レジュメ - 資格の学校TAC

「W ライセンスで人生の選択肢を広げる!社労士&診断士 Step Up セミナー」
森を見るのが得意な
中小企業診断士
木を見るのが得意な
木
木木
社会保険労務士
中小企業診断士から見えるもの
社会保険労務士から見えるもの
経営資源を客観的に「俯瞰する目」
人に関わる経営判断を指導する「法律の目」
・経営資源の効果的な活用を図り、
・労働者の労働条件の規定・変更
・市場における競争優位を確立し、
・労働者の安全衛生・健康・生活を保護する為の
・外部環境の変化に対応するために
会社が負担すべき財務的支出の助言ができる。
「今すべきこと」
「将来すべきこと」
を提案できる。
企業と外部環境を経営資源という観点で分析で
法令順守のご意見番として、法的なリスクを助言
きる、
する
「視野の広い目」をもつのが中小企業診断士
「専門的な目」をもつのが社会保険労務士
中小企業診断士にとっての人とは
人
■積極的に活用すべき重要な経営資源
■最低の労働条件を規定することで人としての生
・競争優位の確立に欠かせない資源
活を保護
・経済的/非経済的インセンティブを管理して
■労働災害防止と災害発生時の補償の仕組みを整
モチベーション向上を図る
オフェンスに強い診断士
社会保険労務士のとっての人とは
備することで労働者の安全と生活を保護
ディフェンスに強い社労士
診断士&社労士のダブルライセンスで強い会社を作る
1
過去問の紹介
平成 28 年 2 次試験(事例Ⅰ)
第 2 問(配点 40 点)
A 社の現社長(5 代目)の経営改革に関連して、以下の設問に答えよ。
(設問 1)
A 社が、新規のアルバム事業を拡大していく際に留意すべき点について、これまでの学校アルバム事業の展開と
の違いを考慮しながら、中小企業診断士として、どのような助言をするか。100 字以内で述べよ。
これからの事業展開
これまでの事業展開
自社内全工程一貫生産体
制や独自の技術開発など、
自己完結的な事業展開
リストラクチャリング
企業内部の経営資源の
見直し
企画力・デザイン力を強化
デジタル化により
生産メンバーを営業に配置
換え・大都市圏に営業所設
置など、営業力強化の体制
作り(経営資源傾注)
経営資源の不足
競争優位喪失
オープン・イノベーション
・商品開発のスピード化
・他社に先駆けた事業展開
・組織活性化
・技術開発・企画デザイン力を価値
・外部資源と有機的結合
連鎖としてケイパビリティを構築
新たな競争力の構築
A 社の経営理念
人材力の強化
生産現場の従業員を営業担当に配
社員教育に力を注ぎ、企画力・
置換えするとともに、大都市圏に
デザイン力を強化・向上させた
営業所を設けるなど営業力強化の
ことで他社と差別化を図った
体制作りに取り組んだ
独自で技術開発に取り組んで印
企画力・デザイン力が活かせ、新
刷精度を向上、アルバム事業を
専門性の高い製版技
拡大させ、美術印刷事業にも参
術が不要な時代へ
入するなど印刷事業を拡大
価値連鎖として独自の組織能力を構築
たな市場のニーズに適合する迅速
な商品開発力の構築
新たな市場での新たな競争優位性の確立
(かつての A 社の競争優位)
2
【解答例】
独自の技術開発など自己完結的な事業展開をしてきたが、大都市圏に営業所を設けるなど営業力強化に経営資源
を配分した為、今後は外部資源との有機的結合による商品開発など組織を活性化し、新たな競争力の構築を図る。
(設問 2)
A 社では、これまで、学校アルバム事業を中核に据えた機能別組織体制を採用していたが、複数の事業間で全社
的に人材の流動性を確保する組織に改変した理由を、100 字以内で述べよ。
従来の組織
社長
営
企
編
印
製
発
業
画
集
刷
本
送
部
部
部
部
部
部
新しい組織
社長
ア
一
美
教
ル
般
術
育
バ
印
印
関
各事業部の営業活
ム
刷
刷
連
動の成果や企画部
事
事
事
事
門の人材が共有で
業
業
業
業
きる
部
部
部
部
3
マトリクス組織
社長
機能別の部門は残る
営業部
編集部
印刷部
製本部
ア
一
美
教
ル
般
術
育
バ
印
印
関
ム
刷
刷
連
事
事
事
事
業
業
業
業
部
部
部
部
発送部
【解答例】
各事業部がもつ営業情報の共有や企画力の全社的活用を図るなど範囲の経済を実現し、全社で連動して環境変化への対応力を高め、
大都市圏の巨大な潜在需要を掘り起こし、迅速なアルバムの新たな市場や需要開拓を図った。
第 3 問(配点 20 点)
業績低迷が続く A 社が有能な人材を確保していくためには、どういった人事施策を導入することが有効であると
考えられるか。中小企業診断士として、100 字以内で助言せよ。
いままでの A 社の人事施策
現状の A 社の経営環境
新卒社員や女性社員の採用を
■ここ数年利益もほとんど
■人材のダイバーシティ
積極的に進め、人件費以外の
出ておらず、赤字経営に近い
・経験者の中途採用
部分で効率化を図ることに注
状態で推移している。
・育児休業制度の充実
力してきた。
A 社が実施すべき人事施策
・女性社員の管理職登用
■労働人口の減少が著しい
→ 女性が活躍しやすい職場環境
地方都市にあって 100 年の
づくりによる組織活性化
節目を迎えるためにも、さら
(経営改革の実現)
なる経営改革の推進ととも
に、それを実現していく有能
な人材の確保が必要である
ことは確かである。
4
【解答例】
労働人口の著しい減少に対応し、中高齢者の中途採用など多様なバックグラウンドをもつ人材採用や、育児休業制度の充実や女性
の管理職登用など、女性が活躍しやすい職場環境づくりなど人材のダイバーシティに取り組む。
社労士取得者にとっての診断士受験のアドバンテージ(資格取得における競争優位)
アドバンテージ
出題形式の類似性(1 次試験)
具体的内容
■適切/不適切な選択肢を選ぶ試験
■紛らわしい選択肢で受験生を「騙す」試験
特定科目(企業経営理論)の優位性
毎年 10 点前後(100 点満点)の出題
5