長野県における外国人雇用状況の届出状況 (平成 28 年 10 月末現在) 外国人雇用状況の届出制度は、雇用対策法に基づき、外国人労働者の雇用管理 の改善や再就職支援を図ることを目的として、すべての事業主に対し、外国人労 働者(特別永住者及び在留資格「外交」 ・ 「公用」の者を除く。以下同じ。)の雇入 れ又は離職の際に、当該外国人労働者の氏名、在留資格、在留期間等について確 認し、厚生労働大臣(ハローワーク)へ届け出ることを義務付けているものです。 平成 28 年 10 月末現在で長野労働局が集計した県内で外国人労働者を雇用して いる事業所数は 2,920 事業所、雇用されている外国人労働者数は 14,145 人で、そ の概要については以下のとおりです。(全国の状況については、平成 29 年 1 月 27 日厚生労働省において公表〔ホームページ URL http://www.mhlw.go.jp/〕) (注) 当該数値は平成 28 年 10 月末時点の事業主から提出のあった届出件数を集計したものであり、必ずしも外国人 労働者全数とは一致していない。 ◇ 外国人雇用状況の届出状況一覧 ◇ (図1)国籍別外国人労働者の割合 (図2)在留資格別外国人労働者の割合 (図3)安定所別外国人雇用事業所数及び外国人労働者数 (図4)産業別外国人労働者数 (図5)事業所規模別外国人労働者数 長野労働局職業安定部職業対策課 届出状況の概要 1 外国人労働者を雇用している事業所及び外国人労働者の概要 (1)平成 28 年 10 月末現在、外国人労働者を雇用している事業所数は 2,920 か所であ り、外国人労働者数は 14,145 人であった。これは平成 27 年 10 月末現在の 2,747 か所、12,709 人に対し、173 か所(6.3%)の増加、1,436 人(11.3%)の増 加となった。 (2)このうち、労働者派遣・請負事業を行っている事業所は 212 か所、当該事業所で 就労する外国人労働者は 2,951 人であり、それぞれ事業所全体の 7.3%、外国人労 働者全体の 20.9%を占めている。 2 外国人労働者の属性 (1)国籍別にみると、中国(香港等を含む。以下同じ。)が 4,315 人で、外国人労働 者数全体の 30.5%を占め、次いで、フィリピンが 2,518 人(17.8%)、ブラジルが 2,455 人(17.4%)となっている。 【図 1】 図1 G7/8+ オーストラリア+ ニュージーランド 398人 2.8% 国籍別外国人労働者の割合 その他 1,947人 13.8% 中国 (香港等を含む) 4,315人 30.5% ペルー 187人 1.3% 外国人労働者 14,145人 ブラジル 2,455人 17.4% ネパール 174人 1.2% 韓国 235人 1.7% ベトナム 1,916人 13.5% フィリピン 2,518人 17.8% (2)在留資格別にみると、 「身分に基づく在留資格(注 1)」が外国人労働者全体の 52.7% を占め、次いで、 「技能実習(注 2)」が 32.5%、 「専門的・技術的分野の在留資格」が 7.3% となっている。【図 2】 図2 在留資格別外国人労働者の割合 専門的・技術的分野の在留資格 1,026 人 7.3% 特定活動 102 人 0.7% 身分に基づく在留資格 7,452 人 52.7% 外国人労働者数 14,145人 技能実習 4,604 人 32.5% 資格外活動 961 人 6.8% (注 1)「身分に基づく在留資格」には、「永住者」 、 「日本人の配偶者等」 、 「永住者の配偶者等」 、 「定住者」が該当する。 (注 2)平成 22 年 7 月に「技能実習」の在留資格が新設された。それ以前に技能実習生として雇い入れられた労働者は 「特定活動」の在留資格として届け出られていた。 3 安定所別外国人雇用事業所数・外国人労働者数 (1)外国人雇用事業所数を安定所別にみると、佐久が 24.7%を占め、次いで松本が 15.0%、諏訪 10.9%、伊那 9.5%となっている。 外国人労働者数を安定所別にみると、伊那が 16.5%を占め、次いで松本が 16.4%、 佐久 15.0%、上田 12.7%、諏訪 11.0%となっている。(注 1)【図 3】 図3 安定所別外国人雇用事業所数及び外国人労働者数 労働者数(人) 事業所数(所) 2,500 800 700 2,000 600 500 1,500 400 1,000 300 200 500 100 篠ノ 井 飯山 木曽 佐久 大町 須坂 諏訪 福島 1,154 2,314 1,802 960 2,329 764 530 145 2,116 190 288 1,553 125 28 81 長野 松本 上田 飯田 伊那 外国人労働者数 外国人雇用事業所数 260 437 266 183 277 168 721 56 318 (注)佐久の外国人労働者数 2,116 人のうち、1,397 人は「技能実習」で、農業・林業事業所で 1,195 人を受け入れている。 4 産業別・事業所規模別にみた外国人労働者の就労状況 (1) 産業別に外国人労働者をみると、「製造業」が 54.1%を占め、次いで「サービス業 (他に分類されないもの)」(注 1)が 14.3%、 「農業、林業」が 9.6%、 「宿泊業、飲食 サービス業」が 5.4%、 「卸売業、小売業」が 4.2%となっている。【図 4】 図4 産業別外国人労働者数 その他 885 人 6.3% サービス業(ほかに分類 されないもの) 2,019 人 14.3% 農業、林業 1,358 人 9.6% 建設業 411人 2.9% 教育、学習支援業 367 人 2.6% 外国人労働者数 14,145人 宿泊業、飲食サービス業 764 人 5.4% 卸売業、小売業 591 人 4.2% 製造業 7,651 人 54.1% 情報通信業 99人 0.7% (注)「サービス業(他に分類されないもの)」には、建設設計業、法律事務所、労働者派遣業、ビルメンテナンス業等が含まれる。 (2)事業所規模別にみると「30 人未満」規模の事業所が最も多く、外国人労働者全体 の 40.5%を占め、次いで、「100~499 人」が 26.1%、「30~99 人」が 23.0%、 「500 人以 上」が 10.1%となっている。【図 5】 図5 事業所規模別外国人労働者数 不明 50人 0.4% 500人以上 1,427人 10.1% 30人未満 5,728人 40.5% 外国人労働者数 14,145人 100~499人 3,692人 26.1% 30~99人 3,248人 23.0%
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