(NO.28)地域別目標協働達成協議会から自校の

平成28年度
佐伯教育事務所通信
NO.28
発行者
清 松
今朝見
編集者
姫 野
賢
一
平成29年1月10日
昨年11月29日(火)に地域別目標協働達成協議会を開催しました。
10月に行った玖珠町のコミュニティ・スク-ル(CS)先進地校視察の還流報告をもとに、各校の
学校・家庭・地域の協働の取組を更に進めていくことが目的でした。各校は、本協議会での協議内容や
2学期末の学校評価等を通して「目標協働達成」の取組をどう総括し、改善されたでしょうか。
還流報告を受けての協議は、下記の視点で行いました。
○「これまで当たり前にしてきた教育活動の確認と整理・見直し」
・次年度の学校経営案は、年度末の学校運営協議会で仮承認し、新年度は微調整のみ行っているか。
・学校評価の4点セットに、家庭・地域の協働で「だれが」(組織)「何を」するかを明記しているか。
・年間の教育活動等を見直し、「どんな時期・期間」で協働した取組を行うかを整理しているか。
○「家庭・地域は学校の応援団」
・学校運営協議会の熟議に生かすため、家庭・地域代表者で組織する目標協働達成協議会をつくって
いるか。
・運営委員は、目標協働達成協議会で家庭や地域代表者の意見を十分聴取しているか。
・学校支援のため、教育課程と結びつけた地域人材の活用に取り組んでいるか。
○「取組に先駆けて、外部環境と内部環境を分析」
・CS導入に当たり、外部環境(学校外)と内部環境(子ども・保護者・教職員)の強みや弱みを分析
しているか。
・校内では教職員の意識改革を行い、校外では地域の参画体制を整えているか。
・子どもの変容は、家庭・地域の変容、町全体のよりよい変容につながっているか。
参加者の意見は、「既存の取組を充実させることが大切」「PTAの活性化が必要」「教職員の意識改
革には、校内のリ-ダ-シップが必要」等、前向きなものばかりでした。
これらの意見を、各校の取組に生かすためには、現在策定されている「目標協働達成の4点セット」
の取組から実効性を検証していくことが大切になります。特に、家庭・地域が主体となった取り組みが
児童生徒の変容にどのような効果があったのかを検証していくことが重要です。また、取組を行う上で、
家庭・地域の意見を十分聴取する場の設定・工夫
等、児童生徒にとって有益となる取組の創意工夫も
求められます。
現在、家庭・地域の取組については、学校が主導
して行っているところが多いようですが、少しずつ
それぞれの主体的な取組として学校参画を進めてい
くことで、児童生徒のよりよい成長につながること
を願っています。
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