練馬区共通基盤セキュリティクラウドサービス仕様

【資料1別紙5】
練馬区共通基盤セキュリティクラウドサービス仕様
1
練馬区共通基盤セキュリティクラウドサービス範囲
(1)セキュリティクラウドにおいて、提供する機能、サービスの範囲は、次のとお
りである。
ア
№
インターネットセキュリティ
サービス名
提供要件
1
ファイアウォール
不正な通信の検出および遮断。
2
アンチウィルス
ウェブサイトおよびダウンロードファイルにおい
て、悪意のあるソフトウェア(マルウェア)を検知
および除去。
3
IDS/IPS
シグネチャに基づいた侵入検知と遮断。
4
サンドボックス
シグネチャのない疑わしいファイルを検査。
5
ログ収集・検索機能
№1~6 およびメールに関するログ収集およびロ
グ確認による結果報告。
6
SIEM 機能
№1~4 に関するセキュリティアナリストによる
リアルタイムデータ解析。
イ
№
メールセキュリティ
サービス名
提供要件
1
アンチスパム
スパム(迷惑メール)の検出および配信停止。
2
アンチウィルス
悪意のあるソフトウェア(マルウェア)を検知およ
び除去。
3
サンドボックス
シグネチャのない疑わしいファイルを検査。
(2)機能内容
イ
ファイアウォール、振る舞い検知機器により、Web 閲覧に係る通信を監視・防
御する。
ウ
マルウェア対策(パターンマッチング等)を実施する。
エ
振る舞い検知機器により、インターネットとの通信に含まれるファイルについ
て、隔離した擬似環境で動作させ、新たなプログラムをダウンロードしようと
したり、一定間隔で通信が発生したり、サーバ内部を勝手にスキャンしたり、
レジストリを書き換えようと試みるなど、マルウェアのような異常な動作をす
るプログラムを、その進化に合わせ将来にわたって検知する。
1
【資料1別紙5】
オ
インターネットへの Web 閲覧通信について、アクセスログを残すともに、練馬
区共通基盤業者(以下、
「乙」という。)が提供するパターンファイルを用いた
パターンマッチングや、利用者(以下、
「甲」という。)が設定したルール等に
基づき、不正な URL への接続を拒絶する。
ク
Web コンテンツのキャッシュを行うことにより、高速なインターネットのアク
セスが行えるようにする。
ケ
システムによって隔離されたメールについて、管理画面よりリリースできる機
能を有する。
コ
特定のメールアドレス等について、ブラックリスト登録およびホワイトリスト
登録が管理画面より行える機能を有すること。
(3)保守運用内容
ア
情報漏えいなどのインシデント発生時には、インシデント対応に関する問合せ
に対応する。
イ
振る舞い検知機能により、インターネットとの通信に含まれるファイルについ
て未知の攻撃と分析・検知した場合は、速やかに報告する。
ウ
インシデント発生時等で緊急対応する必要があるものについては、速やかに防
御に必要な設定変更を実施する。
エ
表1 サービス提供範囲の№1~4 に係るログを収集し、当該ログを1年間以
上保存する。
オ
ファイアウォールの詳細なログやリアルタイムでのネットワークトラフィッ
クの一元的な収集・解析・管理等が可能である。
カ
ファイアウォールのログを分析し、インシデントを検出する。
キ
ユーザ、プロトコル、発信元、宛先などの様々な基準から収集したログを追跡
できるようにする。
ク
不正な通信の検知をアラートとして受けてから対応する際に、その通信の内容
を後から確認できるようにする。
ケ
セキュリティクラウドサービスに関する問い合わせについて、1週間以内に一
次回答を行う。なお、回答に時間を要する場合は、回答時期を明示する。また、
問い合わせへの回答は原則、書面またはメールにより行う。
(4)障害対応内容
ア
甲がセキュリティクラウドサービスの故障、停止、動作不安定等、異常を認識
した場合の緊急連絡先として、24 時間 365 日受付可能な窓口を用意する。
イ
障害連絡、緊急対応要請等における運用保守要員との連絡は、受付窓口連絡後
速やかに行う。
2
【資料1別紙5】
ウ
障害発生時は復旧に向けて迅速かつ的確に対応する。
エ
障害対応時は、障害の内容、影響範囲、原因、対応経過、再発防止策を復旧後
1週間以内に書面で報告する。
2
会議体
(1)セキュリティクラウドサービスの運用を含める会議体(以下、
「定例会」という。)
を開催し、運用課題に対する解決策を検討することで、安定的かつ効率的に運
用することを目的とする。
(2)定例会は原則毎月 1 回開催する。他の定例の会議体と併せて行うこともできる
こととする。
(3)セキュリティクラウドサービスの安定性を維持するための、障害に対する未然
防止策の提案を行う。
以上
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