「可搬式初期消火器具の設置協力に関する協定」を締結

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平成 29 年1月 25 日
消 防 局 予 防 課
横浜市と市内で店舗を運営する 17 社が
「可搬式初期消火器具の設置協力に関する協定」を締結
~地域初期消火力のさらなる向上を目指して~
横浜市は、東日本大震災の教訓等を踏まえ、「横浜市地震防災戦略」に基づき、地震火
災による被害の軽減を図るための具体的な取組の一つとして、地域の初期消火力の向上を
目的に、自治会町内会の皆様と、可搬式初期消火器具の設置・普及に取り組んでいます。
この取組をより一層進めるため、横浜市は市内で複数の店舗を運営する 17 社と
「可搬式初期消火器具の設置協力に関する協定」を、本日付で締結しました。
1 協定締結 17 社(合計 492 店舗:平成 28 年 12 月 31 日現在)<50 音順>
会社名
会社名
店舗数
会社名
店舗数
8 ネッツトヨタ横浜㈱
20
店舗数
㈱AOKI ホールディングス
52
㈱スズキ自販神奈川
神奈川スバル㈱
33
トヨタカローラ神奈川㈱
16 ブックオフコーポレーション㈱
25
トヨタカローラ横浜㈱
10 ㈱ホンダカーズ横浜
19
日産プリンス神奈川販売㈱
34 ヤマト運輸㈱
神奈川ダイハツ販売㈱
8
神奈川トヨタ自動車㈱
17
㈱関東マツダ
9
日本マクドナルド㈱
79 横浜トヨペット㈱
関東三菱自動車販売㈱
7
ネッツトヨタ神奈川㈱
11
115
29
※FC店舗を含む。
2 協定の内容等(別添資料参照)
、「費用負担」等の、
可搬式初期消火器具の設置協力に関して、会社側の「協力内容」
基本的な事項を定めました。
この協定に基づき、自治会町内会の要望を取りまとめた横浜市が、各社と事前調整を
行い、その後、自治会町内会と設置協力会社間で個別の協定を締結することになります。
3 経緯
横浜市では、可搬式初期消火器具の設置普及を進めていますが、地域から、「設置し
たいが、設置する場所が見つからない。」といったご相談が多く寄せられました。
このような地域の皆様の声を受け、市内に店舗を運営する会社と「可搬式初期消火器
具の設置協力に関する協定」を、平成 26 年度8社、昨年度8社と締結し、ご協力をいた
だいております。
設置普及をさらに推し進めるため、市内に複数の店舗を運営する会社等に対し、設置
場所の提供についてご相談を重ねてきた結果、このたび、17 社からご協力をいただくこ
ととなりました。
裏面あり
4 設置協力事業の予定
4月
消防局による自治会町内会への募集受付開始
8月
消防局による設置要望の取りまとめ、協力会社への依頼及び事前調整
9月
協力会社と自治会町内会間で、設置に関する協定締結
12 月~
店舗に可搬式初期消火器具の設置
参
考
【可搬式初期消火器具(スタンドパイプ式初期消火器具)とは】
可搬式初期消火器具とは、消火栓に直接ホースなどを接続し、初期消火を行うた
めの器材一式を、車輪付きの台車に積載した、移動可能な消火器具で、女性や高齢
者にも容易に取り扱うことができます。
大型消防車両が進入できない道路狭あい地域では、特に効果が期待され、火元直近
の消火栓を活用した有効な消火活動ができます。
可搬式初期消火器具
放水の様子
前面扉開放時
消火栓にスタンド
パイプ等を接続し
た状態
↑台車自体が箱型の一例
↑箱に収納される台車型の一例
【過去の「可搬式初期消火器具の設置協力に関する協定」締結状況】
(店舗数については締結時の数)
平成 26 年度 協定締結
会社名
国分グローサーズチェーン㈱
㈱スリーエフ
平成 27 年度 協定締結
会社名
店舗数
3
89
店舗数
㈱カメガヤ
50
㈱クリエイト エス・ディー
81
㈱セブン-イレブン・ジャパン
442
㈱サイゼリヤ
50
㈱ファミリーマート
332
㈱サンドラッグ
17
㈱ポプラ
13
㈱CFS コーポレーション
ミニストップ㈱
41
㈱セブン&アイ・フードシステムズ
山崎製パン㈱
45
㈱ゼンショーホールディングス
㈱ローソン
364
㈱吉野家
お問合せ先
消防局予防課長
秋元
雅彦
Tel 045-334 -6601
102
22
151
28
可搬式初期消火器具の設置協力に関する協定書
横浜市(以下「甲」という。
)と【※ご協力いただく企業様】
(以下「乙」という。)は、
自治会・町内会(以下「自治会等」という。)が所有する可搬式初期消火器具の設置普及の
ための協力(以下「本協力」という。
)に関して次のとおり協定(以下「本協定」という。
)
を締結する。
(目的)
第1条
この協定は、地域の初期消火力向上を図るため、自治会等が乙に対して要請する
可搬式初期消火器具の設置協力について、あらかじめ必要な事項を定める。
(責務)
第2条
本協力において、甲、乙の責務は次のとおりとする。
(1) 甲の責務
ア
自治会等に対して設置条件・協定内容等の説明を行うこと
イ
自治会等からの設置希望に基づく、乙への設置依頼を行うこと
ウ
自治会等と、乙及び乙の運営店舗(以下「乙店舗」という。)が行う設置協議への
立会いを行うこと
(2) 乙の責務
自治会等からの設置依頼に基づく、該当する乙店舗との調整を行うこと
(設置協力の基本事項)
第3条
乙と自治会等が別途締結する協定の基本事項については次のとおりとする。
(1) 可搬式初期消火器具の設置に関する協力
自治会等の所有する可搬式初期消火器具の設置について、乙は設置場所の提供を無
償で行うものとする。
(2) 協力内容
ア
乙店舗の敷地を、可搬式初期消火器具の設置場所として提供するものとする。
イ
乙店舗において、可搬式初期消火器具の持ち出し、破損などを覚知したときは、
自治会等へ連絡するものとする。
(3) 費用の負担
可搬式初期消火器具の設置、保守・点検の実施、撤去、撤去に係る原状回復等、乙
店舗に設置する可搬式初期消火器具に係る一切の費用は自治会等が負担する。
(4) 責任の所在
自治会等は乙に対し、可搬式初期消火器具の設置に関して如何なる責任も問うこと
ができないものとし、可搬式初期消火器具の設置に起因して生じた損害や事故の損害
については、自治会等が責任を負う。
(協定の有効期間)
第4条
2
本協定の有効期間は、締結日から1年間とする。
前項に定める期間の満了する1か月前までに、甲、乙いずれかから書面による申し
出がなければ、本協定を更に1年間更新し、その後も同様とする。
(疑義事項の取扱い)
第5条
この協定書に定めのない事項及びこの協定書に疑義が生じた場合は、甲乙がその
都度協議して定めるものとする。
本協定の締結を証するため、本書2通を作成し、甲乙は記名押印のうえ、各1通を保有
する。
平成
年
月
日
甲
神奈川県横浜市中区港町1丁目1番地
横浜市
横浜市長
乙
【※ご協力いただく企業様】