高知県中山間地域所得向上支援事業費補助金交付要綱(本文・別表)

高知県中山間地域所得向上支援事業費補助金交付要綱
(趣旨)
第1条
この要綱は、高知県補助金等交付規則(昭和 43 年高知県規則第7号。以下「規則」という。
)第
24 条の規定に基づき、高知県中山間地域所得向上支援事業費補助金(以下「補助金」という。
)の交付
に関し必要な事項を定めるものとする。
(補助の目的)
第2条
県は、収益性の高い農作物等の生産・販売等の取組を総合的に支援し、意欲ある中山間地域の農
業者等の所得向上を推進するために、中山間地域所得向上支援対策実施要綱(平成 28 年 10 月 11 日付
け 28 農振第 1336 号農林水産事務次官依命通知。
)及び中山間地域所得向上支援対策実施要領(平成 28
年 10 月 11 日付け 28 生産第 1140 号農林水産省生産局長通知及び平成 28 年 10 月 11 日付け 28 農振第 1337
号農林水産省農村振興局長通知。以下「実施要領」という。)に基づき、別表第1に掲げる補助事業者
(以下「補助事業者」という。)が事業を実施するために必要な経費について、予算の範囲内で補助金
を交付する。
(補助の対象経費及び補助率)
第3条
前条に規定する補助対象事業(以下「補助事業」という。)は、実施要領第3の1に定める下記
に掲げる事業とし、補助事業者、補助対象経費及び補助率は、別表第1に掲げるところによるものとす
る。
(1)所得向上計画策定
(2)基盤整備
(3)施設整備等
(補助金の交付の申請)
第4条
補助事業者は、補助金の交付を受けようとするときは、別表第2に掲げる補助金交付申請書を知
事に提出しなければならない。
2
補助事業者は、前項の補助金交付申請書を提出するに当たって、当該補助金に係る消費税仕入控除税
額等(補助対象経費に含まれる消費税及び地方消費税相当額のうち、消費税法(昭和 63 年法律第 108
号)に規定する仕入れに係る消費税額として控除することができる部分の金額及び当該金額に地方税法
(昭和 25 年法律第 226 号)に規定する地方消費税の税率を乗じて得た金額を合計した金額に補助率を
乗じて得た金額をいう。以下同じ。
)がある場合は、これを減額して申請しなければならない。ただし、
申請時において当該補助金に係る消費税仕入控除税額等が明らかでない場合は、この限りでない。
3
第 1 項の補助金交付申請書の提出期限は、知事が毎年度別に定める。
4
補助事業者は、工程等の都合により補助金の交付の決定前に工事に着手しようとする場合は、事前に
別表第2に掲げる指令前着手届を第1項の補助金交付申請書とともに知事に提出しなければならない。
(補助金の交付の決定)
第5条
知事は、前条第1項の規定による申請が適当であると認めたときは、補助金の交付の決定をし、
当該補助事業者に通知するものとする。ただし、当該補助事業者が別表第3に掲げるいずれかに該当す
ると認めるときを除く。
(補助金の交付の決定の取消し)
第6条
知事は、補助事業者又は間接補助事業者が別表第3に掲げるいずれかに該当すると認めたときは、
補助金の交付の決定の全部又は一部を取り消すことができる。
(補助金の交付の決定の変更の申請)
第7条
補助事業者は、次の各号のいずれかに該当する変更を行おうとする場合は、別表第2に掲げる補
助金変更承認申請書を知事に提出し、その承認を受けなければならない。ただし、別表第1の区分の欄
に掲げる1から3までの事業に係る経費の相互間における経費の流用をしてはならない。
(1)補助事業の中止又は廃止
(2)補助金額の変更
(3)別表第1の軽微な変更以外の変更
2
知事は、前項の補助金変更承認申請書の提出があった場合は、その内容を審査し、補助金を変更交
付することが適当であると認めたときは、変更交付を決定し、当該補助事業者に通知するものとする。
(補助事業の実施設計及び変更設計の審査)
第8条
補助事業者は、第3条第2号の事業を実施するときは、補助事業の実施設計及び変更設計につい
て、当該設計書に別表第2に掲げる実施設計審査表を添えて知事に提出し、審査を受けなければなら
ない。
(事業遂行状況の報告)
第9条
補助事業者は、規則第 10 条第1項の規定による状況報告は、別表第2に掲げる事業遂行状況報
告書によるものとし、補助金の交付の決定に係る年度の各四半期(交付決定のあった日の属する四半
期及び第4・四半期を除く。)の末日現在における状況報告書を、当該四半期の最終月の翌月 15 日ま
でに知事に提出しなければならない。
(実績報告等)
第 10 条
補助事業者は、補助事業が完了した日から起算して 30 日を経過した日又は当該年度の3月 31
日のいずれか早い期日までに、別表第2に掲げる実績報告書を知事に提出しなければならない。ただし、
これにより難い場合は、翌会計年度の4月 15 日までに提出するものとする。
2
第4条第2項ただし書の規定により補助金の交付の申請をした補助事業者は、前項の実績報告を提出
するに当たって、当該補助金に係る消費税仕入控除税額等が明らかになった場合は、これを補助金額か
ら減額して報告しなければならない。
3
第4条第2項ただし書の規定により補助金の交付の申請をした補助事業者は、第1項の実績報告を提
出した後において、消費税の申告により当該補助金に係る消費税仕入控除税額等が確定した場合は、
その金額を別表第2に掲げる消費税仕入控除税額等報告書により速やかに知事に報告するとともに、
知事の返還命令を受けて、これを返還しなければならない。
(年度終了実績報告)
第 11 条 第3条第2号の事業を実施するときは、規則第 11 条第1項後段の規定による会計年度終了時に
おける実績の報告は、別表第2に掲げる年度終了実績報告書を、当該会計年度の翌年度の4月 15 日ま
でに知事に提出しなければならない。
(概算払の請求)
第 12 条 補助事業者は、概算払を受けようとするときは、別表第2に掲げる概算払請求書を知事に提出
しなければならない。この場合において、概算払の実施基準は、次に定めるとおりとする。
(1)概算払は、補助事業の補助金決定額に当該事業の進捗率を乗じた額の範囲内(第3条第2号の事業
を実施するときは、補助金交付決定額の 90 パーセントを限度とする。
)において行うことができるこ
と。
(2)補助事業の着手時における概算払は、当該補助事業に要する経費のうち補助金の交付の決定額に 40
パーセントを乗じた範囲内とすること。この場合において、この後に追加して概算払を受けようとす
る場合は、補助事業者の負担額から既に概算払を受けた額を差し引いた額の範囲内で支払うものとす
る。
(3)年度末の概算払について知事が必要と認める場合は、第1号の規定にかかわらず、年度内の遂行状
況予定額を概算払することができること。この場合は、別表第2に掲げる遂行状況報告書及び概算払
請求書を知事に提出しなければならない。
(4)第3条第2号の事業を実施するときは、支払を受けようとする日の属する月の前月の 15 日までに
別表第2に掲げる概算請求予定表を提出しなければならないこと。
(5)概算払の額の算定方法については、知事が別に定めること。
(6)請求に当たっては、的確に出来高を把握し、所要額を請求しなければならないこと。
(繰越しの承認申請)
第 13 条
補助事業者は、補助金の交付の決定のあった年度内に事業を完了しなければならない。ただし、
繰越しの承認を受けた場合は、この限りでない。
2
補助事業者は、前項ただし書の規定による繰越しの承認を申請するときは、別表第2に掲げる補助金
繰越承認申請書を知事に提出しなければならない。
(財産の管理等)
第 14 条
補助事業者は、交付対象経費により取得し、又は効用の増加した財産(以下「取得財産等」とい
う。
)については、補助事業の完了後においても、善良な管理者の注意をもって管理し、補助金交付の
目的に従って、その効率的運用を図らなければならない。
2
取得財産等を処分することにより、収入があり、又はあると見込まれるときは、その収入の全部又は一
部を県に納付させることがある。
(財産の処分の制限)
第 15 条
取得財産等のうち補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律施行令(昭和 30 年政令第 255
号)第 13 条第4号の規定により、大臣が定める機械及び重要な器具は1件当たりの取得価格又は効用
の増加価格が 50 万円以上の機械及び器具とする。
2
補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和 30 年法律第 179 号)第 22 条に定める財産の処
分を制限する期間は、農林畜水産業関係補助金等交付規則(昭和 31 年農林省令第 18 号)第5条により
定める処分制限期間(以下「処分制限期間」という。)とする。
3
補助事業者は、処分制限期間中において、処分を制限された取得財産等を処分しようとするときは、あ
らかじめ知事の承認を受けなければならない。
4
前項の承認は、前条第2項の規定を準用する。
(補助の条件)
第 16 条
補助事業者は、補助事業が予定の期間内に完了しない場合においては、速やかに知事に報告し、
その指示を受けなければならない。ただし、第3条第3号の事業を実施するときは、別表第2に掲げる工
期延期承認申請書を知事に提出することとする。
2
補助事業者は、補助事業についての帳簿を備え、他の経理と区分して補助事業の収入及び支出を記載し、
補助金の使途を明らかにしておかなければならない。
3
補助事業者は、補助事業に関する書類を当該補助事業の完了の翌年度から起算して5年間保管しなけれ
ばならない。
4
補助事業者は、財産取得等について、当該取得財産等の処分制限期間中、第2項及び第3項に規定する
帳簿等に加え、別表第2に掲げる財産管理台帳その他関係書類を整備保管しなければならない。
5
知事は、必要があると認めるときは、補助事業者に対し、補助事業の実施状況、補助金の使途その他必
要な事項について報告を求め、又は実地に調査することができるものとする。
6
補助事業者は、補助事業の実施に当たっては、別表第3に掲げるいずれかに該当すると認められるもの
を契約の相手方としないこと等暴力団等の排除に係る県の取扱いに準じて行わなければならない。
7
市町村(一部事務組合及び広域連合を含む。
)以外の補助事業者は、補助事業を遂行するため、売買、
請負その他の契約をする場合は、一般の競争に付さなければならない。ただし、補助事業の運営上、一般
の競争に付することが困難又は不適当である場合は、指名競争に付し、又は随意契約をすることができる。
8
市町村(一部事務組合及び広域連合を含む。
)以外の補助事業者は、前項の規定により契約をしようと
する場合は、当該契約に係る一般の競争、指名競争又は随意契約(以下「競争入札等」という。)に参加
しようとする者に対し、別表第2に掲げる指名停止等に関する申立書の提出を求め、当該申立書の提出の
ない者については、競争入札等に参加させてはならない。
(書類の経由)
第 17 条
補助事業者は、第3条第2号の事業を実施するときは、知事に提出する書類は、全て所管の農業
振興センター所長を経由しなければならない。
(グリーン購入)
第 18 条
補助事業者は、補助金に係る事業の実施において物品等を調達する場合は、県が定める「高知県
グリーン購入基本方針」に基づき環境物品等の調達に努めるものとする。
(情報の開示)
第 19 条
補助事業又は補助事業者に関して、高知県情報公開条例(平成2年高知県条例第1号)に基づく
開示請求があった場合は、同条例第6条第1項の規定による非開示項目以外の項目は、原則として開示を
行うものとする。
(附則)
この要綱は、平成 29 年1月5日から施行する。
別表第1(第2条、第3条、第7条関係)
区分
1所得向上
補助事業者
市町村
計画策定
補助対象経費
(1)事業費
補助率
定額
次に掲げる変更
実施要領第3の1の
1 地区当たり 500 万円以
以外の変更
(1)に掲げる事業の
内
1事業実施主体
実施に要する経費
2基盤整備
市町村又は
土地改良区
軽微な変更
(1)事業費
の変更
ア
定額
次に掲げる変更
実施要領第3の1の
実施要領別紙2の第
以外の変更
(2)に基づいて行う
7の1に定める額
1事業実施主体
事業に係る事業の実
施に要する経費
の変更
イ
定率
補助対象事業費の 10
分の 6.5 以内
3施設整備
等
市町村
(1)事業費
ア
実施要領別紙3-
次に掲げる変更
1に係る事業
以外の変更
(ただし、
実施要領第3の1の
実施要領別
(3)に基づいて行う
別表の1に定める率
紙3-2に
事業に係る事業の実
(2分の1以内、10 分
係る事業に
施に要する経費
の 4.5 以内、10 分の
ついては、
5.5 以内)
地域協議会
等を含む。)
1事業実施主体
の変更
2事業の新設又
は廃止
3(1)と(2)
イ
実施要領別紙3-
の経費の相互
2に係る事業
間におけるそ
第4に定める額及び
れぞれの経費
率
の増減
(定額、10 分の 5.5 以
内)
ウ
実施要領別紙3-
3に係る事業
第7に定める額及び
率
(定額、10 分の 5.5 以
内)
(2)附帯事務費
ア
(1)の事業のうち実
実施要領別紙3-
1に係る事業
施要領別紙3-1及
第 11 の1の(4)に
び3-2に係る事務
定める額
費であって、市町村等
(総事業費の 100 分の
が事業の実施及び指
1の額の2分の1以
導監督等を行うもの
内)
に要する経費
イ
実施要領別紙3-
2に係る事業
第 13 の1の(2)に
定める率
(総事業費の 100 分の
1の額の2分の1以
内)
別表第2
区
提
出
書 類
1
所得向上計画策
2
基盤整備
定
3
分
施設整備等
実施要領別紙3-1
実施要領別紙3-2
実施要領別紙3-3
に係る事業
に係る事業
に係る事業
別記第1-3号様式
別記第1-1号様式
補助金交付申請書
別記第1-1号様式
別記第1-2号様式
別記第1-1号様式
(第4条関係)
別紙1-1
別紙1-2、別紙2
別紙3、別紙3-1
交付決定前(指令前)着手届
別記第2-1号様式
別記第2-2号様式
別記第2-1号様式
別記第2-3号様式
別記第2-1号様式
補助金変更等承認申請書
別記第3-1号様式
別記第3-2号様式
別記第3-1号様式
別記第3-3号様式
別記第3-1号様式
(第7条関係)
別紙1-1
別紙1-2、別紙2
別紙3、別紙3-1
備
考
別紙3、別紙3-2
(第4条関係)
実施設計審査表
(第8条関係)
事業遂行状況報告書
―
別記第5-1号様式
(第9条関係)
別記第4号様式
別記第5-2号様式
別紙3、別紙3-2
―
―
―
別記第5-1号様式
別記第5-3号様式
別記第5-1号様式
別記第6-1号様式
別記第6-3号様式
別記第6-1号様式
財産管理台帳
(第 16 条関係)
別紙4
実績報告書
別記第6-1号様式
別記第6-2号様式
(第 10 条関係)
別紙1-1
別紙1-2、別紙5、 別紙3、別紙3-1、 別紙7-3
別紙3、別紙3-2
別紙6、別紙7-2、 別紙7-1、別紙 12、
別紙7-1、別紙 12、 別紙7-1、別
別紙8、別紙9、別紙
別紙 13
別紙 13
10、別紙 11
消費税仕入控除税額報告書
(第 10 条関係)
別記第7-1号様式
別記第7-2号様式
紙7-2、別紙
7-3
別記第7-1号様式
別記第7-3号様式
別記第7-1号様式
年度終了実績報告書
(第 11 条関係)
概算払請求書
―
別記第9-1号様式
(第 12 条関係)
遂行状況報告書及び概算請求
(第 12 条関係)
別紙 14
別記第9-2号様式
―
―
―
別記第9-1号様式
別記第9-3号様式
別記第9-1号様式
別記第 10-1号様式
別記第9-3号様式
別記第 10-1号様式
―
―
―
別記第 12-2号様式
別記第 12-1号様式
別紙 15
別記第 10-1号様式
書(第 12 条関係)
概算請求予定表
別記第8号様式
別記第 10-2号様式
別紙 16
―
別記第 11 号様式
補助金繰越承認申請書
別記第 12-1号様式
別記第 12-1号様式
別記第 12-1号様式
(第 13 条関係)
別紙 17、別紙 18
別紙 17、別紙 18
別紙 17、別紙 18
工期延期承認申請書
(第 16 条関係)
契約に係る指名停止等に関す
―
―
―
別紙 17、別紙 18
別記第 13 号様式
―
別記第 14 号様式
別記第 14 号様式
別記第 14 号様式
別記第 14 号様式
別記第 14 号様式
高知県農業振興部
高知県農業振興部
高知県農業振興部
高知県産業振興推進
高知県農業振興部
地域農業推進課
農業基盤課
地域農業推進課
部
地域農業推進課
る申立書
(第 16 条関係)
上記書類の提出先
鳥獣対策課
別表第3(第5条、第6条、第 16 条関係)
1
暴力団(高知県暴力団排除条例(平成 22 年高知県条例第 36 号。以下「暴排条例」という。)第
2条第1号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は暴力団員等(同条第3号に規定する暴力団
員等をいう。以下同じ。
)であるとき。
2
暴排条例第 18 条又は第 19 条の規定に違反した事実があるとき。
3
その役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいい、相談役、顧問
その他いかなる名称を有する者であるかを問わず、法人に対し業務を執行する社員、取締役、執
行役又はこれらに準ずる者と同等以上の支配力を有するものと認められる者を含み、法人以外の
団体にあっては、代表者、理事その他これらと同等の責任を有する者をいう。以下同じ。
)が暴力
団員等であるとき。
4
暴力団員等がその事業活動を支配しているとき。
5
暴力団員等をその業務に従事させ、又はその業務の補助者として使用しているとき。
6
暴力団又は暴力団員等がその経営又は運営に実質的に関与しているとき。
7
いかなる名義をもってするかを問わず、暴力団又は暴力団員等に対して、金銭、物品その他財
産上の利益を与え、又は便宜を供与する等直接的又は積極的に暴力団の維持又は運営に協力し、
又は関与したとき。
8
業務に関し、暴力団又は暴力団員等が経営又は運営に実質的に関与していると認められる者で
あることを知りながら、これを利用したとき。
9
その役員が、自己、その属する法人その他の団体若しくは第三者の利益を図り、又は第三者に
損害を加えることを目的として、暴力団又は暴力団員等を利用したとき。
10
その役員が暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有しているとき。