別 添 鳥取県ウラジオストクビジネスサポートセンター設置運営業務委託仕様書 １ 業務の実施 鳥取県（以下「甲」という。 ）が設置する鳥取県ウラジオストクビジネスサポートセンター の設置運営について、受託者（以下「乙」という。 ）はこの仕様書に基づいて業務を実施する ものとする。 ２ 設置目的 鳥取県ウラジオストクビジネスサポートセンターは、ウラジオストクに設置することとし、 以下５の業務に従事し、鳥取県並びに鳥取県内団体及び企業 (以下「鳥取県内企業等」とい う。)のロシア展開のトータルサポートを行うことを目的として設置し、運営する。 ３ 履行期間 平成２９年４月１日から平成３０年３月３１日までとする。 ４ 設置場所 ロシア連邦沿海地方ウラジオストク市に設置すること。 ５ 設置要件 （１） 鳥取県ウラジオストクビジネスサポートセンターに関し、乙は、同センター内に、 同センターがある旨を表示すること。 （２）甲及び県内関係者が同センターを訪問した際、協議及び商談等が可能な協議スペース を確保すること。 （３）鳥取県観光パンフレットを閲覧・配布できるスペースを確保すること（常時、Ａ４サ イズ、２０部・５種類以上が閲覧・配布可能であること。） 。 （４）コピー機利用料、電気代、光熱水費、管理費、通信費等は委託料に含むこと。 （５）日本国内において、鳥取県ウラジオストクビジネスサポートセンターの管理運営にあ たり、電話、ファクシミリ及び電子メールにより連絡できる体制となっていること。 ６ 業務内容 （１） ロシア沿海地方における連絡調整等 ア 鳥取県商工労働部通商物流課からの指示に基づき、以下について連絡調整 （ア）沿海地方行政府、沿海地方投資エージェンシー、沿海地方輸出促進センター、沿海 地方経済団体及び企業等ロシア側関係者との緊密な連絡による鳥取県と沿海地方との ビジネス案件に関する調整 （イ）鳥取県内企業等のウラジオストク訪問について、訪問先へのアポイントメント取得 通訳・車両斡旋 イ ロシア側関係団体及び企業等からの要望事項及びビジネスマッチング依頼があった 場合の鳥取県商工労働部通商物流課への迅速な報告 ウ 鳥取県と沿海地方との間の観光誘客に関するウラジオストク旅行会社等との連絡調整 （２） 情報発信・収集 ア 鳥取県が実施する行事についての情報発信 イ 鳥取県の経済状況、鳥取県内企業のビジネス概況及び鳥取県の物産・観光についての 情報発信 ウ 沿海地方及びその他ロシア地域における法制度改変及びビジネストピックス等につ いての情報収集 エ 環日本海定期貨客船航路（境港⇔韓国東海港⇔ロシア連邦ウラジオストク港）の貨物 創出に向けた情報収集 ７ 人員体制 乙は、以下に示す能力を有する職員を配置すること。 （１）日本語で業務ができる職員を常時１名以上配置すること。 （２）日本語、ロシア語におけるコミュニケーションが円滑にできること。 ８ 業務日及び業務時間 原則として以下を除く日の午前９時から午後６時まで（現地時間） 。ただし、訪問団の受入 れ等により特別に業務が必要となる場合はこの限りでない。 ・日曜日及び土曜日 ・ロシアにおける祝日に関する法律に規定する休日 ・年末年始（１２月２９日から翌年１月３日までの日） ９ 業務に係る経費 業務の遂行に当たり必要となる事務費、手続経費等全ての経費は、委託料に含むものとし、 甲は委託料の額を上限に乙に支払を行う。ただし、業務の実施に当たり、有料が適当と思わ れる業務案件については、乙は事前に甲と協議の上決定し、依頼企業から実費経費を徴収す ることは妨げない。この場合において、委託料の確定額は、委託料の上限と委託業務に要した 経費の実支出額（実支出額からその収益を差し引いた額）とのいずれか低い額とする。 １０ 業務日誌及び実施報告 乙は、業務の実施に当たって、次の文書を作成し甲に提出しなければならない。 なお、様式については、別途甲乙協議の上定める。 業務実施報告書 毎月、業務終了月の翌月１０日までに提出すること。 ・業務実施報告書には、当月の窓口開設状況、業務状況、ビジネスサポート対応状況、 相談及び来訪件数、連絡調整概要、企業訪問概要等の概況について記載すること。 ・相談等の業務については、詳細を記録した個別票を添付すること。 １１ その他 （１）乙は、本件業務において知り得たことを他に漏らしたり、本件業務以外の目的で使用し てはならない。 （２）乙は本件業務において、作成、記録及び保存した中間データ並びに成果物について契約 終了後は保持、蓄積してはならない。乙はそれらのデータ、調査書類等を使用の有無に拘 わらず、契約終了後、速やかに甲に提出することとする。 （３）契約満了に伴う鳥取県ウラジオストクビジネスサポートセンターの運営に係る成果案件 については、甲に帰属させるものとする。 １２ その他 予想しない状況により困難が生じた場合など、上記以外の事項について処理する必要が 生じた場合は、乙は甲と速やかに協議の上、協力して解決に取り組むこととする。
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