年2月2日(木)
日刊金属
(第三種郵便物認可)
(5)
LME銅公式値ベースで続伸 カーブ取引も反発
COMEX銅も反発 ドル安が奏効地合い好転
LME非鉄は全面高 錫、ニッケルは大幅上伸
1日入電の海外相場は、銅の直物がLME(ロンドン
金属取引所)の公式値ベースで、前日の5,856.50ドル
より64.25ドル高の5,920.75ドル。3か月物は前日の
5,876.00ドルより53.50ドル高の5,929.50ドル。LME公
認在庫銅は、前日の26万2,000トンより約1,000トン減
の26万1,000ト ン。COMEX(ニ ュ ー ヨ ー ク 商 品 取 引
所)銅 相 場(2月 限)は、前 日 の264.75セ ン ト よ り
7.40セ ント高 の272.15セ ント。カー ブ取引は 前日比
171.00ドル~172.00ドル高の5,991.00ドル~5,993.00
ドル。SHFE(上海先物取引所)は、2月2日(現地)
まで旧正月の連休で休場。
錫は反発
LME錫相場の直物は、前日の1万9,697.50ドルよ
り380.00ドル高の2万0,077.50ドル。3か月物も前日
の1万9,722.50ドルより340.00ドル高の2万0,062.50ド
ル。
1/23~1/27(現地)
鉛も反発
L M E 鉛相 場 の直 物 は、前 日 の2,319.75ド ル よ り
34.75ド ル 高 の2,354.50ド ル。3 か 月 物 も 前 日 の
2,294.00ドルより61.00ドル高の2,355.00ドル。
亜鉛は続伸
LME亜鉛相場の直物は、前日の2,768.25ドルより
79.50ド ル 高 の2,847.75ド ル。3 か 月 物 も 前 日 の
2,774.25ドルより75.50ドル高の2,849.75ドル。
アルミは反発、アルミ合金は横ばい、北米特殊アルミ
合金も横ばい
LMEアルミ相場の直物は前日の1,806.50ドルより
13.50ド ル 高 の1,820.00ド ル。3 か 月 物 も 前 日 の
1,810.25ドルより10.25ドル高の1,820.50ドル。LMEア
ルミ合金相場は横ばい。それぞれの)1,590.00ドル、
1,6050.00ドル。LME北米特殊アルミ合金相場も横ば
い。それぞれが1,780.00ドル、1,800.00ドル。アルミ
のLME公式在庫は、前日のおよそ227万4,000トンより
約5,000トン減のおよそ226万9,000トン。
ニッケルは続伸
LMEニッケル相場の直物は前日の9,492.50ドルよ
り392.50ド ル 高 の9,885.00ド ル。3 か 月 物 も 前 日 の
9,535.00ドルより400.00ドル高の9,935.00ドル。
(6)
平成29年2月2日(木)
日刊金属
(第三種郵便物認可)
平成29年2月2日(木)
日刊金属
(第三種郵便物認可)
(7)
(8)
平成29年2月2日(木)
日刊金属
(第三種郵便物認可)