潜熱蓄熱および化学蓄熱システムの開発

潜熱蓄熱および化学蓄熱システムの開発
ざっくりと蓄熱材をスクリーニングしたい時も、
じっくりと検討してプロセス設計につなげたい時も、
背景・目的
潜熱蓄熱・化学蓄熱プロセスの設計
熱を貯蔵して利用する技術、蓄熱には多くの研究事例と関心が集められています。
蓄熱プロセス設計の際の必須過程である蓄熱材の選定からサポートいたします。
蓄熱技術の種類
顕熱蓄熱
プロセス設計時に考慮すべき点
潜熱蓄熱
化学蓄熱
蓄熱量
比熱×温度差
潜熱
反応熱
(蒸発潜熱)
水の例
167kJ/kg
(60→20℃温度差)
336kJ
(0℃融解潜熱)
2454kJ/kg
(20℃蒸発潜熱)
比較的高い蓄熱量、
比較的簡単な蓄熱、熱
取り出し操作のため実
用化が進んでいる。
昔から利用されてきた。
特別な装置、技術は必
要としない。
顕熱蓄熱
潜熱蓄熱
化学蓄熱
比熱
融解熱
反応熱
-
凝固点
転換温度
平衡からのずれ
-
過冷却
過剰濃度
ずれの解除
-
結晶核剤
反応触媒
平衡
化学物質の反応熱を
利用。水の蒸発潜熱を
伴う場合が多く、非常
に大きな蓄熱量が期待
できる。
その他にも熱移動、物質移動、反応速度など
本技術の特徴
蓄熱材の選定の目安、評価
スケールアップ
水蒸気圧曲線測定
温調器内
DSC(示差走査熱量分析
示差走査熱量分析)
示差走査熱量分析)で評価
DSC(
比熱
データロガー
潜熱
潜熱耐久性
状態図作成(部分)
熱分解温度
相変化点
粘度測定
など
恒温槽でのスクリーニング
水和・脱水試験
流動性
水分脱着
など
KRIからのご提案/今後の展開
今後の展開
KRIからのご提案
● 蓄熱システムの考案・実用化に向けた実証試験
蓄熱システムの考案・実用化に向けた実証試験
蓄熱材の改良、ベンチ・プラント利用を念頭に置いたラボスケールでの試験
● 全体プロセスのフィジビリティスタディ
特許権利関係の調査、安全性の調査、原料原単位、エネルギー原単位、設備投資額などを推算し、
事業採算性を検討
株式会社 KRI
環境化学プロセス研究部 tel:06-6466-2911
メールでのお問い合わせはこちらから