(The!ニノシマボタル!)(PDF文書)

The!ニノシマボタル!
ニノシマボタルを守りたい!
わたしたちはホタルを『持ち出さない。持ち込まない。』を合言葉に
ホタルが自然に命をつないでいけるよう取り組んでいます。
①
今から50年前まで似島ではお米が作られていました。
わたしたちが現在
ヘイケボタルの幼虫は
ホタル池
かつては大町と名付けられた
水中でサカマキガイな
立派な田んぼだったそうです。(M氏談)
どを食べて成長します。
近年水田が減るなど、
環境の変化のため
ホタル池と呼んでいる場所も
登山道よりホタル池を望む
②
やぶ
その後、稲作が行われなくなると
落ち葉や土砂が堆積し、草木や竹が茂って
冬苺
生 息 地 が 減 っ て
登山道
田んぼの面影はなくなりました。
きているようです。
それでもわずかに流れる山水を頼りにして
ヘイケボタルは細々と生き残りました。
③ 平成16年、ニノシマボタルを
育てる里人の会、活動開始!
うっそうと茂った草木や竹を伐採することから
ホタル池
竹林
環境整備を始めました。
これまで紆余曲折がありましたが、
私たちはヘイケボタルが安心して生息できる環境づくりを続け
ヒメボタルは生涯陸上
で過ごします。幼虫は陸
今では毎年初夏にたくさんのホタルが飛びかいます。
水中のヘイケボタルの幼虫
ホタル池になったかつての田んぼ大町に
生の貝(オカチョウジガイや
小さな崖
小さなカタツムリなど) を食
べます。メスの後ろ翅(バ
ネ) は退化しているので
飛べません。森がなく
現在、少しばかりお米を植えています。
かつての面影が感じられるかもしれませんね。
ヘイケボタルの幼虫
ヘ
イケボタル
発見場所!
幼虫発見場所!
日本の自然は生命力に満ちあふれています。
草刈りなどの手入れを怠れば
なるとヒメボタルは
用水路
生きていけないのです。
観賞台とまきの木、麦畑
似島とニノシマボタルの里の仲間たち
ホタル池の
背後の木々
すぐに草木や竹に覆われてしまいます。
ホタルが安心して生息できる環境を保つために、
ニノシマボタルを育てる里人の会は頑張っているのです!