学 校 だ よ り

平成 29 年 1 月 10 日
日野南小学校ホームページ
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/hinominami/
夢や目標
1月号
横浜市立日野南小学校
次世代へ
校長 竹内 裕子
新年あけましておめでとうございます。今年のお正月は、穏やかな日々に恵まれ、新た
なスタートを切るにはふさわしい天候でした。皆様におかれましてはどのような新年を迎
えられたことでしょうか。子どもたちのなかには「今年こそは」と新しい年の夢を描いた
り目標を立てたりした子もいたと思います。雑誌や新聞等でも、各界で活躍している人が
子どものときに夢や目標をもっていて、それに向かって努力したということがよく紹介さ
れます。目的意識を高くもった子どもは確かな成長をします。学校ではどの学年も、学習
面だけではなく生活面にも目を向け目標を立てていくようにしています。
さて、暮れからお正月にかけては、大掃除(すす払い)、年越しそば、除夜の鐘、おせ
ち料理、鏡餅、書き初め、お年玉、初詣、年賀状など、我が国伝統の行事や出来事がたく
さんあります。これらの行事は、必ずやらなければならないということはありませんし地
方によって異なるところもあります。ですが、それぞれの行事には意味があり、思いが込
められているように思います。例えば暮れの大掃除には一年分の汚れを落とし、門松やし
め飾りを飾り、年神様を迎える準備をします。大みそかにはそばのように細長く長寿であ
るように、また一年の苦労や災いを断ち切るという意味から年越しそばを食べるのです。
そして大みそかの内に神様に供えるためにおせち料理を作り、年が明けたらそれをいただ
きます。おせち料理に使われている食材には一つ一つ意味と願いが込められていて、それ
を食べると願いが叶うと言われています。
近年、これらの行事がすたれていく傾向にあり、昔ながらのお正月らしさが失われつつ
あることを寂しく感じています。子どもの頃にわくわくしながらお正月を迎えたことを懐
かしく思い出します。行事を行うかどうかは各家庭や個人に委ねられていることであり、
時代とともに変化するのは当然だと思いますが、正月行事に限らず昔から伝わる季節ごと
の行事を大切にし、次の世代に伝えることは大人である私たちの仕事でもあると思います。
今月は1、2年生が硬筆、3~6年生が毛筆で書き初めを行い、給食では、お正月にち
なんだ行事食として白玉ぞう煮やなますが登場します。また、低学年はこまや羽根つきな
どをして昔遊びを楽しみます。
例年より長かった冬休みが終わり、本日より授業が始まりました。3月末までとても短
いのですが、濃い内容のある時期です。1年から5年生は進級への準備期間、6年生は最
後の小学校生活を存分に味わいながら、中学校への進学に向けて集大成をする時期であり
ます。今年も、職員一同新たな気持ちで、一人一人をよく見つめ、学校教育目標「大空の
心をもち、自分をつくる日野南っ子」の実現のために、充実した教育の確立・創造に向け
た年にしていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。