詳しく見る - NELIS | 次世代リーダーのグローバル・ネットワーク

NELIS Next Leaders’ Summit2017
2017.1.14・15
参加者
1
NORTH & CENTRAL AMERICA
ケイティ・コンロン
US
ポートランド州立大学
生態系サービスのためのNSF IGERTプログラムと都市研究科 博士課程研究者
私は、オレゴンポートランド州立大学の博士課程学生です。 私の研究は都市環境にお
ける持続可能な解決策を探るもので、先進開発国・低開発国問 わず、社会・環境圧力
を緩和する解決法を見つけることにコミットしています。特に関 心がある分野は、コ
ミュニティ・エンゲージメントの促進、消費とプラスチック汚染の 軽減、代替エネル
ギー源の追求、そして、経済と私たちの食料システムのローカリゼーション支援です。
2007年には世界は人類史初めて「都市」が主流となり、世界の人口は今後40年間で23億人に成長し、この多
くが、アジア・アフリカ・南アメリカの都市部に集中すると推定されています。いま私たちは、持続可能性
に焦点を当てるべき重要な時期にあり、世界が発展する方法を変更する大きなチャンスでもあります。アン
バランス、急速な成長駆動モデルから、ホリスティックで、多セクターが参加する、バランスのとれた持続
可能なモデルに移行する機会だと思います。
私はまた、地元ポートランドにて持続可能性と気候変動問題に積極的に取組んでいます。またその他に取組
んできたものとして、ブータン・ベトナム・トリニダードでの持続可能性と気候変動問題、USFS(米国林野
局)のための社会的脆弱性の仕事、パーマカルチャートレーニング、平和部隊に参加した3.5年間での西アフ
リカにおけるコミュニティプロジェクトがあります。
ノートルダム大学で、文化間コミュニケーションの学士号と、国際平和研究の修士号を取得している。
https://www.pdx.edu/esur-igert/home
www.globalforwardblog.wordpress.com
細垣マシューズ綾香
US
SWA社/ ランドスケープデザイナー
幼少期は神戸で暮らし、6歳の時に近江八幡市に引っ越した。コンクリートの建物が溢
れる都会から美しい自然の多い近江八幡への引っ越しは、「ヒューマン・キャピタル」
と「自然界」の関係性に関する興味を呼び覚ます経験となった。岐阜大学と京都大学
での農業科学と生態学の学びを通じて、関心は「人間社会」の在り様に移り、その中で
も特に人間社会が自然界が適合し、より持続可能になるために何が必要となるかに興
味を抱いている。
米国に引っ越し、ウェスト・バージニア大学にて、ランドスケープ・アーキテクチャの修士号を習得、ラン
ドスケープ・プランニングとランドスケープ・デザインを学んだ。
現在、米国のランドスケープ・アーキテクチャを専門とするSWA社に勤め、米国、日本、中国、ドバイなど
における公共の空間、公園、ウォーターフロント、都市などのデザインを仕事としている。
2
US
ケイトリン・ババソウ
品質保証アソシエイト(SCSグローバル・サービス) 私は、SCSグローバル・サービスにおいて、国際品質システムの評価・開発を主導して
います。その国際品質システムは、森林管理や森林商品サプライチェーンに関与する組
織の、環境・社会・経済パフォーマンスを認証するものです。この内部評価を通じて、
当社プロセスがグローバルな認証サービス提供の要件を満たすことを保証します。それ
によって、認定森林商品の使用者は、当初の認定が厳格で透明性が高く、責任ある森林
業の原則と価値観を支持していることを知ることができます。また評価は、事業の効率
性と成長をサポートします。私は、当初の品質システムのグローバルオフィスで働いて
おり、人材育成、公平性の厳守、認定プロジェクトの効果的管理、透明な記録の保証などの手順を含めたシ
ステムに取組んでいます。スウェーデン・インド・エジプト・ブラジル・日本といった複数の文脈と市場でこ
れを行っています。
私の関心は、組織モデル・意思決定・リスク管理、そして、科学者・政府・市民社会・地域社会・国際市場・
民間部門が協働して、効率的、持続可能な資源利用とスチュワードシップを達成することにあり、この関心
に基づいて活動に取組んでいます。前職では、私は安全監査の評価や、健康やソーラーに関わる仲裁、また、
セルロース系バイオ燃料に関する公教育、開発による立ち退きに関するNGOアドボカシー活動、カリフォル
ニア大学の持続可能性の実践などに取組みました。
Canada
ジェシー・ダーリン
ブルックフィールド・インスティテュート・フォー・イノベーション
+ アントレプレナーシップ
レイソン大学 シニアプロジェクトオフィサー 私は、市民革新者(シビック・イノベーター)であり、問題解決者(プロブレム・ソル
バー)です。公的機関、民間機関、非営利機関などが関わる大きなプロジェクトを主導
し実行することに専門性があります。公共政策のプロセスを変化させるためにテクノロ
ジー(技術)・デザイン(設計)・マルチセクター(複数セクター)の協働を活用する
戦略的また創造的な思考家(クリエイティブ・シンカー)です。無限の未来可能性を想像し、プロジェクト
にとっての最良な道筋を描いて、夢を描くことと実行することの両方を行います。
プルックフィールド・インスティテュートでは、公的機関のイノベーションプロジェクトを主導しています。
前職では、非営利機関、そして公的機関で働き、ソーシャルイノベーションとシステム変革アプローチを活用
した都市政策プロジェクトを主導していました。
bit.ly/1UHdFYx
3
Canada
ハドレー・ネレス
Maytree住宅イニシアティブ リード
私は、貧困をシステミックに解決していくための非営利組織Maytreeにて、値ごろな住
宅づくりの取組みを主導しています。益々大きくなるこの課題に、革新的な解決方法を
もたらす新たなモデルづくりに取組んでいます。
Maytreeは、権利に基づくアプローチを通して貧困に取組み、政府・研究者・非営利部
門・コミュニティグループとともに、より強く活力あるコミュニティづくりを進めてい
ます。
私は、社会的公正に深くコミットし、仲裁を積み重ねることに価値を見出しています。
私は、政策とプロジェクト実施が交差する領域で、協働プロセスに政策決定者とステークホルダーを巻き込
み、パートナーシップを締結し、社会的インパクトを生み出すシステムづくりを進めています。
Maytreeに加わる前は、ソーシャルファイナンス・社会的企業・都市計画分野の非営利部門で働いていました。
オンタリオでは社会起業家の学校(School for Social Entrepreneurs)やウィ・アー・シティズ・イニシア
チブ(We Are Cities initiatives)を立ち上げ、ソーシャルイノベーション・システム変革アプローチ・プロ
グラムの立ち上げに関する経験を積んできました。非営利部門での仕事の前は、カナダ連邦公共サービスで
働き、国際開発と政治科学(特に国際グローバル政治経済)を学びました。
Maytree.com
Canada
シャロン・デブラ・レッドスカイ
マ・ワウィ・ウィ・チ・イタタ センター 私は、ウィニペグ州の居住者であり、ファーストネーション・シャオル湖第40
番のメンバーです。現在は、ファンド・ディベロパーとして、マ・ワウィ・ウィ・
チ・イタタ・センターで働いています。マ・ワウィ・ウィ・チ・イタタは、「私
たちは皆ともに働き、お互いを助ける」という意味であり、ウィニペグ州の先
住民コミュニティを支援しています。前職では、ウィニペグ大学にて、教育・
能力構築機会を提供するコミュニティ・パートナーシップの取組みであるウィ・
チイワアカナク学習センターのマネジャーとして働いていました。
また、エンバイロンメント・カナダの大平原・北地域における1トンチャレンジ・コーディネイター
でもあります。1トンチャレンジとは、カナダ人1人ひとりが年間1トン(約20%)のGHG排出を
削減するという、ソーシャルマーケティングのキャンペーンで、私の役割はマニトバにおける意識
啓発です。
マネジメント、提案作成、ファンドレイジング、主要ステークホルダーとのネットワーキング、そし
て多様なコミュニティとのパートナーシップ構築の分野で経験があります。また私は、ウィニペグ
州のアーバン・アボジリナル・コミュニティの活発なメンバーです
www.mamawi.com
4
Costa Rica
フランシスコ・グラウ
フェリア・ベルデ 創立メンバー
私は、世界が直面する大きな課題に、現実的でサスナブルな解決をみつけることにコミッ
トした社会起業家です。7年前友人たちと、ファーマーズ・マーケット「グリーン・フェ
ア」を立ち上げました。
そこは、地域のオーガニック・ファーマー、食の職人、クラフト作家、起業家、アーティ
スト、活動家、そして大きな意識あるコミュニティが毎土曜の朝集まって、自分たちが
愛する人生を生きる、という場所です。
それは「持続可能性とウェルビーングの価値観に沿って運営される市場」であり、また
「名前のある食べ物」があり、「自分にとって、自分のコミュニティにとって、母なる大地にとって最適なバ
スケット」を買うことができるところです。
英国にて「移行のための経済」修士コースで学んだあと、「新しいパラダイムの経済を促す祝いの力」を、活
動を補完する方法として探索しています。
私の人生のモットーは、「楽しもう、優しくあろう、そして歴史を作ろう!」です。
feriaverde.org
Mexico
リリアナ・ダビラ・スターン
プロフォレスト プロジェクトマネージャ
気候変動と生態系サービス コンサルタント 私は、この10年にわたって、気候変動・持続可能な土地利用管理・生態系サービス・
持続可能な消費と生産の分野で、国際開発・公共政策・プロジェクトマネジメント・能
力開発・事業開発に携わってきました。国際的NGO・支援機関・政府・開発コンサル
タント・多国籍機関と仕事をするなかで得た複数セクターの視点をもって、アルゼンチ
ン・コロンビア・インド・メキシコ・パナマ・バヌアツなどで具体的な支援を行って
きました。
私は自分自身は変化のエージェントであると考え、広く持続可能性に向かってインパクトを及ぼし、変容力
のあるプロジェクトやプログラムのデザインと実施に、影響力・わかりやすさ・創造性を意識して取組んで
います。
また私は、学際的チームでの仕事とコラボレーションを楽しんでいます。陽気なパーソナリティ、他人への
高い共感が私の特徴です。メキシコ生まれの世界市民でありたいと考えています。 東洋の文化に魅せられて、
ヨガ・タイマッサージ・レイキ・薬用のヒーリングを実践しています。運動・旅行・料理、そしてスパイシー
な食べ物が大好きです。
NELISの最初のギャザリングの後、NELISがインスピレーションの源、そしてより持続可能な世界をかたちづ
くる素晴らしいプラットフォームとなれるよう継続してサポートしています。
5
SOUTH AMERICA
マリアナ・カマデリ
Brazil
Altos Eventos創業者兼CEO
イベントデザインとイベントにおけるユーザー体験をデザインするAltos Eventosを創
業し、そのCEOを務める。イベントに対する情熱から、戦略的デザインの研究に取り
組み、イベントにおける体験の向上のため、いくつかのサービス・デザイン・ツールを
活用し始めた。2010年に起業してから、グーグル、ファイヤーフォックス、ソートワー
クスブラジル、メリタブラジルなど多くのクライアントのためのイベントデザインに取
り組んできた。
ブラジルのポルト・アレグレでは、スタートアップ・ウィークエンド、リーン・スタートアップ・マシーン、
ぺちゃくちゃナイツ、フェイルコンなどを始動させている。ブラジルにおけるBehance 99U会議のアンバサ
ダーであると同時に、サンパウロではクレイティブ・モーニングスも主宰している。
マーケティングの学位を有し、ニューヨーク市のSchool of Visual ArtsにてDesign for Social Impactを学ん
でいる。自分のニーズに合う修士号が存在しないと感じ、自ら新しい学位の創設に力を注いできた。さまざ
まな国を旅し、そのための知識とコンテンツを学び、現在、イベント体験を向上させるためのメソドロジー
を目的とするDEE=ポルトガル語で「イベント・エクスピリエンス・デザイン」のカリキュラムを提唱してい
る。研修講座を通じて広めている他、書籍の執筆に力を注いでいる。
http://www.altoseventos.com.br/
キャロライン・ファシナ
Brazil
サントス市 環境部門
私はブラジルの海洋生物学者です。サンパウロ州の海辺の街であるサントス市行政の環
境部門で仕事をしています。私は自分が日々していること、そしてこの仕事を愛してい
ます。政府の仕事には、途上国としての全般的な資源不足や人々の意識の限界など、多
くの課題があります。
また私は環境工学のコースをとり、サンパウロの海洋保護区の委員会メンバーでもあり
ます。特に排水に焦点をあて持続可能な都市デザインを研究し、統合環境分析における
修士を取得したところです。今回のギャザリングでもこの内容について話しまた経験を
交換したいと考えています。
仕事の外では(大事なことでしょう笑)、ヨガとランニングをしています。イタリア系なので、パスタが大好
きです。そしてもちろん、大好きな色は青です。
6
タチアナ・フカマチ
Brazil
独立コンサルタント・ファシリテーター
(持続可能性、エンパシー、ソーシャルイノベーション)
私はブラジルのサンパウロに在住の独立コンサルタント・ファシリテーターで、28歳で
す。共感(エンパシー)・持続可能性・ソーシャルイノベーションに情熱を持っていま
す。
大学では生物学を学び、応用神経化学と心理学で学位をとりましたが、ソーシャルビジ
ネス、ソーシャルイノベーション、市民運動の分野でもトレーニングを受けてきました。
2016年、「エンパシー・レボリューション」というプロジェクトを始めました。これは、
エンパシーに関わる一連の講演会・ワークショップ・イベント・コンサルティングプロジェクトを通して、持
続可能な方向への根本的な社会変革を起こそうというものです。また、パートナーたちとともに、「ヒュー
マンズ・エイジェンシー(Humans Agency)」という、エンパシーと人間的なつながりにのみ則った広告エ
イジェンシーをつくろうとしています。
前職では、複雑な組織のマネジメント・戦略・リーダーシップに特化した、Amana-Keyというコンサルティ
ング・エグゼクティブ教育会社にて5年超働き、主に持続可能性・倫理と若者世代に関する多くのプログラム
を担当しました。また、アースチャーター・インターナショナル、AIESEC、UNESCOといった国際組織との
パートナーシップも担当した他、持続可能性と責任あるリーダーシップの価値観をあらゆる層のリーダーた
ちに拡げる役員sプログラムにも関与していました。
NELISでは、コアチームのメンバーであり、イノベーションラボのコーディネイターでもあります。
ポーラ・スイ・キング
Brazil
環境教育エキスパート
私は現在33歳で、エキスパート・コミュニケーターとして10年の経験をもち、その間、
教育と持続可能性分野でのコミュニティ発展に取組んできました。特に、子ども、ティー
ンエイジャー、先生とのファシリテーション・スキルを備えています。
これまで次のことに取組んできました。
・あらゆるレベルでの研究・関係構築・マーケティング・プログラムマネジメント
・問題解決と生産性・効率改善の意思決定のためのグループ・ファシリテーション
・提案作成のための複数テーマの研究と、教育・平和・生活プログラムの発展支援
・アマゾン熱帯雨林の伝統的コミュニティの若者への教育・社会的包摂の活動
・ブラジル・ノルウェイ・イタリア・エジプト・インドネシアにおける教育プロジェクトのコーディネイト
ナイロビのコスモポリタン・シナリオに5ヶ月間関与した後、2015年7月に、アマニ・インスティテュートか
らソーシャル・イノベーション・マネジメントのエキスパートとして認定されました。
branded.me/paulaking
7
マリアナ・ゴメス・ソト
Colombia
ガイア・アマゾナス基金 アナコンダス・イニシアティブの小道 コーディネーター
ライフにイエス・マイニングにノー・グローバル連帯ネットワーク ラテンアメリカ・
コーディネイター
エフェクトマリポサ・コーポレーション コミュニティ・コーディネーター
私は、人類学を専攻(生物学と地理学を副専攻)し、社会人類学とホーリスティック科
学を大学院で学び、地域ベースのフィールドワークとして、地域・環境・天然資源に関
するトピックに取組んでいます。保全戦略と持続可能性プロセスの枠組みの中で、天然
資源や土地利用に関連する文化的慣習、地元の伝統的知識を強化するためのプロセスを
支援することによって、先住民や農民社会との関係を確立することに仕事を通して取組んできました。
私はまた、グローバル連帯ネットワーク(www.yestolifenotomining.org)におけるラテンアメリカの地域コー
ディネーターとして、採掘事業に対して土地を守る平和的抵抗プロセスを進めている地域コミュニティがつな
がり戦略を共有し大義を掲げられるよう取組んできました。また、2012年には大きな金採掘企業が私たちの
田んぼ近くの地域に進出してきたために、土地を守る草の根運動に関わることになりました。
私はまた、マクロ地域のイニシアチブをコーディネートしています。これは、アンデス・アマゾン・大西洋エ
コ文化モザイクという取組みで、アマゾン流域だけではなく、気候変動に取り組む地球全体のためにも、大
きな可能性を秘めています。私たちが名付けた「アナコンダス・イニシアティブの小道」は、アマゾン川北部
地域の未来に関する共通ビジョンに向かって、アマゾン流域の生物多様性と生態系サービスを保証し、地域
コミュニティ・組織・政府の取組みを明確にすることを目指しています。
アナコンダス・イニシアティブの小道
https://www.youtube.com/watch?v=gH1zveUlcI4
グローバル連帯ネットワークの始まり
https://vimeo.com/113713748
採掘に対するアマゾンのコミュニティ抵抗運動
https://vimeo.com/116700866
採掘に抵抗するコミュニティのドキュメンタリー映像
https://vimeo.com/162669257
インタビュー
https://vimeo.com/155547644
8
ルーカス・サンチェス・マルチネス
Colombia
ヘルマノス・ブラザーズ 共同創設者 コンテンツディレクター
サヴマ 共同創設者 ワークショップデザイナー・ファシリテーター
私は、内面・個人的、そして社会・文化的レベルの両方で、これまでのやり方とは違う、
よりホーリスティックなコミュニケーション方法を用いて、ともに変化を生み出すこと
に情熱をもっています。
特に関心があるのは、論理・分析・言葉の領域を超えたレベルでつながるコミュニケー
ション方法です。
私は、感覚・直感・感情領域に直接的に働きかけることによって、概念的・合理的なレ
ベルのみに働きかけるよりも、よりエンパシー・行動指向・支援行動へのインスピレーションを、相手の中
に生み出す(単に話しかけるのではなく)ことができるのでは、と考え、現在仕事に取組んでいます。
私は、アート(特に、音楽と映像)・社会科学・エコロジーの原理・スピリチュアルな探索を統合して、内
面の変化を促し、集合的変化の触媒となりたいと考えています。
私をつき動かす問いは、私たちがコミュニケーション形式や方法をどう変えれば、相手にメッセージが伝わ
る際により大きなインパクトを生み出せるのか、深く根ざした思考や行動パターンの変容を引き起こす可能
性を高められるのか、ということです。
私は、教育的・変容的・マインドフルな経験を生み出すために皆で取組むことから生まれる大きな力を信じ
ています。
www.savuma.org / www.hermanosbrothers.com
リカルド・デラ・パーヴァ
Colombia
Red de Guardianas de Semillas de Vida (種の保存ネットワーク)
資源管理とアグロエコロジーを専門とする民族生物学者。特に、先住民および農業地域
におけるフィールドワークをもとに活動している。大学では、学際的な活動を中心とし
て、持続可能な発展と生物学を専攻とする。民族植物学、環境闘争の解決、伝統的・先
住民の知識の活用に特に関心を抱いている。
花・植物の収集と管理でも経験を積んでいる。民芸・手芸品の生産バリューチェーンの
他、種に関する先住民の知識体系の構築および生態系の修復に寄与する農業多様性・農
業生態系に関するコンサルティングを行っている。
2010年からコロンビアにおけるSeed Keepers Network(種の保存ネットワーク)に関わり、それぞれの地
方の先住民コミュニティなどの「種の保護者」のネットワーク形成と、多種多様な穀物の種の保存方法の強
化をテーマに活動。
フィールドでの仕事は、常に土を耕す個人的な関心ともオーバーラップしている。両親の土地を使って、様々
なコミュニティへの旅で学んだ多彩な教訓を生かすよう、努力している。
www.colombia-redsemillas.org
9
EUROPE
Jonathan Dawson
UK
Head of Economics at Schumacher College
サステナビリティの教育者として、現在は英国デヴォンにあるシューマッハ・カレッジ
にて、経済関連講座の責任者を務めている。最近までフィンドホーンのエコヴィレッジ
の居住者であり、またグローバル・エコヴィレッジ・ネットワークの元代表でもある。
20年以上にわたり、アフリカと南アジアにおけるコミュニティ経済開発を専門とした研
究者、作家、コンサルタント、プロジェクトマネージャーとして活動してきた。
Gaia Educationが、世界各地のエコヴィレッジのベストプラウティスを参考に取りまとめ
ているサステナブル経済に関するカリキュラムの責任編集者を務めている。このカリキュ
ラムは、国連UNITARによって採用され、またUNESCOからESD(持続可能な発展のための教育の10か年)へ
の重要な貢献の一つとして認知されている。
ジョナサンは、シューマッハ・カレッジ以外に、ブラジル、スペイン、スコットランドでこのカリキュラムに
基づく講義を行っている。オンライン上のカリキュラムとしても再編修し、バルセロナを拠点とするOpen
University of Catalunyaにて教
を取っている。
http://www.schumachercollege.org.uk/
アマンダ・フェルドマン
UK
ブリッジ・ベンチャーズ・インパクト+
私は、ファンドマネジャー・企業・政策立案者・起業家と連携し持続可能なイノベーショ
ンと投資戦略をつくることにキャリアを捧げてきました。ブリッジ・ベンチャーズ・イ
ンパクト+チームのディレクターとして、持続可能投資・インパクト投資部門の成長を
促す、外部また実践者視点からの助言業務をリードしています。関連動向について、定
期的なスピーカーまたライターでもあります
ブリッジに入社する前は、私はヴォランにて、多国籍企業が特に企業ベンチャーを通じ
ていかに事業のやり方を変えることができるかに関する研究と助言業務を主導しました。
北米・欧州・アジアにおける若者主導の社会的企業と衛生政策に関する経験があります。また、ヴォランの
諮問委員会、Bラボ英国基準諮問委員会のメンバーを務めています。フューチャー・ファースト・グローバル
の管財人、BMW財団英国責任リーダー、ベスナル・グリーン・ベンチャーズのメンター、サウザンド・ネッ
トワークのメンバーです。
ペンシルバニア大学英語とスペイン語文学学士、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス公共経営修士
(MPA)を取得しています。
TEDxLSE talk: https://www.youtube.com/watch?v=IMTcuU0KLSw
10
リサ・ウォン
UK
アファーマティブ・インベストメント・マネジメント
パートナー ヘッド・オブ・インパクト 私は、ソーシャルまたグリーン・ボンド(債券)の世界初の専用ファンド管理会社であ
るアファーマティブ・インベストメント・マネジメントにおいて、インパクト報告を主
導しています。同社では持続可能性チームの一員として、プロシード・ボンド(債券)
の環境面また社会面の影響について持続可能性面の検証に取組んでいます。2016年に
「ベストグリーンボンドチームUK」CFI.co賞を受賞したチームの創立メンバーです。
前職では、日興アセットマネジメント(日興AM)において、新興市場とグリーンボンド研究に取組みました。
日興AMは、世界初の専用グリーンボンド(債券)ファンドを2010年に立ち上げています。また、Citiでは、
同社のビジネスをまたがり、銀行・そのクライアントやパートナーがBoPに投資しサービスを提供するのを
可能にするソリューション開発に取組むインクルージブ・ファイナンス・グループでも働きました。2016年、
世界経済フォーラムの「グローバルシェイパーズ」50人の1人に選定されました。
ケンブリッジ大学で修士(CANTAB)と、LSEとコロンビア大学において公共政策・経済・金融の行政管理
の二重修士号(MPA)を取得しています。
Affirmativeim.com
11
AFRICA
ローレンス・アフェレ
Nigeria
スプリングボード事業開発イニシアティブ 私は、有機農家であり、スプリングボード・ナイジェリアの創設者です。同組織は、有
機農業や健康食品の生産を通して意義と責任ある仕事を、ナイジェリアの農村と半都市
部の若者たちに提供する社会的事業です。現在、有機農家や村の起業家によるネットワー
クのなかで、500以上のメンバーが所属しています。スプリングボード農家は、オオバ
コ、バナナ、野菜、胡椒、トウモロコシ、パイナップル、パパイヤを栽培しています。
そして、彼らはまた、オオバコを、有機のチップス食品にしたり、他の持続可能で環境
に配慮した商品をつくったりしています。私が描くのは、誰もが新鮮で健康的な地元の手
頃な価格の食品へアクセスできる国であり、土地やお互いに根ざしたコミュニティであり、農村部や半都市
部の若者が有機農業、健康食品の生産と持続可能な事業発展における活発なリーダーである場所です。また
私は、社会変革者のネットワークであるアショカのフェローであり、アフリカの若者リーダーのネットワー
クであるマンデラ・ワシントン・フェローシップのフェローでもあります。
オコチャ・ンケム
Nigeria
ママモニ
私は、社会起業家であり、ママモニという事業の創設者です。ママモニは、フィンテッ
クの社会的事業で、農村部と都市部のスラムの女性に対して、無料で職業・金融スキル
とモバイルローンを提供し支援しています。ママモニのウェブ・プラットフォームでは、
社会的意識のある人々が、貧しい女性にお金を貸与し事業を始める支援をすることが
できます。私は、貧しい女性が貧困から抜け出すことに情熱を注いでいます。
私がママモニを始めたのは、子どもの頃、未亡人となった母親には、4人の子どもの世
話をするスキルと収入源がなく、家族を食べさせ学校に行かせることに苦労したという
経験があったためであり、また地元や他のコミュニティで貧しい女性たちを見てきたためでした。
2013年以降、ナイジェリアの地域コミュニティで貧しい女性を支援し影響を及ぼしてきました。
ママモニでは、担保や取引履歴といった壁があり、商業銀行から融資を得ることができない貧しい女性に資
本を提供しています。また、職業スキルの面でも支援をし、事業を始め生活のための収入を得られるように
取組んでいます。
私はまた、トニーエルメル起業家プログラム卒業生、若いアフリカ・リーダーズ・イニシアティブ・ネットワー
ク地域リーダーシップセンター、アクラ、ガーナ・パイオニア・コホート・メンバー、LEAPアフリカ社会イ
ノベーターでもあります。
www.mamamoni.org
12
ジョビン・ハリー Mauritius
ストラテジスト(戦略家)
私たちは、人生と同じように、ビジネスでも、
自分が得るに値するものを得るのではなく、
交渉するものを得るのだ。
- チェスター L. カラス博士
私はこの15年間、アジアとヨーロッパにおいて、生徒・アナリスト・ファシリテーター
として、持続可能性・ビジネス・学習と発展の分野で活動してきました。
特に熱心に取組んでいるのは、起業家をサポートし、彼らが、変化する市場、限られた
資源、社会の格差と構造的な欠陥の中で、等身大で持続可能性と事業戦略のコア課題に取組むことです。
コアエリア:持続可能性、起業家精神、交渉、コンサルティング、クラウドソーシング、事業開発、オープン
イノベーション、戦略、トレーニング、ファシリテーション
https://sg.linkedin.com/in/jovinhurry
Billy Nkhoma
Zambia
Director / 取締役, One Planet Café (banana paper production)
アフリカ・マラウィ出身、ザンビアのサウス・ルアングア(South Luangwa)国立公園
の村に住む。One Planet Café ザンビア 共同設立者・代表。バナナペーパープロジェクト
のヘッドマネジャー。現地を訪れる観光客や研究者、メディア (BBC、ナショナルジオ
グラフィックなど) 向けに、サウス・ルアングアの素晴らしい野生動物や自然を案内す
る国立公園公式認定ワイルドライフガイドとしての長年の経験を経て現職。トレードマー
クは、いつも元気な笑い声と前向きな行動力。口ぐせは「It’s very much possible(もち
ろんとても可能)!」
Message:
ザンビアのスローガンは、「本物のアフリカ」です。
One Planet Caféザンビアが目指しているのは、コミュニティを支援しながら、同時に自然や野生動物を守るこ
とです。私は、One Planet Caféザンビアの活動について、人々に紹介する時、いつも喜びを感じます。私たち
は、雇用を作り、サステナビリティに関する教育を提供しています。また、アフリカと日本の間で、エコビジ
ネスや文化に関するアイデアを交換することもあります。今後、村でさらに多くの雇用を生み出すことが、
貧困を減らし、私たちの美しいワイルドライフを守っていくことにつながるでしょう。
www.oneplanetcafe.com
13
OCEANIA
セシル・ルグラン
Australia
メルボルン市サステナビリティ・オフィサー 私はフランス出身です。私はパリで育ち、エクサン・プロヴァンスとリヨンの学校で学
びました。最初にオーストラリアに来たのは英語力向上と旅のためでしたが、その後メ
ルボルンは私の地元となりました。
農と環境に関わるエンジニアとして学位を取りましたが、持続可能性の概念と学んだの
はその時です。その後、一貫してこのテーマに取組んできました。
私は自分自身が、大きな絵を見て人やプロジェクトをつなぐのが好きで、「ピープル・
スキル」をもったエンジニアである考えています。
私は楽観的で、人間のフットプリントを最小化しながら経済を繁栄させる方法を既に私たちは知っており、
あとはそれをより早くより広くそれを実現するリーダーやチェンジメーカーが必要なのだと強く信じています。
フランスでは、農家とともに環境影響を低減するためのプロジェクトに取組んできました。オーストラリア
では、エネルギー効率と水管理のコンサルタントとして働き、現在はメルボルン市において地域コミュニティ
とスタッフとともに持続可能な慣行を統合できるよう働いています。
私は情熱的な馬乗りです。私は旅行し、新しい文化を発見し、どこでも自転車に乗るのが大好きです。
マチルダ・マニング
Australia
RMIT大学(メルボルン)にて都市計画・環境修士課程在籍中
私は2010年に環境社会科学の学位を取得したのち、現在、メルボルンにあるRMIT大学
にて、都市計画・環境修士課程に在籍しています。
私は、飲料水・リサイクル水を供給する政府機関であるメルボルン・ウォーターで働い
ています。メルボルンの水供給・集水・下水処理・河川・小川・主な排水システムを管
理しています。メルボルン・ウォーターで私は、環境・コミュニティ・気候変動への適
応を実行するチームに所属しています。
前職では、メルボルン市政府にて、気候変動に関するリスク管理、地域レジリエンス構築、持続可能な組織
づくりのための組織変革に取組みました。
特に関心があるのは、複雑なアイデアと科学的データを、クリエイティブな方法を使って、よりコミュニティ
にとってアクセスしやすく、関与しやすいものにすることです。メルボルンのアーティストたちとともに、水
保全に関する活動をしたこともその一つです。
多くの人を巻き込んで一緒に活動すること、意義ある会話をファシリテーションすること、解決法や結果を
共に創造することが私の情熱です。
私は情熱的で、創造性とオープンマインドをもち、仕事を通じてよりより変化をつくる機会にとてもワクワ
クしています。
1月に皆さんと再開、または出会うことができるのを楽しみにしています。
http://www.melbournewater.com.au/
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小林一紀
New Zealand
Pa Kaupapa Institute共同設立者、主宰
思考家・事業家
サステナビリティに関わるプロジェクトにライフワークとして取り組んでいる。
1976年日本に生まれ、「環境危機」の時代に育ち、「人間の社会システムはいかに地
球の生態システムに合致できるか」という疑問を抱いて、エコロジー、政治経済、経営
の分野を探求してきた。
カリフォルニア大学バークレー校環境政治経済学科卒業後、1999年より東京にてフリー
エージェントとして、その後複数のスタートアップ企業やNGOのマネジャーとして経験
を積む。そして事業家として、持続可能な社会を築こうとする事業者や個人と仕事をしてきた。
2005年から、100か国以上の言語・環境・ビジネス・文化のスペシャリストのチームである有限会社エコネッ
トワークスの代表に着任。神奈川県に在住し複数業種の企業、政府機関、市民組織のコンサルティングを行
う他、ステークホルダー・ダイアログやワークショップのファシリテーターとして北京、バンコク、ブダペス
トなどの都市を訪れる。
退任後の2016年、自然の美しさに惹かれ移り住んだニュージーランドのオークランドに、Pa Kaupapa
Institute(ニュージーランドの先住民族マオリの言葉で「ビレッジ」を意味する)を開設し、個人のウェル
ビーイングに関わる取組みを始めようとしている。
アカデミックな世界では、この10年、東京大学大学院工学部システム創成学科の非常勤講師を務める。2016
年現在、マッセイ大学経営大学院にて人間のサステナビリティをテーマとした研究・論文執筆・教育に取組
んでいる。
生活では、「実践例を通じてサステナビリティを現実にする」ことに取り組む。継続的に行っている一つの
プロジェクトとして、「里山長屋暮らし」がある。パーマカルチャーの原則と日本の伝統建築や暮らし方を
融合する試みである。
http://www.2050earthcatalogue.com/upload/save_image/12132207_4ee74e088749e.pdf
現在は多文化都市オークランド郊外の牧草地で、南半球での持続可能な暮らしを家族や仲間たちと探求中。
仕事を離れては、熱心な卓球プレイヤーでもある。
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ASIA
ライアン・クリストファー・セクゥエイラ
India
副マネジャー、デリ統合マルチモデルトランジットシステム
私は、建築家・都市計画専門家として、交通デザインを中心に、より安全で炭素フット
プリントの低い在り方へのシフトをめざして仕事をしています。運輸と土地利用をつな
げ、より持続可能な建築形態をつくることに取組んでいます。仕事ではデザイン面に重
きを置きながら、研究としてサステナブルなインフラ作りを成功させるための合意作り
に取組んでいます。
研究出版としては「インフラ美学の政治学: デリのメトロとBRTのケース」をサンフラ
ンシスコでの米国地理学会の2016年次総会で発表し、また『自転車ベースのモビリティ
をデザインする』をNIUA-CIDCOスマートシティラボから出版しました。また、スマートシティやトランジッ
ト指向開発に取組んでいるアーバン・アフェアーズ国立研究所の研究フェローでもあります。
デリ統合マルチモデルトランジットシステム社の副マネジャー、コラボラティブ・アーバニズムの創設ディレ
クター、TEDxDelhi 2016 都市汚染と気候変動フェローでもあります。
シュラバン・シャンカー
India
Co-founder, TheWorks, sustainability consultant
私はインドで生まれたが、人生の大半を東南アジアと英国など、国外で過ごしている。
2010年から、インドをベースとしつつ、アジアと欧州においてもサステナビリティ分野
に携わっている。インドでは、最も混沌としていて、チャレンジングなビジネス・政策
環境のなかで働くという得難い経験をしている。インド国外で多く働いてきたことが、
私のものの見方を形成していると感じる。私にとって「サステナビリティ」とは「価値
創造を持続し、継続的に改善する」ことを意味し、ここでいう「価値創造」は、ある共
同体・組織とそのキーとなる利害関係者にとって成功を意味するものであると捉えてい
る。仕事のなかでは、特にさまざまな課題がなお残っている持続可能なビジネス、経済、コミュニティづく
りに焦点を当てている。
大学卒業後、インド工業連盟(CII)の持続可能な開発部の技術系のセクションに勤務していた。現在は、独
立系のサステナビリティ・コンサルタントとして活動する傍ら(それぞれの分野における専門家と、企業・組
織とのコラボレーションを通じて仕事をしている)、インドのチェンナイにおいて地元の起業家を応援する
ベンチャー、TheWorks@の立ち上げに取り組んでいる。このベンチャーでは、起業家がいつでもアクセスで
き、困難な状況を克服するための「人、サービス、インフラのエコシステム」をつくることにより、彼らの
価値創造を後押しすることを目指している。
サステナビリティは、ビジネス、政策立案者、投資家、その他のステークホルダーの間で「共通意識」の一
部に組み込まれつつあるテーマだが、その速度は遅いのが現状である。社会の多くのセクターでは、なお、
サステナビリティの必要性を理解し、どのようにその実現に向け行動すればよいかを明確にする必要がある。
私にとって、NELISはこのような変化をより高い次元で実現するためのプラットフォームであり、その設立
の背景にあるビジョンをみると、大きな変革をもたらすポテンシャルがあることだと考えている。
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マシュー・ジョゼ
India
ペイパーマン CEO 私は、インド南部の州であるケララで育ちました。現在は、タミル・ナードゥ州のチェ
ンナイに住んでいます。私はこの7年にわたって、インドで「ゴミ経済」を構築するた
めに活動してきました。私は、サーキュラー・エコノミー運動の動きにワクワクし、よ
り良い廃棄物管理に向けて人々の行動変化を可能にすることに情熱を注いでいます。
Papermanとは、「ゴミ経済」を可能にするために2010年に設立した社会的企業です。
インドの150万超の非公式なリサイクルセクターを、より社会と結びつけて、「ゴミ経
済」を可能にすべく取組んでいます。
私は音楽と、テクノロジー・デザイン思考・文化に関する会話をすることが大好きです。
www.paperman.in
ジアミン・リー
China
Eco Canton共同設立者
私は自然を愛し、自然環境を保全しようという思いを抱きつつ育った。環境科学の学
士号を取得したのち、中国の草の根環境活動にかかわり始めた。China Zero Waste
Allianceの前身だったChina Waste Information Networkでコーディネーターを務め、その
後故郷に戻り、持続可能な廃棄物管理を推進する新しいNGO、Eco Cantonを共同設立し
た。環境保全にもっと貢献するために何をすべきかを探求するため、英国のシューマッ
ハ・カレッジにて、「移行(トランジション)のための経済学」を学んだ。
http://www.yjgz.org/plus/list.php?tid=41
イン・リアン
China
シューマッハーカレッジ
私は、対話を通じた平和構築と、メンタルヘルス・サービスに取組んでいました。しか
し、パーマカルチャーを学び内的な平和をみつけ、エコビレッジ、トランジションタウ
ンを知り、そしてシューマッハーカレッジに参加し、仕事と人生を変えることになりま
した。私自身の変容の軌跡は、世界について「知る」ことから、世界の中で「生きる」
ことへの変容だったと理解しています。私は、クラフト(ものづくり)と、人生の通過
儀礼(節目またはイニシエーション)を通じて、この世界と深くつながる方法に情熱を
もって取組んでいます。
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福井麻里子
Japan
アアルト・インターナショナル
私は、日本・シンガポール・ドイツに拠点を置くアアルト・インターナショナルの創設
者兼CEOです。この会社は、テクノロジー企業の国際的なコラボレーションとパートナー
シップ展開による事業拡大を支援しています。また、私は京都大学経営管理大学院にて
勉強しています。国際コラボレーションとパートナーシップは、特にテクノロジー分野
でビジネスにおける技術革新を主導することを認識し、自分の会社を設立しました。
現在、私はドイツ、英国、米国など各国の同僚と働いています。
サルサダンスやラテン音楽が大好きです。
http://aaltoin.com/
栗原洋介
Japan
株式会社ウフル
美しい太平洋に面している日本の茅ヶ崎で育ち、米国のニューヨーク州立大学バファロー
校でマーケティングを学んだ。ナイアガラの滝が近くで威力を発揮し、冬はいやという
ほど雪の降る地域であった。最初に就職したのは広告代理店電通―2015年までコンセ
プターを務めていた。
現在は、奈良で暮らし、東京、京都、大阪を活動の場に、ITベンチャーウフル社のコ
ンセプターとして働いています。日本の政府機関、地方行政、民間企業をクライアント
に、ソーシャル&テクノロジー関連プロジェクトやイノベーションに重点的に取り組んでいる。
主な移動モードは徒歩、ランニング、そしてスケートボーディング。
http://uhuru.co.jp/
本村拓斗
Japan
グランマ・インク創業者兼CEO
1984年東京生まれ。2004年に、名古屋で新しい人材派遣会社の設立に参加し、その後、
2005年からニューヨーク州立大学モリスヴィルにて学ぶ。大学時代に、アジアとアフ
リカを放浪し、この旅での経験をもとに、グランマ・インクを創業し、現在アジア8か
国にてビジネスを展開する。特に、日本企業がBOP市場に参入するための支援を行う。
2011年、ユネスコのアジア・ユース・フォーラムに参加。2014年より、インド市場に
焦点を当てたグランマ・インクの新しいサービス体系の構築に取り組んでいる。
www.granma.asia
www.bop-design.org
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ソーヤ・カイ
Japan
東京アーバンパーマカルチャー創立者
共生革命家として活動している。東京で生まれ、日本の田舎で(南魚沼)、ハワイ、大
阪、カリフォルニア、そしてコスタ・リカのジャングルで育った。「地球」を住処と思っ
ている。2001年の9.11とその後の米国によるイラクなどへの侵略を経て、UCLAサン
タ・クルズで学びつつ、戦争、構造的な暴力、世代間の公正、アグロエコロジーと持続
可能な発展に関わるようになった。
ヴァンダナ・シヴァ、サティッシュ・クマール、フランセス・ムア・ラッペなどサステ
ナビリティ分野の権威との協働によって進められた革新的な教育実験プロジェクトEducation for
Sustainable Living(ESLP)の共同座長を務めた。ESLPは、学生のエンパワーメントと参加型のアクション・
リサーチを通じて、社会におけるさまざまな組織の変革を促した。
2011年の福島原発メルトダウンのあと、東京の文化と政治を抜本的に変えようと、一つの実験として東京アー
バンパーマカルチャーを立ち上げた。現在、パーマカルチャー、非暴力のコミュニケーション、マインドフ
ルネス、システムズ思考、社会変革とギフトエコノミーに関して、世界各地で教える活動を行っている。
日本において非暴力をテーマとして若手の活動家のトレーニングに携わる傍ら、次世代のチェンジメーカー
の育成を目指す「平和とパーマカルチャーの道場」を開発中。
生命、ガーデニング、そしてすべての生き物の苦しみの軽減に情熱を燃やす。
www.tokyourabanpermaculture.org
livingpermaculture.blogspot.com
戸田裕昭
Japan
株式会社イトーキ CSW事業部 プロデューサー
地域活性化や人材育成を行っている中で、世の中を本当に変えるのであれば大企業を動
かしていくしか無いと気が付く。企業とは本来社会を良くする為に存在していた。しか
し、今はお金を稼ぐことばかりに力を入れて、社会を壊している。本来あるべき姿であっ
たビジネスのカタチをCSW事業を通じて構築する。あるべき未来を創る為に皆さんの
お力を貸してください。
www.itoki.jp/csw
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