財政市民委員会

財政市民委員会
開 会 午後0時58分
次に、討論を行います。
――――――――――――――
討論はございませんか。
●村上ゆうこ委員長
ただいまから、財政市民
委員会を開会いたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
●村上ゆうこ委員長
報告事項は、特にございません。
なければ、討論を終了い
たします。
それでは、議事に入ります。
それでは、採決を行います。
最初に、議案第8号 平成28年度札幌市一般会
議案第8号中関係分及び第11号の2件を可決す
計補正予算(第2号)中関係分及び議案第11号
べきものと決定することにご異議ございません
平成28年度札幌市公債会計補正予算(第2号)を
か。
一括議題とし、理事者から補足説明を受けます。
●小角財政部長
私から、議案第8号 平成28
年度札幌市一般会計補正予算(第2号)のうち、
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
●村上ゆうこ委員長
件は、可決すべきものと決定いたしました。
財政局関係分についてご説明させていただきま
す。
異議なしと認め、議案2
次に、議案第13号 札幌市税条例の一部を改正
する条例案を議題とし、理事者から補足説明を受
この補正予算は、新たに国庫補助の見通しを得
けます。
たものや年度内に新たな予算措置の必要が生じた
●遠藤税政部長
経費等についてその予算を追加するとともに、長
税条例の一部を改正する条例案について、お手元
期間にわたる契約が必要となる事業や早期の契約
の資料の補足説明をさせていただきます。
私から、議案第13号 札幌市
が必要となる事業及び期間の変更が必要な事業に
このたびの改正は、地方税法等の一部改正及び
ついて債務負担行為を設定するものであります。
法人市民税の法人税割に係る超過課税の適用期間
このうち、本委員会に付託される財政局関係分
の延長に伴うものであります。
につきましては、歳入歳出予算のうち歳入につい
その主な内容ですが、まず、個人市民税につき
てですが、補正に必要な財源のうち、特定財源22
ましては、日本と台湾との間で租税条約に相当す
億4,731万6,000円を除く一般財源として、平成27
る枠組みを構築することを目的とした日台民間租
年度からの繰越金5億5,068万4,000円を追加する
税取り決めの内容を実施するため、日本国居住者
ものでございます。
が台湾に所在する法人などから支払いを受ける特
続きまして、議案第11号 平成28年度札幌市公
例適用利子等及び特例適用配当等について、課税
債会計補正予算(第2号)についてご説明させて
の特例を導入するための規定整備を行うものでご
いただきます。
ざいます。
このたびの公債会計の補正予算につきまして
次に、軽自動車税につきましては、燃費性能等
は、一般会計の補正に伴う市債の整理を行うもの
のすぐれた三輪以上の軽自動車のうち、平成27年
であります。
度に取得した新車について税率を適用する、いわ
●村上ゆうこ委員長
それでは、質疑を行いま
す。
ゆるグリーン化特例の適用期限を1年延長し、平
成28年度に取得した新車についても税率を軽減す
質疑はございませんか。
るものでございます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
●村上ゆうこ委員長
たします。
次に、法人市民税につきましては、本市の厳し
なければ、質疑を終了い
い財政状況を踏まえて、地下鉄建設事業及び下水
道建設事業に係る元利償還金に充当する財源を確
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財政市民委員会
保するため、現行の法人税割の超過課税をさらに
50.5%を法人市民税の超過課税により賄っている
5年間延長しようとするものであります。
ところであります。
これらの改正による市税収入への影響額につき
次に、今後5年間の充当事業の規模につきまし
ましては、軽自動車税のグリーン化特例の延長に
ては、平成29年度から平成33年度までの5年間の
より約1億800万円の減収、法人市民税の法人税
累計で、地下鉄建設事業が140億8,200万円、下水
割の超過課税の継続により、平成29年度に約31億
道建設事業が616億5,900万円で、合わせて757億
3,000万円、5年度間の累計で約158億5,000万円
4,100万円であります。これから地方交付税の基
の増収が見込まれますが、個人市民税につきまし
準財政需要額に算入されることが見込まれる562
ては、対象納税者が不明であるなどの理由によ
億2,500万円を差し引きますと、充当所要額は195
り、増減収額は不明でございます。
億1,600万円であります。この間の超過課税によ
●村上ゆうこ委員長
り得られる見込み額につきましては158億5,000万
それでは、質疑を行いま
す。
●中村たけし委員
円であり、81.2%を法人市民税の超過課税により
私からは、法人市民税の超
過課税の延長についてお伺いします。
賄いたいと考えております。
●中村たけし委員
これから、地下鉄と下水道
法人市民税の平成27年度の決算額は約295億円
の元利償還金で195億円が必要なうち、超過課税
で、市税全体の10.3%ということで、固定資産
額分で158億円を充当する、81.2%をこれで払っ
税、個人市民税とともに本市の財政を支える基幹
ていくという説明があったわけですが、地下鉄と
的な税目になっているわけでございます。
下水道建設事業については、言うまでもなく、本
それで、法人市民税の法人税割の超過課税につ
市の重要な都市インフラでありまして、償還金の
いて、先ほどの説明では、地下鉄建設事業と下水
貴重な財源になっていくということであります。
道建設事業に係る元利償還金に充てていく財源と
次に、超過課税の対象となった法人について質
いうことであります。そして、昭和52年度から標
問させていただきます。
準税率を超えて課税しております。
平成27年度決算において法人市民税の対象と
そこで、質問ですが、直近5年間と今後5年間
の充当事業の規模と充当率、超過課税によって得
なった申告法人のうち、超過課税の対象となった
法人数についてお伺いします。
られた増収額についてお伺いします。
●遠藤税政部長
あわせて、本店所在地を本市内の法人と本市外
まず、直近5年間の充当事業
の法人に分けて超過課税の対象となった法人数、
の規模は、平成28年度の予算を含め、平成24年度
そして、超過課税による1社当たりの負担増加額
から平成28年度までの5年間の累計で、地下鉄建
についてお伺いします。
設事業については、一般会計出資債の元利償還金
●遠藤税政部長
などが195億4,400万円、下水道建設事業について
る法人市民税の対象となった申告法人数は5万
は、雨水事業に係る企業債の元利償還金などが
2,563社であり、このうち、超過課税の対象と
746億4,400万円で、合わせて941億8,800万円であ
なった法人は13.1%に当たる6,897社でありま
ります。これから地方交付税の基準財政需要額に
す。この6,897社のうち、本店所在別に分ける
算入された652億5,100万円を差し引くと、充当所
と、本市に本店を置く法人は20.3%の1,399社
要額は289億3,700万円であります。この間の超過
で、本市以外に本店を置く法人は79.7%の5,498
課税によって得られた額につきましては、平成28
社であります。
年度の予算分を含め、146億400万円であり、
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まず、平成27年度決算におけ
次に、超過課税による負担増加額につきまして
財政市民委員会
は、平成27年度決算の合計額が約32億3,000万円
ているところでございます。
であり、このうち、本市に本店を置く法人が
今般、景気動向といたしましては、平成28年8
33.1%の10億7,000万円、本市以外に本店を置く
月発表の内閣府の月例経済報告によりますと、全
法人は66.9%の21億6,000万円であります。ま
国的には、このところ弱さも見られるが、緩やか
た、1社当たりの負担増加額につきましては、本
な回復基調が続いているとなっておりますが、先
市に本店を置く法人が76万2,000円、本市以外に
行きにつきましては、イギリスのEU離脱問題な
本店を置く法人が39万3,000円となるところで
ど海外経済の不確実性の高まりや、金融資本市場
す。
の変動の影響に留意する必要があるとしていると
●中村たけし委員
現在の札幌市の法人市民税
ころです。
の税率で、申告法人のうち、約13%が超過課税対
北海道の景気動向につきましては、直近の平成
象となっているわけですが、それを裏返せば87%
28年9月発表の地域経済動向によりますと、全体
の会社が9.7%の標準税率で法人税を納めている
として緩やかに持ち直しており、先行きについて
ということであります。
は、台風被害が管内経済に与える影響や国際経済
超過課税を適用された法人のうち、本市以外を
等を十分注視する必要があるとされております。
本店とする法人は約80%で、税額は約67%を占め
また、他の政令市等の状況ですが、現在、本市
ているということですが、札幌市に本店を持つ、
と同様に5年ごとに見直しをしている政令市は京
いわゆる札幌に根差して本市経済の牽引役を期待
都、大阪、北九州の3市があり、いずれも従前と
される1,399社の法人は、市外を本店とする法人
同様の超過税率11.9%で延長の改正が行われたと
の約2倍に当たる1社当たり76万2,000円を負担
ころであります。
しているということであります。これは、市内に
また、北海道につきましては、法人道民税の超
占める従業員数の割合で法人税を案分していると
過課税について、従前と同じ制限税率から0.2ポ
いうことでありまして、やはり、本市に本店を持
イント低い税率で、平成27年12月に5年間延長し
つ従業員の多い法人が多くの負担をしているのが
たところであります。
実情であります。
これら企業を取り巻く経済状況や他の政令市、
今回の法人市民税の超過課税の改正は、現行の
北海道の見直し状況を踏まえ、また、本市の財政
要件を5年間延長したいということであります。
状況から貴重な財源となっていることや、市内本
例えば、現行の要件を制限税率までというのは、
店法人に与える影響などを総合的に勘案し、現行
11.9%、0.2ポイント、制限税率の12.1%まで引
の要件による超過課税が適当なものと考え、提案
き上げると、増収額は2億9,000万円と見込まれ
に至ったところでございます。
ているようです。
●中村たけし委員
今ほど、部長から、月例経
そこで、質問ですが、制限税率まで上げない
済報告では先行きがなかなか見通せない景気状況
で、現行の超過税率で延長していく理由をお伺い
になっており、また、他都市の状況を踏まえる
します。
と、今後5年間、この税率を適用していきたいと
●遠藤税政部長
現行の超過税率を延長する理
由についてでございます。
いうことでございました。今、先が見通せない景
気状況になっているとは私も思っています。
本市の法人市民税にかかる超過課税は、5年ご
10月3日に日銀の札幌支店が公表した企業短期
とに、本市の財政状況、社会経済状況、企業経営
経済観測調査、日銀の短観ですが、全産業では、
に与える影響などを勘案しつつ、議会にお諮りし
6月の調査報告より1ポイント下がって、9月の
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財政市民委員会
調査ではプラス5ポイントとなっています。先ほ
こういうことも踏まえて、0.2ポイント上げた
どから申し上げているのは北海道分ですが、12月
ときには、今、子どもの貧困問題などが大きな社
までの予想では、全産業でマイナス1になって、
会問題になっていて、子どものためにはお金を
これからマイナス6ポイント下がっていくという
使ってもいいのではないかという意識が企業でも
厳しい状況になってくることが予想されていま
醸成されつつあると思いますので、こういった折
す。
には、子どもに特化したお金を使っていくことも
そして、設備投資は、北海道の全産業ですが、
考えてほしいということを要望して、私の質問を
2016年度の計画は昨年度より15.4%下がっている
終わります。
ということで、設備投資もなかなか厳しい状況に
●小形香織委員
なっております。個人消費がなかなかふえないと
ました。
市税条例のことで質疑があり
いうことは報道されているとおりで、個人、企業
私ども日本共産党は、ことし3月の予算特別委
ともに景気がよくなっている実感を持てず、先行
員会でも、平岡議員から、法人市民税の超過課税
きが見通せないというのが今のアベノミクスの結
額を、11.9%ではなくて、制限税率の12.1%にす
果だというふうに思います。
ることを求めてまいりました。そのとき、遠藤部
そういう状況で、これからも超過税率分をも
長は、先ほども同じ答弁されましたが、経済状況
らっていくことは大変だと思いますが、札幌市の
や他の政令指定都市の改定状況などを踏まえ、本
地下鉄事業、下水道事業にしっかりと財源を確保
市の貴重な財源となっていることなどを総合的に
していくということではやむを得ないというふう
勘案した結果として11.9%であるということを説
に思います。そして、0.2ポイント下げて税率を
明なさいました。
設定していますが、この後、0.2ポイント上げて
地方税法では9.7%から12.1%まで徴収できる
制限税率まで取っていくというのは、企業にして
となっており、12.1%というのは国が認める税率
みれば大変厳しい状況ですので、今後5年間、今
の範囲であります。貧困格差が拡大する中で、支
の税率を延長していくのは妥当だと考えておりま
払う能力、体力のあるところからしっかり税負担
す。
をしていただいて、福祉の充実に活用するなどし
しかしながら、秋元市長が提案しているアク
て、とりわけ低所得の方々に配慮するような再分
ションプラン2015の中にも書かれていますよう
配が求められていると私どもは考えております。
に、財政運営の取組というところがあります。自
税の累進性は、負担の公平性や富の再分配によ
立的な行財政運営を実現するため、市税等の自主
る貧富の差を緩和するなど極めて重要なことだと
財源中心の歳入構造とすることを目指すととも
考えておりますが、本市は累進課税の考え方につ
に、財産の戦略的な活用を進めますと書いていま
いてどう評価しているのか、伺います。
す。やはり、本市としての自主的な財源を確保し
あわせて、本定例会の初日に市長が提案説明の
ていくことが必要でありますので、今後、景気が
中で、本市の財政状況について、地方交付税への
よくなってきたという状況が見えてくれば、制限
依存度は依然として大きく、今後も予断を許さな
税率の12.1%までいただいていくことも考えなけ
い状況が続くことは疑いありませんと述べており
ればいけないと思っております。そういった折
ます。本市の財政状況は依然厳しいとおっしゃい
に、今の法人市民税はもちろん普通税でありま
ましたが、財政局としてはこの認識に立つのか、
す。しかしながら、下水道と地下鉄に特化して、
伺いたいと思います。
目的税的に使っているということがあります。
●遠藤税政部長
- 40 -
まず、累進課税に対する本市
財政市民委員会
の考え方についてでございます。
に引き上げていないことが鋭意努力していること
累進課税は、課税標準が大きくなるに従って高
とお考えなのかどうか、伺いたいと思います。
税率を適用するもので、我が国では所得税や相続
●遠藤税政部長
税などに採用されており、所得の再分配機能にす
てでございます。
ぐれている一方、経済の成長や効率性を阻害する
という指摘もあるところです。
市税増収に向けた努力につい
まず、法人市民税の超過課税につきましては、
本市の厳しい財政状況を踏まえ、地下鉄建設事業
各税目において、累進税率を採用するか、一定
と下水道建設事業に要する財源に充てるため、
の税率を課す比例税率を採用するかは、それぞれ
9.7%の標準税率から2.2ポイント高い税率で納税
の長所と短所を踏まえ、その税目の性質や対象に
者にご負担いただいているものであり、今後さら
応じて、税制全体の公平性、中立性などを考慮し
に5年間のご負担をお願いするものであります。
て制度設計がなされているものと認識しておりま
また、超過課税の税率をどのようにするかとい
す。
●小角財政部長
う判断につきましては、先ほどの答弁と同様の内
本市の財政状況に対する認識
について、私からお答えさせていただきます。
容になりますが、企業を取り巻く経済状況や他の
政令市、北海道の見直し状況、市内本店法人に与
提案説明で市長も触れましたとおり、本市の財
える影響などを踏まえ、現行の要件による超過課
政は、地方交付税に依存する割合が高く、国の動
税が適当なものと判断したところでございます。
向の影響を受けやすい構造にございます。また、
なお、市税増収策として課税客体の捕捉に努め
今後も、扶助費等の義務的経費の増加が見込まれ
るとともに、徴収に当たっては、景気動向や雇
ることなど財政状況の見通しは不透明であり、予
用・所得環境等の影響に左右される中、コンビニ
断を許さない状況が続くものと認識しておりま
納付の導入や納税お知らせセンターによる電話が
す。
け、さらにはインターネット公売等を積極的に活
●小形香織委員
本市の財政状況は、国からの
用した換価の促進など、これまでも地道に取り組
地方交付税による依存が依然大きいのだというこ
んできたところでございます。
とでした。そして、累進性には再分配機能がある
●小形香織委員
ともおっしゃいました。私も同じ認識に立ってお
が、12.1%に0.2ポイント引き上げた場合には、
りますが、そうであればこそ、11.9%を12.1%に
1年間で2億9,000万円です。それから、5年間
引き上げるべきではないかと思います。
延長されるという提案ですから、5年間で14億
先ほどやりとりがありました
先ほどのご説明では、11.9%にとどめている政
5,000万円が税収として入ってくる計算になるわ
令市のことだけを取り上げておりましたが、逆に
けです。しかも、どういう人、どういうところが
言いますと、横浜市や川崎市、神戸、広島、福岡
対象になるかというと、資本金1億円を超える法
など多くの政令指定都市で12.1%にしているわけ
人または法人税額年1,000万円を超える法人とい
です。道内を見ますと、市のレベルでいいます
うことです。黒字であることが条件ですから、資
と、11.9%なのは本市と帯広市だけです。ほかの
本金1億円以上のもうかっている企業ということ
市は12.1%にしているわけです。
です。そこを12.1%にした場合、6,897社が対象
市長は、本定例会の提出議案の説明の中で、収
となっていますので、単純に平均すれば、1社当
入においては常にその状況を把握し、増収に向け
たり約4万円の税負担増にすぎないことだと思い
て鋭意努力するということも述べられました。市
ます。
税の収入について、法人税率超過課税額を12.1%
- 41 -
一方、市民の暮らしは大変厳しいわけです。病
財政市民委員会
気などで退職を余儀なくされた人が月5,000円の
て、本当に総合的に勘案していると言えるのかと
国保の支払いに苦しむとか、年金が引き下がる中
いう点で私は大変疑問に思っております。
で介護保険制度が大きく改悪されて、1回1,000
本市の経済状況は緩やかな回復基調ですし、市
円程度の介護保険の利用料が大変で、サービスを
内景況感も上昇しています。この5年間で14億
切り詰めるという実態があり、必要とする福祉、
5,000万円が入ってくるということは、毎年2億
社会保障の利用料、保険料の支払いに困っている
9,000万円が入ってくるわけですから、安定的な
わけです。
税収がふえれば、継続的に福祉や社会保障への市
本市は、税や保険料などの支払いに対しては、
先ほども言っておられましたが、収納率の向上と
民負担の軽減策などをとることができるのではな
いかと考えております。
称して度重なる請求と、中には学資保険などを解
ですから、法人市民税の超過課税は、応能負担
約してでも支払いを迫る、まるで取り立てのよう
という原則に立って、12.1%に引き上げるべきだ
な督促を行っているという実態を何人もの市民か
ということを求めて、質問を終わりたいと思いま
ら聞いております。
す。
先ほどのご説明は、企業の側に立てばそういう
ご説明になるのでしょうが、市民の厳しい暮らし
●村上ゆうこ委員長
んか。
を見ていないのではないかというふうに思いま
(「なし」と呼ぶ者あり)
す。支払おうと思っても生活が苦しくて支払えな
●村上ゆうこ委員長
い所得の低い市民の暮らしはどれほど厳しいもの
たします。
とお考えなのか、認識を伺いたいと思います。
●遠藤税政部長
ほかに質疑はございませ
なければ、質疑を終了い
次に、討論を行います。
市税の納付相談における生活
困窮者の実態把握についてでございます。
●小形香織委員
私は、日本共産党を代表し
て、提案されている議案第13号 札幌市税条例の
生活困難者の実態につきましては、納付相談を
通じて、個々人の収入状況や財産状況、生活状況
一部を改正する条例案について反対の立場で、討
論を行います。
等の把握に努めており、納期内に市税を納めるこ
とができない方には、一定の要件を満たす場合に
今回、法人税割の超過課税率を5年間延長する
という条例の提案でございます。
分割納付を実施しております。
国は、地方税法で制減税率を12.1%まで可能と
また、担税力がありながら納付に応じない方に
しておりますが、資本金1億円以上ある市内
つきましては、他の納税者との公平を図るために
6,897社が対象となります。12.1%の税率の引き
滞納処分を行っておりますが、その一方で、無財
上げを行えば、5年間で14億5,000万円、1年当
産、生活困窮などより納付する資力を失っている
たり2億9,000万円が安定的な市税収入として
方につきましては、滞納処分の停止を行うなど、
入ってくることとなります。この14億5,000万円
法律に照らして適切な対応をしているところでご
を使って市民が求める福祉の向上などを支えてい
ざいます。
くべきであり、超過課税の税率を12.1%まで引き
●小形香織委員
納付の相談に丁寧に乗って対
上げない議案について、反対いたします。
応されているというご答弁だったかと思います。
●村上ゆうこ委員長
もちろん、丁寧に対応されていると私たちも思っ
んか。
ております。しかし、全体として見て、つまり、
本市の財政状況、税の負担能力という点から考え
ほかに討論はございませ
(「なし」と呼ぶ者あり)
●村上ゆうこ委員長
- 42 -
なければ、討論を終了い
財政市民委員会
たします。
た議案第14号 札幌市印鑑条例の一部を改正する
それでは、採決を行います。
条例案は、ことし12月中に住民票及び印鑑登録証
議案第13号を可決すべきものと決定することに
明書を市内のコンビニエンスストアのうち主要5
賛成の委員の挙手を求めます。
社約1,000店舗でマイナンバーカード、個人番号
(賛成者挙手)
●村上ゆうこ委員長
を使って発行するために札幌市の印鑑条例の一部
賛成多数であります。
を改正するということでございます。
よって、議案第13号は、可決すべきものと決定
いたしました。
そこで、4点質問しますが、一つ一つ質問させ
ていただきたいと思います。
ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩
いたします。
質問の1点目は、ほかの自治体の取り組みの状
況です。
――――――――――――――
札幌市を除くほかの政令指定都市や道内の市町
休 憩 午後1時32分
村におけるコンビニ交付の導入状況や今後の見通
再 開 午後1時33分
しはどのようになっているのか、まず、伺いたい
――――――――――――――
●村上ゆうこ委員長
と思います。
委員会を再開いたしま
す。
●槙地域振興部長
他都市におけるコンビニ交
付の導入状況であります。
次に、議案第14号 札幌市印鑑条例の一部を改
まず、政令指定都市におきましては、平成27年
正する条例案を議題とし、理事者から補足説明を
末までに3市で実施しておりましたが、平成28年
受けます。
1月にマイナンバーカードの交付が開始したこと
●槙地域振興部長
議案第14号は、札幌市印鑑
条例の一部を改正する条例案でございます。
に伴ってコンビニ交付を実施する市がふえ、現在
は12市で実施している状況となっております。さ
本市では、市民の利便性向上の観点から、住民
票及び印鑑登録証明書のコンビニ交付に向けた準
らに、平成28年度中には、札幌市を含めて15市で
実施する見込みとなっております。
備を進めているところでございます。
また、道内の状況ですが、現在、江別市と音更
このたびの条例改正は、現行の条例では、印鑑
町の2自治体のみでの実施となっておりますけれ
証明書の交付を受ける際に、印鑑登録証を提示す
ども、システム構築中または実施検討中の自治体
ることとされておりますが、コンビニ交付におき
があると聞いておりまして、今後、道内において
ましては、マイナンバーカードによって発行する
もコンビニ交付を導入する自治体がふえていくこ
旨を規定するものであります。
とが見込まれております。
なお、住民票のコンビニ交付につきましては、
●ふじわら広昭委員
20政令指定都市の中で、
住民基本台帳法等の規定により実施が可能である
15の政令市が今年度中にコンビニ交付に踏み切る
ため、本市における規定整備は不要となっており
ということでした。
ます。
質問の2点目は、請求者である市民の誤操作等
また、この条例改正の施行期日は、本年12月を
への対策についてです。
予定しているところでございます。
●村上ゆうこ委員長
コンビニ交付では、請求者である市民みずから
それでは、質疑を行いま
す。
●ふじわら広昭委員
が端末を操作して証明書を受け取ることになりま
す。特に、住民票については、使用目的などによ
今、補足説明がありまし
り、個人番号、マイナンバーや本籍、世帯主など
- 43 -
財政市民委員会
の情報が必要となる場合がありますが、請求者の
か、伺います。
誤操作などにより、本来は不要な個人情報が載っ
●槙地域振興部長
てしまうおそれがあります。
の交付状況についてです。
現在のマイナンバーカード
このようなことを防止するための方策や市民へ
9月30日時点における地方公共団体情報システ
の周知はどのように考えているのか、2点目に伺
ム機構、いわゆるJ-LISから送付を受けた枚
いたいと思います。
数は16万2,577枚となっております。これに対し
●槙地域振興部長
端末の誤操作を防止するた
めの対策などについてです。
て、15万6,226枚の交付通知書を発送し、実際に
交付を終えたカードの枚数は10万2,544枚となっ
コンビニに設置されている端末では、操作を進
ております。J-LISから送付を受けた枚数に
めていく中で、展開する画面ごとにわかりやすく
対する交付割合としては、63.1%となっておりま
案内が表示されることになっていることから、誤
す。
操作が起きにくい仕組みになっているものと認識
現在、システムトラブルはほぼ解消しておりま
しております。その一方で、住民票につきまして
して、今月中には交付通知書発送のおくれを取り
は、その使用目的により、本籍、世帯主など求め
戻せるものと見込んでおります。
られる情報が異なりますことから、選択すべき情
●ふじわら広昭委員
報についてあらかじめ把握する必要がありますの
す。
最後に、4点目の質問で
で、端末の操作方法などとともに、区役所の窓口
今、交付状況などについて回答がありました
でパンフレットを渡したり、市の公式ホームペー
が、マイナンバーカード交付の滞留分の解消につ
ジにより周知を行う予定としております。
いてです。
さらに、本市では、個人番号や住民票コードは
マイナンバーカードを交付する地方公共団体情
秘匿性の高い情報でありますことから、これらの
報システム機構、J-LISという団体がありま
情報が記載された住民票につきましては、コンビ
すが、そこから送付を受けた枚数が16万2,577枚
ニでは取得できない取り扱いとすることとしてお
で、実際に交付されたのは10万2,544枚ですの
ります。
で、その差約6万枚が未交付となっております。
●ふじわら広昭委員
市民へのパンフレットの
きょう、控室に行きましたら、広報さっぽろの
配布や、個人番号等が記載された住民票について
10月号が机に乗っておりました。その中で、全市
はコンビニエンスストアで取得できない対策を
共通版の最後のところに、マイナンバーカードの
とっているということでございます。
交付窓口を臨時延長すると記載されておりまし
そういう中で、3点目の質問は、個人番号の交
付状況です。
た。これを見ますと、今月12日から合計4日間、
マイナンバーカードの交付のために臨時に各区役
この間も、委員会の中で、その都度、いろいろ
な課題について報告を受けてやりとりをしてきた
所の窓口を夜間延長するという内容でございま
す。
わけですが、コンビニで証明書の交付を受けるた
この夜間延長により、マイナンバーカード交付
めにはマイナンバーカードが必要になります。マ
の滞留分はどの程度解消する見込みなのか、これ
イナンバーカードの交付に関しては、システム上
から取り組んでいかなければならないのでなかな
のトラブルによって交付が進んでいない状況に
か難しいところだと思いますが、どのような見通
あったと認識しておりますが、現在のマイナン
しなのか、この点について伺いたいと思います。
バーカードの交付状況はどのようになっているの
●槙地域振興部長
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夜間延長による滞留解消の
財政市民委員会
見込みについてでございます。
んか。
未交付のカードの中には、申請はしたけれど
(「なし」と呼ぶ者あり)
も、いざこの時期になると不要になったという方
●村上ゆうこ委員長
もいらっしゃいますことから、夜間延長によって
たします。
全ての滞留分が解消することにはならないのでは
なければ、質疑を終了い
次に、討論を行います。
ないかというふうに考えておりますが、夜間交付
●小形香織委員
を実施することにより、日中、区役所に来ること
て、ただいま議題となっております議案第14号
ができない方もマイナンバーカードを受け取るこ
札幌市印鑑条例の一部を改正する条例案に反対の
とができるようになり、滞留分の減少につながる
立場で、討論を行います。
ものと考えております。
私は、日本共産党を代表し
今回の条例改正案は、本市に住民登録があり、
また、交付通知書に記載された期限を過ぎたた
マイナンバーカードに搭載される電子証明書を保
めにとりにきていただけない方もいらっしゃると
有している市民がコンビニエンスストアで印鑑証
考えておりますが、札幌市といたしましては、交
明書を発行できるようにすることを目的としてい
付通知書の受け取り期限の翌年度末まではこの
ます。
カードを保管する取り扱いとしておりますことか
私ども日本共産党は、どのような対策をとろう
ら、今後、機会あるごとに、交付期限を過ぎても
とも個人情報の漏えいを防ぐ方法はなく、また、
受け取ることができるということを市民の皆様に
システム改修など、際限なく税金を投入すること
周知していきたいというふうに考えております。
となるマイナンバー制度に反対です。
今回の夜間交付でどの程度解消できるか、今す
今回の条例改正は、個人情報漏えいを引き起こ
ぐにはわからない状況ですが、いずれにしても、
す要因をふやし、その危険性が一層増すことか
今回の夜間延長の実施状況を検証して、滞留分の
ら、この議案に反対です。
解消に向けて今後さらなる対応が必要かどうかに
●村上ゆうこ委員長
ついても判断したいと考えております。
んか。
●ふじわら広昭委員
要望を申し上げて、質問
を終わりたいと思います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
●村上ゆうこ委員長
受け取りに来ていないカードについては、翌年
ほかに討論はございませ
なければ、討論を終了い
たします。
度末まで保管し、それに対してもいろいろな広報
それでは、採決を行います。
をしていくということですので、ぜひ取り組んで
議案第14号を可決すべきものと決定することに
いただきたいと思います。
賛成の委員の挙手を求めます。
部長からは、具体的な枚数の予測は難しいとい
うことでしたが、それは理解するところです。今
(賛成者挙手)
●村上ゆうこ委員長
回は4日間の夜間延長をするわけで、これは評価
したいと思います。
賛成多数であります。
よって、議案第14号は、可決すべきものと決定
いたしました。
マイナンバーカードを必要としている市民が少
最後に、議案第29号 町の区域を変更する件を
しでも早く交付が受けられるよう、状況の検証を
議題とし、理事者から補足説明を受けます。
速やかに行い、さらなる対応、対策を行うよう求
●槙地域振興部長
めて、質問を終わります。
変更する件でございます。
●村上ゆうこ委員長
ほかに質疑はございませ
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議案第29号は、町の区域を
これは、宅地造成に伴う住居表示を実施する
財政市民委員会
際、新たに整備される道路に沿って町の区域を変
更するものでございます。
●村上ゆうこ委員長
それでは、質疑を行いま
す。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
●村上ゆうこ委員長
なければ、質疑を終了い
たします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
●村上ゆうこ委員長
なければ、討論を終了い
たします。
それでは、採決を行います。
議案第29号を可決すべきものと決定することに
ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
●村上ゆうこ委員長
異議なしと認め、議案第
29号は、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、委員会を閉会いたします。
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閉 会 午後1時47分
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