GJP China News第2号, 2017年1月

GJP China News
第2号
2017 年 1 月
第2号ご挨拶
昨年を振り返ってみると、大勢の予想に反した結果が出た年でした。人々皆に成長を感じられない時間が長く続いているという実
感があるのだと思います。私どもは、今年からは、それを具現化する活動が実際に起こってくると考えてます。本ニュースレターで
取り上げる内容を通して、企業の皆様に一緒に考えて頂くきっかけをご提供できればと考えております。中国企業は、トップダウン
によるスピード経営でイノベーションを興し、市場に食い込み、存在感を増してきています。日本企業も、もっともっとこの中国で活
躍できるはずですし、私どもはその手助けをさせていただきたいと考えております。
KPMG 中国 GJP 中国総代表
高部 一郎
1. 中国 CEO 調査-チャンス到来(1)
KPMG は、2016 年も中国に本社を置く企業のトップを対象に、絶え間なく変化する中国のビジネス環境に関するアンケート調査を
行いました。結果として判明したのは、これらの中国企業の CEO たちが、短・中期的な中国の経済成長に対して圧倒的に自信を
持っているということです。これはグローバルでの CEO 調査結果と比較しても、はるかに楽観的な見通しとなっています。同時期
におけるそれぞれの業界と自社の成長見通しについてのアンケートへの回答でも、彼らの業績に対する自信がはっきりと反映され
ています。
こうした中国 CEO の楽観的観測は、中国企業の売上成長の大きな期待となって現れています。向こう 3 年間の成長率を 5%以
上と予想した中国企業 CEO は 46%に達しましたが、グローバル CEO 調査では 21%にとどまっています。
> 全文はこちら (日本語訳: みずほチャイナマンスリー2016 年 8 月号 P.16~18 に掲載)
> 全文はこちら (英語)
2. 仮想知的労働者(Digital Labor・RPA)が変える企業オペレーションとホワイトカラーのあり方
連日、人工知能(AI)や IoT(モノのインターネット)に関する記事や話題を新聞・雑誌及びカンファレンス等で目や耳にすることが多
くなり、SF 映画さながらの様相を呈しております。そのなかでも工場を初めとする製造現場においては、センサー技術や機械学習
等を活用したインダストリー4.0 の取組みが現実味を帯びています。
© 2017 KPMG, a Hong Kong partnership and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative (“KPMG International”), a
Swiss entity. © 2017 KPMG Advisory (China) Limited, a wholly foreign owned enterprise in China and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with
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事務処理を中心としたホワイトカラーの領域では、「人工知能の出現でホワイトカラーの業務がなくなる」とリアリティに欠けたホラー
ストーリーとして語られることが多く、まだ先の話と考えている方も多いと思います。欧米及び一部の先進的な取組みを実施してい
る企業においては、この認知技術を活用し、企業業務の生産性を飛躍的に高める取組みが既に始まっており、RPA(Robotic
Process Automation)と呼ばれています。RPA は人間の労働者の補完という意味で、仮想知的労働者(Digital Labor)とも言われ
ます。
> 全文はこちら
3. オートモーティブ・サーベイで見えてくる、自動車業界の未来
本サーベイは、世界の自動車業界の現状と将来の展望を分析することを目的に、KPMG が毎年行っているアンケート調査です。
2016 年の調査では、世界 38 ヵ国の主要自動車関連企業のエグゼクティブ 800 名と、全世界の消費者 2,123 名から回答をいた
だきました。
本サーベイのアンケートは、延べ 40 問以上の設問で、現状について聞いているもの、5 年後や 10 年後、15 年後について聞いて
いるものに分かれており、自動車業界の将来がどのように変化していくのかを、短期的および中長期的な視点で分析できるように
構成されています。そこで、15 年先の予測に関するアンケート結果を起点に、徐々に現在にさかのぼってみたときにどのようなこと
が読み取れるのか、という観点で分析を試みました。
> 全文はこちら
また、2017 年の本調査では、調査対象者数をこれまでより増やし、世界 42 カ国の主要自動車関連企業の幹部レベル 953 名を
対象にアンケートを行い、自動車関連業界の現状を調査しました。また、前回に引き続き、今回も世界の消費者 2,400 名以上への
アンケートも行いました。その結果、パワートレーン技術のシフトやマーケットをリードしている自動車メーカーの変化など、自動車
業界に訪れている大きな変化について、電気自動車や自動運転に関連した重要な業界動向が明らかとなりました。
> 全文はこちら
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