第2章 水道事業のあゆみ 第2章 水道事業のあゆみ 岐阜市新水道ビジョン 第2章 水道事業のあゆみ 本市は、清流長良川畔に発達した 都市で地下水は良質で豊富にあり、 そのまま飲み水として利用されてき ましたが、大正中期ごろから工場排 水や家庭からの排水による井戸への 影響が問題となり、水道の必要性が 叫ばれるようになりました。 昭和初期には、衛生的な文化都市 として発展していくため、水道の建 設が提案され、昭和 3 年に長良川左 岸(現在の鏡岩水源地)に浅井戸を 鏡岩水源地旧ポンプ室 (現在:水の体験学習館) 造り、伏流水※を水源として旧市南部 全域に給水するために創設工事に着 手しました。 その後、第二次世界大戦のため給水 区域※の拡張は中断していましたが、 戦後、人口の増加、市勢の拡大、生活 様式の近代化、産業の興隆発展による 水需要の増加にあわせて、水源地の建 設や配水管網の整備を行い、旧市街を 中心に給水区域の拡大を図りました。 一方、市郊外では昭和 30 年以降、 32 箇所の簡易水道※が整備されました が、昭和 62 年の水道行政の一元化に 雄総水源地 より、簡易水道の統合を開始し、平成 17 年までにすべての簡易水道を上水道へ統合し、安定給水を図ってきました。また、 平成 18 年 1 月には柳津町との合併に伴い、水道事業の統合を行いました。 平成 23 年 4 月には、安全で安心な水道水を供給するため、伏流水を水源とする鏡 岩及び雄総水源地において、紫外線処理※による高度浄水施設※を整備し、処理を開始 しました。 現在は、第 10 期拡張事業※(計画給水人口※356,100 人、一日最大給水量※177,300m3/ 日)及び第 5 期水道整備事業※を実施しています。 2-1 岐阜市新水道ビジョン 第2章 水道事業のあゆみ 水道事業の歴史 創設事業 第2期 拡張事業 第3期 拡張事業 第4期 拡張事業 第5期 拡張・変更事業 第6期 拡張事業 第6期拡張 1次・2次変更事業 認可年月 昭和3年10月 昭和5年11月 昭和25年4月 昭和26年7月 昭和30年7月 平成32年3月変更 昭和43年3月 昭和46年3月変更 昭和54年3月変更 計画給水人口 55,000人 125,000人 148,000人 125,000人 332,000人 334,000人 295,000人 6,105m3/日 13,875m3/日 33,300m3/日 31,250m3/日 152,720m3/日 174,000m3/日 拡張区域 主な事業 111 ・旧市南部地区 ・長良川伏流水を 取水 111 ・旧市北部地区 拡張 225 250 ・加納校区の一部 ・長良、鷺山校区 の一部 ・長良川伏流水を 取水 水道事業関連の 主な出来事 地 方 公 営 企 業 法 適 用 日 本 水 道 協 会 岐 阜 県 支 部 設 立 創 設 事 業 の 認 可 水 道 給 水 条 例 公 布 鏡 岩 水 源 地 通 水 戦 災 復 興 事 業 着 手 雄 総 水 源 地 通 水 3 4 5 21 26 28 29 年(和暦) 建 築 基 準 法 改 正 公 営 企 業 経 営 審 議 会 規 則 制 定 料 金 の 口 座 振 替 制 度 導 入 料 金 計 算 事 務 の 電 算 委 託 開 始 本 荘 水 源 地 通 水 42 44 45 56 新 耐 震 設 計 法 の 施 工 下 川 手 水 源 地 通 水 57 和 3 4 5 16 20 21 25 26 28 29 31 34 39 43 44 45 48 53 54 56 57 58 張 作 霖 爆 殺 事 件 世 界 恐 慌 ロ ン ド ン 軍 縮 会 議 太 終 日 朝 平 戦 本 鮮 洋 国 戦 戦 憲 争 争 法 勃 開 発 発 始 布 日 米 安 全 保 障 条 約 調 印 テ レ ビ 放 送 開 始 国 際 連 合 加 盟 伊 勢 湾 台 風 十 勝 沖 地 震 C D プ レ 自 衛 隊 設 立 東 名 高 速 道 路 開 通 大 阪 万 国 博 覧 会 オ イ ル シ ョ ッ ク 事業名 創設事業 認可年月 昭和41年12月 計画給水人口 10,000人 計画1日 最大給水量 計画1人1日 最大給水量 日 中 平 和 友 好 条 約 調 印 第 2 次 オ イ ル シ ョ ッ ク ス ペ ス シ ャ ト ル 打 ち 上 げ 日 本 海 中 部 ヤ 地 震 発 売 2,500m3/日 250 ・柳津町全域 ・9簡易水道廃止・ ・佐波水源地新設 ・原単位の増加 統合 ・柳津水源地新設 拡張区域 主な事業 2-2 ー 東 京 オ リ ン ピ ッ ク ー 町 32 ・原単位の増加 ー 津 520 590 ・南部8簡易水道廃 止・統合 460 水 道 法 公 布 昭 社会の主な出来事 柳 250 ・加納西、本荘 、長 森南、三里、島、 鏡島、厚見、市橋、 岩野田、常磐校区 の一部 ) 計画1日 最大給水量 計画1人1日 最大給水量 160,000人 192,000人 40,000m 3/日 48,000m 3/日 ( 岐 阜 市 事業名 第2章 水道事業のあゆみ 岐阜市新水道ビジョン 第7期 拡張事業 第7期拡張 1次変更事業 第8期 拡張事業 第8期拡張 1次変更事業 第9期 拡張事業 第9期拡張 (届出) 第9期拡張 1次変更事業 第10期 拡張事業 昭和59年3月 昭和62年3月 平成5年8月 平成11年10月 平成17年3月 平成17年12月 平成18年3月 平成20年3月 平成27年2月 295,000人 386,000人 397,000人 400,400人 374,600人 388,770人 381,500人 356,100人 179,000m3/日 215,000m3/日 235,400m3/日 225,000m3/日 191,200m3/日 198,260m3/日 195,200m3/日 177,300m3/日 593 562 510 510 10 12 13 14 17 18 19 ア メ リ カ 同 時 多 発 テ ロ 事 件 愛 ・ 地 球 博 中 部 国 際 空 港 愛 開 知 港 万 博 イ ン ド ネ シ ア ・ ジ ャ ワ 島 中 部 地 震 能 登 半 島 地 震 九 州 ・ 沖 縄 サ ミ ッ ト サ ッ カ ワ ル ド カ ッ プ 日 韓 共 催 ) ペ 明 ル 石 海 日 峡 本 大 大 橋 使 開 公 通 邸 占 拠 事 件 ( 9 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 第1次変更事業 第2次変更事業 昭和50年3月 平成15年6月 12,000人 14,170人 3 6,000m /日 7,060m3/日 500 498 ・佐波水源1井増設 2-3 20 新 潟 県 中 越 沖 地 震 洞岩 爺手 湖・ サ宮 ミ城 ッ内 ト陸 地 震 26 策 定 23 23 リ ー 7 松 本 サ リ ン 事 件 22 H 22 ) 20 成 2 配 水 池 完 成 第 4 期 水 道 整 備 事 業 着 手 マ ン シ ョ ッ ク 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 鏡 岩 及 び 雄 総 水 源 地 紫 外 線 処 理 施 設 完 成 厚 生 労 働 省 新 水 道 ビ ジ ョ ン 公 表 上 下 水 道 事 業 中 期 経 営 黒 プ 野 ラ 黒 第 ン 野 1 H 第 加 1 27 配 圧 水 施 31 池 設 策 完 完 定 成 成 ) 18 平 21 策 定 上 下 水 道 事 業 中 期 経 営 雄プ 総ラ 第ン ~ 12 13 14 16 17 H 17 』 6 学 校 週 五 日 制 ス タ ト 岐 阜 市 ・ 柳 津 町 合 併 鏡 岩 配 水 池 完 成 ー 4 バ ブ ル 経 済 崩 壊 ベ ル リ ン の 壁 崩 壊 青 函 ト ン ネ ル 開 通 498 ・岩野田水源廃止 等 岐 阜 市 水 道 ビ ジ ョ ン 策 定 ー 3 国 鉄 民 営 化 512 ・鏡岩・雄総水源 地紫外線処理設 備(膜ろ過から の変更) ~ 9 62 63 元 ー 日 本 電 信 電 話 公 社 ・ 日 本 専 売 公 社 民 営 化 7 ー 日 航 機 墜 落 事 故 6 上 下 水 道 事 業 中 期 経 営 プ ラ ン ~ 60 4 ペ ッ ト 厚 ボ 生 ト 労 第 ル 働 3 水 省 期 水 水 長 道 道 良 ビ 整 川 ジ 備 の ョ 事 雫 ン 業 公 着 製 表 手 造 『 63 元 木 田 水 源 地 水 通 道 水 部 ホ 芥 見 ム 配 ペ 水 池 ジ 完 開 成 設 ー 市 政 百 周 年 第 2 期 水 道 整 備 事 業 着 手 水 道 施 設 耐 震 工 法 指 針 ・ 解 説 改 定 ー 市 橋 水 源 地 通 水 水 質 基 準 に 関 す る 省 令 の 改 正 水 質 検 査 の 自 主 検 査 体 制 の 確 立 、 水 道 整 備 事 業 着 手 ・七郷、合渡校区 ・北山、粟野地区 ・2簡易水道廃止・ ・柳津町水道事業 拡張 拡張 統合 の譲受 ・3簡易水道廃止・ ・3簡易水道廃止・ ・鏡岩・雄総水源 統合 統合 地膜ろ過設備 ( 556 ・32簡易水道廃 止・統合 ( 607 ・日置江校区 ・南部組合簡易水 道廃止・統合 25 26 第 5 期 水 道 整 備 事 業 着 手 27 28
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