名張市外国語指導助手(ALT)派遣業務仕様書

名張市外国語指導助手(ALT)派遣業務仕様書
1 目的
英語を母国語とする外国語指導助手(以下ALTという)を招致し、小学校において、
外国語に親しませ、外国語活動や国際理解教育の推進を図る。
2 契約期間
平成29年4月1日~平成31年2月28日
※本件は地方自治法(昭和22年法律第67号)第234条の3の規定による長期
継続契約であるため、本契約締結の属する年度の翌年度以降において、歳出予算
の当該金額について減額または削除があった場合は、市は、この契約を変更また
は解除できることが契約条項となる。
派遣期間:1年目 平成29年5月1日~平成30年2月28日
2年目 平成30年5月1日~平成31年2月28日
3 勤務日数・勤務時間等
(1)派遣期間内 1 年につき160日程度
(2)ALTの勤務時間は、休憩時間を除き1週間について35時間とする。
(3)ALTの勤務時間の割振りは、月曜日から金曜日までの毎日午前8時30分から
午後4時30分までを基本とし、月曜日から金曜日までの児童の昼食時間に合わ
せて60分間は休憩時間とする。
(4)勤務を要さない日
ア 夏季休業日、冬季休業日、学年始休業日、学年末休業日
イ 土曜日、日曜日、祝祭日
(5)勤務日及び勤務時間外に業務を実施したときは、総業務日数、総業務時間の中で
相殺する。
4 ALTの派遣数
3名
5 派遣業務場所
派遣計画に基づく、名張市内の指定された小学校
派遣予定小学校一覧
名張小学校
蔵持小学校
薦原小学校
比奈知小学校
美旗小学校
箕曲小学校
錦生赤目小学校
桔梗が丘小学校
桔梗が丘南小学校
桔梗が丘東小学校
つつじが丘小学校
すずらん台小学校
梅が丘小学校
百合が丘小学校
名張市丸之内55番地
名張市蔵持町原出338番地
名張市薦生1595番地
名張市下比奈知1422番地
名張市新田117番地2
名張市夏見351番地
名張市赤目町檀116番地
名張市桔梗が丘3番町2街区67番地
名張市桔梗が丘5番町12街区38番地
名張市桔梗が丘7番町1街区86番地
名張市つつじが丘北3番町5番地
名張市すずらん台東3番町219番地
名張市梅が丘北1番町340番地
名張市百合が丘東9番町1番地
6 業務内容
◎事業者(派遣元)の行う業務
(1)市内小学校へのALT派遣業務
(2)上記(1)の業務を円滑に履行するために必要な次の業務
ア)名張地区担当コーディネーターの選定
イ)市教育委員会・学校・ALTの連絡調整
ウ)コーディネーターによる学校訪問、ALTの業務遂行状況の把握及び評価
エ)ALTに対する学習指導要領に基づく外国語活動のねらいと指導カリキュラムの
理解及び実践、担任とのTT授業の方法、日本語でのコミュニケーションや打合
せの方法、その他業務遂行に必要となる研修の実施
オ)学校への定期的ヒアリング、アンケートの実施
カ)ALTにかかる学校からの要望や苦情等への対応
キ)ALTの勤務管理及び欠勤・遅刻等がある場合の市及び学校への事前報告
ク)ALTが学校の指揮命令に忠実に従い、学校の規律、施設管理上の規則等を遵守
するための適切な措置
ケ)ALTへの指導方法等の助言及び教材作成業務支援
コ)学校への学習プログラム及び教材の提供
サ)教育委員会がALTに依頼する研究会・研修会・会議等への協力・出席
シ)派遣法により派遣元に義務づけられている諸手続き
◎ALT(派遣労働者)の行う業務
(1) 小学校における外国語活動、国際理解教育の補助
(2) 外国語教材作成の補助
(3) 日本人外国語担当教員等に対する現職研修への補助
(4) 特別活動および課外活動への協力
(5) 市教育委員会が実施する教員研修等への参加
(6) 市教育委員会との業務に関する打ち合わせ
(7) その他所属長または校長が必要と認める職務
※教職員と十分な打合せ時間を持ち、協力して授業計画を立て、相互に情報を伝え合
い、授業の有効性を検討する。
7 ALTの条件
(1)英語が母国語である者。かつ中学校外国語科検定教科書附属CDに準ずる英語の
発音・イントネーションで指導できること。
(2)英語指導経験があり、又は英語指導の研修を十分に受け、指導に長けていること。
(3)積極的に子どもたちと共に活動する意欲があること。
(4)心身ともに健康であり、通年勤務すること。
(5)教職員等と積極的にコミュニケーションを図り協調性があること。
(6)日常会話程度の日本語が話せ、教職員と日本語でコミュニケーションを図ること
ができること。
(7)指導者としてふさわしい態度・服装等をすること。
(8)名張市内の定められた学校を、距離等にかかわらず責任を持って巡回できること。
(9)勤務時間を厳守できること。
(10)名張市個人情報保護条例の規定を遵守できること。
(11)職務専念義務・守秘義務を履行すること。
(12)雇用終了後も、守秘義務を厳守できること。
(13)日本での就労が認められており、犯罪に係わる刑罰等の執行猶予を受けていない
こと。
(14)営利につながる行為をしない者であること。また、布教活動、政治活動を行わな
い者であること。
8 事業費
事業費の内訳は、次の内容を含むものとする。
(1) 人件費(社会保険料、雇用保険料、労災保険等含む)
(2) 交通費
(3) 運営管理費及び諸経費
・派遣元が行う指導員の採用、育成、研修にかかる経費
・スケジュールの管理等運営に伴う費用
・渡航費、住居費、生活費
・教材費
(4) 通信費
9 報告書の提出
(1) ALT の名簿及び写真付き履歴書
(2) 採用前健康診断票
(3) 労働者災害補償保険に加入していることがわかる物
(4) 月別業務報告書
(5) 業務完了報告書
※(1)(2)(3)については、勤務開始までに提出する。
※(4)については、翌月の 15 日までに提出し、年度の最終月は事業終了後に提出する。
※(5)については、派遣業務完了後 10 日以内に提出する。
10 支払い方法
支払い方法については年額分を5月から2月の10ヶ月に均等払いとする。請求書
を確認の上、契約にもとづき後払いとする。
11 ALTの業務遂行中及び業務場所への移動中における事故等について
(1) ALTの業務遂行中及び業務場所への移動中の身体に係わる事故については
派遣元の責任において一切処理をするものとする。
(2) ALTの業務遂行中及び業務場所への移動中等において、加害者となった場合は
派遣元の責任において一切処理をするものとする。
(3) 派遣事業の実施上、派遣元またはALTの責に期す理由により教育委員会、学校
または第三者に損害を与えた場合は、その派遣元の責任において賠償すること。
12 その他
(1) 勤務に必要な用具類は派遣元で準備する。
(2) 学校・教育委員会・ALTの間に、名張地区担当コーディネーターが入り、相互の
連絡・打合せ等の補助をする。ALTが当該校に初めて打ち合わせ等で訪問する際
には、派遣元も参加する。
(3) 派遣元は、学校側とのトラブルやALTの交通事故等が生じないように事前研修を
必ず行い、万一トラブルや交通事故等が生じた場合は派遣元が窓口となり早期に解
決する。
(4) 担当のALTが万一病気等の理由で欠勤する場合は、必要に応じて代理者を派遣で
きるようにする。
(5) 次のいずれかに該当する事由が生じた場合には、ALTを速やかに変更すること。
①日本国憲法その他日本の法令に違反した場合
②ALTの担当する職務にふさわしくない行為があった場合
③身体又は精神の障害により職務にふさわしくない行為があった場合
④勤務態度が不良で改善の見込みがないと認められた場合
⑤市教育委員会がその適性を欠くと判断した場合
(6) (5)以外の場合に、派遣元の都合による変更は原則行わない。
(7) ALTは、勤務時間及び職務上の注意力のすべてを職務遂行のために用いること。
(8) ALTに対する指揮命令者は学校長、学校教育室長とする。
(9) その他、詳細については派遣元と学校教育室の間で調整する。